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2016.01.30 (Sat)

私は管理人 6

シャッター音をBGMに二人だけの時間が流れてゆきました。
ソファに腰掛けて数枚撮り終えたときのことでした。
「か、管理人さん・・・あ、脚を開いてみましょうか」と
彼が開脚を要求してきました。
「脚を・・・ですか?」
少し抵抗がありましたが、カメラマンとしての彼を信頼していましたので、
わたしはゆっくりと脚を開きました。
「せ、接写しましょうか」
さきほどまで流暢に話しかけてくれた彼が言葉を噛みました。
それになんだかハア、ハア、と呼吸も荒く・・・
カメラを三脚から外して彼が近づいてきて初めてわたしは気づいたのです。
彼の股間が膨れていることに・・・
「よ、吉岡さん?」頬を紅潮させ鼻息の荒い彼を間近にして
カメラマンとしてではなく男として彼を意識できました。
「き、綺麗です」数枚シャッターを切ると、
手を伸ばしてきてわたしの太ももにタッチし始めました。
aibu_257_001.jpg

ポーズをつけていただけるのかと思いきや、
彼の指が私の大事なところに・・・
「ちょ、ちよっと、なにするんですか!」
思わず彼を非難する言葉を発してしまいました。
そのとたん、彼が豹変しました。
素早くわたしをソファに押し倒し、馬乗りになってきました。
彼は体格も華奢で芸術家風でしたが、
それでも男であることにかわりなく、馬乗りの彼を跳ね返すことができず、
ひっくり返された亀のように手足をバタバタさせるのが精一杯でした。

そんなわたしを見下ろしながら、
彼は余裕しゃくしゃくで上着を脱ぎ始めました。
「ここまできてなにもさせてくれないって訳ないですよね?」
嫌がるわたしの怒った顔を容赦なくフラッシュの明かりが打ち付けられました。
「やめてください、わたし、そんなつもりじゃ・・・」
彼の胸を必死で叩きました。
彼はもろともせずに、わたしのおっぱいを鷲掴みました。
それはそれは凄い力で
おっぱいが引きちぎられるのではないかという恐怖が芽生えました。
「乱暴にはしたくないんですが、あまり言うことを訊かないと首を絞めますよ」
彼の手がわたしの首に・・・
わたしは恐ろしくて彼の言いなりになるしかありませんでした。
わたしがあきらめて脱力するのを確めて彼は全裸になりました。
「強制じゃないですからね、管理人さんが自分の意思で裸になったんですからね」
くくくっと笑うと勝ち誇ったかのようにわたしの大事なところへ
カチカチになったモノを挿してきました。
「管理人さん、嫌だと言いながら、ずぶ濡れじゃないですか」
彼が動く度にグチュグチュといやらしい音が・・・
そうなんです、わたしは、写真を撮られているうちに感じていたんです。
シャッター音は最高の愛撫でした。
あのまま気持ちよく撮影会が終わっていれば、
わたしは自分の意思で彼に抱かれる事を選択したことでしょう。
あんなに素敵だと思った彼の笑みはさきほどとはうって変わって、
女を征服している狂喜の笑みに変わっていました。

「ほら、喘げよ。気持ちいいと腰を振ってみろよ!」
気持ちいいはずありませんでした。
彼への憎しみと、そんな彼を信頼し、
可愛いとさえ思った自分への情けなさで涙がこぼれ落ちました。
「お!泣き顔もいいねえ」
彼は再びカメラを手にすると凌辱しながら撮影を始めました。
ハメ撮りってやつを一度してみたかったんだよな、と
結合部さえカメラに収めはじめたのです。
「ほら、見てみなよ。あんたのアソコと俺のモノがガッチリハメあってるぜ」
そう言いながらメモリーされた確認画面をわたしに見せつけました。
わたしのアソコがしっかりと男のモノを受け入れている画像・・・
愛しあっている二人ならば、それを見てさらに興奮したでしょうが
無理矢理されているわたしにしてみれば、
その画像はグロテスク以外のなにものでもありませんでした。

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08:49  |  私は管理人  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

2016.01.31 (Sun)

私は管理人 7

彼との性交は、あの日一日ではありませんでした。
彼の仕事がなくて暇になると部屋へ呼び出されました。
断ることなどできるはずもありません。
なぜなら、わたしのハメ撮りのデータが彼の手中にあったのですから。
ハメ撮りはあの日以来されなくなりましたが、
わたしは彼の専属ソープ嬢のようにバスルームで体を洗わされ、
ベッドルームではやりたい放題抱かれました。

わたしは男のオモチャでした。
お口に射精したモノも飲めと言われれば飲みました。
アナルも経験させられました。
中に出されることも度々だったので、
わたしはピルを常用せざるを得ませんでした。
ご近所の産婦人科だとあらぬ噂が立っても困るので、
わざわざ遠い街の産婦人科に行きました。

やがて、男はついにお金の無心を言い出しました。
そんなお金などないと断ると、
わたしの裸の写真が収められたSDカードをちらつかせ
「このデータをプリントアウトしてご近所にバラまこうか?
ヤりマン管理人だとみんなから指をさされるだろうな」と脅すのです。
夫にも打ち明けることができず、
いっそのこと、わたしは男をナイフで刺し、自分も死のうと思いました。

images (29)

そんなわたしを救ってくれたのがその日にかかってきた1本の電話でした。


翌日、お金の用意はできたのかと催促する男を自室へ呼び出しました。
「あんまり待たせると、どんどん金額が釣りあがっちまうぜ」
男は横柄な態度でソファにふんぞりがえりながら催促し始めました。
「やっぱりお金などありません!」震える声でそう言うのがやっとでした。

ふざけるんじゃねえ!!
男はSDカードをポケットから取り出すと、わたしに見せました。
これがある限り、お前は俺の奴隷なのだと迫りました。

「そのカードも渡していただきます!」
今日こそは決着をつけねばと、必死の思いで訴えました。
「わかってねえようだな」
そう言って男はわたしの頬を平手打ちしたのです。
男は立ち上がりわたしの服に手をかけました。
脱がすというよりは剥ぐという感じで、ブラウスがビリビリに破られました。
さあ、行こうか。
男は、わたしの髪を鷲掴んで寝室に連れていこうとしたのです。

「もう、その辺にしておくんだな!」
別室のドアを開けて大野さんが飛び出してきました。
な、なんだ、てめえは!
見知らぬ男の登場に慌てて、
威勢のいい台詞を吐きながらも、腰が退けている男の姿は滑稽でした。
「俺か?うーん、そうだなあ、正義のヒーローってとこかな」
そう言いながら照れ臭そうに頬をポリポリと掻きました。

「まず、その手を離しなさい!」
一喝された男は素直にわたしを自由にしました。
わたしが大野さんの背に隠れたのを確認すると、
大野さんは男に素早く近寄り腹にアッパーを決めました。

やめてくれ!お願いだ、殴らないでくれ!
わたしには乱暴だった男も、
大野さんの前では赤子のように泣きじゃくりました。
「SDカードを出してもらおうか」
大野さんが催促すると、男は素直に差し出したのでした。
「こんなカード1枚で彼女をオモチャにしようと考えるなんて小せえ野郎だな」
罵倒された男は腹に一撃されたことを根にもって「傷害罪で訴えてやる」とほざきました。

「傷害罪?ならそっちはどうなんだ。
婦女暴行罪に恐喝罪・・・」わたしが打たれた頬を確認して
こちらも傷害罪が成り立つけどなと捕捉して男を睨みつけました。
男はチクショウ!といい放つと脱兎のごとく部屋を飛び出して逃げました。

「もう大丈夫、あいつも懲りただろうし・・・」
大野さんは、怖かったろ?と言ってわたしを優しく抱きしめてくれました。
わたしは、子供のように彼の腕のなかで泣きじゃくりました。

「ほんと、あんたは危なっかしくていけないねえ。
久しぶりに電話したのも虫の知らせってやつかもな」と言って、
わたしの頭をポンポンと撫でてくれました。

「でも安心しな、これからは俺がたまにやって来て
管理人さんを管理してやるから」
そしていつかのように熱い口づけを交わしました。

大野さんは、わたしの管理人さんになってくれたのです。

4.jpg





あとがき
「私は管理人」いかがだったでしょうか ^^
まあ、実際の管理人さんはけっこうやることがたくさんで
このように男女の営みを昼日中にする余裕などないんでしょうけど・・・

今回、私にしてみれば珍しく、
一人称の視点で、わたし(管理人)の告白文的にしてみました
慣れない文法ゆえ、「・・・でした」、「・・・ました」を多用しましたことをお詫びいたします

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10:48  |  私は管理人  |  Trackback(0)  |  Comment(6)
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