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2021.06.30 (Wed)

伸び悩む閲覧数…

ブロともさんのブログが一周年を迎えました
(*’ω’ノノ゙☆パチパチ拍手~♪

ほぼ毎日のように記事をアップしてきたのは偉いよね

その点、私なんかダラダラと8年もの月日を数え
その間に半年もの長期お休みをいただいたり
3ヶ月ほどの空白期間もザラにございました

とりわけ創作小説のカテゴリーやから
意欲とインスピレーションがないと
ホントに書くことがないんですよね~(笑)

まあ、最近は幕間に映画の事とか
温泉の記事も書いてますが…
コロナのせいで映画館にも温泉からも足が遠のいてしまっていて
そろそろネタ切れなんですよね(笑)

ありがたいことに
何度か足跡を残していただける方もいるのですが
やはり活字離れでしょうか、
「なんだ、小説か~」ってな具合で
パッタリと足跡が途絶えてしまう方が多数…

これじゃいけないと
最近は本文の前に独り言というか
思いついた雑記も載せているのですけどね

まあでも、
継続は力なりということで
これからも細く長~く駄文を書いていきますので
どうぞよろしくお願いいたします



テーマ : 日記 - ジャンル : アダルト

09:29  |  ひとりごと  |  Trackback(0)  |  Comment(12)

2021.06.29 (Tue)

女流作家 7

今日、6月29日といえば
1966年にビートルズが来日した日です。
翌日からの3日間で計5回公演を成し遂げたとか…
しかしながら、どの公演もファンの声援に掻き消され
歌声も演奏も聞こえなかったとか(笑)

噂ではどうせ誰も聞いていないんだろうと
口パクだったとか、
前座で出演していたドリフターズが
廊下でビートルズメンバーとすれ違い
ちょっとぶつかってしまい
リーダーのいかりや長介さんのベースに傷がついて
「傷が付いたじゃねえか、この野郎!」と怒鳴ったとか…

なのにせよ、彼らビートルズがこの世に存在しなければ
バンドブームやシンガーソングライターというものが
この世に生まれてこなかった訳で
そういうことから彼らの存在って意義があったんだと思います

日本では彼らに触発されて
ザ・タイガース、テンプターズ、
スパイダース、ザ・オックスなどのバンドが登場しました。
異色だったのが平田隆夫とセルスターズというバンドで
女性ツインボーカルのバンドでした。
実は私、このボーカルのメガネをかけている女性、
みみんあいさんが大好きでした。




お耳を汚してしまいましたね…

気を取り直して、お話のほうに戻りましょうか(笑)
夫の晃は遂に義母の芳枝と肉体関係を結んでいる頃、
遠く離れたイタリアの地でも妻の桐子がなにやら妖しいことになりそうです

。。。。。。。。。。。。。。

夫の晃と母が良からぬ関係になっているとは知らず
妻の桐子と出版社編集部の城島節子は取材旅行を続けていた。
イタリアのローマ遺跡はどこもかしこも神々しく
次回作の意欲を駆り立てた。

ホテルにチェックインしたものの
時差ボケでどうにも眠れない。
「先生、こういう時は無理に眠ろうなんて
考えない方が宜しいですわ」
差し入れです、と
ワインボトルを手に城島女史が桐子の部屋を訪ねてきていた。
「あら、美味しいわ」
ワイン派ではない桐子であったが
イタリアワインは口当たりもよく抵抗なく飲むことができた。
「イタリアは夜景が綺麗ね」
桐子は窓際に立ち、夜景を眺めた。
点在する遺跡やモニュメントがライトアップされて
異国情緒を高めている。
「ほんとに…ロマンチックよね」
城島女史が同じように窓際に並んで夜景を見ながら
桐子の腰に手を回してきた。
「?」
城島節子が体を密着させてきたと思ったら
不意に彼女にキスをされた。

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「もうやだ~、節子さん、酔っぱらっているの?」
桐子は彼女なりのジョークだと思って
笑って彼女から離れようとした。
だけれども、彼女の腕はしっかりと桐子の腰を抱き、
離れようとする桐子を逃がさなかった。
「先生…次回作はレズビアンの恋愛モノにしましょうよ」
冗談っぽく話す女史であったが
その目はまったく笑っていなかった。
そして再び顔を近づけてきてキスをしてきた。
「ちょ、ちょっとやめてください!怒りますよ!」
そう言って拒んだが、城島節子は執拗にキスをしてきた。
おまけに、ついには舌まで桐子の口の中に忍び込ませたのだ。
「桐子先生…貴女が好きなの」
節子はブラウスの上から桐子の豊満な胸をまさぐる。

「落ち着いて…、ねえ今なら冗談でしたで済むわ」
そのように諭しても節子の行為は止まらない。
胸を揉みながら、腰に回した腕が下がり
桐子の尻を撫で始めたのだ。
「やめて!同性愛は好きじゃないの!」
逃げようともがく桐子を羽交い締めにして
そのまま二人してベッドに倒れこんだ。
足をバタバタさせようとした間隙をぬって
桐子の股間に手が差し込まれた。
ショーツに潜り込もうとする手を阻止しようと
下半身のガードを固めると
今度はブラジャーをたくしあげて乳を露出させようとする
意識をブラジャーのガードに差し向けると
再度ショーツが狙われる。
そんなショーツとブラジャーの攻防を数回繰り返すうちに
桐子の体力が消耗した。
日頃の運動不足で、すっかり体力が低下してしまっていた。
さすがに疲労困憊で
「もうどうにでもして」という気持ちになってゆく。

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「怖がらなくていいわ
気持ちいい思いにさせてあげるから
私に任せてちょうだい」
城島節子の指がブラウスのボタンを一つずつ外してゆく。
それを、阻止する気力も「やめて」と言葉を発する事さえ疲れはてて手足を大の字にしてハアハアと
荒い呼吸をする術しかなかった。
「最初は皆いやがるわ
でも、考えてもみて…
同性なのだから妊娠する心配もないし
ましてやペニスを受け入れる訳じゃないから
操を破ったことにもならない…」
屁理屈を言いながらも桐子は衣服を脱がされてゆく。
やがてベッドの上で素っ裸にされてしまった。
「桐子先生…私、先生と愛し合うことが夢だったの」
大きな乳房の真ん中に鎮座する
小さな乳首が節子に吸われる。
「ダメよ…女同士のセックスなんて…」
邪道だわと言おうとしたが
乳房を揉まれて乳首を吸われると
気持ちよさが沸き起こってくる。
左右交互に乳首を吸われ、舐め回されると
レズは嫌だと拒む気持ちとは裏腹に
乳首はこれでもかというほど硬く勃起した。
「先生、可愛いわ…
怖がらなくてもいいの
私に任せてちょうだい」
節子の手が股間に滑り降りてゆく。
男のようにいきなり足を開かせてアソコを触ろうとはしない。
節子の手は太ももを愛(まな)で、
その柔肌を楽しむかのように行ったりきたりした。
そうされると気持ち良すぎて自然と脚を開いてしまう。
「そうよ。心で考えてはダメよ
体の思うままに快楽に堕ちてゆけばいいの…」
節子がまたキスを求めてきた。
だが桐子に嫌悪感は沸いてこなかった。
それどころか自ら節子の唇をしっかりと味わい始めたのだった。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

10:08  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

2021.06.27 (Sun)

女流作家 6

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ついに私にもコロナワクチンの接種予約券が届きました。
パートナーさんは介護職なので
とっくにワクチン接種を済ませてあります。
パートナーさんは発熱などの副作用はなかったようです。
若ければ若いほど発熱などの副反応が出るらしいので
発熱した人にはドクターから
「よかったね、まだまだ若い証拠だね」と
冗談を言ってもらったらしいです。
なので発熱なしのパートナーさんは
もう若くはないんだと少々落ち込んでました(笑)

私自身の予約の方は
自宅から自転車で行ける会場を押さえる事ができたので
来週に一回目を打ってきます。


さて、お話の方はというと…
お風呂で背中を流すサービス意外にも
あっちの方のお世話もしていただけるようです。

。。。。。。。。。。。。。

芳枝は晃が放出したものを味わうように飲み干した。
「溜まっていたんでしょ?味が濃かったわ」
ペニスの尿道に残っている滴をちゅうちゅうと吸出して
芳枝は妖しく微笑んだ。
「晃さん、あなた、桐子を抱かないんですって?
以前に桐子が泣きながら電話してきたわ…」
萎み始めたペニスを奮い立たせようと
芳枝はペニスをシコシコしながらそう言った。
「桐子が?…」
晃としては作家の苦悩を知っているだけに
なるべく桐子に負担をかけまいと
夫婦の営みを封印してきた。
だが、かえってそれが桐子を苦しめていたとは…
「桐子だって生身の女よ
男に突いて欲しいときがあるの」
ましてやこんなに立派なおちんちんなんでもの、と、
芳枝はペニスを強くシコシコし始めた。
芳枝の手技に忘れかけていた男が目覚め始めた。
おもむろに芳枝を抱き寄せると
豊満なおっぱいを強く揉んだ。
「私はてっきり晃さんがインポにでもなったのかと
心配してたの…
でも、大丈夫なようね」
女の抱き方を忘れていない?
良ければ私で復習すればいいわと
芳枝は晃にキスを求めてきた。

久方ぶりの女の唇…
柔らかくとても芳しい口臭に
晃は我を忘れて舌を芳枝の口の中に入れた。
妻の母親と肉体関係だなんてあってはならない事だが
とにかく今は女性器に挿入したくて仕方なかった。
一通りおっぱいの弾力を楽しんだ後、
晃の手は芳枝の脇腹を滑り降りて股間の茂みを目指した。
指先が陰毛の中の割れ目を見つけ出した時に
「ここでは嫌…ヘッドに連れていって…」と
芳枝はベッドインを求めた。
娘のために婚姻パートナーに
男を目覚めさせる目的だったのが
今では当初の目的を忘れて
一人の女となって晃の男を求めていた。

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二人は濡れた体のままベッドに崩れ落ちた。
そしてそうすることが当然のように
シックスナインの体勢となり互いの性器を求めた。
桐子の母親ということで
女性器も似通ったものを想像していたが
スタイルや顔つきは双生児親子と言っても過言ではなかったが
アソコだけはまったくの別物であった。
桐子は陰唇が薄く綺麗なピンク色のおまんこだったが、
芳枝のアソコは、とにかく陰唇が大きく肥大して、
色素沈着がすごくて黒かった。
黒い陰唇の中からはピンク色のおまんこが覗き、
コントラストの激しさが妙に艶かしかった。

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世の中には若くて瑞々しい女性を好む男は多い。
だが、こんなにも淫らな女性器を見てしまえば
本当に美しい女は熟女なのだと認識するのではないだろうか。
それほど見とれてしまうほどの男を魅了するおまんこだった。
晃は舌を伸ばして、いやらしいおまんこを舐めあげた。
「ああん…!」
感度が良いのだろう。
芳枝は太ももの弛んだ肉をプルプル振るわせて喘いだ。
もしかしたら義母の芳枝も久方ぶりのセックスなのかもと思わせた。
熟女は愛液の分泌量が減少してローションなどの手助けが必要という話題をネットで読んだことがあったが
芳枝は若い女に負けないほどに濡れて
次から次へと愛液を滴らせた。
芳枝は早く挿入して欲しいのか
フェラチオをせずに手でペニスを扱き始めた。
それも、これぐらいの早さで突いて欲しいと言わんばかりに
扱くスピードが半端ではなかった。
これ以上手で扱かれると挿入前に射精しそうだったので
体位を入れ換えて芳枝を組伏せた。
挿入されるとわかったのか
芳枝は膝を抱えて晃が挿入しやすいように準備した。

ちんぽをおまんこに挿し込む寸前に
チラッと桐子の顔を思いだし罪悪感に襲われたが
昂った欲情は罪悪感を消し去った。
「来て…」
芳枝が晃の体の下で覚悟を決めたように催促した。
「お互いに気持ちよくなりましょう」
芳枝の催促にそう答えると亀頭で陰唇を割り開いて
深々とちんぽの根本まで挿し込んだ。

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05:59  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

2021.06.22 (Tue)

女流作家 5

昨日(6月21日)は夏至でした。
一年のうちで最も昼が長い日であると同時に
文字通り夏に至るということで
「あ~、もう夏なんだ」と思うと
体の疲れが倍増する気になってしまいます。

もともと夏は大好きだったんです。
8月生まれですしね。
海だ、山だ、川だと
アウトドアの計画を立てては楽しんだものです。
でも、ここ最近はちょっぴり憂鬱です。
年々、暑さにバテてしまうからです。
いや、何年前からかちょっと暑すぎますよね。
今年も猛暑がやってくるんでしょうか…

まあ、女性が薄着になってくれるのだけが
唯一の楽しみにしていますが(笑)

さて、前置きはこれぐらいにして
お話の方はというと
結婚して互いのパートナーと数日間の
離れて暮らす日がやってきました。
生活にアクセントがつくと
少しだけ日常に変化が訪れて来るようです。
どうなることやら…、
では、続きをよければお楽しみください。

。。。。。。。。。。。。。


沈む太陽を追いかけるように飛んでいた飛行機も
地球の自転速度に負けてやがて夜を迎えて夜間飛行となった。
「先生、お疲れではありませんか?」
隣の席の城島女史が桐子の体調を気づかってくれた。
「ええ、大丈夫です
それよりも取材旅行というわがままを聞いてくれた上に
ファーストクラスだなんて申し訳ないわ」
そう恐縮すると
「いえ、良い作品を書いていただいて
しっかりと元を取り返させていただきますから」と
フランクに桐子の太ももに手を乗せた。
城島女史にしてみればスキンシップのつもりなのだろうが
やけにいやらしい触り方だったので
思わず桐子は鳥肌が立った。

一方、菱沼家では晃が
桐子の母である芳枝の手料理に舌鼓を打っていた。
「いやあ、お義母さんは料理が上手ですね
こんど、作り方を教えてもらわないと」
いつもは控えるアルコールもしこたま飲んで
晃は上機嫌だった。
女性が身の回りの世話をしてくれるという
一般家庭の安らぎがそこにはあった。
食後、風呂の準備ができたから入浴してくださいと
義母の芳枝が勧めた。
晃がバスルームで髪を洗っていると、
バスルームのドアが開いて芳枝が入ってきた。
「いつも桐子の世話をしてくれてありがとうね
せめてもお礼にお背中を流させていただきますから」
晃は慌ててタオルを手にすると股間を隠した。
そして、芳枝の姿を見て驚いた。
一糸まとわぬオールヌードだったからだ。

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「いえ。お義母さん、結構ですから」
拒んでも、それを無視して
スポンジにソープをつけて泡立て始めた。
「義理とはいえ、親子なんだから
恥ずかしがらなくてもいいのよ」
晃の断りを無視して、せっせと背中を流す芳枝…
背中が終わると「ほら、今度は前よ」と
前に回り込んで胸を洗い始める。
そうなると嫌でも芳枝のヌードが目に飛び込んでくる。
遺伝なのだろうか、
妻の桐子以上に豊満な乳房に見とれてしまった。
自然と晃の股間のものが勃起して
隠しているタオルを競りあげる。

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それを知ってか知らずか
芳枝は躊躇いもなく股間のタオルを取り払った。
「あっ!お義母さん!ちょ、ちょっと!!」
手で前を押さえようとしたが、
それよりも早くシャボンまみれのスポンジが股間へと…
慣れた手付きでペニスを洗われると
嫌でも反応してしまい
カチカチのフル勃起してしまった。
「若いんだから当然よ、恥ずかしがらなくてもいいわ」
何度も何度も「恥ずかしがらなくてもいい」と言われると
暗示にかかったように晃は恥じらいを捨てて
堂々と勃起したペニスを芳枝に見せつけた。
「そうよ、男性はそれぐらい堂々としていなきゃ」
芳枝はスポンジを放り出すと直接手で洗い始めた。
「私、こう見えても
かなりのおチンチンを見たり触ったりしてきたわ」
桐子に受け継がれたその美貌は非の打ち所がなかった。
若い頃に多くの恋愛をしてきたというのも
あながち嘘ではないだろう。
芳枝に身を任せていると、
シャワーでシャボンを流して
何を思ったのか洗い場に屈みこんで
晃のペニスを口に含んだ。

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ペニスを見られたり触られたりする恥じらいが
失くなっていた晃だったが、フェラチオには驚いた!
「お義母さん!何をしてるんですか!!
義理とはいえ僕は息子ですよ!」
晃は、久しぶりのフェラチオに蕩けそうになりながらも
必死で芳枝を叱責した。
「お義母さんに任せればいいの!
悪いようにはしないわ」
熟女の技巧というのか、その舌技は晃を魅了した。
芳枝は晃の腰に手をやって立ち上がるように促した。
晃にとって50代の芳枝を突き飛ばすことなど
簡単だったが
それよりも快楽を選んでしまった。
晃は気づけば自ら腰を振って芳枝の口を堪能し始めた。
「うぐっ!うぐっ…!」
涙目になりながらも芳枝は
ペニスを口から出そうとはしなかった。
いや、かえってバキュームを激しくして
晃の射精を促したのだ。
久々のフェラチオに晃はあっという間に爆発した。

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05:59  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

2021.06.19 (Sat)

女流作家 4

初めて菱沼に抱かれてから2か月後、
桐子は菱沼からプロポーズされた。
まだお互いの事をよく知らないからと
桐子はしぶったが
「長年連れ添った夫婦でも
よく知らない部分があるといいます
男と女なんてそんなもんです
僕は作者と担当者という垣根を越えて
全ての面で貴女をサポートしたいんです」
担当者としては腰の低い優しい男だったが
恋愛となると強引な男だった。
桐子を無理やり実家に連れて行き
両親に婚約者として桐子を紹介した。

そうなると桐子も自分の両親に
菱沼を引き合わせないわけには駄目な状況に追い込まれた。
父親は菱沼を毛嫌いしたが、
母親の芳枝はすごく菱沼を気に入ってしまった。
菱沼が帰った後も
「いい人だから結婚しちゃいなさい」と
しきりに薦めた。
菱沼家でも母親が桐子を気に入っていた。
どこの家庭でも裁量権は母親にあるようで
母親同士が薦める縁談に父親は了承するしかなかった。

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それから一ヶ月後に菱沼と桐子は入籍した。
母の芳枝は桐子の花嫁姿を見たいと拗ねたが
当時、連載を5本も持つようになった桐子は
わずかな時間も惜しかったので
花嫁姿はもちろん、結婚式も挙げなかった。

そんなわけで、入籍をしたものの
桐子には妻になったという実感がまったくなかった。
桐子を全面的にサポートすると宣言した通り
菱沼は掃除、洗濯、料理とあらゆる面で助けてくれた。
そして、ついには出版社を退職して
専業主夫になると言い出した。
もちろん家計の上では菱沼のサラリーを遥かに越える
原稿料と印税があるので
菱沼が退職しても全然苦にならなかった。

問題は夜の夫婦生活だった。
桐子たち二人は新婚にしてセックスレスの夫婦になっていた。
きっかけは桐子が悪いのだった。
締め切りに追われていた桐子は夫の晃の誘いを断った。
あれ以来、夫の晃は桐子を求めてこなくなった。
申し訳ないと思う反面、
今は原稿を書くのが楽しくて仕方なかった。
作家として菱沼桐子は脂が乗っている女だった。

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そんな折、次回作の構想を練るために
出版社からイタリアのロケハンの話が出た。
新婚旅行さえまだだったので、
桐子は自腹で招くから晃に一緒に行こうと薦めたが
「だめだめ、桐子先生は仕事で行くんだから
ちゃんと現地取材とかしなくっちゃ
お土産を楽しみにしているね」と断った。
男の担当者が同行するのなら心配で同伴しただろうが
今回の担当は城島節子という女性だったのが
安心したというのも同行を拒んだ理由と思われたが違っていた。
「同行者は城島さんだろ?
俺、あの人が苦手なんだよ…
俺が新人の頃に怒られて以来、
彼女とはウマが合わないんだ」
なるほど、そう言うことかと桐子は納得した。
でも桐子が留守の間は夫の晃にもゆっくりしてもらおうと
家事のことは母の芳枝に頼むことにした。

結局、菱沼は桐子が旅立つ日も空港に見送りに来なかった。
よほど城島女史に会うのが嫌だったのだろう。
菱沼は桐子の飛行機が離陸する時間に
自宅のベランダから成田の方を向いて手を振っていた。
「そんなに後ろ髪を引かれるのなら、
ちゃんと見送りにいけばいいのに」と
朝から菱沼の世話をするために家にやって来た桐子の母が
クスクスと笑った。

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06:38  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

2021.06.17 (Thu)

女流作家 3

ようやく今週末で緊急事態宣言が明けます
もう少し自粛期間を延ばした方がいいんだろうけど
オリンピックありきだからな~
まあ、飲食店の営業時間が少しだけ長くなるのは嬉しいよね
週末に外食したくても時間がないから
いつも近所の食堂だったから
ようやく外食らしい外食ができると思うとやれやれです

カラオケ店も再開するかな?
私が知ってる店だけでも3店舗潰れちゃったからなあ
あ~早くカラオケに行きてえ!
まずはワクチン接種が済まさないとね

私の主催するカラオケクラブ…
年齢的に演歌を歌う人が増えてきました
演歌もいいけど、私はやっぱりポップスがいいなあ
たまには関ジャニ∞のようなアイドルの曲も歌います
お耳汚しになりますけど視聴数アップにご協力よろしく~♪


さて、お話の方はというと…
ロストバージンから
初めて二回目の男を迎え入れようとする桐子…
そこには甘美な時間が待っているのか
それとも苦闘の時間がやって来るのか…

。。。。。。。。。。

桐子がロストバージンの辛い思いでに浸っていると
菱沼は桐子の唇を求めてきた。
少しだけ顔をそむけたが仕方なしにその唇を受け止めてやった。
思えばファーストキスはロストバージンの時に
クンニをされた後で唇を求められたので
そのキスは自分のおまんこ臭をいやというほど味わった。
だが、菱沼は股間に舌を這わすよりも先に
唇を求めてくれたのでアルコール臭はしたけど
自分の臭いを嗅がずにすんだのは幸いだった。
やがて唇がこじ開けられて舌が忍び込んでくる。
菱沼の舌が優しく桐子の舌を愛撫する。

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『そうよ!優しく…優しく…』
流石に、桐子の編集担当者だけあって
桐子が思い描く愛撫を心得ていた。
まるで桐子が書いた処女作のワンシーンのように
ここをこうして欲しいという
痒いところに手が届くような愛撫だった。
愛撫シーンはキスをするところで終わっていた。
もちろんロマンス小説なので
際どいシーンは必要なかったのだけれど
桐子にはその先の描写が書けなかったというのもある。
見も心も蕩けるセックスなど未経験だったからだ。
『この先、どのように愛してくれるのかしら…』
桐子はワクワクしながら身を委ねた。
菱沼の手は下腹部を目指してゆっくりと滑り降りる。
それはまるでスケーターがリンクの上を滑るように
時には弧を描き、時には荒々しく跳びはねた。
『早く!早く触って!』
桐子は女性自身の愛撫を期待して
脚をこれでもかというほど開いていた。
そして菱沼の指が股間の茂みを掻き分けたとき
「ああ~ん…いやん」と体が勝手に声を出させていた。
菱沼の指が陰唇を幾度となく上下に擦り付ける。
まるで沼の泥濘(ぬかるみ)を楽しむように。
桐子は自分の尻の谷間をトロトロと
滴(しずく)が伝い落ちるのを感じた。

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菱沼の指は桐子の秘部の濡れ具合を確かめるように
陰唇を割って肉壁を潜り抜けて侵入してきた。
ただそれだけなのに、桐子は「う゛う゛う゛…」と
声にならない喘ぎ声を漏らした。
菱沼の指は、尚も深く潜り込み
丸みを帯びた子宮器官を
グリグリと円を描くように撫で上げる。
桐子の体に悪寒とは別の震えが走る。
菱沼の体にしがみつき、
心と体が分離するのを必死で耐えた。
そう、小さな波ではあるが、
桐子は生まれて初めて『逝く』という経験をしたのだ。
桐子の秘部の狭さを堪能した指が
静かに後退して出てゆく。
抜かれてしまった隙間を埋めて欲しくて
秘部は桐子の意識とは無関係にヒクヒクと動いた。

桐子の体の上で菱沼はクルリと方向転換した。
次の瞬間、桐子の目に飛び込んできたのは
血管を浮き上がらせた逞しい男根だった。
アダルトサイトで何度も見てきたペニスではあるが、
生の迫力というか、
その威圧感に思わず桐子は顔をそむけた。
「お互いを舐め合いましょう」
そう言って菱沼は桐子の股間に顔を埋めた。
大陰唇から小陰唇、そして陰核(クリトリス)へと
攻撃範囲を絞りながら、
菱沼の舌先は、
やがて陰唇を割り開いて膣口を突っつく。

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なんという快感!
なんという甘美な気持ちよさ!
桐子はイヤイヤをするように頭(かぶり)を振って
恍惚の表情を浮かべた。
鼻先には早く咥えて欲しいとばかりに
亀頭の先の割れ目から我慢汁を滲ませて
ペニスが上下にビクンビクンと跳ねていた。
桐子は恐る恐るペニスに手を伸ばした。
指先がペニスに触れた途端、その熱さに驚いた。
『お互いに舐め合いましょう』
そのように言った菱沼の言葉が頭の中で渦巻く。
フェラチオシーンもネット動画で何度も見ていた。
そのシーンを思い浮かべながら
桐子は初めて男根を口に咥えた!
初めてのペニスはしょっぱい味がした。
よくよく考えれば、桐子はシャワーを済ませたが
菱沼はシャワーをしていない。
とすれば、これが菱沼本来の味なのかと思うと
脳が痺れるほど快感を感じた。
ペニスを少しだけ咥えると、
待ってましたとばかりに
菱沼が腰を落としてきた。
深々と喉の奥までベニスを飲み込み、
嘔吐感を、もたらしたが
女である喜びをも与えてくれた。

室内には、おまんこを舐めるピチャピチャという音と
フェラチオで吸い上げるじゅぽじゅぽという音が響いた。
『気持ちいいわ!これが本来の愛撫よね!!』
ペニスに関する嫌悪感などなかった。
今ではそれが愛しくてたまらない。
引き締まった菱沼の尻も撫でた。
二つの金玉を擁する陰嚢も指で突っついた。
やがて股間から「もう、我慢できない」と
苦しそうな菱沼の声がして、
再び体を反転させると桐子の脚を開いて
脚と脚の間に菱沼は己の体をねじ込ませた。

次の瞬間、陰唇に熱いものが触れた
挿入のために亀頭が陰唇を押し開いたのだった。
ロストバージンの時の痛みの記憶が甦る。
だが、桐子に与えられたのは
女であることの悦びの気持ちよさだった。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

06:38  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

2021.06.16 (Wed)

女流作家 2

桐子は襲われるなんて思ってもいなかったから
バスローブの下はショーツ一枚だった。
バスローブの紐を解かれて前を開かれると
あっという間にショーツ一枚のセミヌードとなった。
「先生!僕は貴女の担当になったその日から
ずっと好きでした」
菱沼の唇と舌が桐子の首筋を執拗に舐めたりキスをした。

「やめてください、大声を上げますよ!」
声を上げられたらヤバイと思ったのか、
菱沼はキスで桐子の唇を塞いだ。
力任せに菱沼の胸を叩き続けていたが、
やがて胸を殴打していた手は菱沼の背中に廻り
きつく抱きしめていた。
『この人…上手だわ…』
桐子が書く小説に出てくる男と同じようなキスを
菱沼は桐子に施した。

202105290031331cc.jpeg

桐子は中高一貫の女子校に通い、
大学も女子大だったので男性経験が乏しい。
乏しいというだけで、未経験ではない。
あれは女子大の二回生だった時だ。
合コンというものが流行っていた。
桐子の友人が数合わせに是非とも参加して欲しいと
桐子にお願いしてきた。
合コンというものに興味があった桐子は
二つ返事で快諾した。

狭い居酒屋の個室に
男女6人が肩を寄せ合うように座った。
成人式も済ませていない桐子たちに
男たちはしきりに酒を勧めた。
ビールは苦くて呑めなかったが、
サワーという飲み物は甘くて口当たりがよく
ゴクゴクと女性たちは呑んだ。
やがて部屋の景色がグルグル廻り始め、
片っ端から女の子たちは酔いつぶれた。
微かな意識の中で
男たちがじゃんけんをしていたのを覚えている。
一人、二人と、女の子は
じゃんけんで勝ち抜いた男の順番で
店から担ぎ出されるように連れ出された。
『これが、お持ち帰りというやつね…』
意気投合してラブホに連れ込むのがお持ち帰りなのに
そういった言葉だけが独り歩きしてしまい、
男に連れ去られる事を「お持ち帰り」だと思い
桐子たちはトレンドの仲間入りしたと勘違いした。

202105311944569ea.jpeg

桐子を選んだ男は体育会系だろうか?
やけに分厚い胸に抱き抱(かか)えられたのを
薄れゆく意識の中で認識していた。
ラブホのベッドに桐子を寝かせると
男は慣れた手付きで桐子を裸にした。
桐子は処女だったが、
勉強と実家を離れて独り暮らしをしていたストレスで
夜な夜なオナニーをしていたので
セックスに対しては人一倍興味があった。
男に貫かれる怖さよりも
ネット動画で見ている女のように
可憐に喘いだりすることが出来るかという
不安の方が大きかった。

20210531194844e94.jpeg

男が桐子の脚を押し開き、顔を桐子の股間に埋めた。
男の舌が陰唇に触れた瞬間、
酒の酔いとはまた別のめまいが桐子を襲った。
不思議と自然に「ああん…」と甘い声を漏らした。
「ここを舐められるのが好きなんだね」と男は言った。
それに対して桐子は返事を返したのかどうかは記憶にない。
「じゃあ、ここは?」とか
「ほら、ここを弄るときもちいいでしょ」とか
違う箇所を舐める度に男はいちいち桐子に問いかけた。
喘ぎ声をあげながら桐子は男の問いかけが鬱陶しくなっていた。
『ヤルんなら、さっさとヤってよ』と桐子は苛立った。
やがて男は桐子の脚を担ぐと
ペニスの先をおまんこにあてがった。
メリッ!という表現が桐子の股間に走った。
その時、桐子の喘ぎ声が止まり
「うぐっ!!」と痛みを耐える声を上げた。
セックスというのはこんなにも痛いものなのかと
処女を散らしたことよりも
初めて男の一部が自分の中に入ってきた痛みと不快感に
桐子は後悔した。
桐子に挿入してからも「きもちいいでしょ?気持ちいいよね?」と男はしきりに問いかけた。
女になった感慨にふけりたいのに面倒くさい奴だなと
桐子は男に突かれる度に不機嫌になっていった。

20210531202403a9a.jpeg

「さあ、今度は後ろから挿入してやるよ」と
体位を入れ替えようとペニスを抜いた瞬間、
「うわっ!」と男が悲鳴を上げた。
そしてあわてふためいてバスルームに飛び込み
シャワーでペニスを洗っている気配がした。
やがてペニスを大事そうに
タオルで拭きながら男が戻ってきて
「お前、初めてならそう言えよ!」と怒鳴った。
「ごめんなさい…」なぜ私が謝る必要があるのだろうと
理不尽に思いながらも桐子は詫びた。
「バージンをもらったからと言って、
俺はお前と付き合う気もないからな」と
男は黙々と身支度を整えて帰ってしまった。

ラブホの支払いをしながら
男なんて懲りごりだわと桐子は思った。
それ以来、桐子は文章で
男女の甘いロマンスを書き綴るようになった。

そして、ロストバージンをしてから二度目のセックスを
担当者の菱沼と迎えようとしていた。

2021053120264459b.jpeg

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2021.06.14 (Mon)

女流作家 1

-   男は女を抱き寄せ、優しく口づけをした。
二人の唇が重なった瞬間、時間が止まった。
朝食を食べた後だったので、
その唇は仄かにハニートーストの味がした。
「もう君を一生離さないよ」
男の言葉に女はうなづき、その厚い胸板に顔を埋めた   -

完結


20210528202431f1e.jpeg
菱沼桐子は最終稿をメールに添付すると
出版社の担当者へ送信した。

ほどなくして担当者の辺見義明から
桐子のスマホに連絡してきた。

『先生!いいじゃないですか!
今度もまた重版出来(じゅうはんしゅったい)まちがいなしですよ』
ペラペラと数分に渡り賛辞を桐子に投げ掛けて
通話は終了した。

女子大に通っているときに
趣味で書いていた小説を出版社に投稿し、
それが小説専門の月刊誌に掲載されるやいなや
人気に火がつき、単行本化され、
年末には、その年の新人賞を総なめした。
清純な恋愛小説を好む女性から絶大な支持を得て
桐子は押しもおされぬ文芸小説家として
今の地位を確保した。

だが、数々の小説を書くにつれ
桐子は疲弊していった。
桐子は仕事用の高スペックのノートパソコンを閉じると
「はあ~…」とため息をついて目頭を押さえた。
「最近、無理してるんじゃないんですか?」
専業主夫の夫である晃が食器を洗いながら
カウンターキッチンの向こうから声をかけた。
「ううん、平気、平気」
桐子は努めて明るい声で返事をした。

夫の菱沼晃は女子大生だった桐子が
小説を応募した出版社の社員だった。
桐子の処女作が単行本化される時に
専属の編集担当となった。
忘れもしない、あれは二作目を執筆中の事だった。
締め切りに追われてる時に
よりによって
桐子のワンルームマンションのエアコンが
故障してしまった。
「先生、急いでください。入稿まであと半日ですよ」
急かされれば急かされるほど
暑さと苛立ちでペンが進まない。
菱沼晃も風通しの悪い部屋と
生ぬるい扇風機の風で汗だくになっていた。
冷却シートをおでこに貼り付けても
首筋に汗が流れ落ちてきて集中できない。
「これじゃあサウナで
原稿を書いているようなものです」
この部屋を出ましょうと
晃は桐子を近くのシティホテルに連れていった。
部屋は快適で、
汗ばんだ肌があっという間にサラサラになった。
おかげで無事に時間内に書き上げることができた。

20210528203827b2a.jpeg

原稿データーを、編集部に送信すると
菱沼晃もようやく落ち着いたのか
安堵の表情を浮かべた。
「先生、ゆっくりとシャワーを浴びてください
どうせ家に帰ってもエアコンが潰れているし
安らげないでしょうから今夜はここに泊まってください
部屋代は出版社の経費で落とせますから」
それを聞いて桐子は助かるわと思った。

シャワーを、浴びて浴室から出ると
豪華なディナーが用意されていた。
「これは?」
そう尋ねると「ルームサービスで頼んじゃいました
大丈夫、経費で落とせますから」
経費で落とせるというのは魔法の言葉だった。
どちらの財布も傷つかないのだから
桐子は悪のりしてどんどんアルコールを頂いた。
菱沼晃はアルコールに強くないのか
「少し横になります」とベッドに横たわると、
すぐにイビキをかいて寝てしまった。
ツインルームだし、
彼の会社の経費だから
彼にも泊まる権利はあるわよねと、
そのまま寝させてあげることにしました。
『でも、スーツのままというのはねえ…
シワになっちゃうわ』
お節介だとは思いながら
桐子は菱沼のスーツを脱がすことにしました。
しかし、スラックスを脱がすと
トランクスが見事にテントを張っていたのです!
「先生、俺、欲情しちゃってます」
寝ていると思った菱沼が
急に起き出して桐子に覆い被さってきたのだった。

20210528204428f34.jpeg

。。。。。。。。。。。。

官能小説は男性だけのモノではありません。
いや、もしかしたら愛読者は女性の方が多いかもしれません。
もちろん女性でも官能小説を書く作家さんもいます。
藍川京先生、花房観音先生、丸茂ジュン先生…

活字離れの昨今ですが、
文字にはDVDなどのビジュアルにはない
奥行きの深さがあると思います。
素人ゆえ、駄文の羅列はご勘弁頂き
よければ最後までお付き合いいただければ幸いです。




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10:08  |  女流作家  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

2021.06.13 (Sun)

関西お湯めぐり 9

さて、今回は過去記事からの抜粋となります。
(なにぶんコロナ禍のために
外出を自粛しておりますので…)

以前にプライベート記事にて書かせて頂いた記事には
温泉の書き込みが抜けていましたので
今回は温泉の事を中心に書かせて頂きます。

ご紹介するのは淡路島の「洲本温泉」です。

私が幼少の頃は、
淡路島と言えばフェリーで行くしか方法がなく
近いんだけど、ちょいと行くには面倒だった
近くて遠い場所でした。

それが今は明石海峡大橋が架かり
マイカーで二時間ほどで行けるようになりました。

maxresdefault_20180616131410ad5.jpg

高速道路で一気に淡路島を縦断して
一旦、徳島県に入り
鳴門大橋の遊歩道から鳴門の渦潮を観光。
足元がガラス張りになっているので
橋から渦潮を見ることが出来ます。

large_509654_1.jpg
ガラスの真上から撮影すればよいのですが
何せ高所恐怖症なのでこうして撮影するのが目一杯です。

再び鳴門大橋を戻り洲本温泉へ
今回お邪魔させていただいたのは
「淡路インターナショナルホテル・ザ・サンプラザ」です
オーシャンビューの良いお部屋です。
宿泊料金もリーズナブルです。
2021061308530771a.jpg




処理済~38522
オーシャンビューを背景に記念に一枚
デジカメのバッテリー切れのため
スマホで仲居さんに撮ってもらいましたが
フラッシュの光源不足で逆光になってしまいました 泣

翌朝、頑張って早起きして
対岸の和歌山県から昇ってくる朝日をカメラに収めました。
38520.jpg

対岸は大阪だと思っていたのですが
仲居さんに聞くと和歌山県だそうです。
これにはびっくりしました。


さて、温泉はというと
洲本温泉は関西でも有名な温泉です。
歴史のある温泉ではなく
発掘されたのは昭和だそうです。
平成5年に新たな源泉が発掘され
湯出量が豊富になり、一気にホテル群が立ち並びました。
こちらのホテルも新源泉からお湯をひいてます。

大浴場はそんなに大きくありません
2021061309111404f.jpeg

室外の露天風呂もこんな感じです
20210613091246823.jpeg


・洲本温泉 ★★★☆☆
さらっとしてます、私的にはイマイチでした

泉質:アルカリ単純泉
pH:8.6
湧出量:不明
源泉温度:47.0℃
加温:なし
加水:不明
少量のラドン含有





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2021.06.12 (Sat)

紺屋の女房 12

お付き合いくださいました「紺屋の女房」ですが
ついに最終話となりました。

お話的には前回の11話でほとんど終わりなのですが
どうぞ完結までお目を通していただければ幸いです

。、。。。。。。。。。。。


久蔵と高尾が初枕を済ませた翌日、
染物屋「紺屋」は臨時休業となった。
ささやかではあるが二人の祝言を催したのだ。

身内の者は、高尾が遊女あがりと聞かされていたので
あまり乗り気ではなかった。
遊女は梅毒持ちが多いからと
あからさまに不機嫌な人もいた。 
しかし、上座に座るお似合いの二人をその目で確かめ、
おまけに腰が低くて、
よく気がつく高尾を
紺屋に嫁いできた嫁として認めさせるには充分だった。

その次の日から紺屋は通常営業に戻った。
花魁暮らしが長かったからと
庶民の暮らしに慣れるまで母屋でゆっくりしておればいいと
吉兵衛をはじめ、お玉や久蔵は気を使ってあげようとしたが
「この店に嫁いできたからには
一刻も早く客商売に慣れとうござんす」と
姉さん被りをして、せっせと接客をした。
ただ、郭言葉(くるわことば)を使うので
遊女上がりだと小馬鹿にする客もいた。
しかし、大半の客はそんなことを気にする人はいなかった。
逆に郭言葉(くるわことば)が面白いと客が押し寄せ、
どんどんと紺屋は繁盛した。

2021052918111628a.jpeg

ある日、久蔵が反物を染めていると
その作業を見ていた高尾が
「なぜ、何度も染めやんすか?」と尋ねてきた。
「濃い藍色に染めるには
何度も何度も染めなきゃだめなんだよ」と親切に教えた。
だが、それがかえって高尾の疑問を深めた。
「薄くてはダメでありんすか?」
早染めは淡い色しか出ねえからな、
ほら、これが早染めだ。と言って
淡い青白の布地を見せた。
「綺麗でありんす、
夏の空のように澄んだ青が清潔でありんす」
染め職人は昔気質が多く、
色濃く染めねばならぬと思っていただけに、
淡い青色が綺麗だという発想を持っていなかった。
「ものは試しだ。
高尾、淡い色の反物を売ってみるかい?」
淡い青色の反物で着物をこしらえて、
それを高尾に着せて客の相手をさせたところ、
美人ゆえに、淡い青色が映えて、
早染めの反物が飛ぶように売れた。
瞬く間に染物屋「紺屋」は
江戸一番の大店(おおたな)にまで成長した。
「店が大きくなったから女中を増やさねばならない
誰ぞいい子はいないかねえ」
吉兵衛はポツリと呟いた。
それを聞いた高尾は「心当たりがありんす」と申し出た。

高尾が連れてきた女中は
なんと、お鈴であった。
久蔵は大歓迎した。
お鈴は久蔵と高尾の橋渡しをしてくれた恩人なのだから。
お鈴も高尾同様によく働いた。

丁稚見習いと言いながら
下男同様に紺屋に買われてきた久蔵、
口減らしのために遊郭に売られた高尾とお鈴、
三人は力をあわせて紺屋を繁盛させたのだから
人の未来など誰にもわからないものであると
後々まで語り継がれた。

仲睦まじい二人を見て
「あの2人は死ぬまで一緒だろう。
染屋だけに、あいしあう(愛し合う・藍しあう)ほど、
深ぇ仲だからな」と言わしめたそうな…

おあとがよろしいようで…

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。。。。。。。。。

「紺屋の女房」いかがだったでしょうか
私の好きな時代劇ポルノです。
読まれていて「あれっ?このお話って…」と
気づいた方もいるかもしれませんが
有名な花魁の高尾太夫を題材にした古典落語の
「紺屋高尾」をモチーフに
ポルノチックにアレンジしました。
もっとよく「紺屋高尾」を知りたい方は
「紺屋高尾」をWikipediaにてお読みくださいませ
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%BA%E5%B1%8B%E9%AB%98%E5%B0%BE

紺屋高尾は実話ということで
染物屋「紺屋」は実在していました。
今も東京都千代田区には「神田紺屋町」として名を残しています。
紺屋があった場所にはビルが建てられ
その一階はなんと「アラジン」と言う名のインド料理店なのです(笑)
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2021.06.11 (Fri)

紺屋の女房 11

「さあ、お前の顔をしっかりと拝ませておくれ」
背を向けていた高尾の肩を抱き、
くるりと正面を向かせた。
『ほんに美しい…』
高尾は器量も去ることながら
性分(性格)も長年にわたって
女郎のトップに君臨してきただけあって
申し分のないおなごだった。
「お前を一生大事にする」
久蔵が初めて口にした求愛の言葉であった。
「嬉しいでありんす…」
高尾の目から涙がポロポロと溢れた。
久蔵は涙を優しく舐め取り、
高尾の唇に接吻した。
ちゅっ、ちゅっ、と数回軽く接吻を交わすと
おもむろに口に吸い付き舌を射し込んだ。

幾多もの御大尽が、
金にものを言わせて吸われてきた唇であったが
今宵の接吻は高尾を痺れさせた。

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『これが、ほんに好き合う者同士の接吻…』
高尾は一刻も早く、身も心も蕩けさせてほしくて
珍宝(ちんぽ)を握りしめたかったが、
それをグッと我慢した。
はしたない女と思われたくなかった。
下腹部に滑り降りた手がピタリと止まったので
「俺の珍宝(ちんぽ)を
愛(まな)でてくれようとしているんだろ?
躊躇しなくていいんだ
俺の体はお前のもの、お前の体は俺のものなのだから」
久蔵は高尾の手をとり珍宝(ちんぽ)を握らせた。
そして、久蔵もまた、高尾の股間に手をやり
茂みを撫で上げて
指先が亀裂に触れるとそのまま奥をまさぐり始めた。
おさね(クリトリス)を捏ねてやると
「ああ…!お前さま、気持ちようござんす」と
喘いで久蔵の肩に歯を立てた。
「ほら、高尾、お前も俺の珍宝(ちんぽ)を擦っておくれ」
催促すると慣れた手付きで扱(しご)き始めた。
「おお…こりゃ堪らん!」
女将さんの熟練の技にも
引けをとらない手すさび(手コキ)に
自然と腰がヘコヘコしてしまう。
「お前さん、もっと気持ちようなるでありんす」
高尾は、しゃがみこむと珍宝(ちんぽ)を吸い始めた。
「うわぁ!高尾、極楽だぁ~!」
家屋(かおく)には吉兵衛夫妻をはじめ
賄い人も寝ているのだが
そんなことはお構いなしに久蔵は歓喜の声をあげた。

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久蔵の部屋から、高尾と久蔵の悦びの声が聴こえる。
「久蔵のやつ、初枕(初夜)を始めよったな」
若い二人の睦まじくも艶かしい声を聴いているうちに齢(よわい=年齢)50に近い吉兵衛も久々に勃起した。
お玉とは一つの布団で寝ているものだから
吉兵衛の股間の強ばりがお玉の尻に
ツンツンと当たってくるのだから
お玉も次第に息が荒くなる。
「まあ!お前さまったら…こんなになって…」
お玉の手が吉兵衛の寝巻きの裾を払い
褌(ふんどし)の上から久々の強ばりを握りしめた。
「思えば儂らも興奮してあのように初枕を迎えたよな」
吉兵衛は天井を見つめながら遠い昔の記憶を
思い出していた。
「お前さまったら、上手く挿せなくて
入れる前に子種を出してしまいましたわね」
お玉も自分達の初枕を思い出しながら
吉兵衛の珍宝(ちんぽ)を扱(しご)き始めた。
「互いに歳をとったが、
お前と夫婦(めおと)になれたのが
儂の人生で最高の喜びだ」
吉兵衛の手は自然とお玉の襟元を割り
垂れはじめた大きな乳房を揉んだ。
あっという間に乳首が勃起して
それを吉兵衛に摘ままれた。
「お玉…久々に…どうじゃ?」
吉兵衛が夫婦の営みを求めてきた。
「お前さま…」
お玉は待ちわびたように寝巻きの帯を解いた。
久々のお玉の裸体であった。
見慣れた裸体ではあるが、
今宵は一段と美しい。
「お玉。愛しておるぞ」
吉兵衛はお玉の体に覆い被さった。

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久蔵と高尾の夜の営みの喘ぎ声で
養父と養母が若さを取り戻し
営みはじめた事など露知らず。
若い二人は、まるでこの世に二人だけのように
甘い時を過ごしていた。
「お前さま…欲しいでありんす」
高尾は布団に体を横たえて
膝裏を手で抱えて脚を大きく開いた。
久蔵も一刻も早く挿したくて仕方なかったので
高尾の要求に応えた。
己の強ばりを握りしめ、
たっぷりと潤った高尾の股間の女陰(ほと)にあてがった。
いくつもの男根に汚された女陰(ほと)であったが
初めて男を迎え入れる処女(おぼこ)のように
高尾は胸をときめかした。
陰唇を割り開いて侵入してくる珍宝(ちんぽ)…
高尾は生まれて初めて
男に抱かれる悦びを味わうのだった。 
「あああ~!お前さま!好いておりんす!
まごうことなき好いてござんす!!」
亀頭の先が子の宮にぶつかった瞬間、
高尾は初めて絶頂というものを知った。

若い二人の腰使いは屋敷の襖をカタカタと鳴らした。
「儂らも負けてはおられんぞ」
吉兵衛の熱く滾(たぎ)った珍宝(ちんぽ)が
お玉の女陰(ほと)を裂いた。
「あああ!お前さま!たまらないわ!!」
高尾に負けじとお玉の声も大きい。
「ほれほれ、これはどうじゃ?」
吉兵衛の腰が八の字を描く。
「好き!それが一番好きです!!」
ドンドンと突かれるよりも
このように女陰(ほと)の中を
ぐりぐりと抉(えぐ)られるのが好きだった。

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2021.06.10 (Thu)

紺屋の女房 10

昨夕、久方振りの党首討論会がありました
党首討論ということで白熱したバトルを期待していましたが
野党からは核心を突いた質疑もなく
総理も相変わらずのらりくらりと
返答にならない同じフレーズの繰り返し…
20210610114001a3d.jpg
きっとこの後、内閣不信任案を提出して
却下された後、審議拒否という
何十年も続いてきた不毛な時間が流れるんでしょうかねえ

私はカラオケクラブを主催していますが
再開に際しては
・新規感染者が20名以下が連続10日であること
・陽性率が2%以下が連続10日を記録すること
という風に上記2項目を満足しない限り
オフ会を再開しないというラインを決めてます

素人でもこのような基準値を設定してるのに
なぜ総理はオリンピック開催の基準ラインを示さないのか?
安心安全というボーダーラインを決めるべきだと思うのですが…

今後もワクチン効果がイマイチという結果になったら
次は大阪万博でやるかやらないかでもめそうな気がします。

さて、気を取り直してお話の方に進みましょう
高嶺の花と諦めていた高尾太夫が嫁に行くと言い出しました。
さてさて、どうなることやら…

。。。。。。。。。。。。

「ほんとかえ?ほんに嫁に来てくれるんかね?」
悔し涙が枯れ、今度は喜びの涙が溢れた。
身請けしないという太夫の言葉にお鈴が異義を唱えた。
「太夫、お言葉でありんすが、
このような主さまのところへ嫁がなくても、
どこぞの御大尽のところへ身請けした方が
花魁のためでありんす…」
確かに金持ちの家に身請けされた方が
裕福に暮らせるであろう。
ただ、身請けといういうのは、
この遊郭から御大尽の屋敷に買われてゆくという
人身売買なのだ。
身請けされたとて正妻にはなれず、
御大尽の屋敷で飼い殺され
男の性処理の玩具になるだけなのだ。
「お鈴…、あちきは裕福な暮らしよりも
女の幸せが欲しいでありんす」
女の幸せ…
お鈴はそんなことを考えた事がなかった。
此処に売られてきて女盛りの時期は男に買われて
身請けされて、どこかの御大尽の屋敷で
籠の中の鳥として死んでいくか、
どこにも行く宛もなくこの遊郭に女中として残り
掃除洗濯に明け暮れるかの二者択一だと思っていた。
慕われている男のもとへ嫁ぐという選択肢など
売られてきたときから無いものだと思っていた。
太夫は、嫁となるその道を選ぼうとしている。
羨ましかった。
醜女(しこめ=ブス)の自分には
縁のない道だと己の容姿を呪った。

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月日は流れ、高尾太夫の年季が明ける日が来た。
久蔵は高尾太夫がやってくるのを
今か今かと待ちわびた。
「可哀想に…
野暮(田舎者)だから上手くあしらわれただけさ」
吉兵衛はおそらく訪ねてこないであろうと思い、
しょげかえる久蔵をどうやって慰めようかと思案した。
お玉もまた、高尾太夫が来なければ自分の出番だと
久蔵に抱かれてやろうと心を決めていた。

やがて日が暮れ、
店を閉めて夕餉(ゆうげ=夕食)を済ました頃、
カランコロンと下駄の音が紺屋に近づいて来た。
「太夫だ!」
久蔵は悦び勇んでソワソワし始めた。
「日が暮れてから嫁いでくる馬鹿はいねえよ。
どこぞの女中が用事を言いつけられて
歩いているだけさ」
吉兵衛はこの期に及んでも
花魁が嫁に来るなんざ信じていなかった。
お玉も今夜のために裏の井戸端で
せっせと股を洗っていた。

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やがて木戸をとんとんと叩く音がして
「ごめんなんし、夜分にごめんなんし」と
なんとも、耳に心地よい声がした。
その声を聞いて「太夫が来た!」と
木戸を開けに久蔵は走り、
まさかとは思いながら吉兵衛はちゃぶ台を片付け、
お玉は慌てて股を手拭いで拭いた。
久蔵に案内されて現れたのは、
これまた絶世の美女だった。
「紹介します、高尾太夫にございます」
そのように紹介された高尾は
居間の手前の廊下に座り三つ指を付いて
「高尾でありんす、可愛がっておくんなまし」と
頭を下げた。
白粉も塗っておらず、
帯は前帯でなくちゃんと後ろに結び
頭には鼈甲(べっこう)の簪(かんざし)もなかったので
美人ではあるけれど、
それが太夫とはにわかには信じられなかったが
話し方が郭言葉(くるわことば)であったので
太夫本人だと信じないわけにはいかなかった。

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「あんた、本当に高尾太夫かえ?」
失礼かとは思ったが吉兵衛は念のために聞いてみた。
「ほんざんす…
あ、年季が明けまして、もはや太夫ではござんせん」
依然として廊下に三つ指をついたままだったので
「そうかい、そうかい、
よくぞこんな馬鹿の野暮野郎に嫁いでくださった」
ささ、こっちに入んなよと
吉兵衛は高尾を居間に座らせた。
「ほんにべっぴんさんだねえ」
男に買われて股を開いてきたおなごだから
きっとろくでもないおなごだと思っていたお玉も
礼儀正しく美しい高尾を褒め称えた。
「で…、祝言は明日でいいかい?」
そのように吉兵衛が尋ねたので
そのように段取りをお願いしますと
言いかけた久蔵を制し
「あちきは卑しい女郎あがりでありんす
人並みの祝言などもったいないでありんす
此方に来るのも人目を忍んで夜分を選んだのも
そのような思いからでありんす」
その言葉を聞いて久蔵は惚れ直し
吉兵衛もお玉もすっかり高尾を気に入った。
「そんなことは気にする事はねえ、
お前さんは立派な私たちの息子の嫁だ!」
取り敢えず、質素だけれど
明日に形だけの祝言をあげることにした。
「さあさ、今夜はもう遅いからゆっくりとお休み
久蔵の部屋に煎餅布団だけれど用意してあげるよ」
お玉はそう言って居間を出て
嬉しいような寂しいような複雑な涙をそっと拭った。

さて、寝るとしても嫁入り道具はおろか
何も持たずに来たものだから高尾の寝巻きがない。
「真冬でもごさんせんから
裸で寝ても良いでありんすか?」
高尾の白い肌を見ただけで久蔵は激しく勃起した。
我慢できねえと高尾の背後から抱きついて
豊満な乳を揉んだ。
「ダメでありんす…
まだ祝言も済んでないざんす」
高尾は処女のように恥らんだ。
久蔵は手さえ握ったことのない高尾に
いきなり乳を揉んだ事を詫びながら
「もう何年もおなごを抱いていないから
きっと下手だと思うけど抱かしてくれ」
貴方があちきを惚れてくれてるだけで幸せでありんすから
上手い下手は二の次でありんすと
高尾は久蔵に身を任せた。

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2021.06.09 (Wed)

紺屋の女房 9

ブログランキング…
ブロガーの皆さんは気になりますか?

ブログを始めた頃は上位にランキングしたくて
必死こいてましたけど
最近はもうどうにでもなれという気分です。

しかし、しかしですよ
バンバン更新していて
人気のあるブログが上位に来るのはわかるのですが
もう何年も放置しているブログが上位を占めているのは
どうにも納得いかないですね~


さて、お話の方はというと
いよいよ佳境に突入します
あと数話で完結となりますので
どうぞ最後までお付き合いくださいませ

。。。。。。。。。。。

それから久蔵は身を粉にして働いた。
わずかな給金は己の贅沢に一切つかわずに
せっせと貯めこんだ。

そして、計画通りに三年にして、
ようやく10両を貯めることが出来た。
久蔵は10両を握りしめて遊郭に走った。
しかしながら、どこの馬の骨ともわからぬ男が
不意に訪ねてみたところで相手にされぬ。
何がなんでも太夫に会いたいと
久蔵は、茶屋の店先で土下座をした。

そんな騒ぎを聞き付けたのは
顔見せの部屋で今宵も客からあぶれたお鈴であった。
「あいや、あの主(ぬし)さまはいつぞやの…」
三年も前だというのに、情を頂戴した久蔵のことを
お鈴はしっかりと覚えていた。
「一体どうしたといわすのでありんすか」
穢多役人(えたやくにん=遊郭の岡っ引き)に
摘まみ出されようとしているところへお鈴が声をかけた。
「いえね、高尾太夫に会わせろと動こうとしないもんだから
遊郭の外へ摘まみ出すところでございます」
久蔵は穢多役人に殴られても蹴られても
その場を動こうとはせず
手にした10両を掲げていた。
太夫に会うには最低でも10両が必要だと言ったのを
この男は覚えていた!
どんなに必死のおもいで10両を貯めたのかと思うと
胸が熱くなった。
「僅かだけ時間をくんなまし」
遊女よりも位(くらい)の低い穢多役人であるがゆえ
遊女からしばらく待っておけと言われれば
言うことを聞かねばならなかった。
「ほんの僅かな時間でよければ」
穢多役人はつまらなさそうにそう言った。

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あまり時間がないのだと
お鈴は急いで高尾太夫の部屋の前にゆき、
襖を開けるのはご法度ゆえに襖の前でひれ伏して叫んだ。
「お願いがありんす。話を聞いてくんなまし!」
お鈴のあまりに切羽詰まった声に
何事かと高尾太夫は尋ねた。
「会いたがっておりんす!男がいんす。
会ってあげてくんなまし」
お鈴とは同じ日に此処に売られてきて
二人で励まし合いながら辛い日々を過ごしてきた。
運良く器量の良さで太夫に登り詰めた高尾太夫だったが
寝間での男の扱いはお鈴の方が上だと
高尾太夫はお鈴を認めていた。
お鈴に目鼻立ちの器量が備わっていれば
立場が逆だったかもしれぬ。
そんなお鈴がなりふり構わずに
太夫に頭を下げて願い事を申し出たのだから
無視するわけにはいかない。

「今宵は月が綺麗でありんす…
少しだけ待ち合い茶屋まで散歩するでありんす」
暗に会ってあげてもいいから
待ち合い茶屋で待っていろという意味だった。
「ありがとうごりんす!」
お鈴は店先に飛んで帰り、久蔵の手を取ると
「ついてきてくんなまし」と
久蔵を待ち合い茶屋に連れていった。
穢多役人には
「ご苦労でありんした帰ってくんなまし」と
役人を蹴散らした。

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「俺は高尾太夫に会いたいんだ
こんなところで酒を呑んでいる場合じゃない!」
待ち合い茶屋で徳利を手に
「一献、呑みなんせ」と酒を薦めるお鈴に
一度だけ肌を重ねた仲とはいえ、
今回はお前に会いに来たのではないと憤慨すると
「太夫の部屋へは、おいそれとは入れないのでありんす
この茶屋で顔繋ぎをするのが大事なのでありんす」と
遊郭の仕組みを教えてくれた。
『なんとまあ焦れったいものなのだな』
まあ、果報は寝て待てというぐらいだ
3年も一生懸命に働いて待ちに待った瞬間なのだから
少しぐらい待たされてもなんということはないと
太夫の到着を今か今かと待ちわびた。

やがて待ち合い茶屋の店先が賑やかになった。
「花魁道中だ!」
「太夫だ!高尾太夫が出てきたぞ!」
花街をウロウロしていた男連中が
口々に高尾太夫を褒め称え、
称賛の思いを口にした。
「到着したようでありんす
あちきはこれにて失礼いたしんす」
お鈴が部屋から出るのと入れ違いに高尾太夫が入ってきた。
「お初にお目にかかります。
手前、紺屋という染物屋の久蔵と申します」
一通り挨拶の口上を申し上げて
久蔵は繁々と高尾太夫の顔を拝見した。
『なんと美しい!
この世にこんなにも美しいおなごがいるとは…』
同じ部屋にいて同じ空気を吸っているだけで
幸せな気分になってくる。
おまけにこの香りはなんであろう?
麝香(ジャコウ)であろうか?
男を虜にする色香が漂ってくる。
高尾太夫は一言も発せずに
煙管(キセル)にタバコの葉を詰めて火を付けた。
ふう~っと紫煙を久蔵に吹き掛けたあと、
火鉢にタンっ!と煙管を叩きつけて
火種を火鉢の中に落とした。
「お時間でありんす。
さらばでありんす」
高尾太夫が初めて発した言葉が別れの言葉であった。

20210529101118db8.jpeg

『冗談じゃねえ!
あんたに会うために俺は3年間も金を貯めこんだんだ!』
久蔵は、ここで帰してなるものかと太夫の手を繋ごうとした。
「触りんせんで!!」
太夫は一喝すると煙管(キセル)で久蔵の手を叩いた。
太夫が声を荒げたので、
廊下に控えていたお鈴が慌てて部屋に飛び込んできた。
「太夫、どうしたでありんすか?」
太夫と客が差し向かいのところに飛び込むのはご法度ゆえ
高尾太夫はお鈴を睨み付けながら
「この野暮(やぼ=田舎者)はなんざんす?
あちきに触ろうとしたでありんす!」
そう言われてお鈴はやれやれといった表情を浮かべ
「こん主(このお客)さまは、遊郭に不慣れでござりんす」
どうぞ、許してやってくださいませと
お鈴は畳に額を押し付けて太夫に詫びた。
「おゆかり様(馴染み客)になるまで
あちきをこうしてお呼びしてくんなんし
お主さまが、あちきにとって
間夫(まぶ=本命の男)になるまで通いなんし」
久蔵が遊郭に不慣れとわかったからか
太夫の言葉に優しさが込められた。
「通えと?俺がお前さんに会うために3年もかかったんだ!
次にまた会うために、再び3年間も身を粉にして働けと?」
遊郭のルールだか何だか知らないけれど
あまりの理不尽さに久蔵は涙をポロポロこぼして泣いた。
「その間にあなたが誰かに見受けされれば一巻の終わり…
今宵一度の逢瀬でございましたが、
これにて今生(こんじょう)のお別れにございます」
久蔵は自分の事を全て話した。
此処へ遊びに来る御大尽(金持ち)に有らず
一介の丁稚奉公人であること、
太夫に一目惚れして
必死にお金を貯めてようやく会いに来たのだと、
涙を溢れさせて語った。
「御大尽に有らずことは気づいておりんした。
主さまの指は染め粉が染み付いてありんす
あちきは盗っ人でもして大金を手に入れ
ここに遊びに来たと思っておりんした」
一目見ただけで太夫に思いを寄せ
一心不乱に働いてきた久蔵を思って太夫も涙を流してくれた。
「お金で枕を交わす卑しい身を
3年も思い詰めていただけるとはなんと情の深いお方…」
太夫はどこにも見受けしませんと言い出した。
「あちきは後2年で年季明けとなりんす
年季が明けたらお主さまの元に嫁ぎに参りんしょう
心変わりせず待っていてくんなまし…」
その言葉を聞いて久蔵は喜び、お鈴は驚いた。

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2021.06.08 (Tue)

紺屋の女房 8

パートナーさんの恥骨骨折は
日々良くなっていますが
開脚するとまだ痛むらしく
アッチの方はご無沙汰ですが…

それでも歩けるようになってきたので
緊急事態宣言下ゆえに府外には移動できないので
大阪府の田舎にある「国華園(こっかえん)」へ…

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ここは植物の苗とか肥料とか
産地直送の野菜が格安で売られています。
大阪ではかなり有名なお店です。

ここで野菜を大量に仕入れてきたので
暫くは野菜中心の食生活になりそうです。

私はというと
お遊びでキュウリと茄子とトマトの苗木を買いました
園芸や家庭菜園など未経験なので
ただ植えてるだけ(笑)
手慣れた方々、家庭菜園のベテランの方々、
アドバイスよろしくお願いします

2021060709040574f.jpg
左からトマト、茄子、キュウリだと思います
実が成ったらトマトは私が食べて
キュウリと茄子はパートナーさんの下のお口に食べさせてから
後でゆっくりといただこうとひそかに狙ってます(笑)

そうそう、トイレ掃除が大変だからと
お し っ こ はしゃがんで
用を足してねと言われています

パートナーさんに歯向かわない私は
従順にしゃがんで用を足してますが
昨日、朝立ちしたまましゃがんで 放 尿 したら
ホースの角度が久しぶりに絶好調で
便器ではなくトイレの壁に
おもいっきり放水してしまいました(笑)

トイレに関する失敗談は
誰しも必ずありますよね?

さてさて、前置きが長くなりましたが
お話の方はというと
久蔵を慰めるつもりが
反対に体の火照りを慰められてしまうお玉。
男って、何だかんだと言いながらも
することはしてしまうようです…


。。。。。。。。。。。

自然と二人の体勢が崩れ
お玉の体が久蔵の体の上にのし掛かっていた。
「久蔵、これが四十八手のひとつ『二つ巴』(69)だよ
互いに大事なところを舐め合いましょ」
確かにこれだと互いに舐め合う事ができる!
久蔵は強めの女臭のする鮑(あわび)のような女陰(ほと)に
吸い付いた。
途端に、お玉が珍宝(ちんぽ)を口から離し
背を仰け反らせて体を震わせた。
お玉は解いた自分の寝巻きの紐で猿ぐつわを作って
口に噛ました。
女将さんと通じ合うなどもっての他、
ただでさえ密通なのに、
今では血縁のない義理とはいえ親子なのだから
近親相姦というおまけ付きなのだから
何がなんでも人に知られることだけは
避けなければならない。
お玉とて、その事は重々承知しているので
うっかり声を漏らさぬように先手を打ったのだ。
猿ぐつわのお陰で
お玉の喘ぎ声は「う゛う゛ぅ…」と呻き声となり
夜の戸張に消えた。

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それならば、もっと激しく責め立てる事ができると
女陰(ほと)を舐める久蔵の舌の動きに
いやらしさが増してゆく。
黒いわらび餅のような小陰唇もちゅばちゅばと舐め上げ
ぶっくり飛び出たおさね(クリトリス)を
舌先でグリグリと押し込んでやった。
お玉は久蔵の体の上で蛇のように体をくねらせ
早くハメてほしいとばかりに握りしめた珍宝(ちんぽ)を
激しく上下に擦った。
頃合いを見計らって体を入れ替え、
お玉を組し抱くとお玉の手首を握って布団に押し付け
手の自由を奪った。
いやよいやよと小刻みに首を振るお玉の顔に
接吻の嵐を降らせた。
やがて久蔵の唇はお玉の唇を捕獲する。
観念したとばかりに、お玉は口を開いて舌の侵入を待ちわびた。
甘い吐息のお玉の口の中に舌を忍び込ませ。
綺麗な歯並びの感触を楽しんだ。
私もあなたの口の中を味わいたいわと
お玉の舌が久蔵の口の中に遊びに来た。
互いの舌が絡み合い、双方の口の中を行ったり来たりした。
そんなことをしながらも、
お玉の腰は久蔵を求めてクネクネと蠢く。
大きく股を開いて蠢くものだから
自然と珍宝(ちんぽ)の先の亀頭が陰唇の扉をこじ開けた。
「そこ、そこよ…そのまま…突いて…」
お玉は股間を弛緩させて珍宝(ちんぽ)が入りやすいように
淫道を広げた。

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「母上さま、共に気持ちよくなりましょう」
久蔵は尻の穴に力を込めて珍宝(ちんぽ)を
カチカチに屹立させた。
一気に突いてと懇願したにも関わらず
久蔵が女陰(ほと)の入り口の滑りを楽しんで止まないので
お玉は、はしたなくも腰をせり上げて
久蔵を子の宮近くまで呑み込んだ。
ほどよい締め付けが久蔵に精を出せと促してくる。
負けじと久蔵は、お玉の子の宮を潰さんが如く
突きまくった。
お玉は猿ぐつわを噛みちぎらんばかりに
寝巻きの紐を噛み締めた。
激しく出し入れさせることも出来たが
襖がカタカタと音を鳴らすので力加減が難しかった。
激しく腰を突き合うことは出来なかったが
誰にも知られてはいけない密通という情事に
お玉はすぐさま絶頂を迎えた。
両の脚で久蔵の腰を挟み込んで
逃げられなくしてしまったから
嫌でも女陰(ほと)の中に精を吐かねばならんかった。
「母上さま。よろしいのですか?
このまま私の子種を…中に出してもいいのですね?」
願いが通じたとばかりにお玉は久蔵にしがみついた。
逃げ場を失った久蔵は「出る!!」と一言呻くと
とびっきりの濃い子種をお玉の中に噴きこんだ。

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2021.06.06 (Sun)

紺屋の女房 7

久蔵は吉兵衛に連れられて遊郭に遊びに行ってから
すっかりおかしくなってしまった。
確かだったソロバンの腕も落ち、
帳簿の間違いなどザラであった。

「お前さん、久蔵の様子が変だよ
一度お医者さまに診てもらった方が良くないかい?」
お玉は吉兵衛に久蔵を医者に診てもらうことを進言した。
助平で性欲満々だった久蔵が
陰で乳を触らせてやると言おうが
尻を撫でてもいいと言おうが
まったく興味を示さなくなったのだ。
さすがにこれはおかしいとお玉も心底に心配になった。

医者に診てもらっても
「はて?特に悪いところは見受けられませんが」
どこにも異常はないと言う。
医者が帰った後、
番頭の佐平が吉兵衛に耳打ちしてきた。
「旦那様、こりゃひょっとしたらアレじゃありませんか?」
「アレとは?」
吉兵衛が佐平に訝しげに尋ねると
「お医者様でも草津の湯でもと言うではないですか」
笑いを堪えるようにしながら音痴な節をつけて歌いながらそう言った。
「えっ?恋の病と言うのかえ?」
まさかと思いながらも吉兵衛にも心当たりがあった。
確かに久蔵を吉原に連れて行ってから様子がおかしくなった。

その夜、お玉を交えて久蔵にいろいろ尋ねてみることにした。
「これ、久蔵や。お前さん、まさかと思うが吉原の女郎に恋してしまったのかえ?」
そう聞くと、久蔵は顔を真っ赤にして
「恥ずかしながらその通りです」と答えた。
吉兵衛は、あの夜に久蔵が指名した醜女のおなごを思い出していた。
「いいかい久蔵、よくお聞き。
おなごであれば誰でも良いという訳ではないんだよ
いくらなんでも、
あの醜女では毎日が楽しくないだろうよ」
そのように諭すと、お玉が烈火のごとく怒りはじめた。
「ちょいとお前さん、久蔵が見初めたおなごなんだよ!
その言いぐさはないんじゃないのかい?」
見た目でおなごの良し悪しを決めてはいけないと諭された。

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「ちょっと待ってください
私が心をときめかすおなごは
端下(はした)の女郎ではなく
吉原一の花魁、高尾太夫にございます」
吉兵衛とお玉の言い合いに割って入るように
久蔵はすべてを打ち明けた。
『恋煩いの相手が、かの有名な高尾太夫だとぉ?』
吉兵衛は空いた口が塞がらなかった。
だが、此処は一つ、
義父として久蔵を諭してあげねばならない
コホンと小さく咳払いをすると
居ずまいを正してこう言った。
「久蔵、そりゃあ無理だ
花魁を身受けするにゃ、
この店(たな)を丸ごと売り払っても足りねえ」
悪いことは言わねえ、諦めろと久蔵をなだめたが
虫の居どころを悪くしたのはお玉であった。
下男同様の丁稚見習いから目をかけてやり
己の股ぐらで男にしてやった久蔵の願いを
どうにか叶えてやりたいと思った。

その夜、自室に戻った久蔵は
しくしくと泣いて枕を濡らした。
いくら恋い焦がれても手の届かない高嶺の花だと
わかってはいたが、
義父の吉兵衛に正論で説き伏せられては
ぐうの音もでなかった。
やがて皆が寝静まった丑三つ時に
静かに久蔵の部屋の襖が開いてお玉が入ってきた。
気落ちして眠れずにいた久蔵は慌てて飛び起きて
布団の上に正座してお玉を迎えた。
「可愛そうに…気落ちしてしまったかい?
でもね、世の中には成せばなるという言葉があるんだよ
あたしだってそうじゃないか
だんな様だけで物足りないと必死で念じたら
草庵先生やお前と密通できたじゃないか」
だから簡単に諦めちゃいけないよと
久蔵の隣に座って久蔵の上体を優しく抱きしめた。
「母上さま…」
初めて男にしてもらった時の女の色香が
久蔵にまとわりつく。
「今は私の体で我慢おし、
そして明日からは必死に働きな
働いて働いて、死に物狂いで働けば
活路は開けるってものだよ」
そう言ってお玉は寝巻きの襟元を開くと、
こぼれ出た乳を赤子に吸わせるように
久蔵の口に含ませてやった。

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私の体で我慢しなさいというお玉に甘えて
久蔵は口に含ませてもらった乳首をちゅうちゅうと吸った。
「何があろうと、私だけはお前さんの味方だからね」
そう言ってお玉は久蔵の寝巻きの裾を割り開いて
褌(ふんどし)の上から優しく珍宝(ちんぽ)を握ってやった。
恋煩いで手すさび(オナニー)もご無沙汰だった珍宝(ちんぽ)は
あっという間に硬く勃起した。
久々の久蔵の強張りに
「そうだよ、その意気だよ。
元気がなけりゃ何事も上手くいかないんだからね」
お玉は久蔵の股間に顔を寄せて
褌(ふんどし)から珍宝(ちんぽ)を引きずり出すと
尺八(フェラチオ)を施した。
高尾太夫を思い、ため息しかでなかった呼吸が
やがてハアハアと荒い逞しい男の息づかいに変わってゆく。
屈みこんだお玉の丸い尻に手をやり、
尻の谷間に指を添えて何度も撫でた。
「いいんだよ。好きにしていいんだよ」
お玉は久蔵が触りやすいように尻を高々とあげた。
久蔵はお玉の寝巻きの裾を引き上げて
月明かりに浮かぶ白い双丘の尻肉を直に撫でた。
「うううぅ…」
尺八(フェラチオ)しながら
お玉は感じて呻き声を漏らした。

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2021.06.04 (Fri)

紺屋の女房 6

「さあさ、指で弄(いじ)るなり
いきなり珍宝(ちんぽ)を挿(さ)すなり
ご自由にしてくんなまし」
お鈴は普段、濡れない性分ゆえ、
葛湯(くずゆ)をアソコに塗って潤いを出すのだそうだが
今宵は美男子の若い男が相手ゆえ
そんなものを使わずとも、
お鈴のアソコは和布蕪(めかぶ)のようにトロトロであった。
「では、お前の女陰(ほと)を味見させてもらおう」
久蔵はお鈴の内ももに手を添えて
ぐっと左右に押し開いた。
その手際の良さにお鈴は驚いた。
「まあ、主さま(ぬし=お客さま)。
もうすでに女を知ってありんすか?」
筆下ろしに、やってくる客は多い。
そのような輩は我を忘れて女に抱きつき
褌(ふんどし)を解く前に吐精してしまうのだった。
女陰(ほと)を目の当たりにしても
久蔵は落ち着いていた。
お鈴の膝を舐め、
内ももに接吻をしながら
少しずつ女陰(ほと)に近づいてくる。
久しぶりに男に買われたお鈴のアソコは
久蔵の珍宝(ちんぽ)を待ちわびて
ヒクヒクと蠢(うごめ)いていた。
「ああ…ひととき、ひとときでよいので
あちきを桃源郷(とうげんきょう=ユートピア)に
連れて行ってくんなんし」
女陰(ほと)に近づいてくる久蔵の舌を待ちわびながら
お鈴は前帯を解いて全裸になった。
久蔵もまたお鈴の内ももに吸い付きながら
帯を解いて脱ぎ捨て褌(ふんどし)一丁になった。
すでに激しく勃起していた。
養子になってからというもの
読み書きソロバンに明け暮れ、
陰で女将さんを抱く時間さえなかった。
久しぶりの姦通(かんつう=セックス)の機会に
久蔵の心は踊った。
早く挿(さ)せとばかりに亀頭の先から
次々と我慢汁が溢れ
褌(ふんどし)の前を尿漏れしたかのように濡らした。
舌が女陰(ほと)に近づくにつれて女臭が強くなってくる。
お鈴もまた久蔵の舌を求めて女陰(ほと)から
トロトロと本気汁を垂れ流した。

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「ああ恥ずかしや…
女郎たるもの主(ぬし)さまに
気持ち良くさせるのが勤めというのに
あちきが主(ぬし)さまに
こんなにも気持ち良くさせてもらえるとは…」
お鈴は遊女というより一人の女として
久蔵に身を任せた。
やがて、久蔵の舌先が女陰(ほと)を飾る陰唇に触れ
チロチロと舐めあげた。
「ああ~!ダメでありんす!!」
お鈴は身体中にビリビリと痺れが貫くのを感じた。
そんな事はお構いなしに
久蔵の舌は陰唇を割り開いて
子の宮が納められている膣へと忍び込んでくる。
「あっ…!あっ…!」
小気味良い喘ぎ声がお鈴の口から漏れる。
『体の感度が良いおなごだな』
己の舌の動きに絶妙に応えるお鈴が可愛くなってきた。

『女将さんのような年増も良いが
やはりおなごは若いのに限るな』
久蔵は女陰(ほと)を舐めながら、
手を伸ばしてお鈴の乳を揉んだ。
子を出産したこともないだろうが
その乳首は空豆(そらまめ)のように肥大し
かなり弄(いじ)り甲斐があった。
久蔵は女陰弄り(ほといじり)を指に切り替え、
小振りな乳にむしゃぶりついた。
お鈴は胸に競り上がってきた久蔵の頭を
とても愛しそうに抱いた。
初めて肌を合わせる久蔵とお鈴であったが、
ひとつひとつの所作は、
まるで古くからの恋仲間のようだった。 

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「主(ぬし)さま、お願いでありんす
一思いに挿(さ)してくんなまし…」
久蔵に買っていただいた時間は、
ほんの一刻(いっとき=約二時間)だった。
すでに半刻(はんとき=一時間)が経過していたので
あまりゆっくりしている時間がなかった。
買われた時間のうちに久蔵に精を殺(や)ってもらわねば
女郎として笑い種(ぐさ)にされてしまう。
もちろん男を逝かすのがノルマだが
お鈴は自ら桃源郷に登り詰めたい気持ちが強かった。
「よかろう。夫婦(めおと)のように
一晩中愛し合う訳にもいかないしな。
どれ、ひとおもいに楽にさせてやろうかの」
お鈴を四つん這いにさせて、
腰を抱くと後ろから深々と珍宝(ちんぽ)を突き刺した。
「ああ!嬉しゅうござりんす!嬉しゅうござりんす」と
お鈴は歓喜の涙を流した。
売れっ子女郎と違って、
あまり使われていないお鈴の女陰(ほと)は若々しかった。
さほど大きくない久蔵の珍宝(ちんぽ)であったが
淫道(いんどう=ちつ)は狭くギチギチに締め上げてくる。
『こうして後ろから抱けば醜女(しこめ)も気にならず
真の女体だけを楽しめる』
久蔵は若いお鈴の肌を楽しんだ。
ぷりっとした尻肉のはち切れんばかりの弾力を楽しんだ。

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「逝かしておくんなまし!逝かしておくんなまし!」
あまりにも激しい久蔵の突き上げに
お鈴が先に根をあげた。
おびただしい卑猥な汁がお鈴の女陰(ほと)から
滴り落ちた。
女将さんの低い喘ぎ声とは違う若い色気のある声に
久蔵もまた一緒に登り詰めた。
「ああ!出てしまう!」
中に出してはいけないと珍宝(ちんぽ)を抜こうとするのを
お鈴は嫌がった。
「中に…中にだしておくんなまし」
そう言われても懐妊させれば
厄介な事になるのが目に見えていたので
子種を欲しがる女陰(ほと)から珍宝(ちんぽ)を引き抜いて
お鈴の背中におもいっきり濃い子種を放出した。
「好かねえことを…
あちきの中にだしてよろしんすものを…」
中だしを拒んだことで
お鈴はちょっぴり拗(す)ねたようだった。

気まずい空気が二人の間に流れたが
そんな空気を掻き乱すように茶屋の外が賑やかになった。
何事かと窓を開けると、一際艶やかな着物を着た女が
何人もの男女を引き連れて練り歩いていた。
「花魁道中(おいらんどうちゅう)にありんす」
お鈴が同じように窓から顔を出して教えてくれた。
「花魁道中?」
「そうでござりんす…あちきら遊女の中でも
ああして花魁になれるのはほんの一握り…」
これが花魁かあ…
確かに大層なべっぺんさんだ。
出来ることならあのようなおなごと
肌を交わしたいものだとお鈴に言うと。
「主さま、失礼な言い方でありんすが…
懐(ふところ)は肥えてござりんすか?
花魁を逢い引き茶屋に呼ぶだけでも
大層なぜぜこ(お金)が必要でありんす」
して、その金額とは?
久蔵はお鈴に問いただした。
「そうでありんすなあ…
あのお方は高尾太夫(たかおたゆう)と申しまして
最高位の花魁でありんすから…
少なくとも10両かと…」
10両!?
店主見習いとして
そこそこの給金を頂くことが出来るようになった久蔵であったが、それでも10両を貯めるのに3年はかかる…
「高嶺の花とはまさにこの事よな」
久蔵はガックリと肩を落とした。

「同じように花街に売られたおなごでも
花魁として花を咲かすおなごもおれば
わちきのようにたまに主(ぬし)さまに買われ
日銭を稼ぐのが精一杯で
ようやくおまんまにありつけるおなごもおりんす」
己の運命(さだめ)の儚(はかな)さを呪うかのように
お鈴ははらはらと白粉(おしろい)を洗うかのように
いくつもの涙の粒を落とした。

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2021.06.03 (Thu)

紺屋の女房 5

女房のお玉が腹に差し込みがあるといって
草案先生に診てもらってから半月ほど過ぎた。
草案先生の治療が良かったのか、
診てもらった次の日からバリバリと働きだし
半月たった今も腹の具合が悪いとは
これっぽっちも口に出さなかった。

「旦那様、まことご新造(ごしんぞう=奥さん)さまは
働き者の良い女将でございますなあ」
客の相手をてきぱきとこなすお玉を見て
番頭の佐平はしきりに感心した。
「誠に良い女を妻にめとったものだと
私も鼻が高い。ただ…」
言いよどむ旦那の顔が曇った。
「ただ…なんでございましょう?」
その先が気になって、番頭の佐平は続きを促した。
「うむ…ただ、なんというかお玉の畑が悪いのか
はたまた私の子種が悪いのか
一向に赤子(ややこ)を授かることができんのだ」
四十路(よそじ=40代)の吉兵衛は
先祖代々続いてきた染物屋の「紺屋」が
自分の代で暖簾(のれん)を下ろすことになろうと嘆いた。
「それなら一案がございます」
番頭の佐平は
旦那の吉兵衛の耳元でヒソヒソと話し始めた。
「養子を頂けばよいのです」
それならば吉兵衛も考えていた事であった。
ただ、人様の子を頂戴するにしても
それなりの礼金が必要だし、
後々に本来の父母が金の無心にこられては困ると
二の足を踏んでいたのだ。
「良い子が身近におるではないですか」
はて?どういうことかと
吉兵衛は佐平の意図を読めずにいた。
「久蔵でございますよ。
あいつはほんとに働き者だ
私はね、あいつを仕込めば
金の卵になると目をつけているんですよ」
佐平は、久蔵がこの店に買われて来てからというもの
孫のように可愛がっていた。
「佐平、お前が申すのなら間違いはなかろう。
今夜にでもお玉に相談してみるとしよう」

その夜、番頭の佐平の考えをお玉に打診してみた。
嫌がるかと思いきや、お玉もいたって乗り気であった。
かくして久蔵は吉兵衛の養子となり
下男という身分から「紺屋」という店の跡取りとして
厳しい修行を受けることとなった。


久蔵は頭のいい子で、
読み書きソロバンを、そつなく覚えていった。
そして15歳となり、
元服(げんぷく=現代の成人式)を迎えた日、
吉兵衛は久蔵に、ついて参れと連れ出した。
「どこに連れて行ってくださるのですか?」
久蔵は吉兵衛に尋ねた。
「うむ。お前も無事に元服(げんぷく)したことだし
ひとつお前を男にしてやろうと思ってな」
しばらく歩いてゆくと、ふいに大きな門が見えてきた。
「久しぶりに遊ばせてもらうよ」
吉兵衛は門番の男に気さくに声をかけて
さあ、お入りと久蔵を門の中に手招いた。
門をくぐり抜けて久蔵は腰が抜けるほど驚いた。
そこは昼間かと見間違うばかりに
赤い提灯が等間隔で
通りの奥まで煌々と灯っていた。

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「父上さま、ここは一体…」
オドオドしながら吉兵衛の後をついていきながら
ここはなんという所なのかと尋ねた。
「ここは遊郭といって、男の遊びだ
一人前の男は皆、ここで浮き世の垢(あか)を流すのだ」
連なっている家屋は
表通りに面した窓が格子になっていて
中を自由に覗くことが出来た。
格子窓の中からは着物を着崩した女達が
乳房の膨らみを強調して男を誘っていた。
「兄さん、遊んでいきなよ
安くしておくよ」
目が合った女は恥ずかしげもなく声を掛けてくる。
「どうだい?好みの女はいるかい?
童貞を捨てさせてもらう女なのだから
じっくりと選べばいい」
選べばいいと言いながら、
なるべく手前の女を選んでおくれよと
吉兵衛は念を押した。
どうやら奥に座っている女ほど高値なのだろう。

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童貞を捨てると言ったって、
久蔵の童貞はとっくの昔に
女将さんに捧げたのだから
誰でもよかった。
「では、この子にしようかね」
久蔵が指名した女は、
名をお鈴という肉厚の唇の醜女(しこめ=ブス)であった。
かなりの安値であった、それは醜女(しこめ)ゆえに
誰にも買われずに毎晩油を売っているようなものなので
投げ売りしているようなものだった。
思いがけずにお鈴を買ってもらったものだから
茶屋の親父は喜んだ。
「では、しっかりと楽しむがいい」
吉兵衛もまたそれなりの女を買い、
違う部屋へと消えていった。

「あちきを買ってくれて嬉しいわいな」
お鈴は猪口(ちょこ)を持てと催促する。
買ってくれたお礼にお酌をさせてくんなましと
徳利(とっくり)を手にしてお鈴は微笑んだ。
「いえ…私は元服(げんぷく)したばかりで
酒は呑めないんだよ」
呑めないというよりは呑んだことがなかったので
少し躊躇(ためら)っていたのだ。
「あらあら…
お初心(おぼこ)い顔をしていると思うておりんしたが、
そうでありんしたか…」
話し方がゆっくりで別世界に迷い込んだと思わせた。
そのように告げると
「そうでありんす…
此処(ここ)は浮世離れの遊郭(ゆうかく)…
すべてを忘れてあちきと楽しむでありんす」
酒の口当たりをまろやかにさせていただきますと
お鈴は徳利(とっくり)から酒を自らの口に含むと
久蔵の口に吸い付いてきて
酒を流し込んでくれた。
生まれて初めての酒をお鈴の口から呑ませてもらった。
たちまち胃の腑(ふ)が、かあーっと熱くなり
度胸がついた気になった。
「さあ、あちきを見んなまし」
お鈴は着物の裾を開いて股間を見せた。
お鈴の股間は女将さんのアソコと違い
若い匂いが漂っていた。

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2021.06.02 (Wed)

紺屋の女房 4

どうやら今週は梅雨の中休みのようです
晴れ間がやってくるのは嬉しいのですが
いきなり30度越えの気温です。

と言っても朝晩は少し肌寒いので
衣服の調節がめちゃくちゃ難しいです。

今週末こそはコタツを片付けて
じゅうたんラグを剥がさないと
季節感のない部屋になっているので
頑張って模様替えをするつもりです


さて、お話の方はというと…
すっかりお店の女将さんに気に入られた久蔵ですが
童貞とおさらば出来るでしょうか?
よければ続きをお読みくださいませ。


。。。。。。。。。。。。。。。。

「いいかい、ハメるよ」
お玉が久蔵にのし掛かってきた。
大きな乳房が眼前に迫ってくる。
「動かないでじっとしてるんだよ」
お玉はそう言うと腰を微妙に動かす。
すると亀頭が
湯の温もりとはまた違った暖かいベールに包まれる。
次の瞬間、お玉が腰を落として「うぐっ!」と
くぐもった声を漏らした。
珍宝(ちんぽ)が生暖かいものに包み込まれた!

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「いけません!女将さんいけません!!」
久蔵は身悶えて挿入を外そうとした。
不義密通は大罪なのだ。
素っ裸で同じ湯船に浸かっているだけでも
誉められたものではない。
女の肉壺に珍宝(ちんぽ)を収めて男になった喜びよりも
お縄を頂戴することになる恐れが勝った。
おまけにお玉が久蔵の肩を押さえつけて
これでもかというほどの激しさで腰を揺するものだから
水面が波立って、しこたま湯を飲んでしまう。
「久蔵、お前は凄いねえ…
初めての男なら女にハメられて
あっという間に吐精するものだけど
まだまだ堪(こら)えることが出来るんだねえ」
久蔵は顔に押し寄せてくる水責めと
不義密通の罪を犯している申し訳なさが入り交じり
女体を味わうどころではなかったから
いつまでたっても射精感がやってこなかった。
今は欲情などこれっぽっちもないのだが
お玉のおまんこが珍宝(ちんぽ)の根元を
キリキリと締め上げるものだから
萎むことさえままならなかった。
泣き出しそうな久蔵の顔を見て
心中を察してくれたのか
「大丈夫よ久蔵。
黙ってさえいればバレないんだからさ
それに誘ったのは私の方なんだから
お前に罪はないんだよ…
だから…後ろから突いておくれよ」
お玉は合体を解いて、
立ち上がると尻を久蔵に向けて屈んだ。
『今なら湯船を飛び出して逃げれる!』
そう頭の中では理解しているのに
意に反して久蔵の手はお玉の尻を抱いて
尻穴の下で蠢(うごめ)く女陰(ほと)を目掛けて珍宝(ちんぽ)を
突き刺す体制に入った。
『いけない!自分から挿してはいけない!』
そう思うのだが、湯に温められたお玉の体から
なんともいえぬよい匂いがして
行為を止めることができない。
亀頭が陰唇に触れるとズドンと腰を前に押し出した。
グシュッ!!
女陰(ほと)に湯が入っていたのか久蔵が突き刺すと
とんでもなくいやらしい音がした。
「ああ…!!ハメてしまった!」
先ほどとは違い、自らの意思で挿入したのだから
興奮度も半端ではなかった。
『おまんこってこんなに気持ちいいんだ!』
気づけば久蔵はがむしゃらに腰を振っていた。
お玉も声を出してはいけないと
手拭いを口に咥えて喜びに堪えていた。
女陰(ほと)の中で
珍宝(ちんぽ)が気持ちよい角度を探ろうと
浅く挿したり深く挿したり
挙げ句の果てには腰をグリグリと回した。

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しかし童貞を捨てたばかりの男に熟女の刺激は強すぎた。
もっともっと女陰(ほと)の中で戯(たわむ)れたいと思ったが
どうにも制御出来ない。
やがて、もう少しで射精しようかという瞬間に
「女将さん、お湯加減はどうでしょう。
薪能(たきぎ)をくべて沸かしましょうか?」と
お加代が気を利かせて風呂場の外から尋ねてきた。
久蔵があわてて珍宝(ちんぽ)を抜くと
あっという間に萎んでしまった。
「いいのよ!お前はお店を手伝っておいで!!」
子種を注いでもらおうと思っていたお玉は
癇癪(かんしゃく)を起こしたようにお加代を叱りつけた。
珍宝(ちんぽ)を抜いて萎れてしまうと同時に
久蔵は冷静さを取り戻した。
「女将さん!俺、とんでもないことを…」
気にしないでいいんだよとお玉は久蔵をとりなした。
もう一度、尺八をして珍宝(ちんぽ)が元気になれば
挿してもらおうとお玉は企んだが、
意に反して久蔵は慌てて褌(ふんどし)を締めて
風呂場から逃げるように飛び出した。

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2021.06.01 (Tue)

紺屋の女房 3

翌日、草庵先生を呼びに行った女中のお加代が
血相を変えて帰ってきた。
「おらんのです!
草庵先生が昨夜のうちに荷物をまとめて
また旅に出られたんです!」
そりゃあ、仕方ないねえと
店の旦那の吉兵衛はあきらめ顔だったが
腹の虫が収まらないのは妻のお玉であった。
「もう少しだったのよ、
もう少しで腹の差し込みが全快する筈だったのに…」
お玉は立腹していたけど、
朝餉(あさげ=朝食)をペロリと平らげていたことから
回りの皆は、もう医者に治療を施してもらわなくても
大丈夫ではないかと思っていた。
「あー!むしゃくしゃする!朝風呂に入るよ!
久蔵、風呂を沸かしておくれ!!」
商いをするものにとって、
朝寝、朝酒、朝湯は
身上(しんしょう=財産)を潰すと言われて
忌み嫌っていた。
「朝湯はやめなさい」と
亭主の吉兵衛がたしなめても言うことをきかない。
お玉に惚れぬいている吉兵衛は女房に睨まれると
それ以上は何も言えなかった。

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「湯が沸いて用意ができました」
久蔵がそう告げると昨日と同じように三助を命じた。
「三助ならば私が…」
お加代が申し出たが
「女のお前に
背中を流してもらっても気持ちよくない。
男の手で力強く擦ってもらいたいんだよ
お加代、お前は店先を掃除しな!」
店先の掃除は久蔵の仕事だっただけに
お加代は不服そうに頬を膨らましながらも
竹箒を手に取ると表(おもて)に出ていった。
「さあ、久蔵いらっしゃい」
お玉は我れ関せずと風呂場に向かった。
「やれやれ、困ったものだ」と
亭主の吉兵衛は店の開店時間が迫っていたので
慌てて店に出ていった。
「女将さんの言い付けだもん、
仕方ないですよね」と
困ったような表情をしながらも
心をときめかせて久蔵は
褌一丁の姿になると風呂場へと足早に向かった。

風呂場では昨日と同じくお玉が全裸で待ち構えていた。
「久蔵、お前も褌(ふんどし)を解いて裸になるんだよ」と
素っ裸になることを命じた。
久蔵は昨日の尺八(フェラチオ)を思いだし、
すでに股間の珍宝(ちんぽ)は仁王立ちであった。
「うふふ…やはり若いってのは素晴らしいわね」
お玉は激しく勃起している久蔵の珍宝(ちんぽ)に
頬擦りしてうっとりとした表情をした。
「久蔵、お前は女(おなご)を知ってるのかえ?」
そう聞かれて久蔵は激しく首を振った。
5歳の時にこの店に売られてから13歳になる今日まで
女(おなご)の手さえ握ったことがなかった。
「私が男にしてやろうかね」
そう言って久蔵を洗い場に優しく寝かせた。
「女陰(ほと=おまんこ)を見せてあげようかね」
お玉は久蔵の顔の上にしゃがみこんだ。
昨日、草庵先生のイチモツが抜けた時に、
ほんの一瞬だけ見た黒い陰唇の奥で
男を狂わせるような匂いを醸し出す女陰(ほと)が、
すぐ目の前に迫っていた。
久蔵はたまらずに
その匂いを嗅ぎながら自分で手すさび(手コキ)をした。
「だめだよ~、自分でするもんじゃないんだよ」
お玉は久蔵の手を払いのけて
珍宝(ちんぽ)を舐め始めた。
「ほら、お前も私の女陰(ほと)を舐めてごらん」
口元に女陰(ほと)を押し付けられた。
目の前には、おいど(アナル)がきゅっきゅっと
萎んだり広がったりしていた。

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口元が女陰(ほと)の汁でびしょびしょになって行く。
まるで小水でも漏らしたかのような
おびただしいほどの量だ。
それを恐る恐る舌先で掬(すく)ってみた。
たちまた脳天にズドンと衝撃波がやってくる。
『旨い!なんて甘露なんだ!』
さらに舌先を伸ばすと
スルリと女陰(ほと)の膣(あな)に
舌先が吸い込まれた。
お玉は尺八(フェラチオ)を施しながら
「ううぅ…!あぐぅ~~!」と呻いた。
珍宝(ちんぽ)を咥えていてよかった。
それでなければ大きな喘ぎ声を発して
何事かと皆の衆が覗きに来るところだった。
「久蔵、お前、岩清水(いわしみず=クンニ)が上手だねえ
ほんとに女の体を知らないのかい?」
久蔵の舌が疲れて動きが鈍くなってきたので
お玉は誉めて久蔵を発奮させた。
男という生き物は誉めてやると精を出すことを
お玉は知っていた。
案の定、再び久蔵の舌が蠢き始める。
「そう!そうだよ!舐めながら
おさね(クリトリス)も指で弄っておくれ」
「おさね?」
初心な久蔵は、おさね(クリトリス)と言われても
何のことやらわからなかった。
「ここよ、ここを指の腹でグリグリして欲しいの」
お玉は自らの手を股間にもってゆき
中指の腹でぷっくら膨れた陰核を捏(こ)ねた。
「わかりました」
久蔵はお玉の脇腹から手を差し込んで、
おさね(クリトリス)なるものを
ぐりんぐりんと捏(こ)ね回した。
たちまちお玉の体がぶるぶると震え出す。
「おお!いきなりそんなに強くやられたら
私、狂ってしまうわ」
もう辛抱できないと、お玉は尻を離して立ち上がり
久蔵の手を取って湯船に浸かるように催促した。
湯船に浸かって久蔵を正座させると
「いいかい?私がお前を男にしてやるよ
絶対に声を漏らすんじゃないよ」
そう言いながら、
お玉は自分が喘いでしまうのを恐れて手拭いを口に咥えた。

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