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2021.04.30 (Fri)

貴方に抱かれて私は蝶になる 1

コロナ禍が収まる気配がありません
ほんとに日常がかなり変わってしまいました。
緊急事態だと政府や自治体に言われても
なにも変わらず外出したり
飲み歩く方もいます。
店で呑めなければ路上や公園でたむろして呑む人も多いですね
日本はいつから
こんな緊張感のない人種になってしまったのでしょう
これも戦後長く続いた平和ボケの弊害でしょうか

さて、人の動きが止まってしまうと
ダメージを受けるのは飲食店や観光業ばかりではなく
夜のお仕事、つまりスナックやキャバレーにも
ダメージを受けるでしょう

そんな中、
自宅などに派遣されるデリヘルという形態はどうでしょうか?
そんな夜の社会で生きていく女達の世界を描いてみようと思いました。

。。。。。。。。。。。。

車に乗り込む時に、
やけに湿気が身体に纏わりつくと思っていたのだが
ポツポツとついに車のウィンドウに雨粒が当たりだした。
「雨になりましたね」
私たちをデルヘリ事務所から
お客様の元に送り迎えしてくれる運転手の稲本さんが
暗く陰湿そうな声で話し始めた。
問いかけに返事もせずに後部座席の純恋(すみれ)は
後部ドアの窓に後方へ流れ飛んでゆく雨粒を
ぼんやりと見ていた。

「一つ聞いてもいいですか?」
稲本がバックミラーをチラッと見ながら問いかけてきた。
「なに?」
女性の扱いに慣れている男なら
この純恋(すみれ)の一言で
野暮な質問をするべきではないと気づいただろうが
今までの仕事をリストラされ、
人生を転げ落ちてきた50歳前の
うだつの上がらないくたびれた中年の稲本には
そんな気遣いなど出来るはずもなかった。
「いえね、やっぱりこういう
デリヘルをされる女性ってアレが好きだから
こんな仕事を選んだんでしょ?」

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くだらない質問だと、純恋は無視を決め込んだ。
しかし、稲本の質問責めは止まらない。
「やっぱりあれですか、
いい男に当たったら惚れてしまうんですか?」
純恋は稲本の質問を聞き流した。
つまらない質問には答えてやるもんかと
純恋は明日のランチは何を食べようかなと
思考を別の方に向けた。
「やっぱりアレを舐めてたら濡れちゃいますか?」
なおもしつこく聞いてくるので
ついに純恋はブチ切れた。
おもいっきり運転席の背もたれをヒールで蹴り飛ばした。
「ごちゃごちゃうるせえんだよ!
こっちは今から見ず知らずの男の
臭えちんぽを吸わなきゃなんねえんだよ!
いい男に指名されたらだって?
あんたバカか!あたしたちデリヘルを利用する男に
ろくな奴はいねえんだよ!
濡れなくてカサカサのおまんこに
スキンクリームを塗りたくって
爪の伸びた汚ねえ指を突っ込まれるんだ!!
可哀相だと思うんなら黙って運転しろよ!」
純恋の啖呵に稲本は体を縮こまらせて
「すいません!すいません!」と詫びた。

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指定されたマンションの一室に着くと
ニコッと作り笑顔を浮かべながらドアホンのボタンを押した。
返答もなく、いきなりドアが開いた。
純恋はペコリとお辞儀して「本日はご指名ありが」
ありがとうごさいますと言い終わらないうちに
「さっさと入ってドア閉めろよ」と言って
純恋を指名した男は部屋の奥へ歩いて行った。
慌てて男の後を追って
純恋は男が入っていった部屋に飛び込んだ。
たちまち純恋の鼻腔にツーンとイヤな匂いが侵入してきた。
ベッドの回りには
コンビニ弁当の容器が所狭しと捨てられていた。
ごみ袋に片付けるでもなく、
中には食べかけのまま床に中身がこぼれている弁当もあった。
「いくら?先払いでしょ?」
男は財布を広げて札束をこれ見よがしに
見せつけてきた。
「えっと…まったりコースが24,000円で
ダブルのご予約でしたので48,000円になります」
そう言うと、男は財布から一万円札を数枚抜き取ると
純恋に投げつけた。
紙幣はヒラヒラと純恋の足元に散り落ちた。
「どうした、早く拾えばどうだ」
ふう…まったく…
純恋は気づかれないようにため息をついた。
たまにこのような男に当たってしまう。
お札を拾い上げるために屈んだ瞬間、
純恋は男にソファに押し倒された。
「あっ…!お客様、
スタートということでよろしいでしょうか…」
純恋は男に組し抱かれながらも懸命にバッグに手を伸ばし
スマホを取り出すと事務所に電話をかけた。
「あ、店長、純恋です。
ただいまからお客様とプレイスタートです」
-  そうか、頑張って常連さんになってもらうように
大サービスよろしくね  -
通話の声が漏れていたのか
「そうさ、サービスしてくれたら
これからもあんたを指名してやるぜ」と
男は言って純恋の脚を開いて股間に顔を埋めた。
『荒々しいわ…よほど溜まってるのね』
あん、あん、と純恋は感じてる演技をしながら
スマホのタイマーを二時間にセットした。

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08:30  |  貴方に抱かれて私は蝶になる  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

2021.05.01 (Sat)

貴方に抱かれて私は蝶になる 2

2021年も早いもので
今日から5月です。 
どんどんと東京オリパラの開催日が近づいて来ます。
オリンピック組織委員会は
オリパラに医療従事者を500人を準備させて欲しいと訴え、
菅総理は
「資格がありながら現役を離れている方が多いので
その方達に復帰してもらえれば大丈夫」とか
あまりにも世間離れしたコメントに唖然としました。
現場を離れている看護士さん達は
子育てなど家庭環境で仕方なく現場を離れている訳で
資格があるからオリパラに手伝えというのは
少しばかり考えが甘いような…

それにオリパラを実行するにしても
今のコロナ禍の感染者がどれ程の人数に
抑えられたらという数値化をすればいいのに
そういう基準も決めずに
頭ごなしに「オリパラは出来る」と言われても
信憑性がないというか…

オリパラを辞退したら違約金が発生するとか
今後オリパラが我が国で出来なくなるとか
そんな枝葉を大事にせず、
思いきった舵取りをしてもらいたいところです。

さて、先日から書き始めた「貴方に抱かれて私は蝶になる」ですが…
このフレーズでピンとくる方はそれなりの年齢の方かと思います。

そうです、森山加代子さんが歌ってヒットした
「白い蝶のサンバ」のワンフレーズです。
私、この方のファンでした。
一昨年に亡くなりましたが、
若い頃はチャーミングな女性でした。
顎にホクロがあって、それが妙にセクシーでした。

さて、お話は「白い蝶のサンバ」とは
まったく関係ございませんが
緊急事態宣言下の大阪より
頑張って書かせていただきますので
どうぞよろしくお願いいたします。

さて、物語は
オタクっぽい男に指名され、
気分が乗らないままデリバリーされた純恋(すみれ)さん、
彼女の運命やいかに…
ということで続きをお楽しみ下さい。

。。。。。。。。。。

男の舌がショーツ越しに純恋(すみれ)の
女のアソコを舐め始めた。
ショーツが唾液まみれになって冷たくなる。
「ちょ、ちょっとお客さま…シャワーを…」
とりあえず男をクールダウンさせたかった。
「そんなものはいらない。俺もシャワーを浴びないから
お前も浴びなくていい」
男はそう言って体をずりあげると
純恋(すみれ)の唇に吸い付いた。
「ちょ、ちょっと!」
純恋の下着を舐めまくった唇が
今度は純恋の唇や顔面に舌を這わした。
『気持ち悪いっていうのよ!』
純恋は、ありったけの力を込めて男の体を払いのけた。
「お客様、当店のホームページをご覧になりましたよね?
キスと本番は禁止だと理解してますよね?!」
純恋がそう訴えても、
男は聞く耳を持たないとばかりに服を脱ぎ始めた。
「脱げよ」
男は素っ裸になると純恋にも服を脱げと命じた。
「言っておきますけど、指を入れてもいいですけど
うちは本当に本番は出来ませんからね」
まあ、そう堅いことを言うなよ。
男は純恋の手を取ってベッドに横たえた。
「本番はダメだというけど、
この前に来た女は少し多めに金を払うと
喜んでハメさせてくれたぜ
だから今回も多めに渡した」
前回、この男の担当になったのは誰かしら…
咲桜(さくら)さんかしら…
それともリリーさん?
いずれにしてもいい迷惑だわ。
一人がそういうことをしてしまうと、
すべての女の子が本番オッケーと思われてしまう。
「その子がどうあったにせよ、
私は本番をしないという決まりごとを守りたいだけです」
わかったよ、素股でいいよと男は観念して
純恋に体を委ねた。

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「しかしなんだな、
こうやって挟んでもらってるだけというのはつまらんな」
つまらないという言葉は本当だろう。
股間に挟んだ硬いモノがどんどん柔らかくなってゆく。
「舐めましょうか?」
そう提案すると「上手いんだろうな?」と
男は純恋の目の前に仁王立ちした。
「失礼いたします」
純恋は男のイチモツに手を添えた。
顔を近づけた瞬間、
男が何日も入浴していないのだろうと気づいた。
ペニスが…異様に匂うのだ。
たまに包茎のお客に指名されることがある。
だけど彼らは包茎であるがゆえに
包皮の中が臭うことを自覚していた。
プレイを始めるに際して、
彼らは必ず「シャワーを浴びてきれいにしてきます」と
礼儀をわきまえていた。

厄介なのは今回の客のように風俗の女に慣れている奴だ。
こいつらは金さえ払えば何をしても許されると思っている。
少しばかり咥えるのを躊躇っていると、
男の手が純恋の側頭部を掴み、
強引にペニスを純恋の口に咥えさせた。
「うぐっ!!」
唇がこじ開けられて臭いペニスがねじ込まれる。
「おらっ!どうした?舌を使えよ」
そっと舌をペニスに絡めると、
塩辛い味と異臭が純恋を苦しめた。
「下手くそだな…よくこの仕事をしようと思ったもんだ」
嫌悪感で首を振ることができない純恋に苛立ちを見せ、
男は自ら勢いよく腰を前後に振った。
女性を陵辱することで快感を覚える性癖なのか、
ペニスに逞しさが甦り、
あっという間に口の中がパンパンになった。
男は純恋を道具としか思っていなかったので
純恋に嘔吐感が押し寄せようとも労りの素振りさえなかった。
我慢の限界が来てしまったので、
お客様には手出しをしないというのが
お店のルールではあったが
純恋はペニスを口から抜いてほしくて
男の胸板をこれでもかというほど叩いた。
「あん?何抵抗してんだよ!
俺はなあ、お前を二時間買ったんだよ!
客に対してその態度はなんだ!!」
ペニスを口から抜いてくれたのは良いけれど
今度は背後に回って二の腕で首を絞めてきた。
俗に言われるプロレス技のスリーパーホールドという奴だ。
その技の名前通り、気管は確保されるものの頸動脈が男の手首でロックされるものだから、たちまち目の前が暗くなって
純恋はいとも簡単に失神した。

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どれぐらい気を失っていたのだろう…
ほんの数秒の事なのだろうけど
長時間眠っていた気がした。
そして純恋を覚醒させたのは
おまんこを押し広げペニスを挿入されたことによるものだった。
「ちょ、ちょっと!!本番はダメって言ったじゃん!!」
ベッドをギシギシ揺らしながら男は純恋の体を味わうように涎でべちょべちょになるほど舌を這わした。
「うるせい!こんな仕事をしてるんだから
ほんとはお前だって死ぬほどおまんこが好きなんだろ?
わかってるんだぜ!
その証拠にほら、よく締め付けてくるじゃねえか」
純恋だって、好きな男とのセックスなら
食事をすることさえ忘れ、
寝る暇をも惜しんでハメ合うのが好きだった。
でも、初対面の、どこの馬の骨ともわからない男に挿入されても
気持ちいいとは思わなかった。
「なあ、どこに出して欲しい?
言ってみろよ、どこに出して欲しいんだよ!」
中出しだけは避けてもらいたかったので
「おっぱいに…おっぱいに出して下さい」とお願いした。

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17:47  |  貴方に抱かれて私は蝶になる  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

2021.05.03 (Mon)

貴方に抱かれて私は蝶になる 3

皆さま、GWいかがお過ごしでしょうか?
緊急事態宣言に加えてこの天候の不安定な事。
おかげで私は、
どこかに遊びに行きたいという欲望も失せ
お金を使わない穏やかなGWを過ごさせていただいてます。

昨年は諸悪の根元のように言われていたパチンコ店が
今年は、なに食わぬ顔で営業を続ける傍ら、
ショッピングモールや百貨店が自粛営業中止したり
映画館やカラオケも閉店しているので
交際中の若いカップルはデートもままならないですね
おまけに公園は散策できるものの
駐車場が閉鎖され、
小さなお子さんのいる家庭は頭が痛いところですね。

私はというと、
テレビのオンデマンドで映画三昧です。
朝から一本見て、午後は野球観戦、
夕方から寝るまでに、
また映画を二本見るという過ごし方です。
テレビを見ながらスナック菓子に手を伸ばすので
これ、絶対に太るよね(笑)

さて、お話の方はというと…
傲慢な男に指名され、
ついに本番をしてしまった純恋(すみれ)さん。
もちろん、同意なき挿入は犯罪行為ですので
あってはならないことですが
まあ、このような事は日常茶飯事。
反社関係のお店なら、
後でお客さまが痛い思いをいたします。
くれぐれも真似をなさらぬように。

ということで、その後の展開がどうなるか。
前書きが長くなりました。
それでは続きをお楽しみくださいませ。

。。。。。。。。。。。。

「出すぞ!出すぞ!!」
男の腰の動きが激しくなる。
亀頭の先がマシンガンのように子宮に打ち付けてくる。
さすがにこれほど激しいと
マグロ女になろうと決めていた純恋(すみれ)も
「あっ…あっ!」と声を漏らしてしまう。
無意識にここに出して欲しいと自ら胸を揉み
おっぱいに白い花を咲かせることに興味を促す。
しかし、その思惑とは裏腹に
男は「逝く~っ!!」と呻いて
ペニスを抜くどころか深々とペニスを埋め込み
びくんビクンと下半身を痙攣させた。
次の瞬間、純恋の膣内に熱いモノで満たされてゆく。
『中に出した?!』
この野郎、やってくれたじゃない!と
怒りで血が煮えたぎってきそうになる。 
そんな怒りを押し殺して「中に出しちゃったのね」と
とんでもなく困ったように言ってやった。

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ペニスが萎れて膣圧に負けてズルリと抜けた。
男はハアハアと荒い呼吸をしながら項垂れている。
中出しはおろか、挿入はダメと言ったでしょと
男を詰ると、
先ほどまで高圧的な態度だったのが嘘のように
「ごめんよ、ごめんよ~っ!!」と
純恋(すみれ)の体を抱きしめて泣き始めた。
男の豹変ぶりに純恋は驚かなかった。
独り暮らしのずぼらな男にはこういうタイプが多い。
射精するまでは虚勢を張るが
射精してしまえば
素に戻って社会に馴染めない情けない男は多かった。
「いいのよ、気にしないで…」
純恋は男の頭を撫でて、いい子イイコしてあげた。
男は純恋の乳首をチュウチュウ吸いながら
いつしかスースーと寝息をたてはじめた。
「ねえ、まだ時間がいっぱいあるよ
シャワーでも浴びてからもう一発する?」
一応、そのように声をかけてみたが
男は起きようともしない。
仕方なく、純恋は男を抱きしめて添い寝してあげた。
『まるで母親になった気分だわ』
そう思いながら、いつしか純恋も眠りに落ちた。

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ピピピ…
スマホのアラーム音で純恋は目を覚ました。
隣の男はまだ眠ったままだった。
「お時間となりましたので失礼します」
眠り続けている男に声をかけてベッドから抜け出し、
男の名残りが流れ出てきた股間を
ティッシュで拭って服を着た。
スタートの段階で男に投げつけられた札を床から拾い上げた。
48,000円に対して男は60,000円を投げていた。
『そういえば、最初に少し多めに支払うと言っていたわね』
本番をさせてあげたんだからこれは私の小遣いよねと、
一万円札一枚を自分の財布にしまいこんだ。
「またのご利用、ご指名をお待ちしております」
純恋は寝ている男に向かってペコリと頭を下げ、
そそくさと部屋を抜け出した。

マンションから出ると
表の道路にワゴン車に乗った稲本が迎えに来ていた。
「時間、ピッタリだったでしょ?」
稲本は少しだけドヤ顔で鼻の穴を膨らました。
後部座席に体を落ち着かせると
稲本は鼻をクンクンさせ
「あれ?シャワー無しだったんですか?」と
イライラさせることを言った。
「いいからとっとと車を出せよ!」
純恋は来たときと同様に
運転席の背もたれをおもいっきり蹴った。

事務所に帰ると、
店長とリリーさんが激しく言い合いをしていた。
「ねっ、だからさあ、もっとサービスをしてあげないと
お客さんが喜んでリピートしてくれないわけだよ」
どうやら最近、指名が少ないのを咎められているようだった。
「私、ちゃんと仕事をしているつもりですけど」
リリーさんも負けずに言い返す。
リリーさんは、
うちのお店の中では一人だけのアラサーの女です。
「うん。ちゃんと仕事をしてくれているのはわかっているよ
でもね、こういう商売は延長をいただいてこそ
儲けがでてくるわけよ」
なんだか奥歯にモノの挟まったような
歯切れの悪い台詞が続く。
「でね、お客様と会話しててさ、
あ~なんかフィーリングが合うなあと思ったらさ
何て言うのかな、その自然な流れでさ、
お客様がもっと喜ぶ事をさ…」
そう言いながら店長は手で腰を抱くポーズを取って
腰をカクカクと前後に振った。

「はあ?つまり店長は私に本番をやれというの?」
リリーさんの口から「本番」というワードが出た瞬間、
店長は「違うの、違うんだよ。
本番なんて僕は一言も言ってないよね?」
そう言って控え室でお茶を呑む私たち女の子に同意を求めた。
あの店は本番が出来ると噂になった時、
店長が本番を強要したと思われたくないのが見え見えだった。
「僕はね、リリーちゃんのためを思って言ってるんだよ
たくさん指名されて、たくさん延長をもらって…
お互いに儲けようよ~、
これこそウィンウィンの関係ってやつじゃん」
何度も本番をして欲しそうに説得する店長だったが
「私、絶対に本番だけはしませんから!
絶対にしろとおっしゃるんなら
別のお店に所属させてもらいます!」
店長とリリーさんのやり取りを聞いていて
控え室の私と咲桜(さくら)さんは顔を見合わせて
今にも吹き出しそうになるのを我慢していた。

そんな二人のディスカッションを止めさせるかのように
電話の着信音が鳴り響いた。
「はい!デリヘル夜の蝶々です…
はい、あ、吉井様ですね、いつもお世話になっております…
はい、では以前と同じくリリーさんでよろしいですか?
はあ、かしこまりました。
今、ちょうどリリーさんは待機しておりますので
今すぐにでも向かわせます」
店長は誰もいない壁に向かってペコペコと頭を下げた。

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「おい!リリー!
数少ないお前を指名してくださる吉井様だ
すぐに行ってくれ」
指名が来たというのにリリーさんは乗り気ではないようで
「ねえ、誰か代わってよ」と
純恋達に視線を投げた。
吉井さんは陰気で暗いとリリーさんから聞いていたので
純恋たちは慌ててスマホ画面に視線を落とし
アプリゲームに夢中で聞こえないふりをした。
「わかったわよ!行けばいいんでしょ!
稲本さん、送ってちょうだい」
稲本さんは車のキーを握り
「今夜は忙しいですねえ」と席を立った。

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07:50  |  貴方に抱かれて私は蝶になる  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

2021.05.06 (Thu)

貴方に抱かれて私は蝶になる 4

皆さま、GWいかがでしたか?
コロナ禍で自粛生活を続けて
昨年同様に自宅でのんびり出来たのではないでしょうか?
私は5月3日だけ、
近くの道の駅まで野菜と果実を買いに出かけました。
いつもは空いているのに
この日は超渋滞で駐車場に停めるまでかなりの時間がかかりました。
この道の駅には、すべり台などの遊具があるので
公園にマイカーで行けない親子連れが集まったようです。
店舗も入場制限するなど対策もバッチリでしたので
人との接触もあまりありませんでしたし
それなりにストレス発散出来ました。


連載中の「貴方に抱かれて…」は
今回から純恋(すみれ)さんからリリーさんへとバトンタッチされます
ではリリーさん編をお楽しみください

。。。。。。。。。。。。。

「吉井様というのは嫌な客なんですか?
えっとその…店長が言っていたように
本番を強要してくるとか…」
稲本はリリーさんがタイプの女性なので
純恋を乗せていた時よりも上機嫌だった。
「本番?まあ、そう言うふうに迫ってくる男ならいいけど
あの人、勃たないのよ
まあ、こちらは楽だけど一言も喋らないから不気味なのよね」
純恋のようにシートを蹴りあげる事もなく
リリーさんは稲本の問いかけに丁寧に答える。
『うちの事務所には多くの女の子がいるけど
この子が一番家庭的な匂いがするなあ
まあ、三十路ということで落ち着いているせいかもな』
お客として彼女を指名したら、
どんなプレイをしてくれるんだろう…
そんなことを考えていると自然と股間のモノが熱くなり
勃起してしまった。
『客として彼女を買えるだけの稼ぎもないのに
お前は何を期待しているんだ?』
後部座席のリリーにバレないように
稲本はこっそりと股間のイチモツを握った。

運転手の稲本と他愛ない世間話をしているうちに
お客様のお宅に到着した。
玄関の気配でわかったのか呼び鈴を鳴らす前にドアが開いた。
「待ってました…」
そう一言だけ発すると吉井さんは部屋の奥へ消えていく。
もう何度も訪問しているのでリリーは勝手知ったように
ドアに施錠して同じように家の奥に脚を運んだ。

「吉井様、今夜もノーマルシングルでよろしいですか?」
一時間の短時間で口でしゃぶって抜くだけのコースだ。
ただ、吉井さんは勃起しないので、
ふにゃちんをひたすら舐めるだけなのだ。
「ええ、それでお願いします」
そう言って15,000円をリリーに握らせた。
お金を受け取るとスマホで事務所に連絡を入れる。
「吉井様、ただいまからスタートとなります」
さあ、どうぞ横になってリラックスしてくださいなと
ベッドに横たわることを促しても吉井さんは立ったまま動こうともしない。

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どうしましたか?と尋ねると、
吉井さんはポロポロと涙をこぼした。
「僕は、貴女と会えるのは今夜が最後かもしれません…
実は糖尿病が悪化して明後日から入院するんです…
おそらく透析をすることになるでしょう」
そう言っていきなりリリーに抱きついてきた。
「いやだ!貴女と離れたくない!
ひと月に一度会えるのが私の楽しみだったんだ…
しかし、治療費と投薬代で贅沢するだけの余裕がなくなるんだ」
今までキモイおやじだと思っていたリリーの感情が
スーッと憑き物が落ちたような気分になった。
そんなふうに自分を指名してくれていたなんて…
リリーは吉井さんの背に腕を回して抱きしめた。
「そうだ、吉井様、良いことをしてあげる。
お店には内緒ね」
そう言ってリリーは吉井さんとキスをした。
突然の事で驚いた吉井さんだったが、
意を決したようにリリーの唇に吸い付いてきた。
どちらからともなく舌を絡めあった。
まるで恋人のようにお互いの唾液を味わった。
「ねっ、いいのよ」
そう言って吉井さんの手を取りおっぱいに導いてあげた。
「大きい…それに、すごく柔らかい…」
少しずつ指に力が加わり、
やがてこれでもかというほど胸を揉みはじめた。
「ねえ、いつもは私がしゃぶってあげているけれど
今夜は吉井さんが…舐めていいわ」
女の体にタッチしたり女陰に指をいれたり舐めたり出来るのは
スペシャルコースなので10,000円のアップになる。
「今後の事を考えると無駄遣いは出来ないので…」
吉井さんはリリーの申し出を断った。

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「これはお仕事じゃないの
今までずっと私を指名してくれた感謝の気持ちよ」
そう言ってリリーは全裸になってベッドに横たわった。
「ほんとにいいんですか?」
吉井さんも同じように全裸になってリリーの隣に寝転がった。
「こうして女性とベッドインするなんて20年ぶりです」
20代で糖尿病が発病し、すぐさま勃起不全になったそうだ。
奥さんはセックスがしたくてたまらなかったようで
別の男を作ってさっさと家を出てしまった。
「挿入だけが愛の形じゃないのにね」
さあ、どうぞ舐めて下さいなと
吉井さんの肩に手をやって下半身に押し下げてあげた。
「久しぶりなので下手くそかもしれません」
リリーさんの太ももを撫でながら吉井さんはリリーさんの脚を開くのを躊躇った。
「そんなことを気にしなくていいのよ」
リリーは自ら脚を開いて女性自身をさらけ出した。
「ああ…この匂いだ…おまんこのいい匂いがする」
吉井さんは、おまんこに顔を近づけて
クンクンと匂いを嗅いだ。
リリーは、まだ舐められてもいないのに、
何故かとても感じてゾクゾクしてしまった。
「じゃあ、失礼して舐めさせてもらいますね」
吉井さんの舌先が陰唇に触れた瞬間、
ビリビリと電流が走り、リリーは思わず「はうっ!!」と
歓喜の声をあげた。

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2021.05.08 (Sat)

貴方に抱かれて私は蝶になる 5

非常に淋しいGWが終わりました
人によっては、この週末の土日まで
お休みという方もおられるでしょうか。

さて、IOCのバッハ会長の来日が取り止めになったそうな。
まあ、てんやわんやの日本だから
来ても来なくてもどうでもいいけどね。
でも、来日してもらって、
今の日本の状態を見てもらうのもいいかなとは思いましたが。
しかしまあ、こんなコロナ禍に
オリンピックの開催地になってしまったのが残念でなりません。
個人的には、もうオリパラは無理だと思いますが
政府、東京都、実行委員会は
安心安全なオリパラを実行できると
私たちの声を聞く耳を持ちませんね
もうどうなっても知~らない (笑)

さて、お話の方はというと
リリーさん、吉井さん相手にお股を開いて
大事なところを舐められてゆきます
お仕事の範囲を越えて吉井さんに身を任すリリー。
では、続きをお楽しみください


。。。。。。。。。。。。。

おまんこの奥がジーンと熱くなって、
愛液がトロトロと流れ出てきたのが自分でもわかった。
吉井さんは陰唇を丁寧に舐めあげてくれた。
いきなりクリトリスやビラビラを広げて
膣口に舌先を忍ばせる男ばかりだったので、
こんなにビラビラをじっくり責められると
焦れったくもあり嬉しくもあり、
リリーは自然と
「ああ…吉井さん…気持ちいいわ」と喘いでいた。

「もっと…もっと奥まで舐めて…」
リリーは尻を浮かせて吉井さんの顔に
おまんこを押し当てていた。
吉井さんは指で陰唇を押し広げ、
ぱっくり開いたおまんこを目に焼き付けた。
「綺麗だ…リリーさん、とても綺麗だ!」
ちゃんと愛して欲しい…源氏名でなく本名で呼ばれたい。
「和美と呼んで…それが私の本当の名前…」
そう伝えると
「和美、綺麗だ。とても美味しいよ」と
吉井さんもリリーの股間から歓喜の声をあげた。

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リリーは、とても気持ちよくて、すぐさま逝けそうだった。
でも吉井さんは、ひたすら陰唇をペロペロするばかりで
固く大きくなったクリトリスや
陰唇を開いて膣口を責めようとはしません。
「もっといっぱいいろんなところも舐めて…」
そう促すと、吉井さんの舌の動きがピタリと止まりました。
『やだ…吉井さんったら寸止めで焦らす気なの?』
焦らされて悶える女もいるようだけれど、
リリーさんはストレート型なので、
じっくりじわじわという責め方が苦手です。
これでもかと休まずに
連続で責められる方が逝けるタイプでした。
ストップされると、
リリーさんはジェットコースターのように
急激に醒めてしまいます。
リリーさんの喘ぎ声と悶えが止まってしまったのを
吉井さんは気づきました。
「やっぱり私は舐めるのが下手くそですか?」
吉井さんのクンニは決して下手ではありません。
いえ、それどころか、とても気持ちよかったんですもの
ただ、女性経験が少ないのか、
それともいろいろとおねだりする女性と
セックスをしたことがないのかもしれません。
だからリリーさんが「もっと奥まで…」と催促したことが
吉井さんにしてみれば「下手くそね、もっとしっかりと舐めなさいよ」と受け取ってしまったのです。

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「違うの!吉井さんは決して舐めるのが下手じゃないわ
もっと、もっと、貴方の舌で気持ちよくなりたかったから
おねだりをしてしまっただけなの!
だから…そんなに悄気ないでよ」
私は吉井さんが好きよ!貴方の全てが好きなのよ!
そう言ってリリーは吉井さんの身体中に舌を這わせました。
足の指はおろか、金玉をもチュウチュウと吸い上げました。
「あっ!そんなところまで!」
リリーが吉井さんの尻穴に吸い付いたので吉井さんは驚いてしまいました。
「私が忘れなれない思い出を作ってあげるわ」
今だけは貴方の妻よ。
そう言ってあげると「じゃあ、私がリクエストしても許してもらえるんですか?」
吉井さんの言葉に「当然よ、何でも言ってね」と答えてあげると、
「じゃあ…あんたの尻の穴を舐めたい!
あんたが私の尻を舐めてくれたように
私も同じように舐めたい!」
いいわよと、リリーは尻を高く突きだして四つん這いになった。
「おおっ!男を虜にする二つの穴を眺める事が出来るなんて
これ以上の喜びはありませんよ」
吉井さんは尻に顔を埋めてアナルをこれでもかと舐めてくれた。
舌先をすぼめて、ドリルのように尻の菊の門をほじってきます。
その執拗さにリリーさんは「ああ~ん!凄い!そうよ、もっと、もっと、めちゃくちゃにしてえ~っ!!」と隣近所に聞こえるほどに喘いでしまいました。
ふと、吉井さんの股間を目をやったリリーさんは驚愕の声を上げました。
「吉井さん!勃ってる!おちんちんが勃起してるわ!」
そう、これ以上ないという興奮が吉井さんの男を呼び戻していたのです。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

16:06  |  貴方に抱かれて私は蝶になる  |  Trackback(0)  |  Comment(6)
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