2ntブログ
06月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫08月

2016.07.30 (Sat)

蒼い月光 最終話(原案 あすか)

「ほんとに奇跡でございました・・・」
落ち着いた頃、兵吉が救出時のことをポツリと話し始めた。

八重を助けて川辺で足の骨折部分に添え木を巻きつけて手当していた時だった。
八重が落下してくる千代を見つけた。
「兵吉!千代さまが・・・」
兵吉が振り返るのと水柱が立ち上るのが同時だった。

「私は大丈夫、早く千代さまを!」
八重が声を出すのと同時に兵吉は大岩の上から川面を目掛けて跳躍した。

千代は川面に浮上してこない。
兵吉は千代の落下したあたりで潜水してみた。
だが千代の姿は見当たらない‥‥
『流されたか』
早く見つけなければと焦った。

そのときだった。
川底から眩い光が兵吉を誘った。
『ん?あれは‥‥』
diving_ita_20080601_33.jpg

光の正体は銀箔に飾られた長細い箱だった。
その箱の脇に千代は沈んでいた。


「まさに奇跡でございました。あの光がなければ見つけることができなかったやもしれませぬ」
銀箔の箱‥‥
それはまさしく朱里の棺ではないか。

「さらに不思議な光景だったのは、
その箱を愛しく抱きかかえるように二つの遺体がございました‥‥
まるでその箱を守っているかのように‥‥」
疾風とウズメに違いない!

千代は兵吉にその箱が沈んでいるおよその場所を聞き出すと
疲れた体にムチ打って川に飛び込んだ。

「千代さまは大丈夫でしょうか?」
兵吉が心配げに八重に問いかけた、
付いていってあげるべきかとお伺いしているかのようだった。
「大丈夫でございまする‥‥
兵吉、この世には私たちには理解できぬ摩訶不思議な事がございますゆえ‥‥」
そう告げる八重の顔を、兵吉は理解できずに眺めていた。


そのころ千代は川底で棺を発見していた。
棺を抱きかかえる二体の遺体を見ると涙がとめどなく溢れた。
「父さま、母さま‥‥朱里でございます‥‥」
血の繋がっていない私をこんなにも慈愛してくれていたなんて‥‥
川に落下した時点で事切れていたはずなのに
慈愛が二人を棺のもとまでたどり着かせたのであろう。

二本の光が上空から川底に降り注いだ。
その光景を川辺から八重と兵吉は不思議な面もちで見つめていた。
ダウンロード (10)

二本の光は千代を優しく包み込んだ。

『朱里‥‥』

『我が娘よ‥‥迎えに来たよ』

ウズメと疾風の魂に抱きしめられた。

「父さま、母さま‥‥」
もう、この世に未練はなかった‥‥

だが千代と別れる淋しさが朱里を躊躇させていた。

『千代殿とはすぐにまた逢えるわ』

『この意味、霊魂となった朱里ならば理解できよう』

それだけで充分だった、しばしの別れ・・・
朱里の霊魂は千代の体から離脱して疾風とウズメの魂に飛び込んだ。
離脱の際、千代の体はビリビリと痺れた・・・
まるで射精を終えた男根が強張りを失い、膣から抜け出る感覚に似ていた。

朱里が離脱したことで、千代自身が覚醒した。
目の前に二つの霊魂に抱きかかえられた朱里がいた。
『お別れなの・・・?』
千代の問いかけに朱里が優しく微笑むかの如くさらに激しく眩いばかりの光を発した。
『千代のおかげで本懐を遂げることができました・・・ありがとう・・・
礼を言わせてくださいませ・・・』

「待って!!!行かないで!!私を一人にしないで!!!」
叫ぶと一気に肺の中の空気を消費した。
堪えきれずに新鮮な空気を求めて浮上した、
川岸には心配そうに覗き込む八重の顔があった。




初夏の日差しが眩かった。
剣山は落ち着いて待つことができなかった、
せわしなく正室の間の前の廊下を行ったり来たりしていた。

昨秋の合戦を勝利で終え、無事に帰還してから剣山はそれまで以上に千代を溺愛した。
年が明ける頃、千代が身ごもっていることが判明した。

お世継ぎを・・・
家来たちは男児を出産することを祈っていたが、
剣山と千代は生まれ来る赤子が男児でも女児でもかまわなかった。

『無事に生まれてくれたらそれでよいのだ・・・
母子ともに健康であれば、何も望まぬ・・・』
そのときだった、襖の向こうから元気な赤子の産声が聞こえた。


「千代さま、姫君にございます」
産婆が複雑な表情でそう告げた。
産着に包まれた我が子を抱いた瞬間、懐かしさがこみあげてきた。


『おかえり、朱里‥‥私が母よ‥‥』
赤子は嬉しそうに千代の乳首に吸い付き、母乳を飲んだ。
photo_junyu.jpg


テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

07:41  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.29 (Fri)

蒼い月光 45(原案 あすか)

「がはは、落ちろ、落ちろ!みんなまとめて谷底へ落ちてしまえ」
やれやれ、上玉の女を抱けると思っていたのが仲間を全滅されちまったい。
また一から猛者どもを集めなきゃなんねえじゃねえか‥‥

ハラワタが煮えくり返っていた。
鬱憤晴らしに里へ降りてひと暴れするか

そんな事を考えながら、
谷底へ落下してゆく女を見つめていると
女はクルリと宙返りして男と向かい合った。
女は落下しながらも笑っていた。

『ん?恐怖のあまり気でも狂ったか?』
だが、よく見てみると女の手には砲丸のような玉を掴んでいた。

「父母の仇!思い知れ!!」
千代が腕を振り下ろすと、砲丸は男を目掛け真っ直ぐに襲いかかってきた。

とっさに男は鉈で砲丸を叩き落とした。
次の瞬間、砲丸は閃光を発して炸裂した。
爆風が男の足を、腕を、腹を、頭を吹き飛ばした。
gf01a201501261700.jpg

谷底へ落下しながら男の最期を見届けた、
これで全てが終わった‥‥

もう、思い残すことはこれっぽちもなかった。
いや!違う!
この体は、この命は千代のものなのだ
無傷で千代に返すと誓ったではないか!

谷底に目をやると谷に流れてる川は水量も豊富で水深もかなりあるようだ。
うまく行けば助かる!
朱里は千代の頭を抱え、来るべき衝撃に備えた。

次の瞬間、その衝撃が訪れた。
はるか上空から水面に叩きつけられた衝撃は、水面ではなく石畳に打ちつけられたかのようだった。

川の水は身を切るような冷たさだった。
濡れた着物が手足にまとわりついて泳げない‥‥
千代の体はどんどん川底に引きずりこまれ、浮上することができない。
朱里自身はいくらでも呼吸を止めて水中に潜る自信があったが、千代の体には限界があった。
身体の全細胞が酸素を求め始めた。
着物を脱ぎ捨てなければ‥‥
とにかく手足を自由にしないとこのままでは溺れてしまう。
水中では帯が容易に解けない‥‥
BahamasGirl9.jpg

やがて意識が遠のきはじめた。
目の前が暗くなってゆく。
千代の霊魂が離脱しようとしていた。

『ダメ!千代!まだ逝ってはダメ!!』
朱里が離脱しかける千代の霊魂を必死につなぎ止めた。

その時だった
千代の帯を掴み、グイっと引き寄せる者がいた。
兵吉が沈みゆく千代を見つけ、救助に来たのだった。

着物の水の抵抗は凄まじく、ともすれば川底へ共に引きずり込まれそうになった。

『急がねば・・・!!!』
千代はすでに意識がなかった。
華奢な兵吉は身軽で上忍の類であったが、水難の者を救助する訓練など受けていなかったので難儀した。
歯を食いしばり、必死に水を掻いた。



どうにか岸辺に引きずり出したが、すでに千代は呼吸していなかった。

「ごめん!!!」意識のない千代に謝りをいれて急いで帯を解き、心の蔵のあたりを押した。
今までに実際に施したことはなかったが、
たしか蘇生術とは心の蔵のあるところを手で押すのだと聞いていた。

「千代さま!!!逝ってはいけませぬ!!!戻って来なされ!!!」
必死で蘇生術を施した。
兵吉の濡れた体が燃えるように熱くなり、湯気が立ち上りはじめた。

「息は・・・呼吸はしておりまするか?」
近くで心配げに見守っていた八重が声をかけた。

八重は水面に叩きつけられる寸前のところだったが、
兵吉が追いつき抱き寄せ、首と頭をかばってくれた。
だが着水の際に脚を折り動けずにいた。

『はっ!!!そうだ息だ!!口移しで息を吹き込まなければ・・・!!!』
蘇生術とは心の蔵を押しながら口移しで息を吹き込むこと・・・
師匠に教えられた言葉が鮮明に思いだされた。


「八重さま、どうか力をお貸しくださいませ!!」
兵吉は悲鳴にも似た声で八重に手助けを求めた

蘇生術とは時間との闘い‥‥
たとえ息を吹き返しても時間を要すれば寝たきりになることもあるとか・・・

「八重さま、息を・・・息を吹き込んでくださいませ!!!」

「え?・・・」

「口移しで!!早く!!」

八重は脚を引きずりながら千代のそばに寄った。
覗き込んだ千代の顔が青白い・・・
死人のようだった

早く息を吹き込まなければ!!
八重は焦りながら唇を重ねた。
14050545945.jpg

いつもと同じ柔らかい唇・・・
だけど氷のように冷たい・・・
人肌の温もりが感じられなかった。

兵吉と八重の共同作業が始まった。

『お願い・・・千代、息を吹き返して・・・』
体を重ね、お互いの秘所を見せあい舐めあった女。
愛情と共に主従関係の太い絆で結ばれた仲ではあったがいつしか我が娘のような慈しみをも抱いていた。
決して逝かせてはならぬ。

『千代さま!逝ってはなりませぬ!』
鬼食い番という下っ端の自分に手をさしのべ大義であると褒めてくれた姫。
身分へだたりなく接してくれる心優しい姫。
命に変えても必ず蘇生させてみせる!

長い時間のように感じられた。
だが実際は数分間の攻防であった。

やがて「ごぼっ」と大量の水を吐き出して千代が息を吹き返した。
二人の思いが奇蹟を与えた。

「千代さま!!!」

「千代~~~!!!」

閉じられていた千代の目が再び日の光を感じて開かれた。

「八重・・・兵吉・・・・」
三人は生(せい)の悦びを味わってしっかりと抱き合った。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

08:40  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.28 (Thu)

蒼い月光 44(原案 あすか)

『やられる!!』

覚悟を決めた瞬間、石つぶてが男の後頭部にぶつけられた。

コツン・・・
勢いのない石つぶてだったが千代を切りつけようとする意識を逸らすには充分だった。

「誰だ~~!!!」

「千代さまに刃を向けるとは、この不届もの!!!」
八重が息を切らしながら峠道を駆け上ってきた。
20150309_wimax1.jpg

「八重!!」
来てはいけない!!来ないで!!
力の限り叫んだが八重は懐刀を解きながら駆け寄ってくる。

「千代さま、遅れまして申し訳ございません!!」
城を抜け出す千代に気づき、慌てて後を追いかけたがとんでもない老馬であったため
途中でヘバッてしまい、馬を捨てて駆け上ってきたのだという。

「この不届きもの!!成敗してくれようぞ!!」
懐刀を脇に構え、突き進んだもののいとも簡単に身をかわされてしまった。

この!!この!!この!!!
八重はむちゃくちゃに懐刀を振り回してみたが、男にひと太刀も浴びせることができなかった。

『八重どの・・・・がんばってくだされ・・・あともう少しで解毒が完了いたしまする』
兵吉の手は痺れているものの脚力は戻りつつあった。

だが、八重の動きなど男にとって捕まえることなどいとも簡単なことであった。
「ちょこまかとうるさいやつめ。いい加減に往生せえや!!」
懐刀を持つ手を、あっという間に鷲掴みされてしまった。

男は鉈を振りかぶって、八重の脳天を打ち砕こうとした。

「八重~~~!!!」
千代は足元の小石を拾い上げると指で弾いた。
養父、疾風が教え込んだ「石弾丸」の技であった。

養父ほどの威力はないものの、
急所に当てることができれば絶命させることも可能であった。

この一撃で・・・・
必死の思いをこめて弾いた小石は無情にも男の肩をかすめただけだった。
先ほど男の鉈を受けて、小刀を折られた時の衝撃が手を痺れさせていたからだった。

「こいつも、お前もウザイ奴らよ!!」
まずは邪魔者から失せろと八重の襟をぐいと引き寄せ吊るし上げた。

「ひゃははは~~~谷底へ落ちてしまえ~~!!!」
力任せに八重を谷底めがけて投げ飛ばした。

「きゃあああ~~~」
八重の体は紙吹雪のように舞った。
IMG_7155.jpg


「兵吉~~~~~!!!!!」
八重を助け出せと千代は命じた。

「かしこまってござる!!!」
谷へ落下していく八重を目指して兵吉も宙を舞った。

八重を追いかけながらも兵吉は懐に手を忍ばせ、火薬玉を山賊めがけて投げつけた。
だが毒がまだ完全に解毒されておらず、痺れが手元を狂わせた。

フラフラと放り出された火薬玉に千代は気づいた。
あの勢いでは届かない!
小太刀を折られた千代にとって、その火薬玉が唯一の武器だった。

火薬玉を求めて千代も地を蹴った。
見ようによっては男に斬り殺されるよりは谷へ身投げして
命を落とす事を選んだように思われた。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

09:00  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.27 (Wed)

蒼い月光 43(原案 あすか)

長い戦いはできない・・・・

千代には前々から体力強化をさせてきたが
やはり実戦に向かうだけの体力は身についていなかったようだった。

焦りからか、汗の噴出は半端ではなかった。

千代(朱里)は短刀を握りなおすと一歩前に足を運んだ。
そのとき、お頭がさっと右手を上げた。

『へへへ・・・茂みに弓の名手が隠れているのさ・・・
これでお前も終わりさ・・・』
茂みから弓矢が飛んでくるはずだった・・・
だが一向に矢は放たれない・・

『ん?どうした?』
もう一度、右手を天に向かって突き上げた。

次の瞬間、枝葉をザザザっと鳴らして黒い影が姿を現した。
images (1)

「残念だが弓の使い手はあの世に逝っちまったようだぜ」
兵吉が音もなく弓矢の使い手の背後に忍び寄り、首に手裏剣を突き刺していたのだ。

「兵吉!!」

「千代さま、遅れまして申し訳ござらん」
兵吉は千代を守るように前に立ちはだかり、懐から手裏剣を取り出すと
目にも止まらぬ速さで投げ込み、手下どもを一網打尽にした。

残るはお頭ただ1人・・・

「てめえら!許さねえ!!」
お頭は歯ぎしりして悔しがった。
無理もなかった、コツコツと猛者を集めて徒党を組むまでに築き上げた組織を
一瞬にして崩されてしまったのだから‥‥

「覚悟!!」
短刀を脇に構えて走り出したときに、草むらから一本の矢が放たれた。

『ちっ!息の根が止まってなかったか!』
兵吉は素早く跳躍し、身を挺して千代を守った

「ぐっ!」
矢は兵吉の右足の太ももに突き刺さった。
右足がジンジンと痺れた。
「トリカブトか!?‥‥」
足の付け根を真田紐で縛り上げ毒が体中に回るのを防ぐと
腰にぶら下げていた麻袋から蝮を取り出した。
images (2)

「目には目を!毒には毒を!!」
これでも喰らいやがれと蝮を矢の放たれた茂みを目掛けて投げつけた。
茂みの中から断末魔の叫び声があがった。
転がるように茂みから飛び出した男の腹に蝮がしっかりと食らいついていた。

喉に突き刺さった手裏剣によって瀕死の状態だったところに
蝮の毒が体に入ってはひとたまりもなかった。
男はあっという間に絶命した。

「拙者としたことがドジを踏んじまって‥‥」
最後の最後で助太刀の力になるどころかお荷物になってしまったことを詫びた。

「なにを申すか、兵吉のおかげで残るは頭ひとり‥‥もとよりさしでの勝負は望んでいたこと‥‥」

だが兵吉は山賊の頭の腕前は、そんじょそこらの猛者など足元にも及ばないことを見抜いていた。
一刻も早く解毒しなければ‥‥
そして千代さまの助太刀をしなければ‥‥

兵吉は懐から解毒玉を取り出して口に含むとガリっと噛み潰した。

「覚悟!」
解毒玉が効いてくれるのを待たずに、千代は頭に挑みかかった。

あと数分!数分だけお待ちください!!
兵吉の叫びが声にならない‥‥
解毒玉の苦味が舌を痺れさせて呂律が回っていなかった。

小太刀を逆手に持ち替えて、頭の喉笛を目掛けて飛びかかった。

「ガハハ!甘いわ!!」
鉈を一振りすると、その刃は千代の小太刀の刀身を捉え、パキンと金属音を残して折ってしまった。

「ガハハ!覚悟しろや!!」
頭が鉈を振り上げた。
juavo.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:37  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.26 (Tue)

蒼い月光 42(原案 あすか)

千代は、大急ぎで正室の間に戻ると、打ち掛けを脱ぎ捨て、帯を解きはじめた。

「兵吉!降りて参れ!!」

兵吉も只今臨戦の時が来たのだと感じ取ったのだろう、
天井の板を一枚ずらして音もなく飛び降りてきた。
衣装はすでに黒装束に着替えていた。

「兵吉‥‥鎖帷子を着せておくれ」
兵吉が用意してくれた鎖帷子は背面で絞るタイプだったので着用には人の手助けが必要だったのだ。

「ごめん!」
断りをいれて兵吉は手を伸ばした。
天井裏からいつも眺めていた白い素肌‥‥
指先がかすかに肌に触れる、その手触りはまるで絹のように滑らかで何とも言えぬ心地よさを与えた。

「きつくございませんか?」

「大丈夫です」
涼やかな声が鼓膜をくすぐる‥‥

「ほころびなどないか改めさせていただきます」
なにぶん使いこんだ代物ゆえ、ほころびがないとも限りませぬ‥‥
そんな理由をこじつけて兵吉は千代の体を目で舐め回した。

「ごめんつかまつる」
非礼を述べて千代の体の前に回り込んだ。

小ぶりな乳房が帷子の編み目に食い込んでいた。
編み目の隙間から薄い桃色の乳頭が顔を覗かせている。
ダウンロード (16)

ゴクリと生唾が出てしまった。

見事な体‥‥

山賊などに、このお体に指一本さえ触れさせてはならぬと心に誓った。

「異常は見当たりませぬ」
そう告げると、これ以上淫靡な体を目に焼き付けるのは毒だとばかりに
衣装箱から腰元の着物を取り出し、肩にかけて差し上げた。


城内の誰もが浮き足立っていた。

男衆は出陣してしまい、城内には戦力にならない小兵と女だけだった。

腰元の格好をした千代が顔を伏せて城内を急ぎ足で馬舎を目指していても
誰一人とて咎めるものはいなかった。

馬舎に辿り着くと、兵吉がすでに先回りしていた。
「馬の用意は出来ているのですね?」

「はっ!・・・しかし、出陣したために頑丈な馬はすべて持っていかれましたゆえ、
残っているのは老馬しかございませぬ・・・」

兵吉が用意してくれた馬は見るからに老いぼれであったが、
目の輝きは失っていなかった。
これなら峠まで走ってくれるに違いなかった。

老馬にまたがり城の裏門から抜け出し、一目散に峠を目指した。
o0480036012810013409.jpg

城を出るとき兵吉に「影として付いてまいれ!」と命じたが
追走する姿は見当たらず、どこを走っているのかさえわからなかった。
『まこと見事な忍びだわ・・・』
姿、身なりはみすぼらしくとも、兵吉は上忍なのであった。


山道に入ると鬱蒼と生い茂る樹木が昼の陽光を遮断し、ほの暗ささえ感じた。
傾斜がきつくなり老馬も息絶え絶えだった。
少し休ませてあげねば‥‥
そう思い老馬の歩みを止めてあげた瞬間
『これはこれは上玉の女がやってきたものだ』と、
野太い声を轟かし草木を掻き分けて大男達が姿を現した。

「女、どこへ行く?」

「この峠を越えて隣の国へ‥‥」

「可哀想だが、隣国には行けねえな‥‥
なぜなら、お前は俺たちの玩具になってもらわなきゃならねえんでな!」
そう言って股間をみるみるうちに膨らませ始めた。

「そんなご無体な‥‥どうか、通させてくださいませ!‥‥もし、ならぬと言うのなら‥」

「ダメだと言ったらどうするってんだい」
へへへと薄ら笑いを浮かべながら腰紐を解きはじめた。

頭!おこぼれを頂戴させてくださいや
女の匂いを嗅ぎつけて手下共も茂みから姿を現した。
中には我慢できないとばかりに下半身を丸出しにして、
おっ勃てたへのこをシコシコさせてる下衆もいた。

「どうしても通していただけないのであれば‥‥」

「あれば?へへへ‥‥だからどうするってんだい」

「おまえ達を皆殺しにします!」

「へ?皆殺しだとぉ~笑わせるな~!」
千代の目つきが険しくなった。
千代と朱里が入れ代わったのだった。
images (29)

千代(朱里)は、その場にしゃがみ込んで足元の落ち葉を掴んで上空に撒いた。
その動作を目に見えないほどの速度で繰り返した。

養父「疾風」に教え込まれた葉隠れの術であった。
落ち葉はみるみるうちに数を増やし、山賊どもの視界を奪った。

朱里は大地を蹴って飛び出し、懐に忍ばせていた短刀で三人の男の首を刺した。

落ち葉が舞い落ちた後、気づけば手下が三人もやられてしまっているのだから
その驚きようは半端ではなかった。

「なんだ~?また忍びの術使いか?
半年前にも夫婦の忍びを谷底に突き落としてやったが、お前もそうしてやる!」

朱里の体から汗が滝のように流れ落ちた。
一気に全滅させたかったのだが、千代の体力が朱里の意志に追いつけないでいた。
images (30)

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:35  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.25 (Mon)

蒼い月光 41(原案 あすか)

昼食を済ませてから、千代は厨房を訪れた。
片隅で小さくなって座ってる鬼食い番の兵吉を見つけると
近づいて小声で語りかけた。

「兵吉・・・私に渡す物が届いておりませぬか?・・・」

「これでございましょうか?」と風呂敷の中から細かく編み込んだ鎖帷子を手渡した。

「ところで、千代さま‥‥余計な詮索とは思いますが、
なぜこのようなものを調達せよと命じられたのでしょか?
よろしければお教えくださいませ」

そのような事は知る必要などないと突き放すこともできたが
千代は山賊の討伐に行きたいのだと正直に語って聞かせた。

「またまた、そのような戯れを‥‥」
兵吉は冗談だと思ったのだろう。
ニコニコと笑顔を見せていたが、千代の真剣な眼差しに、冗談ではないのだと気付いた。
intro_p01.jpg

「なぜに、そのような‥‥
千代さまが一声かければ、城内の猛者どもが我先にと討伐に出向きますものを‥‥」

「今は理由を聞かないでおくれ‥‥」千代の意を決した鋭い眼光に兵吉はたじろいだ

ならば、お耳に入れておきとう事がございますと兵吉は小声で話し始めた。
「千代さま‥‥鎖帷子というものは斬りつけてくる刃には身を守ってくれますが
突きには非常にもろいものでございます」
だから剣山は朱里を討つときに袈裟懸けに刃を振り下ろさずに突き立ててきたのか‥‥

「どうか、その点をお忘れなく‥‥
それと余計だと叱られるのを覚悟で申します、討伐の決戦の折りには、
この兵吉、微力ながらお供いたしますゆえ‥‥」
それはならぬと叱りつけると、お供を許されないのであれば、
討伐の計画を殿にご報告いたしますと気色ばんだ。

「そなたは天井にいるときに誰にも語らぬと約束したではないですか」

「え?な、なぜそのことを・・・」

「声色を変えてもあなただとすぐに気づいておりました」

「お、お見事でございます・・・・」
そう言って平吉はひれ伏した。

「影の者であるならば、黙って私の影となりついてくればいいではないですか」

「・・・・御意」
一人で討伐に出向くつもりであったが
ここは平吉に影働きしてもらうことにした。

時は来た!!

剣山殿に大館(おおやかたさま)の上杉殿より親書が届いた

『いよいよ決戦なり
意を決して援軍に参られよ』

わずか二行の親書であったが、署名の後に血判が押印してあるところをみると、
是が非でも援軍になれという命令に等しかった。

剣山軍は未明より馬に兵糧を積み、甲冑に身を包み上杉領を目指すこととなった。
Top_Image.jpg

剣山は見送る千代をしっかりと抱きしめ、接吻をした。

「必ず生きて戻る!案ずるな」
と何度も繰り返した
千代を嫁に迎え入れるまでは
戦場(いくさば)が、武士(もののふ)としての死に場所じゃ
身命と引き換えにしても手柄をあげて本懐を遂げよと家来に教えていたのだが、
千代を迎えいれた今は
家族のある家来には、腕の一本ぐらいくれてやっても構わぬから
絶対に生きて帰らねばならぬと命令するようになった。

「殿!出陣にございまする」
今生の別れになるやも知れぬ熱い抱擁を引き剥がすように大老が急かした。

「千代!必ず帰る!留守の間、城をしっかりと守るのだぞ!」
そう言って愛馬に飛び乗った。

「ご安心くださいませ!千代は命に代えても城をお守りいたします」
去りゆく剣山の背に声をかけると、剣山は振り返らずに「うむ!」と大きく頷いた。

千代は、小さくなっていく剣山の後ろ姿に向かって深々と頭を垂れた。

城を守ると言っておきながら、支度が整い次第、城を抜け出すのだ‥‥
一世一代の大嘘を、心の底から詫びた。
story02_p10.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:34  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.24 (Sun)

蒼い月光 40(原案あすか)

疾風は着地の瞬間、古傷の太ももに激痛が走った。
膝をついてその場にしゃがみ込んでしまった。
「ちょこまかと飛び回る奴らじゃのぉ」
猛者の一人が脇差しを抜き、疾風に襲いかかった。
疾風は足元の小石を拾い上げると、その小石を指で弾いた。
弾かれた小石は、まるで弾丸のようにその男の胸を突き抜けた。
「ぐふっ!!」口から血を吐き出しながら男は絶命した。

「みんな、油断するな!こやつら、ただの百姓なんかじゃねえ!
どうやら忍びの術を身に付けてるようじゃ!」
山賊の頭の一言で、猛者どもの目つきが変わった。

「あっという間に二人がやられた。気合い入れて掛かれや!!」

「おう!!」と言うかけ声と共に、山賊達が一斉に刀を抜いた。
images (28)

「あなた!!」
ウズメは太ももを押さえてうずくまる疾風のもとへ駆け寄った。

「大丈夫だ。古傷が痛みだしただけだ」
そう言ってはいるが、疾風の額からは激痛のために脂汗が噴き出ていた。

「そいつらは、お前たちに任せたぞ、俺はお宝を拝ませてもらうぜ」
山賊の頭が大股で朱里の棺に近づいてゆく。

「やめてー!」
朱里を汚らわしい山賊の目に触れさせたくはなかった。
「俺は大丈夫だ。行け!!」
疾風がウズメの背を押した。
刀を振り回し、敵を威嚇しながら一目散に棺を護ろうと走った。

「その汚い手をどけろー!!」
棺の蓋に手をかけてる山賊の頭の腕を切り落とそうと
上段に構えたウズメのわき腹に激痛が走った。

矢が深々とわき腹に突き刺さっていた。
『ぐっ!まだ敵が隠れていたのか!』
鏃(やじり)には毒が塗られていたのだろう
ウズメの体は瞬く間に痺れて自由を失っていた。
「あばよ!年増のくの一さんよ!」
頭の刃が頭上から振り下ろされた。
次の瞬間、ウズメは袈裟懸けに体を切り裂かれた。
DCIM0100.jpg

「ウズメー!!」
痛む足を引きずりながら、疾風はウズメのもとへ駆け寄ろうとした。
だが、その背中に何本もの刃が刺し貫いた。
「うぎゃー!」
切っ先は背骨を削り、内臓を切り裂いていた。

「ウ‥ウズメ‥‥」
目が霞み、視力が失われる前にかろうじてウズメの手を握った。

ウズメはすでに絶命していた。
『待ってくれ、俺も逝くから‥‥』
ウズメの体に重なるように疾風も絶命した。

「けっ!!面倒かけやがって・・・仲間が2人も減っちまったじゃねえか」
ブツブツ言いながら「どれ、お宝を拝ませていただくか」と柩の蓋を跳ね上げた。

そこには腐りかけの朱里の骸が横たえられていた。
「なんだ~~?ほんとに棺桶だったのかよ!」
やってらんねえぜ、と言いながら大八車ごと柩を谷底へ蹴落とした。

「おい!!そのくたばった奴も谷底へ落としちまえ!!」
頭の命令で部下の男たちがウズメと疾風の亡骸を谷底へ投げ込んだ。

事の一部始終を朱里の意識は見ていた。
やがて谷底から光の帯が2本、天に向かって伸びていく。

その光の橋をウズメと疾風が昇ってゆく・・・・
ウズメと疾風は生まれたばかりの魂なので生きていた時の姿をしていた。
意識だけの姿となった朱里をウズメが見つけた。
『一緒に行こう・・・』手を差し伸べてくれたが、朱里の怒りの意識は
地上に留まることを選択した。


白い霞がサーっと晴れてゆく・・・・

「そいつが朱理が討ちたい相手・・・」
握りしめていた手のひらがジットリ汗ばんでいる。

そいつを私が討てるのか?

あまりにも強敵すぎる・・・
相手は徒党を組んで喧嘩争いを生業(なりわい)としているのだ。

『千代さま・・・その時は私が前面に出てお相手いたします
どうか・・・どうかお力をお貸しくださいませ』

もとよりこの体を朱里と共有すると決めたあの日より
命を懸けるのはいとわないと思っていた。
だが剣山殿を心底愛してしまった今となっては命が惜しい・・・

一日でも長く剣山殿と愛し合う日々を暮らしたい
そんな思いが強くなってしまった。

『私は決してあやつらには負けません。
お願いです、どうか私の無念を晴らさせてくださいませ』
乳房に内側からキュウっと掴まれた痛みが走った。

「わかりました・・・
朱理を信じます。あなたとどこまでも駆け巡ろうではありませんか」
千代は覚悟を決めた。
ダウンロード (15)


「忍びの者!!そこにいるんでしょ?」
千代は天井の片隅を睨みつけて叫んだ。


剣山殿は思いのほか細やかな神経のお方でございます、
千代様にも護衛の忍びの者をいつも天井に忍ばせております・・・
と朱理がこっそりと教えてくれていた。

「降りてきなさい!」

「いえ、拙者は影の者ゆえ、姿を現すことは憚(はばか)りまする・・・・」
自分は天井裏から私たちの愛の行為を盗み見してるくせに、
なんと都合のよいことを申すか・・・

「あなたは、私が一人でつぶやいているのが不思議で仕方ないでしょうね」

「いえ・・・そのようなことは・・・・」
まるで誰かと対話しているように喋っているのだから、気のふれた女だと思っているだろう。

「すべては後日に話します。今は見聞きしたことを誰にも言わないでおくれ・・・」

「御意・・・・」

「ところで、お前は鎖帷子(くさりかたびら)を用意できますか?」

「・・・・それは私たちが身につけている鎖帷子のことでございましょうか?」
どうしてそんなものがいるのかと怪訝に思っているのだろう
声に微かな動揺が感じられた。

「そうです・・・すべては先ほど申したように後日にすべてを話します故、
用意してくれませんか・・・」

「・・・・わかりました。
昼餉(ひるげ(昼食))までに用意して鬼食い番(毒見係)の兵吉に渡しておきましょう」

「無理を言ってすいませぬ・・・どうかよろしくお願いします」
山賊を討ちにいくまでに武器と防具を揃えておく必要があった。
lgf01d201405170400.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

21:33  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.24 (Sun)

蒼い月光 39(原案 あすか)

剣山の剣先がまともに朱里の心の臓を貫いた。
己の心の臓が弾ける音を聞いた瞬間、朱里の意識が消えて闇が襲ってきた。

次の瞬間、天空より光が差し込み朱里の意識だけが体を離れて宙に浮き上がった。
宙に浮き、地上に横たわる己の骸を見下ろしていた。
腹の中の「ややこ」は人としてまだ形成されていなかったのだろう、
ややこの意識を感じ取ることはできなかった。

右手は肘から先を切り取られ、胸からおびただしい流血している骸・・・
だが剣山への恨みはなかった。
あの時、目に血しぶきが入らなかれば、今、地上に横たわっているのは剣山の骸であったはずだ。
勝負は時の運。
敗れたものは潔く負けを認めるのが武士(もののふ)の道というものなのだ。

このまま天に昇ろう・・・
あたりを見回すと、幾重もの光の筋が天空に向かって伸びていた。
うつろな眼の武士たちが惜しむように地上を見下ろしながら昇天していった。
1303150620221664.jpg

逝きかけた朱理を剣山の言葉が引き止めた。

「敵ながらアッパレであった。誰か、この女の右手をここへ・・・」
家臣の者が朱里の右手を差し出した。

「右手がないと不便であろう・・・」
朱里の胸に切り取られた右手を乗せ、剣山は両手を合わせて合掌した。

その合掌に合わせるかのように、はるか先より『貞虎、討ち取ったり~~』という勝鬨があがった。

「戦は終戦した~~~!!!!討たれた家来の骸は家族に渡してやれい!
身寄りのない家来の骸は丁重に弔ってやれい!!
敵方の武士(もののふ)もまた然り!敗れた隣国も今から儂(わし)の領土なのだ
隣国に使いを出し、骸を引き取るように伝えよ!
身寄りのない骸は我が家来と同様に丁重に弔え!!!」

そう命じた後、朱里の骸の傍にひざまづき
「お前も父母の元に帰りたいであろう・・・
しばし待たれよ必ずや家に帰らせてやるからな」と言葉をかけた

伝令は首領を通じて朱里の育ての親である疾風とウズメに伝えられた。



「そうか・・・朱里が逝ったか・・・」
疾風は天空をジッと見つめ、溢れそうになる涙を堪えた。
ウズメはその場に泣き崩れ、己の呪われた人生を悔やんだ。
07.jpg


剣山は死者を丁重に弔った。

若く、血気盛んな武将ではあったが、
それとは逆に先代の殿様の血を受け継ぐ情の深い熱き漢(おとこ)でもあった。

なかでも、己に挑みかかってきた、うら若き乙女の「くの一」には情を抱き、
骸を引き取りにきたウズメと疾風に娘の最期を語って聞かせ、アッパレな最期であったと讃えた。



「朱里は見事に散ったのね‥‥」
朱里が納められた棺の大八車を押しながらウズメは呟いた。

「あのような立派な武将に敗れたのだから、朱里も本望であろう‥‥」

朱里の骸は銀箔の棺に納められた。

ウズメと疾風は少しでも早く村に帰り着き、
朱里の亡骸を思い出の残る我が家で寝かせてあげようと、
少し険しいが近道となる喧騒峠(けんそうとうげ)の道を選んだ。

だが、その親心が災いした。
その峠こそが貞虎が朱里に話していた山賊が住み着いていた峠だったのだった。

キラキラと輝く銀箔の棺は、山賊の目にはお宝の詰め込まれた長持ちとして映った。

山賊は、気配を消して少しずつウズメたちに近づいた。
若い頃の二人ならば、いくら気配を消そうが、わずかな空気の流れと
血生臭い匂いを嗅ぎ取ったに違いなかったが、
現役を退いて十数年の二人の嗅覚は鈍っていた。

「朱里‥‥今夜は、お前が好きだった草餅を作って枕元に供えてあげるからね」

「あの家は、お前が暮らしていたころのままだよ‥‥
懐かしいだろ?一刻も早く連れ帰ってあげるからな」

夫婦は、代わる代わる棺の中の亡骸に話しかけた。
もはや朱里は返答もしない冷たい骸であったが、
夫妻は朱里がただ眠っているだけなのだと思いたくて、絶えることなくしゃべり続けた。

あまりの峠の険しさに、少し休もうかと歩みを止めたその時、何本もの矢が二人を襲った。
「はっ!?」
二人は瞬間的に身をかわし、地面に転がった。

『悪いことは云わぬ!その財宝を納めた箱を置いて立ち去れい!!』
木々の枝葉がビリビリと震えるようなドスの利いた低い声が二人に投げかけられた。

「いえ、これは娘の亡骸を納めた棺でございます。
儂(わし)らは、名も無き貧しい百姓でございます、どうか見過ごし下さいませ」
手裏剣と忍び刀さえあれば、こんな山賊に負けない自信があった。
だが、生憎の丸腰だったのでどうにか穏便に事を済まそうとした。

『ふふふ・・・おもしろい。命が惜しくないとみえる』
ガサガサガサと草木を掻き分けて山賊軍団が姿を現した。
敵の人数は9名
髪をボサボサに伸ばし、背丈は7尺(約2m)、体重は40貫(約150kg)ほどの
大男たちがウズメたちに近づいてきた。
20130210175003.jpg

「さあ!わしらが恐ろしければ、荷物を捨ててさっさと立ち去れい!!!」
まるで雷鳴のような大声が二人を襲った。

『わしは右側の5人を・・・』

『私は左側の4人を・・・』

目で確かめ合ったウズメと疾風は、覚悟を決めたように肯いた。

次の瞬間、二人は隼のように上空へ舞い上がった。

二人は大男たちの頭上を軽々と飛び越えて
いとも容易く奴らの背後に回った。

ウズメは手始めに仲間の中でも一番下っ端の風格の男の膝裏に蹴りを入れた。
ふいをつかれた男はバランスを失い腰が砕けたように地面に転倒した。
起き上がろうと両手を地面についた隙をウズメは見逃さなかった。

素早く男に近寄り、長差しをスルリと抜き取った。

「ほえ~?」
あまりの早技に男は呆然とした。

「あ?俺の太刀だぞ!返せ‥‥」
次の瞬間、飛びかかろうとした男の首がハネられ上空に舞った。
images (27)

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

08:31  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2016.07.23 (Sat)

蒼い月光 38(原案 あすか)

男一人と女二人が川の字になって静かな寝息を立てていた。
静寂の闇の中で寝息だけが流れていた。

八重は濡れた股間の冷たさで目を覚ました。
『はっ!!快楽に溺れてとんでもないことをしてしまった』
慌てて起き上がると、寝間着を羽織り湯殿へ向かって走り出した。

子種を受け入れたあとはすぐさま洗い流そうと決めていたのに
あまりの激しい交わりであったので
あのあと、気を失ってしまったようだ。

湯殿の湯はすっかり冷めていた。
ほとんど水といってもよかった。
だが八重はお構いなしに桶にその冷めた湯をすくい取り己の股間に流した。

何度も何度も冷めた湯を浴びせ、指を突っ込んで一生懸命に掻き出した。
『私が千代さまよりも先に身篭ってはならぬ!!!』
願わくば己の畑が姥桜ゆえ、子種が芽を出さぬようにと念じながら何度も何度も・・・
maeda01.jpg

その時だった。
「案ずるな、そなたは懐妊しておらぬ」
そうはっきりと聞こえた。

「何奴?側室の湯浴みを覗くとは無礼千万!!!」
慌てて振り返ったがそこには夜の闇が押し迫り人の気配すらなかった。

空耳であろうか・・・・
そう自分に言い聞かし、再び桶に冷めた湯を汲んだ。

「驚かせてすまぬ、訳あって姿を見せぬことができぬ・・・」
再び低い女の声をしっかりと聞いた。
それはまるで自分の背後にぴったりと寄り添い、
肩を抱きながら語りかけているようだった。

素早く湯船に飛び込み、身を隠した。

「誰?誰なのです!」

「私に姿、形はございませぬ。八重様の心に直に語りかけておりまする・・・」

「もののけの類(たぐい)か!」

「そう思われても仕方ございませぬ。例えるのなら・・・そう、千代さまの守護霊・・・」

「なんと・・・千代さまの・・・・」

「千代さまは、そなたを心底お慕いしておりまする。
私も千代さまをお護りいたしますが、できればそなたにも力を貸していただきとうございます」

打ち首を助けていただいた時から、この身命は千代に捧げると誓ったので
迷いなく大きく首を縦に振った。

「すまぬ・・・・近々のうちに、千代さまが不可思議な行動を取られるとは思うが
その時は死を覚悟して千代さまと行動を共にしてくれると約束してくださいますか?」

不可思議な行動?
いったい、何をされるというのか・・・
だが何があっても千代を守るのが自分の出世の本懐であるべきように感じた。

「ご安心下さいませ、この八重、命にかけて千代さまにお仕えさせていただきます」

「かたじけない・・・・そなたの亭主も霊山で誇りに思われるであろう・・・」


しばらくすると、声は聞こえなくなった。
あれは、夢現(ゆめうつつ)の幻であったのか・・・
八重は体が震えだした。
それは冷めた湯が八重の体を冷やしたための寒さからではなかった。
ダウンロード (14)



明け方、肌身の寒さに千代は目を覚ました。

一緒に寝ていたはずの八重の姿は消えていた。

剣山は大の字になって高いびきで寝入っていた。

風邪をひいてはいけないと剣山の裸体に掛け布団をかけてあげた。

幸せだった。
このまま時が穏やかに流れてくれればよいのにと思った。

だが朱里との契が頭をよぎった。

は!そういえば3人での愛の時間が終わればすべてを語ってくれると
言っていたはずだ。

千代は目を閉じて、己の心の中に語りかけた。
『朱里・・・朱里、いるのであろう?』

『はい、ここに控えております』
いつもと変わらぬ低く暗い声が心の中に響いた。

さあ、そなたの真意を語っていただこうではないか・・・
千代は朱里を問い詰めた。

『時が来たようでございますね・・・千代さま、どうか私にお力をお貸しくださいませ』
千代は大きくうなづいた。
無言で話の先を急かした。

『千代さまにはお体を貸していただく際に私の一生を見ていただきましたね』
千代が見た朱里の一生・・・
それは自分の伴侶である剣山によって生命を絶たれて終わっていた。

『朱里・・・そなたは剣山様によって命を絶たれた・・・
私は、それを見て、あなたが成仏できないのは剣山への恨みつらみからだと思っていたのですが、
先日、あなたは剣山には恨みがないとおっしゃいましたね』

『はい・・・私が討ちたい相手は・・・』
再び千代の心が白く霞んでゆく・・・
剣山との一騎打ちのその後を千代に見せようとしているのだった。
06.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:27  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.22 (Fri)

蒼い月光 37(原案 あすか)

ヌプっと音を立てて亀頭を秘貝に受け止め、
最も張り出しているエラを飲むと後はたっぷり濡れそぼっている貝の身は
ズルズルと血管が浮き出てゴツゴツした肉茎を苦もなく飲み込んだ。

「殿~!!すごい!陰戸がおもいっきり押し開かれておりまする」
昨夜、破瓜したばかりの秘貝は淫道も狭く、
ガチガチに勃起した男性自身をこれでもかと締め付けた。

「おお~!やはり千代の穴は小さいのぉ!珍宝が千切れそうなほどじゃ」
狭くてきつくても十分なほどの潤いが腰の動きをスムーズにさせた。
images (25)

『逝きそうだったのに‥‥殿のいじわる』
いつしか八重が男の背中に抱きつき大きな乳房を押しつけていた。
乳房の先端の乳首はビンビンに勃起して、
背中に押し付けられ行き場を失い、柔らかな乳房の中に埋没していた。
押し潰された乳首にビシビシと痛みを感じたが、
その痛みは甘い官能となって八重を狂わせた。

男の背中越しに見下ろす千代は可憐だった。
眉間にシワを寄せて喘ぐ姿に八重は再び千代を責めたくなった。

スルスルと剣山の背中を滑り落ちると、
蛇のように体をくねらせながら千代の上半身に覆い被さった。
そして千代の腹を跨ぎ、まん丸い尻を剣山に見せつけた。

「八重!見事な尻じゃ!」
そう言って男は白い双丘を手で平打ちした。
パン!という乾いた音のあと八重の白い尻肉に見事な手形のもみじが色鮮やかに咲いた。

「ああ~痛い!」
痛がってみたものの、その声は甘美で次の平手打ちを催促していた。

「なに?もっとか?もっといたぶってほしいのか?」
肯定の言葉代わりに八重はプリプリの尻肉を左右に振った。
140327a_as001tn.jpg

こうか?こうしてほしいのか?
男の平手が何度も尻をぶった。
規則正しい乾いた音がするたびに八重は背を仰け反らせて喘ぎ、
半開きの口許から粘り気のある唾液を千代の顔の上に降らせた。

『まあ‥‥なんと激しい‥‥これが大人の女の喘ぎというものなのね』
千代は、八重のような妖しい女の魅力が欲しくて
滴ってくる唾液を大きく口を開いて受け止めた。

唾液をいただくことで少しでも大人の女に近づける気がした。

は!?
八重は自分の唾液を求めて可愛い口を開き舌を伸ばしている千代に気づいた。
『そんなことをせずとも唾液ならいくらでも差し上げますわ』
千代の頬を両手でやさしく挟み、潤いを求めている半開きの口に吸い付いた。

2人の女の舌が淫らに絡み合う‥‥
舌というものがこんなにも妖しく蠢くとは‥‥
淫気が高まり、八重の秘貝からピュ~っと潮が噴き出た。

「わはは!八重の貝が潮を噴いておる。まさしく蛤が砂抜きされているようじゃ!」

笑いながらも
「儂(わし)は千代が喘ぐ顔を見ながら腰を振りたいのに、
お前が覆い被さると見えないではないか」
そして、罰を与えねばならんなと言って太い指をいきなり菊の門に突き立てた。

「きゃあ~!!」
ふいに指の付け根までいっきに射し込まれたのだからたまったものではなかった。

「ほお‥‥ここはここで門のところだけよく締まりおる」
突っ込んだ指を中でグリグリと遊ばせた。

「あああ‥‥だめでございます!」
八重は尻を振って悶えた、痛かったのは一瞬で、すぐに未知の官能が八重を支配した。

八重の感じまくる表情を見て千代も燃えた。
男の動きが激しい。
どんどん女が開花してゆく‥‥
シャーっと、へのこを突っ込まれたわずかな隙間から小水のように淫水が噴き零れた。

「どれ、交互に可愛がってやろう」
クチュっと音を立てて珍宝が千代の陰戸から引き抜かれた。

「ああん!いや、いや!出て行かないで!!」
再び刺し貫いてもらおうと千代は剣山の腰をグイグイと引き寄せた。

「千代、わがままを言うな。千代も八重も儂(わし)にとってはどちらも大事なおなごじゃ」
そう言いながら今度は菊門に刺していた指を引き抜いた。

「ああ~ん、もっと欲しゅうございます」
今度は八重がぽっかりと開いた尻の穴をヒクヒクさせながら
再び刺してほしいと尻肉を揺らした。

「どいつもこいつも刺し貫けとわがままばかり言いおって‥‥」
ならば代わる代わるに味わえばよいと、八重の淫道を二三度潜らすと、
すぐさま抜いて間髪入れずに今度は千代の淫道を潜った。

ああ!いやん!
二人の女が同じ言葉を発した。
もちろん八重が発した言葉は抜かないでほしいと言う意味で、
かたや千代が発した言葉は再び刺し貫いてもらえた喜びを表していた。

千代を貫いているとき幼い声で喘ぎ、
八重を貫いているときは妖しい熟女の声で喘いだ。

同じ女でもアソコと同じように声色さえも違っていた。

二人の女は交互に挿入されながら
互いの体を抱き寄せあい双方の乳房を揉み合い唇を重ねた。

激しく腰を振る剣山にも絶頂が近づきつつあった。
八重の蠢く淫道、千代の小さくよく締まる淫道‥‥
交互に味わっているのだから、その快楽は何とも言えない刺激を受け続けていた。

「ううっ‥‥たまらん!逝きそうだ。さて、どちらの陰戸にぶちまけてくれようか‥‥」
24-480x347.jpg

あああ!どうか私に‥‥
声には出さなかったが女達は互いに自分の中で終えてほしくて、
挿入されたときに果ててもらおうと尻の穴に目一杯の力を入れてガチガチに締め付けた。

「あああ・・・・逝きそうです!!今、今すぐくださいませ!!!」
八重がワレメからビュウビュウと潮を垂れ流しながら哀願した。

「おお!八重・・・そなたは、よく潮を噴くのう・・・
愛(う)い奴じゃ、お前にたっぷり出そうか・・・」

「あああ!!いや!!そんな・・・正室は、この千代でございます!
なにとど、わたくしに注ぎ込みくださいませ」
自分の指2本を陰戸に潜り込ませながら
精液が欲しい、欲しいとジュポ、ジュポと音を立てながら秘貝を掻き混ぜた。

「それもそうじゃ・・・」
逃がしはしないと剣山を締め付ける肉壁を惜しみつつ腰を引いた、
そして千代の秘貝にパンパンに膨れ上がった珍宝を突き刺した。

千代の口から「正室」という言葉が出た瞬間、
八重は正気に戻った。
『そうなのだ・・・私はあくまでも側室・・・
正室が逝ったあとのおこぼれをいただくのが筋というもの・・・
今日一番の濃い子種は千代様が受けなければなりませぬ』

八重は浮かせていた腰をスッと千代の体の上に落とした。
それは一番に子種をいただくことを諦めたことを意味していた。

『くだらん真似をしおってからに・・・』
剣山は八重の心中を察した。
どちらも可愛い我が女なのだ。

「逝くぞ、千代!!しっかりと受け止めよ!!」
へのこの尿道を熱い溶岩が激流となって出口へと向かった。
剣山は己のイチモツを千代の最深部に埋め込んだ。

「ああ~!!すごい!嬉しゅうございます」
千代の歓喜の声を聞きながら八重は少しばかりの嫉妬を感じ、
絶頂の声など聞きたくもないとばかりに千代の口を吸った。

「逝くぞ!」
熱い溶岩が千代に注ぎ込まれた。

「むぐぐっ~!!」
八重に口を塞がれているので明瞭には聞き取れないが
千代も「逝く~」と絶叫したのは確かだった。

第一波を千代に注ぎ込むと、素早くイチモツを引き抜き、
間髪入れずに八重の最深部まで突き刺した。

「八重!情けない顔をするな!この剣山の子種はまだまだ出るぞ!」
そう言って第二波の熱い迸りを八重の膣(なか)に注ぎ込んだ。

「あああ!嬉しゅうございます!!」
子宮が子種を欲しがって膣内にせり出していくのを感じた。
熱い飛沫が、たっぷりと子宮に浴びせかけられた。

「まだまだ出るぞ!」
そう言って、再び千代を挿し貫くと余韻の精液をこれでもかと流し込んだ。
images (26)

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:25  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.21 (Thu)

蒼い月光 36(原案 あすか)

千代の口から陰戸が引き剥がされた。
八重を中腰にさせると、
剣山はそのまま後ろから八重の雫が滴る秘貝に己のへのこを沿わせた。

千代は両眼(まなこ)をしっかりと見開き男が女に入ってゆく様を目に焼き付けた。

ヌチュ・・・と音を立てて亀頭の丸いところが秘貝に沈むやいなや
ジュポジュポとビラビラを巻き込みながら血管の浮き出たへのこが見事に挿入されていった。
『なんて・・・きれいな光景なのでしょう・・・』
それは生命と生命のつながり・・・
男と女が抱き合い、愛という尊き結合だと思った。
20140910124238966.jpg

千代は二人の結合部分に顔を近づけて、その交じりあっているところに舌を伸ばした。
舌先に硬い強張りと淫らな泉を同時に感じた。

男が腰を振る度に、千代の頬に金玉のふぐりがペタペタと打ち当たった。

千代は、その前後に揺れるふぐりを口に含んだ。
男が腰を引くとふぐりは口から吐き出され、
腰を打ち付けてきたときに近づくふぐりを再び口に含んだ。

男が一定のリズムで腰を振るものだから、金玉を吸ったり吐き出したりを繰り返した。
吸うときにはジュルジュルという音を立て、吐き出すときはジュポンと音を立てた。

そのいやらしい音は八重の耳にも届いていた。
『千代さまったら‥‥金玉を美味しそうにしゃぶってらっしゃる』
剣山のことだからおそらく絶頂を迎える前に千代に乗り換えて貫くに違いない。

そのときは私が殿の金玉を舐めさせていただこう。

剣山がへのこを抜き去るのは淋しいが、
貫かれる千代の秘貝を間近で見ながら金玉をしゃぶるのも楽しいかもしれないと期待を抱いた。

「おお‥‥やはり八重の陰戸は、よく締まるのお‥‥」
犬の恰好で貫かれると、尻に力を入れやすいのでギチギチにへのこを締め上げることができた。

「下からは千代に金玉をしゃぶられて‥‥まさしく極楽じゃ」

八重の締まり具合と千代のふぐり舐めを同時に味わおうと深く挿したまま動きを止めた。
八重が陰戸をキュッと締め上げ、千代がチュパチュパと玉を吸い込んだ。

千代は金玉を口に含んだ事で昨日以上に淫らに燃えているのだろう、
八重の眼下の千代の秘貝が濡れ濡れになってヒクヒクしていた。

八重は尻だけを高く持ち上げ、剣山に貫かれたまま上体を千代の股間に沈めた。
舌で淫核を摘むと、千代は、しゃぶっていた玉を吐き出して「あああ~」と可憐な声で泣いた。

『やはり十代の女‥‥可愛い声で鳴くのね‥‥』
喘ぐ事を恥として抱かれる時に歯を食いしばって耐えた自分と比較し、
私も十代の頃に、このように可憐な声を出しておもいっきり喘げばよかったと思った。

「ほれ、八重も気持ちよいのであれば鳴くがよい。」
男は、千代が八重に責められ、己への金玉への愛撫が疎かになったのに苛立ちを隠せずに、腰を激しく振り始めた。

長い肉茎が子種を受け入れる肉門を激しく打ちつけた。
留守宅の門を拳で叩き「誰ぞ、誰ぞおらぬのか」と叫び続けるように
激しくドン、ドンと亀頭を子の宮にぶち当てた。

「ああ~!!たまりませぬ‥‥」
千代のように高く可憐な声には到底及ばないが、
官能のままに低く掠れた声で鳴いた。
ダウンロード (13)

「おお‥‥八重、そなたの声も男心を惑わす淫靡な鳴き声よのう‥‥」
殿が私の喘ぎを褒めてくださった・・・・
八重は喜び、より一層の歓喜の声をあげた。
二人の女の喘ぎ声が高低見事な輪唱となった。
剣山は二人の女の鳴き声に酔いしびれた。
興奮度は否応なく高まり、へのこは釘を打てるのではないかと思えるほどに硬直した。

それを貫かれている八重が敏感に感じ取った。
「ああ~!!か、硬い‥‥すごく硬い大筒が私をぐちょぐちょにしております‥‥」

それを聞いた千代も我慢できずに男女が交じり合う股間から
「わ、わたしにもカチカチの硬い大筒を陰戸にぶち込んでくださいませ~」
と男の尻を激しく撫でながら叫んだ。

「おお、そうか‥‥千代、お前も欲しいか?」

「はい、いただきとうございます‥‥
殿の硬くそそり立つ見事なへのこを千代の陰戸に突き刺してくださいませ」

八重に淫核を弄られて、体をビクン、ビクンと跳ね上げながら
八重の股間から、
なんとも悩ましげな顔を覗かせ千代は哀願した。

「八重の陰戸の汁にまみれたコイツが欲しいのか?」
そう言いながら八重の濡れアワビからへのこを抜いた。

「ああ~!!抜かないでくださいまし‥‥」
八重の陰戸は塞がれていたへのこを失い、ぽっかりと穴が開いたままになった。

その空洞を埋めてもらおうと尻を男に向かって振り続けた。
淫らに淫水がトロリと流れだし、尻を振るたびに雫を千代の童顔に滴らせた。

「八重、千代も欲しくてたまらんそうだ。お前はしばし休息するがよい」

「ああ‥‥そんな殺生な!もう少し、もう少しで逝けそうでございましたのに‥」
尚も尻を振り、へのこを求める八重の腰を抱きかかえて
隣の使われていないまっさらな寝具に放り投げた。

『八重、ごめんなさい‥‥
でも、私も殿の反り返ったへのこで秘貝をかき混ぜていただきたいのです‥‥』
千代は先ほどまで八重が四つん這いになっていた所に同じように犬を真似て四つん這いになった。

「後ろからはもうよい!お前の幼顔を見ながら突き刺すのが好きなのじゃ」
八重を放り投げたように腰を抱くと、今度は放り投げずに千代の体をくるりと反転させた。

「きゃっ‥‥」
男はあっという間に千代の膝裏に手をかけ、折り曲げた膝を乳のそばまで押し上げた。

「は、恥ずかしゅうございます‥‥」
千代は、わずかばかり恥らんでみた。
しかし実は八重のように後ろから挿入してほしかったのだった。

「わかっておる。お前も八重のように犬の格好で刺して欲しかったのだろう?
だが儂(わし)は、お前の器量のよい顔が喘ぎ苦しむ様を見ながら楽しみたいのだ。
なに、夜はまだまだ明けぬ、後で犬の格好で責めてやる」

「ああ‥‥嬉しい‥‥
何度も、何度も、千代を桃源郷にお導きくださいませ」

「わかっておる・・・ほれ、これが欲しいのであろう?」
男は己のイチモツを握り、ブルン、ブルンと振り回して
千代のおさねに肉茎をぶつけた。

「いやあ~ん・・・お豆がヒクヒクするぅ~~・・・」
千代の顔がどんどん上気してゆく。
さんざん八重に弄られてたのでおさね豆はハンパなく膨れ上がっていた。
すっかり包皮から飛び出すほどに勃起して、
その下の秘穴からは瑞々しい雫をジョロジョロと流した。

「ほれほれ、こんなにもヨダレを垂れ流しておるぞ。欲しければ欲しいと言ってみろ」

「あああ・・・ください・・・欲しいの・・・」

「なにが欲しいのかハッキリと言ってみろ」

「殿の・・・殿の・・・へのこを・・・」

「別の呼び名があるであろう?」

「ああああ・・・堪忍してくださいませ・・・・」
俗語で言わせようとしているのは見え見えだった。

「欲しくないのなら・・・八重に挿入するぞ・・・」

「ああ!!ま、待って!!・・・言います、言います。何度でも言います。
殿のちん・・・をください・・・」

「なに?なにが欲しいって?あまりにも小さな声で聞き取れなかったぞ」

スっと男は腰を引いた・・・

「だめえ~~!!!だめよ!挿入(い)れて欲しいの!殿の硬くて太い、お珍宝を・・・!!」
ははは!よく言った!ほれ、褒美じゃ!!
そう言って男は勢いよく腰を前に突き出した。
02_20160720222118dea.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

12:00  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.20 (Wed)

蒼い月光 35(原案あすか)

『千代さま、上手すぎる‥‥』
年増の自分が手引きせねばならぬのに、
千代の愛撫に我を忘れて官能の波に身を委ねてしまった。

千代は八重を攻めながらも自分自身も愛撫されたくてたまらないのだろう。
眼下の淡い桃色の陰戸がヒクヒクと泣いて穴を開いたり閉じたりを繰り返していた。

「千代さまの陰戸‥‥可愛いわ‥‥」
八重は中指を透明な雫を垂れ流す千代の可憐な陰戸の穴に
ズボズボと奥深くまで手荒に沈めた。

男は目の前に繰り広げられる二人の女の痴態を
眼(まなこ)をしっかりと開いて食い入るように見続けた。

二人の鮑から発せられる甘い香りは
桃源郷へ誘(いざな)う道標の芳香のようだった。

男の股間のへのこは痛いほど脈打っていた。
亀の頭に似た先の丸みを帯びた亀裂からは女が陰戸から甘露を垂れ流すように
タラリ、タラリと透明の液を出していた。

たまらずに己自身を右手でしっかりと握りしめた。
グッと力強く握ると、昨夜の千代の狭い陰戸の膣圧を思い出した。
次に、へのこの根元を力を込めて締め付けた。
その根元への圧迫感は八重の陰戸のまん力を思い出させた。

『女というのは不思議なものよのう‥‥
同じような穴でありながら嵌めたときの感触が全く異なっておった‥‥』
剣山は早く女二人の貝くらべをしたくて股間の右手を上下に擦らせた。
kyokonkanpekionany.jpg

八重の女の芳香が強くなってゆく。
自分が命を懸けて守ろうと誓った女性に秘貝を舐めてもらっているのだ。
これほどの歓喜が沸き起こるとは想像もできなかった。
思えば一生を添いつげようと決めた亭主に陰戸を舐められたときも激しく感じた。

あの時と同じ歓喜に八重は打ち震えていた。
あああ‥‥私は千代さまを愛しているのだと覚醒した。

剣山さまに抱かれる前に、せめて自分の指と舌で千代さまを絶頂に導きたい‥‥

八重は千代のたっぷり潤んだ秘貝にむしゃぶりついた。
自分ならば、こんな風に愛撫されたいと思うことを千代に施した。

陰戸のビラビラの飾りは丁寧にゆっくりと舐めた。
そして不意に思い出したかのようにビラビラの飾りを少し強めに噛んだ。

「はうっ!!」
甘美の途中で与えられた痛みの刺激は電撃となって千代の体を突き抜けた。

痛かったのね‥‥
可哀想に‥‥
噛んだビラビラを優しく舐めあげた。
k00151.jpg

強弱の攻めが千代を狂わしてゆく‥‥
激しく首を振り身体をくねらせた。

「あああ‥‥八重‥‥私、おかしくなりそうよ!!」
千代は軽い頂き(いただき)を何度も感じていた。
頂きが訪れる度に秘貝の奥から透明なしぶきが何度も噴き上げた。

千代が、自分の愛撫で潮を噴き上げた!
八重は嬉しくて、ゴホッ、ゴホッとむせかえりながら
一滴さえこぼすものかと千代の潮を喉に流し込んだ。

「ああ!八重!恥ずかしい‥‥お粗相をしてしまいました‥‥」
股間から溢れる雫を小水だと思ったのだろう。
羞恥心のあまり、八重への愛撫をやめて両手で顔を覆った。

「千代さま・・・これは小水ではございませぬ
あまりの気持ちよさに潮を噴いたのでございます」

「し・お?・・・」

「そうです。女は気持ちよいとこのように潮を噴くのです」

「では、八重もすごく気持ちがよいと潮を噴くのですか?」

「はい・・・それも桶の水をひっくり返したように激しく・・・」
そう聞かされると「ならば八重に潮を噴かせてみせましょう」と言って
八重の陰戸を激しく責め始めた。

「お豆であろう?八重の感じるところはお豆なのであろう?」
千代は親指の腹で陰核をグリグリと高速で弄りはじめた。

「ああああ!!!!そのように激しくされるのは・・・慣れておりませぬ」
若い千代は加減を知らなかった。
ぐいぐいと陰核を体にめり込ませるほど力強く弄った。
だがいつもならば快楽よりも痛みが勝って興ざめしてしまうはずが
千代の初々しく陰核を弄る姿に益々興奮しはじめた。

おさね豆は小指の先ほどまでに膨れ上がり、千代の指を押し返した。

「あああ~~~ち、千代さま・・・そうしながら膣(なか)も掻き混ぜてくださいませ・・・」
グシュグシュにぬかるんだ陰戸は挿入を求めて
パクパクと魚のように口を閉じたり開いたりしていた。

「こ、これでよいのですか?」
千代のか細い指がぬかるみのヒダヒダを掻き分けて侵入してくる。

「あひぃ~~~」
興奮している八重には太いへのこであろうと細い指であろうと関係なかった。
自分の体に他人が入ってくる・・・
ただそれだけで体がガクガクと震えた。

「殿がへのこを挿入して抜き差しするように
私の指も抜き差しさせれば気持ちよいのであろう?」
千代は交わり事に急速に理解を深めつつあった。
ぎこちない出し入れではあったが
八重は「あ!あ!・・・」と指が突き進む度に甘い声をだした。

「まだ・・・まだ潮を噴かないのですか?」

「あああ・・・お願いです・・・指を・・・2本刺してくださいませ」
八重の催促に、そうだ殿のへのこは指よりもうんと太い、
1本では満足できないのだと理解した。

人差し指を一度抜き去り、そこに中指を添えて再び挿入した。
「おおおお~~!!!す、すごいぃ~~~!!!」
八重の腰がバタンバタンと反り返った。

「八重・・・そのように動いては指が抜けるではないですか」
左手を尻に回してしっかりと保持させた。
2本の指を奥へ突進もうとさせると、自然に親指が陰核に当たる・・・

「そ、それがいいのぉ~~!!!」
秘貝からどんどんといやらしい汁が湧き出る。
だがこれを潮と呼ぶにはあまりにも少量だった。

「ち、千代さま・・・お願いです。
指を・・・指を私の膣(なか)で曲げてくださいませ・・・」

「こ、こうですか」
いわれるままに指を折り曲げると
指の腹にザラザラとした丸く膨らんだ壁に当たった。

「そ、そこでございます!!!
そこを痒みを鎮めるがごとくカリカリと爪でひっかいてくださいませ。」
爪で?引っかけば傷つくではないですか。
八重の指示とは異なるが琴線を弾く要領でザラつく肉壁を弾いた。

「いや!!!ダメ!すごすぎるぅ~~」
実はこのように弾いてほしかったのだ。
千代にわかりやすいように引っかくと表現したのだがちゃんと理解してくれていたとは・・・・

「ダメなのですか?やはり引っかくのですか?」

「いいえ・・・それ、それでいいのです!!!」
秘貝の奥がグ~っと膨らむような感覚が襲ってきた。
噴ける・・・もう少しで噴ける・・・・

『まだなの?まだ潮を噴かないの?』
指が疲れてきた・・・もう限界だと感じたその瞬間!
指を押し出す勢いで「ブシュウウ~~~」と潮が噴きでた。
23auks00024jp-14.jpg

「す、すごいわ!!八重、まるでこれこそ小水のように・・・・」
ものすごい勢いで千代の顔面を叩くように潮が吹き出た。
千代も噴き出た潮を味わおうと大きく口をあけて受け止めた。

「もうたまらん!!!」
剣山がイチモツを握りしめて二人に近づいてきた。

「お前たちばかり楽しんで拙者は蚊帳の外
これでは蛇の生殺しではないか!!」
もう我慢ならぬと、千代の上に覆いかぶさっている八重の腰を抱いて引き上げた。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

20:34  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.19 (Tue)

蒼い月光 34(原案あすか)

陰戸が近づくにつれて女の香りが漂ってくる。
表現のしがたい匂い‥‥
だが、決して不快な匂いではなかった。

八重の股間が鼻先まで降りてきた。
それでも下降を止めない‥‥
菊門の皺さえはっきりと認識できた。

「千代さま‥‥舐めてくださいまし‥‥」
え?殿方のように私に陰戸を舐めろと?
返答に窮していると、おかまいなしにクチュっと陰戸が千代の唇に密着された。
068_20140530132157c00.jpg

「うぷっ‥ち、ちょっと八重!」
あああ!陰戸に接吻してしまった!
ど、どうしましょう‥‥

目の前の菊門が弛んだり窄んだりしていた。
そのたびに唇に接した陰戸がクニュ、クニュと動いた。
唇を塞がれているので、鼻で呼吸すると女の匂いがどんどんと鼻腔に流れ込んできた。

「さあ、千代さま、八重を味わってくださいまし、
我慢できずに先ほどから甘い蜜がたっぷりとながれでておりますゆえ、
甘露の味がするはずでございます」

恐る恐る口を開くと鼻腔に忍び込んでいた以上の濃厚な発酵臭が千代を襲った。
びくびくしながら舌を出すと柔らかな肉肌が舌先に触れた。
それはさきほどまで絡めていた舌に比べ、ツルンとした感触だった。

「ああ~!」
舌が触れると同時に八重が歓喜に喘いだ。

『私の・・・私の舌が八重を喜ばせている・・・?』
もう一度、舌先を陰戸に滑らせた。

「ああ!いい!!・・」
八重の体がビクンと跳ねた。

間違いない・・・
自分の舌が八重を喜ばせている。
千代は愛し合うということは相手に身を委ね、甘い官能を与えてもらう事だと思っていた。
だが、受け身だけでなく、責め手側としての喜びに目覚めようとしていた。

ズリュ‥‥ズ、ズ、ズ‥‥
激しい音を立てて愛液をすすり舐めた。
rez007026.jpg

「あ!‥だめ‥‥すごい!‥‥すごく気持ちいい!!」
八重が感極まって千代の白い太ももに指が食い込むほどきつく鷲掴んだ。

「千代さま、豆も!‥‥おさね豆も舐めてくださいまし」
それが淫核を意味する隠語だと教えてもらわずとも理解した。
うら若き女は、乙女を散らしたことで淫乱の素質を一気に開花させた。

必死に舌を八重の穴の奥に潜り込ませようと尖らせていた舌先を
八重のおねだりを聞き入れて陰戸の合わせ目の膨らみを目指して滑らせた。
滑らしながらも舌先を小刻みに震えさせて官能を八重に与え続けた。

「おお~‥‥すんごく気持ちいい!」
八重が感極まって股間をグイグイと千代の顔面に押し付けてくる。
瞬く間に千代の鼻先から顎にかけて女の甘露でびしょびしょになった。

否応なしに女の匂いが鼻腔に侵入してくる。
いい匂いだわ!
殿方が陰戸をしゃぶりたがる気持ちが理解できた。
いつしか八重の尻をしっかりと鷲掴み、
もっと、もっと味あわせて欲しいと顔面を陰戸を押し付けた。
13728.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

21:40  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.18 (Mon)

蒼い月光 33(原案 あすか)

しばらくすると「殿様のおなり~」という参(まい)り声と共に、
襖が音もなく開いて剣山が寝間に現れた。

二人の女は三つ指をついて殿を迎えた。

剣山は、ひれ伏す二人の女を見比べた。
『さて、どちらから味わってやるとするか‥‥』
剣山の目が
千代の後ろ襟の白いうなじに目が
とまった。

『まだ、開いたばかりの花びら‥‥
こやつは乙女を散らしたばかりだと言うのに男を
虜にする可憐な声で鳴きよる‥‥』

そして、今度は八重の白い寝間着に包まれた双丘の尻に目がとまる。

『年増女だとバカにしていたが、男をとろけさせる技は捨てがたい‥‥』

よし、決めた。
今宵はお前から食ってやる!

女の後ろ襟を掴んで引き上げて面(おもて)をあげさせた。

「八重、今宵は いの一番にお前と交わる」
そう告げられて八重は驚いた。
てっきり正室の千代に寵愛を授けると思っていたからだった。

剣山は八重を押し倒すと上にのしかかり、首筋に接吻の雨を降らせた。
「よ、よいのでしょうか?正室を差し置いて側室が先に寵愛をうけるなど‥‥」
千代の方を振り向くと、千代は三つ指をついてひれ伏したままの姿でじっとしていた。

「かまわん‥‥お前は昨夜、儂(わし)たちの交わりを盗み見して悶々としたのであろう?
あの、興奮を今夜は千代に与える‥‥」

ああ‥‥なんということだ
あの蛇の生殺しを千代に味あわせると言うのか‥‥
千代は湯殿で八重にいたずらをされて淫気が高ぶっているはず。
恐らく、体が火照って火照って仕方ないに違いない。
昨夜の八重のように体を隠す衝立(ついたて)がないから、
ひっそりと自分で慰める事もできまいに‥‥

八重と交わり、剣山が吐精するまで、
まんじりともせずにひれ伏したまま時間の流れを堪え忍ばねばならぬと言うのか‥‥

「と、殿‥‥一計がございます」
大きな乳房を揉まれ、官能の渦に巻き込まれる前に、とっさに浮かんだ考えを剣山に提案した。
nomura-mami-001-9.jpg

「一計とな?申してみよ」
前襟を押し開き、こぼれでた乳房に顔を埋め、黒く大きな乳首を舐りながら男は言った。

「殿は女同士の戯れをご覧になったことがありますでしょうか?
年増女と、うら若き女の‥‥つまり、私と千代さまの戯れをご覧いただきとうございます‥‥」

「それは、面白い‥‥だが二人が楽しんでいる間、儂(わし)に傍観していろと言うのか?」

「いえ、女というものは、淫気が高ぶってまいれば、
へのこが欲しくて欲しくてたまらなくなるものでございます。
頃合いを見計らって殿の股間の名刀を
ぬかるんだ女二人の陰戸に交互に貫いていただければと‥‥」

交互に貫く‥‥
なんと贅沢な交わいじゃ‥‥

考えただけで興奮し、男は亀頭の先から甘い雫を垂らした。

「よし、わかった。女同士の余興とやらを儂(わし)に見せてみよ」
剣山は八重の体から身を起こして、大股で上座の布団に控える千代のそばに近寄った。

「千代、八重が呼んでおる。行ってやれ」
そう言って千代の脇にどっかりと腰を下ろし、戸惑う千代の尻を平手で打って追い立てた。

「ささ、千代さま、早ようこちらへ‥‥」
先ほどとは逆に、八重が手招きして千代を呼んだ。
千代は四つんばいで赤子のようにハイハイしながら、八重のそばに近づいた。

小さな桃尻を揺らしながら這ってゆく千代の後ろ姿を見ていると、
思わず寝間着の裾をめくり上げて犬の格好で交じりたい衝動に襲われたが
女同士の交わりを見てみたいのでグッとこらえた。

「八重‥‥一体どういうことなの?」
状況を読みこめない千代は不安そうに尋ねた。

「湯殿の続きを楽しんでもよいとお許しをいただいたのでございます」
そう言って八重は妖しく微笑んだ。

「まあ!‥‥」
絶句したのち、千代の頬が赤らんだ。

「千代さま、一人ぼっちで待つ身は辛いものでございます。
殿の許しをいただいて、貫きたくまで余興で女同士で愛し合ってもよいと言っていただけました」

じゃあ、さっきの続きを楽しんでもいいのね?

幼子が母に甘えるように、千代は八重に抱きついた。

「殿が我慢できなくなって貫きにまいるまで、たっぷりと可愛がってあげる」
千代の顎の下に指を潜らせて、恥じらいうつむいている顔を正面に向けさせた。

「八重‥‥」
小さく声を漏らした唇が八重の唇で塞がれた。
「千代さま、舌を‥‥」
殿に禁断の行為を見られているという恥じらいが興奮に変わってゆく。
千代は可愛い舌を口元から覗かせて、八重のポッタリした唇をチロチロと舐めた。
images (23)

男に見られているということに最初は抵抗があったのか、
舌をチロチロとしか出さなかったが、
八重が唇にむしゃぶりついて千代の口の中に舌を忍び込ませ、
ぐちゅぐちゅにかき混ぜたものだから興奮がピークに達した。
千代も舌を思いっきりだして八重の口中の歯の裏や歯茎に舌を這わせて八重の唾液の味を堪能した。

二人の女は崩れるように布団に身を横たえた。
主導権を握ったのは八重であった。
千代の体の上に覆い被さり、接吻をしながら、帯ひもを解いた。
たちまち現れる真っ白な体‥‥
小高い丘のてっぺんに桜の蕾が花を咲かせたいと望むように思いっきり膨らんでいた。
その蕾を花開くのを遮るように、手のひらで押しつぶし丸餅をこねる要領でコロコロと転がした。

「あああ~‥‥」
千代は八重の接吻から逃れて、か細くもはっきりと喘いだ。

その開いた口に八重はトロトロと唾液を流し込む。
千代は眉間に皺を寄せて、舌を伸ばしてその上で唾液を受け止めた。
そして舌の上に溢れるほど溜まった唾液を口に納めてゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。

「甘い‥‥すごく甘いわ‥‥」

「千代さま、下の口からでる露はもっと甘いのですよ‥‥」

あああ‥‥味わいたい‥‥
でも味わうには陰戸に口づけしなければならないのでしょう?

躊躇う千代にお構いなしに八重は体を反転させて寝間着の裾をめくり上げ、千代の顔の上で跨がった。

ゆっくり、ゆっくりと八重がしゃがみこむ。
もじゃもじゃの陰毛に被われた陰戸が千代の口を目指して降りてくる。
パックリと口を開いた陰戸は妖しげにぴくぴく蠢いて活きのよいあわびのようだった。
images (24)

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

22:35  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.18 (Mon)

蒼い月光 32(原案 あすか)

やがて八重の指先が千代の乳首をつまみ始めた。
「千代さま、可憐でございます‥‥食べてしまいとうございます」
そんな言葉に千代の顔が上気してしまう。
それは、決して湯の温もりだけでなく、
身体の中から沸き起こる淫らな熱によるものだった。

「八重‥気持ちいいわ‥‥今度は私が‥‥体を拭ってあげる」

「お言葉に甘えても宜しいのでしょうか?」

「私、八重の体が好きよ‥‥ぜひ拭わせてほしいの」
千代の目がトロンとなっていた。
男を知った身体はすごく感じやすくなっていた。

「で、では‥‥この八重の下(しも)の毛を拭ってくださいませ‥」
千代の手を取って自分の下腹部に導いた。
そこにはフサフサとした豊かな陰毛が湯の中で揺らめいていた。
furo082001.jpg

そっと千代の手が触れる‥‥
「八重のお毛け‥サワサワしていて気持ちいいわ」

「あああ‥‥や、八重も気持ちようございます」
湯の中でもワカメの奥に潜むアワビが潤っていくのがわかる。
二人の女の口から甘い吐息が漏れ始めた。

八重はたまらずに千代のうなじに吸い付いた。
「ひぃ~!!」
千代の体に電流が流れたのだろう、
たまらずに八重の陰毛に手のひらを押し付けた。

「千代さま、可愛い‥‥」
いつしか小ぶりの乳房を揉みまくっていた。
殿方が乳房を鷲掴み、
口に含んで乳首をしゃぶる気持ちがわかる気がした。

「や、八重‥‥」
淫気が高まった千代は後ろを振り向くようにして八重の唇を求めた。
『わかっておりまする』
八重もそのおねだりに応えるかのように
体を前方に乗り出して千代の可憐な唇を奪った。
images (21)

うぐっ‥‥じゅば‥じゅば
女同士という気持ちなど二人にはなかった。
官能を求める二人には、相手が男だろうが女であろうと問題ではなかった。
本能のおもむくままに舌を絡ませあいながら唾液の交換を重ねた。
『ああ‥‥殿、お許しくださいませ。
八重は奥方様の唇を奪ってしまいました』

八重は心の中で剣山殿に詫びた。
だが、詫びる思いとは裏腹に千代を抱きたい思いが膨らんでいた。
男に愛されるのもよいが、
受け身でなく責める側になって千代を喘ぎさせてみたいと思った。

このまま千代の膣(なか)に指を入れてかき混ぜたい。
千代もそう思っているのか股が少しずつ開きはじめ、
ぐいぐいと体を八重に押し付けてきた。

だが、淫気が高まった二人の体に
刻(とき)を知らせる鐘の音が甘い時間の終わりを告げた。

「千代さま‥‥お時間にございます」
断腸の思いでそう告げた。

湯船から上がり、互いの体を手ぬぐいで濡れた体を拭いた。
股間は、互いにゆっくりと時間をかけて拭いた。
千代を押し倒し、その体に覆い被さりたい衝動を必死に押し殺し、
真っ白な絹の寝間着に袖を通すと素肌に触れる絹の肌触りが
これから殿の寵愛を受けるのだと教えてくれた。

二人仲良く寝間に向かう廊下で千代が八重の手を求めてきた。
細く白い指を八重のふくよかな手で包み込むと千代は不意に立ち止まり、
目を瞑って八重の接吻をねだった。

「千代さま、お気持ちを切り替えなさいまし、
今からは殿が千代さまをめくるめく官能の世界にいざなっていただけまする」
そう言ったものの八重も接吻したくてたまらなかったので、
周りに人影が見えないのを確認して、チュッと軽く唇を重ねた。
images (22)

二人の女が手をつなぎ、仲良く寝間に入ると
昨夜は一組だった布団が今夜は二組並べて敷いてあった。

上手の布団に千代を座らせ、八重は下手の布団にかしこまった。

「八重‥‥」
同じ布団の上にきて欲しいと、か細い腕を伸ばして八重を手招いた。

「千代さま、それはなりませぬ。
正室と側室が同じ布団に入るなど、あってはならぬことでございます」
そう言って誘いを拒むと、唇を尖らせて幼子が拗ねるような顔をした。

嫁いできたとはいえ、
まだまだ振り袖の似合う年齢の子供なのだと
あらためて感じずにはいられなかった。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

10:14  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.15 (Fri)

蒼い月光 31(原案 あすか)

「みな、心優しき方たちばかりですね」
正室の間に帰った千代がポツリとつぶやいた。
「それは千代さまの人徳にございます、千代さまがお通りになられた後は、
まるで荒れ地に花が咲き乱れたようでした」

そのように褒めちぎられても困る‥‥
私は、殿様暗殺を企てている女なのだ。

暗殺を実行したその日から、みなの者は私を罵倒し、
石つぶてを投げ、拷問のあと斬首刑にするだろう。

親元もお家断絶は免れまい‥
自分が朱里とひとつになったばかりに、
多くの者たちを嘆き悲しませてしまう‥‥

「八重、少し疲れた。一人になりたいので下がってよいぞ」
そう告げると昼寝間を用意しましょうかと気づかってくれたが、
ただ考え事をしたいだけだから案ずるなと命じた。
a4a2208b8999f3e82268c7796b971310-682x1024.jpg

「それでは、何かありましたら鈴をお鳴らしくださいませ」
と千代に告げて侍女の間に戻っていった。

千代は、一人になると目を閉じて心の中に語りかけた。
『朱里‥答えておくれ‥‥いつ決行するのですか?』

『千代‥初枕は、感じたか?それとも痛いばかりだったか?』
心の中の朱里は、そう言ってウフフと笑った。

『そなた、昨夜は現れ出てたであろう?
私があのような大胆になれるはずがない』

『何のことかさっぱりわかりませぬ、昨夜はぐっすりと眠っておりましたゆえ‥』
え?それでは昨夜の出来事は自然の成り行きだと言うのか‥‥
私自身が考え、行動を起こしたというのか・・・


『私は、てっきり八重を巻き込んだのは朱里の策だと思っておりました。』
八重と三人で絡み合うということは懐刀を枕元に置くであろう。
隙を見計らって、私が刀を抜き、血迷い事を実行するのかと思っていたが‥

『剣山殿を討つと?』

『それが朱里の本望なのでしょう?』

『私がいつそのような事を話しましたか?』

え?え?
だって、朱里の命を奪ったのは剣山ではなかったか。
この世に恨みつらみがあるから成仏できないのではなかったのか?

『千代さまに見せたのは、私の一生にございます。
私が成仏できないのは、私が骸になってからに起因しているのです』
では、まだ続きがあったと言うのか‥‥

『では、剣山殿を討たなくてもよいのですね?』
なぜかホッとした。

『千代さま‥剣山殿を愛してしまったのですね?』
そうかもしれない‥
私にとって初めての男‥
私に女の喜びを与えてくれた男‥

『案ずるな、明日、すべてを話します。今宵は三人で乱れに乱れてくださいませ』
そしてまたウフフと悪戯っぽく笑うと心の奥へ消えていった。



夕餉を済ますと八重と二人で仲良く湯に浸かった。
八重は、あくまでも千代の侍女だからと共に湯に浸かるのを躊躇った。
「あなたは私の侍女であると同時に殿の側女ではないですか。
正室と側室が仲良く湯を使ってもなんらおかしくないではないですか」
そう言って八重の手を取り、湯殿に連れ込んだ。

「八重の胸‥大きい‥‥」
湯船に浸かると、大きな二つの瓜が湯に浮かんだ。
ダウンロード (10)

「垂れていて恥ずかしゅうございます」
千代の目を汚してはいきないと大きな胸を手拭いで覆った。

「八重、昨夜のように体を拭っていただけますか?」

「はい。それはもちろん‥‥」

八重が手ぬぐいを手にして湯船の中で背中を撫で始めた。
初めて出会って体を拭かれたときは力任せに擦られて痛かったけど
今回は愛撫するようにやさしく拭ってくれた。

八重の手が動く度に湯がチャポン、チャポンと跳ねた。
それは規則正しいリズムで千代の心を妖しくさせてゆく・・・

「や、八重・・・・前も・・・前も拭って・・・」

「まあ・・・千代様ったら・・・小さな子供みたいに甘えん坊なんだから・・・・」
うふふ・・・と笑いながら八重は後ろから手を伸ばして千代の可愛い胸を撫で始めた。

「八重・・・手ぬぐいが・・・痛いわ」
そう言うと、一瞬、八重の手が止まった。

そして八重は指の力を抜いた。
手から手ぬぐいが離れて、湯船の中を天女の羽衣のように手ぬぐいが漂いはじめた。

八重の柔らかい指が羽二重餅のような千代の乳房を揉んだ。
ゆっくりとやさしく、まるで壊れ物を扱うように・・・
images (20)

乳輪の中心が硬くなってゆく。
そう、まるで桜の蕾のようだった。

千代の背に八重の大きな乳房が触れていた。
同じように乳房の先端が硬くなっていた。

それは千代の乳首と比べればかなり大きくてドングリのようだった。

桜の蕾と、ドングリの実・・・
湯船の中で春と秋が競演していた。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

13:00  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2016.07.13 (Wed)

蒼い月光 30(原案 あすか)

「ああ~、いい!すごく、気持ちいい!」
歓喜のあまり、八重は体中がプルプルと震えた。

そのまま二人は崩れ落ち、後側位に移行した。
男は片手を女の腋の下から前に回して豊かな乳房を揉みまくった。
もう片方の手は下腹部を撫で草むらを掻き分けて、
とてつもなく膨れ上がった淫核を指で弾いた。

「あ!だめ!‥ああん‥たまらない!」
腰を突き動かす度に女は色っぽい声で鳴いた。
もはや年増女ではなく、一匹のサカリのついたメス猫であった。
images (19)

結合部分がぐしょぐしょに濡れていた。
千代とは比べものにならないほどのおびただしい愛液の流れ方だった。

「逝きそう‥お願い、逝かせてくださいませ」
涎を垂らしながら女が哀願した。
アソコがキュ~っと締まってゆく。
二度も射精していたがあまりの気持ちよさに耐えられず
3度目の射精を八重の膣に注ぎ込んだ。

「殿‥ご寵愛ありがとうございます」

「うむ‥‥」
剣山は戸惑っていた。
若い千代は格別だが年増女の熟練技にも惚れてしまった。
あまりにも節操のない己の下半身が情けなかった。


「殿、気持ちようございましたか?」
いつの間にか千代が気を取り戻していた。
cap061.jpg

「あ!す、すまぬ!」
男は慌ててイチモツを女の股間から抜き出した。
後を追うように白い精がトロトロと流れ出した。

八重も慌てて身を起こし、着物を羽織って正座して下座に控えた。

「殿、そなた様は一国一城の主ではございませぬか、
精が出るのはけっこうな事でございます。」

「だが儂(わし)は、そなたの侍女を抱いてしまった‥‥」

「確かに八重は先程、私が侍女として貰い受けました。
だけど、根本を辿れば雇い主は殿ではないですか。
侍女も側女も関係ございません。
殿には数多くの女と交わっていただき、
世継ぎを授かっていただかなくてはなりませぬ」
剣山は、儂(わし)にはもったいないよくできた女だと感服した。

「では、八重。お前は千代の侍女と儂(わし)の側女を兼務せよ。よいのだな千代?」

「御意に‥‥」

「ありがたき幸せにございます」
八重は涙が溢れて止まらなかった。

「では、明晩は三人で仲良く交わるぞ、八重、明晩も寝間へ参れ、よいな?」

「え?」

「さ、三人で?‥」
二人の女は男の性欲に唖然とした。




「千代さま、ほんとに宜しかったのでございましょうか?」
翌朝、千代の身の回りの世話をしながら八重が伺いを立てた。

「八重、殿の精の強さは昨晩に身を持って感じたであろう?
あれでは私一人で身が持たぬ‥」
そう言って涼やかに笑った。

八重は心底、千代に惚れた。
昨夜あれから慌てて湯殿に走った。
そして、精液にまみれた陰戸を何度も湯で洗った。
決して千代より先に身ごもってはいけないと強く自分に言い聞かせた。
千代を命にかけても守り抜こうと決心した。

千代は精力的に城内を散策した。
豪華絢爛な打ち掛けを脱ぎ捨てて歩き回るものだから
すれ違う女中や家臣の者は皆、
それが嫁いできた姫君とは気付かなかった。

軽口で挨拶を交わす女中がいると、
八重が慌てて飛んできて
「無礼者!口を慎め!奥方さまにあらせられるぞ!」と叱りつけて回った。

「八重、私は、皆の者と親しくなりたいのです。
そんなに堅苦しくしては話ができぬではないですか」

「千代さま、いくらなんでも無茶でございます。
奥方さまとしての威厳をお持ちくださいませ」
そんな八重の言葉など聞こえていないかのように城内を縦横無尽に歩き回った。
1ea3b4b7.jpg

台所に差し掛かった時に、一兵卒に目を止めた。
男はやせ細り、顔の色艶が悪かった。

「八重、あの者は?‥‥」

「ああ、兵吉にございます。
体が小さく、戦に向かぬゆえ鬼食い番(毒味役)を勤めておりまする」
なるほど、毎食の度に毒が盛られているやもしれぬものを食すのだから
そのストレスたるものは尋常ではなかろう。

「これ、兵吉と申す者‥」
声を掛けてきた美人が奥方さまだと八重に教えられて兵吉はかしこまった。

「鬼食い番、大義でございましょ?」

「と、とんでもございません‥拙者は武術に不向きゆえ、
せめて鬼食い番として殿様の力になれれば本望でございます」

「そなたがいるおかげで私たちは安心して食することができるのです。
これからも殿の為に尽力をお願いいたします」
そう言って兵吉の手を握り頭を下げた。

兵吉は、いたって感激した。
兵吉のみならず、
汚い仕事や辛い仕事の役目の者たちに言葉をかけて頭を下げる姫君を
家臣たちはたちまち千代を信奉した。
d234b_782_ed784af7_22db462d.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

18:54  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2016.07.11 (Mon)

インターバル 4

毎日、暑うございますね

梅雨の中休みでこんなに暑いと
梅雨明けの日々を考えるとイヤになります

さて、少しばかりブログ更新をおやすみさせていただきました

実は私、某SNSにてカラオケコミュの管理人をしております
しかも二つを掛け持ちでやっておりまして

一つが2周年、もう一つが1周年と
この7月はアニバーサリー月間でございます

というわけで
オフ会準備やら開催やらで少々多忙でございました

こういうのもリア充というのでしょうか・・・・

下半身のリア充はさっぱりなのですが

あと数週間、ブログ再開したり小休止したりとなりご迷惑をおかけしますが
なにとぞご容赦くださいませ

ちなみにいろいろ歌ってはyoutubeにUPしております
お暇つぶしによければどうぞ・・・ ↓ 
19:40  |  ひとりごと  |  Trackback(0)  |  Comment(10)

2016.07.11 (Mon)

蒼い月光 29(原案 あすか)

手すさびの時とは比べようのないほどの長い射精だった。
剣山は己の体を支えていた腕の力が抜けて
千代の体の上に突っ伏して荒い呼吸を繰り返した。

「千代‥‥そなたの体は素晴らしい‥‥」
賛嘆の言葉に千代が答えない。
どうしたことかと千代の顔を覗き込むと、
わずかに開いた瞼から覗く目は白目となっていた。

「ち、千代?!どうしたのじゃ!」
千代はピクリとも動かなかった。

「殿、心配いりませぬ。あまりにも激しく逝ってしまったので、
気をやってしまったのでございます。
暫くすれば、自然と気を戻しますゆえ、案ずることはございません」
八重の言葉に、剣山はホッと胸を撫で下ろした。

『なんと激しい交わりでございました。
初枕から気をやれるほど愛されたのでございますね‥‥
うらやましゅうございます』
八重の体は疼いていた。
若い二人の激しい交わりを目の当たりにしたのだから
たまったものではなかった。

剣山は、ゆっくりと千代の中から男性自身を抜いた。
紅白に滲んだソレは淫らに濡れていた。

だが、女体を知った男性自身はまだまだ萎えていなかった。
もう一戦交えたい衝動がフツフツと湧き上がった。

ふと目をやると、八重のムチムチとした白い太ももが目に飛び込んできた。

「八重、近こう寄れ」
剣山が八重を手招いた。

八重が物怖じして動けずにいると
「城主の儂(わし)がそばに来いと言っているのだ。来ればよい」と手招いた。

八重が近づくと枕元の懐紙を鷲掴んで仁王立ちした。
鷲掴んだ紙を八重の鼻先につきつけて
「イチモツを綺麗に拭え」と命じた。

お身拭いであれば、今すぐにでも湯を用意いたします。
立ち上がった八重の腕を剣山がグッと掴んだ。
驚いた八重をお構いなしに引き寄せると、
あっという間に、はだけた胸元へ手を忍び込ませた。

「と、殿‥‥おふざけはお止め下さいませ‥‥」

「ふざけてなどおらぬ‥‥そちの体も味わってみとうなったのじゃ」
そう言って垂れた乳房をグニグニと揉み始めた。

「ああ‥‥殿、お止め下さいませ、奥方さまに叱られます」
言葉で拒んでみたものの八重の乳首はドングリの実のように堅く尖った。

「八重、そちの乳首は千代に比べて大きくて黒いのう‥‥」
ああ‥‥恥ずかしい‥‥
まだ処女を散らしたばかりの女と比較されては困ります、
うば桜ゆえ、男に散々吸われた乳でございますゆえ‥‥。

「千代の桜の蕾のような乳首もいいが、
そちのようなドングリもまた可愛いものよ」
そう言ってはだけた前襟をさらに開き、こぼれでた乳房に顔を埋めた。
yosojijukujo1202ww.jpg

「ああ~、殿、もったいのうございます」
八重は嬉しさのあまり、剣山の頭を愛しく抱きしめた。

「ほれ、儂(わし)のモノはまだこんなに元気じゃ」
八重の手を取り、自分のへのこへと導いた。
八重は握らされたへのこを無我夢中でしごいた。
たちまちに強度が増して天井に向かって反りはじめた。

「八重、頼む」
八重の肩に手を置いて体を沈めさせようと力が込められた。

『う、嬉しい‥‥しゃぶらせていただけるのですね』
あ・うんの呼吸で八重はひざまづき、へのこを口に含んだ。
男の味と散らした処女の味が口いっぱいに広がった。
嫌悪感など一切なかった。
しゃぶりたくて、しゃぶりたくてたまらなかったのだから。
h_066fax00368jp-5.jpg

『おおお!年増女の手すさびもよいが、尺八も上手に吹きよる』
剣山は恍惚の表情を浮かべた。

八重は一時も休まずに口と舌を動かし続けた。
しゃぶりながらも片手で金玉のふぐりを撫で、
もう一方の手は後ろに回して尻の谷間を撫でて指先は尻の穴を優しくつついた。

『なんと!年増女というのは、こんな技術を持っておるのか!!』
再び、へのこに熱い塊が押し寄せてきた。
このままでは、熟女の陰戸を味わう前に果ててしまう。

剣山は慌てて八重の身ぐるみをはいだ。
そして女を四つん這いにさせて、尻を鷲掴み、後ろから挿入した。

八重に教えられたように今度は淫道に迷うことなく貫けた。

忘れかけていた男の強張りを膣に感じた八重は嬉しくて大きな声で喘いだ。
「ああ!すごい!‥‥大きくて硬い!‥」
男を離すまいと膣を思いっきり締めた。
ks15071602-thumb.jpg

「おお!すごいぞ八重!お前の淫道がグニグニと蠢いておる!」
八重は俗に言うミミズ千匹の名器の持ち主であった。

男の亀頭のカリが肉壁を引っ掻く。
八重は、あまりの気持ちよさに尻を振って久しぶりの男を堪能した

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

08:08  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2016.07.09 (Sat)

蒼い月光 28(原案 あすか)

「さあ・・・殿、そのまま腰をグッと前へ突き出してくださいませ」
亀頭の先半分ほどが陰戸にめりこんでいた。

『な、なんと・・・淫道とはこのような下にあったのか・・・』
剣山は驚いた。
てっきり陰戸の真ん中に女の中へ入る道があると思っていたのだ。
そういえば、さきほど陰戸を舐めた時に小さな亀裂があったのを思い出した。
だがあの亀裂は小さかった。
まさか己のイチモツが入って行けるとは思えなかった。

てっきり刀の切っ先が敵の腹を切り裂き突き刺さるように
へのこが陰戸の中心を突き破り、女の中に入ってゆくものだと思っていた。

「さあ、殿・・・」
八重の声に剣山は我に返った。

「うむ。では千代参るぞ・・・」
千代は眉間に皺を寄せて苦痛の表情をしていた。
亀頭の先が処女膜を押していたので、
すでに軽い痛みが襲い始めていたのだ。

『さきほど舐められた時と違って、すごく痛いわ・・・
八重の口ぶりから察すると、まだ挿入されてないのね・・・
もし挿入されたらもっと激しい痛みが襲いかかるのかしら・・・』
不安が頭をよぎる。
tumblr_mct85aDYhe1rgxuzno1_1280.jpg

「千代、大丈夫だ。やさしくするから・・・」
剣山が唇を重ねてきた。
なんと優しい男なのだろう・・・
しかし、私はこの男を切らねばならない。

愛撫し合っているうちに、千代の心に剣山への恋慕が成長していた。
愛しい男・・・
私にこの男が殺(や)れるだろうか・・・・

そんな千代の心の葛藤を激痛が打ち消した。
剣山が腰を大きく前に突き出したのだ。

「あ!!い、痛い!!!」
一言、声を発すると、あわてて自分の手で口を押さえた。
武士の娘たるもの、弱み、痛みを口にするなと母に教えられてきたからだ。
唇をグッと噛み締め、片手で口を塞ぎ、
もう一方の手で敷布を強く握り締め痛みに耐えた。

燃え盛る松明(たいまつ)に陰戸を貫かれているようだった。
千代は耐えた。ただひたすら痛みに耐えた。

剣山は感無量だった。
なんと心地よいのだ。
千代の口の中も極楽だったが、
陰戸の中というのはこれほど気持ちの良いものなのか・・・・

だがどうだ、自分の体の下の千代の苦しむ様は・・・
女は気持ちよくないのか?
それどころか苦痛に耐える表情をしているではないか。

「殿、最初は誰も皆、痛がるものでございます。
回数を重ねるごとに至極の喜びを味わうようになるのです」
八重が心配そうに千代を見下ろす剣山の表情を読み取り声をかけた。

「そうであったか・・・女体とは神秘なものよのぉ」
陰戸に突き刺して、じっと動きを停めていたが何故か腰に猛烈な衝動が襲い始めていた。
耐え切れずに少しだけ腰を引いた。
「ううう・・・」動けば痛みが襲うのか体の下の千代が呻いた。
だが腰を動かすと、何とも言えぬ気持ちよさが倍増した。
引いた腰を、今度は再び陰戸に押し込んだ。
『おおう!!』
ムズムズとした快感が腰を襲った。
万子というのは、なんと心地よいのだ。
現世に極楽があるとするならば、それはまさしくこの事だと思った。

「殿、もっと奥へ・・・奥へお進めくださいませ・・・」
八重がじれったそうに催促した。
へのこは半分ほどしか埋没してなかった。

「さ、さあ‥‥も、もっと奥へ」
八重は男女の結合部分を目の当たりにして、
激しく感じていた。
へのこの挿入によって著しく押し広げられた陰唇‥‥
その隙間から生娘だった証が
白い肌に映えるようにくっきりと流れ、白い敷布に花を咲かせた。

剣山は、八重の言葉どおりに
さらに腰を前に押し出した。
38181_2_l.jpg

千代が苦悶の表情を浮かべて痛みに耐える様を眺めていると、
ひとりの女を征服した喜びがフツフツと沸いてきた。

やがて亀頭の先にクニュとした弾力の壁が当たった。
「はう!」
「あああ!」
剣山も千代も体をビクンと震わせ歓喜に驚いた。

「殿、壁に当たりましたでしょう?‥‥それが子の宮でございます。
子の宮は千代の腹の中を奥へ奥へと逃げることができまする。
気兼ねせずに腰を千代の股に打ちつけくださいませ」

言われなくとも、剣山の腰は振幅運動を始めていた。
今、一度、さきほどのような亀頭の先への刺激が欲しかった。
亀頭は子宮をグイグイと押したが、
その気持ちよさは出会い頭に衝突した最初の出会いの喜びとはほど遠かった。

あの衝撃が欲しい‥‥
そのためには、くっついている亀頭と子宮を離す必要があった。

思い切って腰を引いてみた。
へのこは亀頭だけを膣に残して引き出された。
千代が女になった印が肉茎にべっとりとまとわりついていた。

『おお・・・こんなに・・・さぞかし痛かったろうに・・・』
だが、快楽の前に情けは無用だった。
剣山は思いっきり腰を打ち付けた。
ドクン!!という衝撃があった。
「あああ・・・・」
千代は痛みが薄らいできたのか、体を仰け反らせて喘いだ。

「千代、気持ち良いか?」
喘ぐ千代に剣山が問いかけた、
「わ、わかりませぬ‥体がフワフワと浮き沈みを繰り返し、
まるで宙に浮いているようでございます」

『千代さま、それが感じるということなのですよ‥‥
やがてどんどんと上に登ってゆきまする、そしてやがて‥‥』
八重は二人の交わりを見ながら、自分自身も抱かれているのを妄想した。
突っ込まれていないはずの陰戸に確かに男の強張りを感じていた。
八重は、千代が昇っていくのと同じように
自分自身にも頂点が近づいてくるのを感じずにはいられなかった。

『こんなのは初めてだわ‥‥
指一本も触れずに人の交ぐわいを見てるだけで逝けそうになるなんて‥‥』
八重は激しく濡れていた。
今ならば肩を優しく抱かれるだけで、恐らく深く達するに違いなかった。

男の動きがどんどんと加速してゆく。
千代もいつしか「あ、あ、あ‥‥」と男の動きに合わせて喜びの声を漏らし始めた。

生娘の印が後から後から湧き出てくる喜びの汁で薄まり桜色となっていた。

剣山の腰は、もはや制御不能となっていた。
引いては押し、押しては引いてを繰り返した。
ただ官能に身を委ね、がむしゃらに腰を前後に振った、
腰を動かす度にジュポジュポと水田に足を踏み入れるような音がした。

「あ!あ!あああ!」
千代がイヤイヤをするように首を振りながら喘ぎまくった。
武術で鍛えた逞しい腰の動きは尋常ではなかったからだ。
images (18)

『す、すごい‥‥こんなに激しい腰の動きは見たことがないわ‥‥』
熟練者の八重でさえ、固唾を飲んで男の腰の動きに見入ってしまっていた。

腰の動きが加速して止めることができない。
剣山は、これほどまでに女体というものが素晴らしいとは思いもよらなかった。

手すさびとは雲泥の差だった。
柔らかな肉壁がへのこ全体を包み込み、
細やかな襞が微妙に絡みつき男性自身を締め付けた。

もっと、もっと女体を味わいたい。
そう思いながら腰を動かせば動かすほど、
頂点に近づき終焉を迎えてしまいそうだった。

剣山の表情が苦悶に変わり始めたのを八重は見逃さなかった。
「殿、限界が来たのならば、思いっきり膣(なか)へ子種を注ぎ込み下さいませ。
殿の白、千代君の紅、紅白交わりて新たな命が宿る事でしょう」

剣山にも、千代にも八重の言葉は耳に届いていなかった。

二人の体と心は溶け合い、文字通り一体となっていた。
二人は繋がった部分で会話を楽しんだ。

こういうのは好きか?
剣山が腰を回すと、

あっ!それ、すごくいい!
千代が激しく締め付けて答えた。

もっと、もっと激しくしてやる
剣山が最高速に腰を動かした。

あああ!ダメ‥‥千代は‥‥堕ちてしまいそうです。
千代は絶頂を迎えようとしていた。
男の背に腕を回し、強く爪を食い込ませた。

深い谷底へ落ちていく感覚が千代を襲った。
強くしがみつきたい衝動に駆られる。
気が付けば剣山の体を強く抱きしめていた。

柔らかい千代の体がまとわりつく、このまま溶けても構わないとさえ思えた。
だが、剣山の意志に逆らうように剣山は上体を起こし、
背を反らせて結合部分を深く埋めようとした。
たちまち、熱い波動が小便の道を突き抜けた。
腰が勝手にビクン、ビクンと震えて股間をグリグリと千代に押し付けた。

千代の子宮にとどめの一撃が与えられた。
とてつもない熱い飛沫が何度も子宮を殴りつけた。
「あああ!落ちちゃう~!!‥‥」
打ち付けられた白い液に全身が包まれていく感覚と共に
千代の意識は先ほどから感じていた深い谷底へ沈んだ。
0004.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

19:17  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
 | HOME |