2016.11.29 (Tue)
JUN 21(あすか原作)
部長に勧められて、酒をどんどん胃袋に流し込んだが・・・・
酔えない・・・まったく酔いが回ってこないのだ。
「なんだなんだ~~~?いつまでも時化た顔をするな!!」
部長はかなり酔ってきているようだった。
軽く俺の背中を叩いてるつもりが脳天が揺すぶられるほどバンバンと叩いた。
「よし!!!今から、いいところへ連れて行ってやる!!!」
完全に眼が据わっていた。
「すいません部長・・・・私、この後、約束がありまして・・・」
とにかく開放されたかった。
もういいだろう。充分つきあったじゃないか。
美智子の寄りそうな場所を片っ端からあたりたかった。
「なあぁ~~にぃぃ!!!!女か!そうだな?女だろ!!!
かあぁぁ~~~、結婚前から尻に敷かれてどぉぉぉする!!!
女なんてな、この地球上の人口の半分が女なんだ。吐いてすてるほどいるわぁ!!
これから連れていくとこはな・・・・別世界だ!
うえへへへへ・・・行くろ!!ほら、支度せよ!
これはなあ・・・・業務命令である!!!へへへへ・・・なあぁ~~~んちゃってなあ・・・」
上機嫌の部長が腕を俺の肩に回し無理やり次の店に連れて行った。
ちどり足なので、すこしずつ体を俺にあずける形となってゆく。
次の店に着くころには肩を組むというよりは、ヘッドロックに近い状態だった。
そこはネオンに輝く看板の店名からして、どうやらSMクラブのようだった。
「ここだ!!!ちょいと待ってろ」
そう言うと受付のボーイを掴まえて、
「今夜はステファニー様は空いているか?女王様のステファニー様だよ・・・」
どうやら部長はM男のようだった。
S嬢にムチ打たれ、チンポからガマン汁を垂れ流す部長の姿を見るのは少し興味があったが・・・
「はい、ステファニー様は手ぐすね引いて待っておられます」
ボーイからそう聞かされると、なんとも幸せそうな顔をした。
「おい!受付のボーイ君よ!
彼には、とびっきりのM嬢をあてがってやってくれ!」
「いえ、部長・・・ほんとに私は・・・」
「ぬぁぁ~~~~にぃぃ!!
俺が奢ってやると言ってるんだ!
ありがたくM嬢を頂戴しろ!!そんでもって仕事のウサ晴らししろ!!!」
部長に金を握らされたボーイが俺の腕をとり、無理やり中へ引きずり込んだ。
仕方ない、少しばかり世間話しでもして、とっとズラかろう。
案内された部屋でソファに座り、待つこと数分。
ガチャとドアが開き、入ってきたM嬢を見た瞬間、俺は凍りついた。
艶かしいスケスケの衣装に身を包み、
派手な化粧をしているが、それは紛れもなく純子だった。
「・・・JUN・・・なぜ、ここに・・・」
どうしてもこうしてもない、おそらくこれが本来の姿なのだろう。
「そうよ。これが私の仕事・・・
ご主人様にいたぶられ、罵られ、痛いことをされて泣いて喜ぶの・・・」
でもあなたにそんな趣味があったなんてねえ~。
そう言って俺のスーツを脱がし始めた。
「でもこんなところで油を売っててもいいの?彼女の事なんて忘れた?」
彼女?どうして美智子のことを知っているんだ?
ハンガーに上着をかける純子を羽交い絞めして、ベッドに押し倒した。
「言え!!すべて白状しろ!!一体何故、なぜ俺たちを貶める!
美智子はどこだ!どこにいるんだ!!知っているんだろ?言え!!言ってくれ!!!!」
純子に馬乗りし、抵抗できぬように両手首をロックした。
だが、そんな手荒なまねをしなくても彼女は抵抗などしなかった。
抗うことなく、ベッドに大人しく横たわっていた。
「私を逝かせてくれたら教えてあげる」
ふざけるな!!!俺は両手で彼女の首を締め上げた。
「殺すつもり?いいわ、お望みなら死んであげる。
そのかわり彼女の居場所は永遠にわからなくなるわよ」
苦しくなってきたのか、彼女の顔が真っ赤になってゆく。
「逝かせてくれたら教えるっていってるでしょ!私を殺したらそれまでよ」
くそ!!忌々しいやつめ!
俺は力を緩め、彼女を楽にしてやった。
「ほんとにお前を逝かせたら教えてくれるんだな?真相を話してくれるんだな?」
こうなったら、ちゃんと逝かせてやる。そして全てを聞き出してやる。
俺の股間のモノは怒りで張り裂けそうだった。
「ええ・・・私が知ってることをすべて教えるわ・・・」
それならとっとと逝かせて聞かせてもらおうじゃないか。
俺は彼女のランジェリーを剥ぎ取り、自分自身も素早く素っ裸になった。
彼女の唇にむしゃぶりつき、荒々しく唇を舐めた。
彼女の濃いメークが崩れ、赤いルージュが流れ顔面の下半分を赤く染めた。
「あああ・・・・全然・・・気持ちよくないわ・・・こんなに荒っぽかったら・・・逝けないわ」
「????」
どういうことだ・・・彼女はM嬢ではなかったのか?
そういえば前回もやさしく扱ってあげたら潮を噴くほど感じていたな・・・・
どうやら仕事でM嬢を演じているのか?
だとしたら・・・
俺は彼女を美智子を愛するようにやさしく抱き始めた。
うなじに唇を這わせ、フレンチキスの嵐を降り注ぎながら、
やがて耳たぶを甘噛みし舌を耳の複雑な溝に遊ばせた。
「はあああ・・・んん・・・・・」
彼女の口から喘ぎ声が漏れ出した。
彼女のツボである脇腹を手で愛撫しながら
「お前の体・・・・きれいだよ・・・」と囁く・・・
「ううう・・・・ダメ・・・・ああああん・・・気持ちいい・・・」
彼女の身体が俺の愛撫に艶かしくくねらせ応える。
乳房を愛撫しながらじっくりと鑑賞してみると、
うっすらと青いシミが見て取れた。
「かわいそうに・・・いつもひどい事をされているんだね・・・
今日は俺がやさしく抱いてやる・・・」
その言葉に応えるように、彼女の手が俺のチンポをやさしくシゴき始めた。
酔えない・・・まったく酔いが回ってこないのだ。
「なんだなんだ~~~?いつまでも時化た顔をするな!!」
部長はかなり酔ってきているようだった。
軽く俺の背中を叩いてるつもりが脳天が揺すぶられるほどバンバンと叩いた。
「よし!!!今から、いいところへ連れて行ってやる!!!」
完全に眼が据わっていた。
「すいません部長・・・・私、この後、約束がありまして・・・」
とにかく開放されたかった。
もういいだろう。充分つきあったじゃないか。
美智子の寄りそうな場所を片っ端からあたりたかった。
「なあぁ~~にぃぃ!!!!女か!そうだな?女だろ!!!
かあぁぁ~~~、結婚前から尻に敷かれてどぉぉぉする!!!
女なんてな、この地球上の人口の半分が女なんだ。吐いてすてるほどいるわぁ!!
これから連れていくとこはな・・・・別世界だ!
うえへへへへ・・・行くろ!!ほら、支度せよ!
これはなあ・・・・業務命令である!!!へへへへ・・・なあぁ~~~んちゃってなあ・・・」
上機嫌の部長が腕を俺の肩に回し無理やり次の店に連れて行った。
ちどり足なので、すこしずつ体を俺にあずける形となってゆく。
次の店に着くころには肩を組むというよりは、ヘッドロックに近い状態だった。
そこはネオンに輝く看板の店名からして、どうやらSMクラブのようだった。
「ここだ!!!ちょいと待ってろ」
そう言うと受付のボーイを掴まえて、
「今夜はステファニー様は空いているか?女王様のステファニー様だよ・・・」
どうやら部長はM男のようだった。
S嬢にムチ打たれ、チンポからガマン汁を垂れ流す部長の姿を見るのは少し興味があったが・・・
「はい、ステファニー様は手ぐすね引いて待っておられます」
ボーイからそう聞かされると、なんとも幸せそうな顔をした。
「おい!受付のボーイ君よ!
彼には、とびっきりのM嬢をあてがってやってくれ!」
「いえ、部長・・・ほんとに私は・・・」
「ぬぁぁ~~~~にぃぃ!!
俺が奢ってやると言ってるんだ!
ありがたくM嬢を頂戴しろ!!そんでもって仕事のウサ晴らししろ!!!」
部長に金を握らされたボーイが俺の腕をとり、無理やり中へ引きずり込んだ。
仕方ない、少しばかり世間話しでもして、とっとズラかろう。
案内された部屋でソファに座り、待つこと数分。
ガチャとドアが開き、入ってきたM嬢を見た瞬間、俺は凍りついた。
艶かしいスケスケの衣装に身を包み、
派手な化粧をしているが、それは紛れもなく純子だった。
「・・・JUN・・・なぜ、ここに・・・」
どうしてもこうしてもない、おそらくこれが本来の姿なのだろう。
「そうよ。これが私の仕事・・・
ご主人様にいたぶられ、罵られ、痛いことをされて泣いて喜ぶの・・・」
でもあなたにそんな趣味があったなんてねえ~。
そう言って俺のスーツを脱がし始めた。
「でもこんなところで油を売っててもいいの?彼女の事なんて忘れた?」
彼女?どうして美智子のことを知っているんだ?
ハンガーに上着をかける純子を羽交い絞めして、ベッドに押し倒した。
「言え!!すべて白状しろ!!一体何故、なぜ俺たちを貶める!
美智子はどこだ!どこにいるんだ!!知っているんだろ?言え!!言ってくれ!!!!」
純子に馬乗りし、抵抗できぬように両手首をロックした。
だが、そんな手荒なまねをしなくても彼女は抵抗などしなかった。
抗うことなく、ベッドに大人しく横たわっていた。
「私を逝かせてくれたら教えてあげる」
ふざけるな!!!俺は両手で彼女の首を締め上げた。
「殺すつもり?いいわ、お望みなら死んであげる。
そのかわり彼女の居場所は永遠にわからなくなるわよ」
苦しくなってきたのか、彼女の顔が真っ赤になってゆく。
「逝かせてくれたら教えるっていってるでしょ!私を殺したらそれまでよ」
くそ!!忌々しいやつめ!
俺は力を緩め、彼女を楽にしてやった。
「ほんとにお前を逝かせたら教えてくれるんだな?真相を話してくれるんだな?」
こうなったら、ちゃんと逝かせてやる。そして全てを聞き出してやる。
俺の股間のモノは怒りで張り裂けそうだった。
「ええ・・・私が知ってることをすべて教えるわ・・・」
それならとっとと逝かせて聞かせてもらおうじゃないか。
俺は彼女のランジェリーを剥ぎ取り、自分自身も素早く素っ裸になった。
彼女の唇にむしゃぶりつき、荒々しく唇を舐めた。
彼女の濃いメークが崩れ、赤いルージュが流れ顔面の下半分を赤く染めた。
「あああ・・・・全然・・・気持ちよくないわ・・・こんなに荒っぽかったら・・・逝けないわ」
「????」
どういうことだ・・・彼女はM嬢ではなかったのか?
そういえば前回もやさしく扱ってあげたら潮を噴くほど感じていたな・・・・
どうやら仕事でM嬢を演じているのか?
だとしたら・・・
俺は彼女を美智子を愛するようにやさしく抱き始めた。
うなじに唇を這わせ、フレンチキスの嵐を降り注ぎながら、
やがて耳たぶを甘噛みし舌を耳の複雑な溝に遊ばせた。
「はあああ・・・んん・・・・・」
彼女の口から喘ぎ声が漏れ出した。
彼女のツボである脇腹を手で愛撫しながら
「お前の体・・・・きれいだよ・・・」と囁く・・・
「ううう・・・・ダメ・・・・ああああん・・・気持ちいい・・・」
彼女の身体が俺の愛撫に艶かしくくねらせ応える。
乳房を愛撫しながらじっくりと鑑賞してみると、
うっすらと青いシミが見て取れた。
「かわいそうに・・・いつもひどい事をされているんだね・・・
今日は俺がやさしく抱いてやる・・・」
その言葉に応えるように、彼女の手が俺のチンポをやさしくシゴき始めた。
2016.12.02 (Fri)
JUN 22(あすか原作)
「ああああ・・・・卓也・・・・欲しい・・・・」
まるで、長年の恋人同士であるかのように、純子は卓也に甘えた。
純子は中学3年のときに、母が再婚した養父に乱暴されて処女の花を散らした。
養父は純子の家に転がり込んできてから、ずっといやらしい目で純子を見ていた。
当初は働き者で、やさしい養父だったが、やがて酒を飲み母に乱暴するようになった。
生活は苦しくなり、母はパートに働くようになった。
ある日、純子は体調がすぐれなくて学校を休み、自室で寝ていた。
自室といっても襖1枚隔てただけの粗末な部屋であった。
「純子、腹減ったろう?ラーメンでも作ってやろうか?」
一見やさしい言葉のように聞こえるが、
裏を返せば昼食を作れと催促してるようなものだった。
「あ、お父さん。私が作ります」
ふらつく足で必死に昼食を用意し、養父に食べさせた。
養父は「うまい、うまい」を連発し、
ビールを飲みながら完食し、大きなゲップを吐き出した。
発熱の為、少し汗ばんでしまい不快になった純子は、
洗面器に湯を入れタオルを浸し、それを固く絞って身体を拭こうと思った。
襖を閉じ、パジャマを脱ぎ身体を拭いていると、
バッと襖が開き「お・・・身体を拭いていたのか・・どれ、お父さんが拭いてやろう」
そう言ってどかどかと純子の部屋に入り込んできた。
「けっこうです」断わったにもかかわらず、タオルを純子の手から捥ぎ取り、
純子を布団に押し倒して身体を拭き始めた。
「いやあ・・・それにしても純子はいい身体をしてるなあ。もう男とは寝たのか?」
そう言って背中を拭いていたのが少しずつ下半身に降りてゆきパンツを捲り、尻まで拭き始めた。
「だめ・・・お父さん・・・そこは自分で拭きますから」
そう断わったが大きな手で押さえつけられ身動きが取れなかった。
「ここが一番汗をかいて匂うんだ。ほら、こんなに臭うじゃないか」
養父は尻の谷間に顔を埋め、スースーと匂いを嗅いだ。
「やだ!お父さんヤメテ!!」
「くそ!!大人しくしろ!!!!ちゃんと拭いてやるってんだ!!!」
拭くといいながら、タオルを投げ出し純子の下着を脱がした。
養父の目はギラついていた。
純子に覆い被さり、酒臭い息を吐きながら純子の身体を舐めまわした。
唾液にまみれた身体が気持ち悪かった。
やがて養父のぶっとい指が純子の大事な谷間を弄り始めた。
『助けて!!誰か助けて!!!』心の中で必死に叫んだ。
悲しいことに心の叫びは恐怖のあまり声として発することはできなかった。
両手で腰を掴まれ、
グイッと尻を高々とあげられると熱い強張りを純子の中に沈めた。
痛くて痛くて泣き叫びたかった。
だが怖いという思いが痛みをかき消した。
養父は鬼のようにガンガンと下腹部を撃ち続け、
やがて真っ白な精を真っ赤に染まった純子の泉にぶちまけた。
純子は中学を卒業してすぐに温泉旅館に住み込みで働きはじめた。
養父のもとから一刻も早く離れたかったからだ。
成人を迎える頃に一通の手紙が届いた。
養父が亡くなったとのことだった。
残されたのは膨大な借金だった。
酒とギャンブルは純子母子に借金と言う爪あとを残した。
借金の返済のために、純子は風俗で働き始めた。
働いて、働いてやっとのおもいで借金を返済した。
これでもう自由だ。
そう思って自分を見つめなおすと、風俗以外で暮らす術がないことに気付いた。
もう落ちるとこまで落ちたんだ。なんだか開き直ると身体が軽くなった。
実入りのよさを求めてSMクラブでM嬢として生計をたてた。
これからは思いっきり稼ごう。
いいマンションに住んで、外車を乗り回し、そして・・・そして・・・
いい男を見つけて、幸せな家庭を築くんだ。
そして、そのいい男が目の前にいる。
私は今、いい男に抱かれている。
愛したい・・・・心の底からこの男を愛したい。
でも真実を知ったとき、このいい男は私を恨むだろう・・・・
だったらせめて・・・・このひとときを、少しでも長く・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「さて・・・・ショータイムの始まりだ。」
沖島がバッグから何やら取り出した。
「これが何かわかるかね?」
それは黒々としたディルドが生えたペニスバンドだった。
「これを純子に装着させて、あいつにお前をいたぶってもらうつもりだったが・・・
仕方ない私が着けるとしよう」
そう言って沖島は自らの腰にペニスバンドを装着した。
股間には自らのものをぶら下げ、下腹部には逞しいディルド・・・
「2本同時挿入は経験あるかな?」
「ううう・・・ぐぐぐうううう・・・・!!!」
猿轡をされているために、悲鳴はくぐもった音となり、夜に吸い込まれた。
「大杉の奴は、ちゃんと後ろの穴も可愛がってくれたかな?」
美智子ができる抵抗は、ただ首を左右に振るだけだった。
「おや?後ろは処女ですか?それはいけませんねえ・・・・
なに、痛いのは最初だけ・・・前の穴と同じですよ。
慣れれば病み付きになるんです。
そのうち菊門をいじられただけで逝けるようになるんですよ・・・」
沖島は自分の言葉に酔いしれ、興奮してきたのか股間の自分自身を逞しく隆起しはじめていた。
くくくく・・・・
悪魔の笑い声が美智子を奈落の底へ突き落とそうとしていた。
まるで、長年の恋人同士であるかのように、純子は卓也に甘えた。
純子は中学3年のときに、母が再婚した養父に乱暴されて処女の花を散らした。
養父は純子の家に転がり込んできてから、ずっといやらしい目で純子を見ていた。
当初は働き者で、やさしい養父だったが、やがて酒を飲み母に乱暴するようになった。
生活は苦しくなり、母はパートに働くようになった。
ある日、純子は体調がすぐれなくて学校を休み、自室で寝ていた。
自室といっても襖1枚隔てただけの粗末な部屋であった。
「純子、腹減ったろう?ラーメンでも作ってやろうか?」
一見やさしい言葉のように聞こえるが、
裏を返せば昼食を作れと催促してるようなものだった。
「あ、お父さん。私が作ります」
ふらつく足で必死に昼食を用意し、養父に食べさせた。
養父は「うまい、うまい」を連発し、
ビールを飲みながら完食し、大きなゲップを吐き出した。
発熱の為、少し汗ばんでしまい不快になった純子は、
洗面器に湯を入れタオルを浸し、それを固く絞って身体を拭こうと思った。
襖を閉じ、パジャマを脱ぎ身体を拭いていると、
バッと襖が開き「お・・・身体を拭いていたのか・・どれ、お父さんが拭いてやろう」
そう言ってどかどかと純子の部屋に入り込んできた。
「けっこうです」断わったにもかかわらず、タオルを純子の手から捥ぎ取り、
純子を布団に押し倒して身体を拭き始めた。
「いやあ・・・それにしても純子はいい身体をしてるなあ。もう男とは寝たのか?」
そう言って背中を拭いていたのが少しずつ下半身に降りてゆきパンツを捲り、尻まで拭き始めた。
「だめ・・・お父さん・・・そこは自分で拭きますから」
そう断わったが大きな手で押さえつけられ身動きが取れなかった。
「ここが一番汗をかいて匂うんだ。ほら、こんなに臭うじゃないか」
養父は尻の谷間に顔を埋め、スースーと匂いを嗅いだ。
「やだ!お父さんヤメテ!!」
「くそ!!大人しくしろ!!!!ちゃんと拭いてやるってんだ!!!」
拭くといいながら、タオルを投げ出し純子の下着を脱がした。
養父の目はギラついていた。
純子に覆い被さり、酒臭い息を吐きながら純子の身体を舐めまわした。
唾液にまみれた身体が気持ち悪かった。
やがて養父のぶっとい指が純子の大事な谷間を弄り始めた。
『助けて!!誰か助けて!!!』心の中で必死に叫んだ。
悲しいことに心の叫びは恐怖のあまり声として発することはできなかった。
両手で腰を掴まれ、
グイッと尻を高々とあげられると熱い強張りを純子の中に沈めた。
痛くて痛くて泣き叫びたかった。
だが怖いという思いが痛みをかき消した。
養父は鬼のようにガンガンと下腹部を撃ち続け、
やがて真っ白な精を真っ赤に染まった純子の泉にぶちまけた。
純子は中学を卒業してすぐに温泉旅館に住み込みで働きはじめた。
養父のもとから一刻も早く離れたかったからだ。
成人を迎える頃に一通の手紙が届いた。
養父が亡くなったとのことだった。
残されたのは膨大な借金だった。
酒とギャンブルは純子母子に借金と言う爪あとを残した。
借金の返済のために、純子は風俗で働き始めた。
働いて、働いてやっとのおもいで借金を返済した。
これでもう自由だ。
そう思って自分を見つめなおすと、風俗以外で暮らす術がないことに気付いた。
もう落ちるとこまで落ちたんだ。なんだか開き直ると身体が軽くなった。
実入りのよさを求めてSMクラブでM嬢として生計をたてた。
これからは思いっきり稼ごう。
いいマンションに住んで、外車を乗り回し、そして・・・そして・・・
いい男を見つけて、幸せな家庭を築くんだ。
そして、そのいい男が目の前にいる。
私は今、いい男に抱かれている。
愛したい・・・・心の底からこの男を愛したい。
でも真実を知ったとき、このいい男は私を恨むだろう・・・・
だったらせめて・・・・このひとときを、少しでも長く・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「さて・・・・ショータイムの始まりだ。」
沖島がバッグから何やら取り出した。
「これが何かわかるかね?」
それは黒々としたディルドが生えたペニスバンドだった。
「これを純子に装着させて、あいつにお前をいたぶってもらうつもりだったが・・・
仕方ない私が着けるとしよう」
そう言って沖島は自らの腰にペニスバンドを装着した。
股間には自らのものをぶら下げ、下腹部には逞しいディルド・・・
「2本同時挿入は経験あるかな?」
「ううう・・・ぐぐぐうううう・・・・!!!」
猿轡をされているために、悲鳴はくぐもった音となり、夜に吸い込まれた。
「大杉の奴は、ちゃんと後ろの穴も可愛がってくれたかな?」
美智子ができる抵抗は、ただ首を左右に振るだけだった。
「おや?後ろは処女ですか?それはいけませんねえ・・・・
なに、痛いのは最初だけ・・・前の穴と同じですよ。
慣れれば病み付きになるんです。
そのうち菊門をいじられただけで逝けるようになるんですよ・・・」
沖島は自分の言葉に酔いしれ、興奮してきたのか股間の自分自身を逞しく隆起しはじめていた。
くくくく・・・・
悪魔の笑い声が美智子を奈落の底へ突き落とそうとしていた。
2016.12.04 (Sun)
JUN 23(あすか原作)
なんとか、ここから逃げ出さねば。
『考えるのよ、美智子!しっかりしなさい!』
心の中で自分自身を叱咤激励する。
なんとか、こいつの目の離れた隙を狙って‥‥
こいつと離れて‥‥
そうだ!トイレだ、トイレに行かせて貰って小窓を叩き割ってしまおう。
通路を通りかかった人が割れたガラスの破片を見て
「割れてますよ~」って訪ねてくるかもしれないし。
その人に助けを求めよう。
「あっへ!ほうのばへみ、どいでひじがぜで」(待って!その前に、トイレに行かせて)
猿轡を噛まされた口で必死に訴えた。
「はあ~?いったい何言ってんだ?」
どうやら伝わらなかったらしい。
美智子は、股関を押さえ、内股でモジモジしてみた。
「なんだ。トイレに行きたかったのか。丁度いい、出すものを全部出せばいい」
美智子の思惑とは別に、沖島に楽しみを与えてしまった。
手錠の鎖を引っ張り、沖島が美智子を連れていったのは
トイレを素通りし、その奥のバスルームだった。
「・・・・・!!!!」
向こう!!トイレは向こうよ!!!
美智子は必死にもがきトイレはここじゃないとアピールした。
「ここがお前のトイレだ。さあ、やれ!!出してスッキリしろ。俺がじっくり見ててやる」
ぶんぶん!!!首が千切れんばかりに横に振った。
だが冷血なこの男の目にはその拒否の姿が見えぬようだった。
「そうか・・・床にしゃがむのはやりにくいか。
ではバスタブの縁にしゃがめ!そして排水口めがけて勢いよく小便しろ。
ん?小用ではなく大便がしたいのか?なに?便秘気味なのか?
おお、そうか、そりゃあ気付かなかったすまんすまん」
そう言うといつの間に用意したのか巨大な注射を美智子の目の前にかざした。
「!!!!!!!」
あんなもので浣腸されてたまるものかと小用をアピールするためにバスタブにあがった。
「なあんだ、大便じゃあなかったか。じゃあとっととしちまえ」
そう言うと美智子の前にしゃがみこんだ。
『ばか・・・・そんなとこにしゃがみこんだら・・・出るものも出ないわよ』
実は本当に用をたしたかったのだ。
M字でしゃがみこむと我慢していた尿意がみるみる溢れ出した。
『ああ・・・見ないで・・・・イヤ・・・・恥ずかしい・・・』
美智子が我慢しようと思えば思うほど尿意があふれ出す・・・
チョロ・・・
最初の一滴が出た途端、我慢の限界が越えた・・・・
シャア~~~~・・・・
顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
「うへへ・・・出てる出てるぞ~~~
オマ○コの肉をヒクヒクさせながら黄金シャワーがでてるぞ~~~」
黄金水を足元に浴びながら、沖島は歓喜の声をあげた・・・
『ああああ・・・・・』
恥ずかしいのに・・・屈辱なのに・・・・・
・・・・・・私は
・・・・・・感じていた・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。
『くそ!!まだか・・・まだ逝かないのかよ~~~』
やはり挿入しなければ逝かせられないのか・・・
卓也は焦っていた。
一刻も早く純子を逝かせて美智子の行方を聞き出したかった。
もう充分すぎるほどの前戯を施した。
純子の秘境は溶岩のように煮えたぎり、陰唇は感じまくりぷっくりと膨れていた。
あとは・・・
とどめに挿入して、熱い肉棒で掻き混ぜてやれば逝くのは目に見えていた。
だが・・・・
だが、肝心のモノが・・・・・勃起しないのだ。
先ほどまでは、しっかりと勃起してスタンバイOKだった。
なのに最後の仕上げの段階で萎れてしまったのだ。
焦りと共に、視界がグルグルと回りだした。
今頃になって部長に飲まされた酒の酔いが回ってきたのだ。
『くそ!!なんてことだ!!!しっかりしろ卓也!!』
焦りは焦りを呼び、額からは玉のような汗が一気に溢れ出した。
さっきまで卓也の身体の下で身悶えていた純子の喘ぎ声も小さくなってゆく。
額から噴き出た汗が雫となって純子の胸に落ちてゆく・・・・
「もういい!!」
純子は不快感のため、卓也を押しのけた。
「ま、待ってくれ!!!もう少し、もう少しで勃起するんだ。
ほんとうなんだ!!ちょっと時間をくれ!!」
ベッドの上に正座して、しな垂れたペニスをしごきまくった。
やや硬度が出たと思えば、またたくまに萎み元のフニャチンになってしまう・・・
「くそ!!くそっ!!!!どうしてだ!どうしてなんだよぉ~~~!!!!」
しごきすぎてペニスが赤くなってゆく・・・
だが皮肉にもその摩擦が痛みに変わり、ますます勃起から遠ざけた。
いつしか卓也の瞳から涙が溢れ出した。
『情けない・・・・美智子の・・・・美智子の元へ行けない・・・・』
止めどもなく流れ行く卓也の涙を、純子もまた涙に潤んだ瞳で見ていた。
『ほんとうに・・・・ほんとうに美智子さんを愛しているのね・・・・』
気付けば純子が部屋のバスタオルを身体に巻いていた。
そしてドアに向かって歩き始めた。
「ま、待って・・・・待ってください・・・」
純子の背に追いすがった。
「待てないよ・・・・時間が惜しいもの・・・・
さっさと服を着て頂戴・・・・なにを情けない顔してるの!!!
あんた男だろ?・・・・
行くよ!彼女の元へ!!・・・・だから、さっさと準備しな!!!」
どういうことだ?わけがわからぬまま着衣した。
「用意はできた?さあ行くよ!!」
バスタオルの裾をなびかせて従業員ロッカーに一度立ち寄り、
車のキーを握りしめ店を抜け出すとパーキングを目指した。
背後から店の受付のボーイが何か叫んでいたが、純子は振り返りはしなかった。
『考えるのよ、美智子!しっかりしなさい!』
心の中で自分自身を叱咤激励する。
なんとか、こいつの目の離れた隙を狙って‥‥
こいつと離れて‥‥
そうだ!トイレだ、トイレに行かせて貰って小窓を叩き割ってしまおう。
通路を通りかかった人が割れたガラスの破片を見て
「割れてますよ~」って訪ねてくるかもしれないし。
その人に助けを求めよう。
「あっへ!ほうのばへみ、どいでひじがぜで」(待って!その前に、トイレに行かせて)
猿轡を噛まされた口で必死に訴えた。
「はあ~?いったい何言ってんだ?」
どうやら伝わらなかったらしい。
美智子は、股関を押さえ、内股でモジモジしてみた。
「なんだ。トイレに行きたかったのか。丁度いい、出すものを全部出せばいい」
美智子の思惑とは別に、沖島に楽しみを与えてしまった。
手錠の鎖を引っ張り、沖島が美智子を連れていったのは
トイレを素通りし、その奥のバスルームだった。
「・・・・・!!!!」
向こう!!トイレは向こうよ!!!
美智子は必死にもがきトイレはここじゃないとアピールした。
「ここがお前のトイレだ。さあ、やれ!!出してスッキリしろ。俺がじっくり見ててやる」
ぶんぶん!!!首が千切れんばかりに横に振った。
だが冷血なこの男の目にはその拒否の姿が見えぬようだった。
「そうか・・・床にしゃがむのはやりにくいか。
ではバスタブの縁にしゃがめ!そして排水口めがけて勢いよく小便しろ。
ん?小用ではなく大便がしたいのか?なに?便秘気味なのか?
おお、そうか、そりゃあ気付かなかったすまんすまん」
そう言うといつの間に用意したのか巨大な注射を美智子の目の前にかざした。
「!!!!!!!」
あんなもので浣腸されてたまるものかと小用をアピールするためにバスタブにあがった。
「なあんだ、大便じゃあなかったか。じゃあとっととしちまえ」
そう言うと美智子の前にしゃがみこんだ。
『ばか・・・・そんなとこにしゃがみこんだら・・・出るものも出ないわよ』
実は本当に用をたしたかったのだ。
M字でしゃがみこむと我慢していた尿意がみるみる溢れ出した。
『ああ・・・見ないで・・・・イヤ・・・・恥ずかしい・・・』
美智子が我慢しようと思えば思うほど尿意があふれ出す・・・
チョロ・・・
最初の一滴が出た途端、我慢の限界が越えた・・・・
シャア~~~~・・・・
顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
「うへへ・・・出てる出てるぞ~~~
オマ○コの肉をヒクヒクさせながら黄金シャワーがでてるぞ~~~」
黄金水を足元に浴びながら、沖島は歓喜の声をあげた・・・
『ああああ・・・・・』
恥ずかしいのに・・・屈辱なのに・・・・・
・・・・・・私は
・・・・・・感じていた・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。
『くそ!!まだか・・・まだ逝かないのかよ~~~』
やはり挿入しなければ逝かせられないのか・・・
卓也は焦っていた。
一刻も早く純子を逝かせて美智子の行方を聞き出したかった。
もう充分すぎるほどの前戯を施した。
純子の秘境は溶岩のように煮えたぎり、陰唇は感じまくりぷっくりと膨れていた。
あとは・・・
とどめに挿入して、熱い肉棒で掻き混ぜてやれば逝くのは目に見えていた。
だが・・・・
だが、肝心のモノが・・・・・勃起しないのだ。
先ほどまでは、しっかりと勃起してスタンバイOKだった。
なのに最後の仕上げの段階で萎れてしまったのだ。
焦りと共に、視界がグルグルと回りだした。
今頃になって部長に飲まされた酒の酔いが回ってきたのだ。
『くそ!!なんてことだ!!!しっかりしろ卓也!!』
焦りは焦りを呼び、額からは玉のような汗が一気に溢れ出した。
さっきまで卓也の身体の下で身悶えていた純子の喘ぎ声も小さくなってゆく。
額から噴き出た汗が雫となって純子の胸に落ちてゆく・・・・
「もういい!!」
純子は不快感のため、卓也を押しのけた。
「ま、待ってくれ!!!もう少し、もう少しで勃起するんだ。
ほんとうなんだ!!ちょっと時間をくれ!!」
ベッドの上に正座して、しな垂れたペニスをしごきまくった。
やや硬度が出たと思えば、またたくまに萎み元のフニャチンになってしまう・・・
「くそ!!くそっ!!!!どうしてだ!どうしてなんだよぉ~~~!!!!」
しごきすぎてペニスが赤くなってゆく・・・
だが皮肉にもその摩擦が痛みに変わり、ますます勃起から遠ざけた。
いつしか卓也の瞳から涙が溢れ出した。
『情けない・・・・美智子の・・・・美智子の元へ行けない・・・・』
止めどもなく流れ行く卓也の涙を、純子もまた涙に潤んだ瞳で見ていた。
『ほんとうに・・・・ほんとうに美智子さんを愛しているのね・・・・』
気付けば純子が部屋のバスタオルを身体に巻いていた。
そしてドアに向かって歩き始めた。
「ま、待って・・・・待ってください・・・」
純子の背に追いすがった。
「待てないよ・・・・時間が惜しいもの・・・・
さっさと服を着て頂戴・・・・なにを情けない顔してるの!!!
あんた男だろ?・・・・
行くよ!彼女の元へ!!・・・・だから、さっさと準備しな!!!」
どういうことだ?わけがわからぬまま着衣した。
「用意はできた?さあ行くよ!!」
バスタオルの裾をなびかせて従業員ロッカーに一度立ち寄り、
車のキーを握りしめ店を抜け出すとパーキングを目指した。
背後から店の受付のボーイが何か叫んでいたが、純子は振り返りはしなかった。
2016.12.05 (Mon)
JUN 24(あすか原作)
繁華街を往来する人々が、
あんぐりと口を開けて走りゆく俺たちを見送った。
当然だろう。バスタオル1枚だけを纏った美女がバスタオルをなびかせ、
ほぼ全裸に近い姿で走り去って行くのだから。
パーキングには、見覚えのある白いアウディが停めてあった。
「乗って!!」
素早くエンジンをかけると、急発進させ夜の国道を猛スピードで走らせた。
「JUN‥‥いいのか?」
助手席から運転席の純子の横顔に真意を確かめた。
「いいもなにも・・・・ごめんなさい。・・・
私、あいつからあなたの事を女たらしの女の敵だと聞かされてたの。
でも、美智子さんの居場所を知りたいというあなたの真摯な姿に、
あいつに騙されているんだと気付いたの・・・
仕事を手伝えって・・・あなたに復讐するんだって・・・」
「復讐?」
一体なんのことだ?
入社以来、奴とはいざこざを起こした覚えはない筈なんだが・・・・
「ここよ・・・・私のマンション・・・私の部屋に・・・監禁してるの・・・」
「か、監禁!!!??」
なんてことだ・・・
俺と関わっていたばかりに・・・すまん・・・・
もう少しの辛抱だからな・・・・もうすぐ迎えにいくから・・・・
アウディを駐車場に停め、2人はエントランスを目指し駆け出した。
途中、純子のバスタオルが肌蹴落ちたが、
気にもとめずに素っ裸で暗唱番号をプッシュしてオートロックを解除し
エレベーターに飛び込んだ。
ピチャピチャピチャ・・・・
バスルームにいやらしい音が響き渡る。
沖島はバスルームの床に這い蹲り、
小水の雫に濡れた美智子の陰戸を舐めしゃぶっていた。
「ふふふ・・・かなり我慢していたんだな・・・味が濃いぞ・・・」
「あああ・・・・恥ずかしい・・・あ!!そ、そんなところまで・・・・」
沖島の舌先が、やや膨らみかけた後ろの穴に届き軽くノックしていた。
「おや、いい匂いさせてるねえ・・・くくく・・・意外と溜まってるんじゃないのか?」
「イヤ!・・・・そんなことないです・・・・
そんなふうに言わないでください。」
言葉とは裏腹に、沖島が舐めやすいように腰を浮かしてる自分が悔しい・・・
「夜は長い・・・ゆっくりと2本差しの気持ちよさを味わせてやるよ・・・」
どうして・・・・嫌いな男なのに・・・体が・・・・疼く・・・・
「さあ、ベッドへ行こう。俺を忘れられない身体にしてやるよ・・・」
再び、手錠の鎖を引っ張られてベッドルームに連れていかれた。
ただ、バスルームに連れ込まれた時と違い、
美智子は抵抗もせずに夢遊病者のようにフラフラと導かれるままにベッドルームに足を運んだ。
ベッドに横たわりながら、
美智子の目はひたすら沖島自身のペニスとその腰に装着されたディルドに釘付けとなっていた。
「あああ・・・・私、どうしちゃったんだろう・・・・
欲しがってる・・・・頭では拒絶してるのに、身体が・・・身体が、ペニスを欲している・・・・」
「さあ、まずは1本差しだ。俺自身のモノでお前の膣(中)を味わせてくれ。」
ギンギンに勃起したペニスの先端が美智子の陰唇にキスをした・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
エレベーターが静かに動き出す。
重力に逆らうやや不快な圧を体に感じる。
ふと気付くと、純子が胸の前で腕を組み、小刻みに震えていた。
当然だ。晩秋の夜は想像以上に冷え込む。
卓也は自分のオータムコートを脱いで純子の肩に羽織らせた。
「・・・ありがと・・・・」
純子は小さな声で卓也の気遣いに礼を言った。
やがてエレベーターのデジタルが「11」を示して停止した。
扉の開くのが遅くてイライラする。
半分ほど開いた時点で2人はホールに飛び出した。
こっちよ!純子が卓也を自室に導く。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
沖島のペニスの先端が美智子の陰唇に触れた・・・
「あああ~~~!!!」
体に電流が流れる・・・
なんてことなのだろう。美智子の体は沖島のペニスを求めていた。
「乾いたオマンコにぶち込むのが好きなんだがね・・・・
思いがけずに君のワレメを舐めてしまったからほどよい潤みを与えてしまったな・・・・
まあいい・・・・挿入(い)れるぞ・・・猿轡を外してやる。思いっきりよがれ」
ああああ・・・早く!早く貫いて・・・・私を・・・狂わせて・・・
小便をするところを見られ、尿の雫に濡れた自身のモノを舐められた時点で恥じらいと、
恐怖と憤りが頂点を通り越してしまい、美智子の理性が崩れ始めた。
沖島という男でなく、ただペニスという「男」を欲していた。
私の恥じらいを、恐怖を、憤りを逞しいペニスで埋めて逃避させて欲しかった。
グググ・・・
沖島の「男」が美智子の狭き「女」を掻き分けて侵入してくる。
先日、同じ男に与えられた痛みはこれっぽちも感じなかった。
求めていた快楽がそこにはあった。
美智子の「女」は嫌というほど潤い、「男」を奥へ奥へと飲み込もうとした。
「おいおい、やけにいい道具を持ってるじゃねえか。
こりゃあ大杉の奴もお前に溺れるのも当然だな。・・・
乾いたオマ○コもいいが、こうして濡れそぼったオマ○コも・・・・気持ちいいもんだな・・・」
あああ・・・そんなふうに言わないで・・・いえ、もっと言って・・・
あふっ!!すごく・・・気持ちいい・・・・あああ・・・もっと奥まで・・・奥まで頂戴!!!
乳首もクリトリスも感じまくってビンビンに勃起していた。
腰に装着したディルドが美智子の恥骨に押し当てられ大きく反り返っていた。
そしてその根元の部分がちょうど美智子のクリトリスをグリグリと愛撫していた。
「あう!!いい!!・・・・すごく・・・いい!!!」
沖島に抱かれているのではなく、美智子はただ単に「男」だけを「女」に感じていた。
思考はすでに停止していた。
今、与えられている快楽を子宮で受け止めていた。
もうすぐ・・・・
もうすぐ大きな波が来ようとしていた。
美智子の快楽がどんどん上昇していく。
上昇しきったところに大波がやってきて、
奈落の底へ突き落とすような体感を与えてくれる。その瞬間まであとわずか・・・
「あ!・・あ!・・・い、逝き・・・そう・・・・・」
なにもかも忘れる事のできる瞬間まで・・・あと・・・わずか・・・・
と、その時だった。
「美智子~~~~!!!!!」
卓也の声が・・・
はっきりと卓也の声がした。
あんぐりと口を開けて走りゆく俺たちを見送った。
当然だろう。バスタオル1枚だけを纏った美女がバスタオルをなびかせ、
ほぼ全裸に近い姿で走り去って行くのだから。
パーキングには、見覚えのある白いアウディが停めてあった。
「乗って!!」
素早くエンジンをかけると、急発進させ夜の国道を猛スピードで走らせた。
「JUN‥‥いいのか?」
助手席から運転席の純子の横顔に真意を確かめた。
「いいもなにも・・・・ごめんなさい。・・・
私、あいつからあなたの事を女たらしの女の敵だと聞かされてたの。
でも、美智子さんの居場所を知りたいというあなたの真摯な姿に、
あいつに騙されているんだと気付いたの・・・
仕事を手伝えって・・・あなたに復讐するんだって・・・」
「復讐?」
一体なんのことだ?
入社以来、奴とはいざこざを起こした覚えはない筈なんだが・・・・
「ここよ・・・・私のマンション・・・私の部屋に・・・監禁してるの・・・」
「か、監禁!!!??」
なんてことだ・・・
俺と関わっていたばかりに・・・すまん・・・・
もう少しの辛抱だからな・・・・もうすぐ迎えにいくから・・・・
アウディを駐車場に停め、2人はエントランスを目指し駆け出した。
途中、純子のバスタオルが肌蹴落ちたが、
気にもとめずに素っ裸で暗唱番号をプッシュしてオートロックを解除し
エレベーターに飛び込んだ。
ピチャピチャピチャ・・・・
バスルームにいやらしい音が響き渡る。
沖島はバスルームの床に這い蹲り、
小水の雫に濡れた美智子の陰戸を舐めしゃぶっていた。
「ふふふ・・・かなり我慢していたんだな・・・味が濃いぞ・・・」
「あああ・・・・恥ずかしい・・・あ!!そ、そんなところまで・・・・」
沖島の舌先が、やや膨らみかけた後ろの穴に届き軽くノックしていた。
「おや、いい匂いさせてるねえ・・・くくく・・・意外と溜まってるんじゃないのか?」
「イヤ!・・・・そんなことないです・・・・
そんなふうに言わないでください。」
言葉とは裏腹に、沖島が舐めやすいように腰を浮かしてる自分が悔しい・・・
「夜は長い・・・ゆっくりと2本差しの気持ちよさを味わせてやるよ・・・」
どうして・・・・嫌いな男なのに・・・体が・・・・疼く・・・・
「さあ、ベッドへ行こう。俺を忘れられない身体にしてやるよ・・・」
再び、手錠の鎖を引っ張られてベッドルームに連れていかれた。
ただ、バスルームに連れ込まれた時と違い、
美智子は抵抗もせずに夢遊病者のようにフラフラと導かれるままにベッドルームに足を運んだ。
ベッドに横たわりながら、
美智子の目はひたすら沖島自身のペニスとその腰に装着されたディルドに釘付けとなっていた。
「あああ・・・・私、どうしちゃったんだろう・・・・
欲しがってる・・・・頭では拒絶してるのに、身体が・・・身体が、ペニスを欲している・・・・」
「さあ、まずは1本差しだ。俺自身のモノでお前の膣(中)を味わせてくれ。」
ギンギンに勃起したペニスの先端が美智子の陰唇にキスをした・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
エレベーターが静かに動き出す。
重力に逆らうやや不快な圧を体に感じる。
ふと気付くと、純子が胸の前で腕を組み、小刻みに震えていた。
当然だ。晩秋の夜は想像以上に冷え込む。
卓也は自分のオータムコートを脱いで純子の肩に羽織らせた。
「・・・ありがと・・・・」
純子は小さな声で卓也の気遣いに礼を言った。
やがてエレベーターのデジタルが「11」を示して停止した。
扉の開くのが遅くてイライラする。
半分ほど開いた時点で2人はホールに飛び出した。
こっちよ!純子が卓也を自室に導く。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
沖島のペニスの先端が美智子の陰唇に触れた・・・
「あああ~~~!!!」
体に電流が流れる・・・
なんてことなのだろう。美智子の体は沖島のペニスを求めていた。
「乾いたオマンコにぶち込むのが好きなんだがね・・・・
思いがけずに君のワレメを舐めてしまったからほどよい潤みを与えてしまったな・・・・
まあいい・・・・挿入(い)れるぞ・・・猿轡を外してやる。思いっきりよがれ」
ああああ・・・早く!早く貫いて・・・・私を・・・狂わせて・・・
小便をするところを見られ、尿の雫に濡れた自身のモノを舐められた時点で恥じらいと、
恐怖と憤りが頂点を通り越してしまい、美智子の理性が崩れ始めた。
沖島という男でなく、ただペニスという「男」を欲していた。
私の恥じらいを、恐怖を、憤りを逞しいペニスで埋めて逃避させて欲しかった。
グググ・・・
沖島の「男」が美智子の狭き「女」を掻き分けて侵入してくる。
先日、同じ男に与えられた痛みはこれっぽちも感じなかった。
求めていた快楽がそこにはあった。
美智子の「女」は嫌というほど潤い、「男」を奥へ奥へと飲み込もうとした。
「おいおい、やけにいい道具を持ってるじゃねえか。
こりゃあ大杉の奴もお前に溺れるのも当然だな。・・・
乾いたオマ○コもいいが、こうして濡れそぼったオマ○コも・・・・気持ちいいもんだな・・・」
あああ・・・そんなふうに言わないで・・・いえ、もっと言って・・・
あふっ!!すごく・・・気持ちいい・・・・あああ・・・もっと奥まで・・・奥まで頂戴!!!
乳首もクリトリスも感じまくってビンビンに勃起していた。
腰に装着したディルドが美智子の恥骨に押し当てられ大きく反り返っていた。
そしてその根元の部分がちょうど美智子のクリトリスをグリグリと愛撫していた。
「あう!!いい!!・・・・すごく・・・いい!!!」
沖島に抱かれているのではなく、美智子はただ単に「男」だけを「女」に感じていた。
思考はすでに停止していた。
今、与えられている快楽を子宮で受け止めていた。
もうすぐ・・・・
もうすぐ大きな波が来ようとしていた。
美智子の快楽がどんどん上昇していく。
上昇しきったところに大波がやってきて、
奈落の底へ突き落とすような体感を与えてくれる。その瞬間まであとわずか・・・
「あ!・・あ!・・・い、逝き・・・そう・・・・・」
なにもかも忘れる事のできる瞬間まで・・・あと・・・わずか・・・・
と、その時だった。
「美智子~~~~!!!!!」
卓也の声が・・・
はっきりと卓也の声がした。
2016.12.06 (Tue)
JUN 25(あすか原作)
「美智子ー!!」
ドアが荒々しく開かれた、いや、正確には開けられようとした。
開こうとしたドアがチェーンロックにより、開かれることを拒絶した。
純子が外出したあと、沖島が施錠していたのだ。
「くそっ!くそっ!!」
卓也が力まかせに何度も開こうとしたが、
まるで嘲笑うかのようにガチャガチャと鈍い金属音を発するだけだった。
「やれやれ、もう突き止めやがったか‥‥純子の奴、裏切りやがったな。」
そう言いながらも、まるで何事もなかったように注送を続けた。
美智子は頂点に達しかけていたが、
卓也の呼び声に「女」から里中美智子へと覚醒した。
『助けて!卓也、助けて~!!』
心の中で美智子は助けを叫んだ。だが声にして発することができなかった。
卓也に救いだされることは、
沖島と繋がっているこの姿を見られてしまうということに他ならなかったからだ。
『ああ‥‥今すぐにでも助け出して欲しい‥‥でも、この姿は見られたくない‥‥』
「沖島ー!そこにいるんだろ?頼む!開けてくれ!‥‥
俺が過去にお前に何かしたのなら謝る!お願いだ、もう俺たちを許してくれ!!」
いつしか卓也の声は涙声になっていた。
「卓也‥‥」
卓也の名を呼んだのは美智子ではなかった。
それは、美智子と体を重ねている沖島が発したのだった。
だが、沖島が発した声であるにも関わらず、その声は‥‥女性の声だった。
美智子を貫いていたベニスがみるみる萎んでゆく。
やがて芯のなくなったソレは、ツルンと美智子の中から抜けて行った。
ポツ・・・・
美智子の胸に雫が落ちる・・・
涙だ。沖島が涙を流していた。
爬虫類の顔が柔和になり、阿弥陀如来の如くやさしい顔立ちに・・・
「卓也・・・どうして・・・どうして私を捨てたの?・・・」
ベッドから降りて沖島が
持参したバッグの中からサバイバルナイフと車のキーを手にした。
「あなた・・・・・あなたは一体・・・?」
しなやかな体の動き・・・それはどこから見ても女だった。
ただ股間にぶら下がっているモノがその人物が男だと認識できた。
「さあ!!こっちへいらっしゃい!!」
美智子の腕を取り、立たせると後ろから羽交い絞めにした。
そして喉元にナイフを突きつけた。
「きゃあー!!沖島さん!やめてください!!」
その金切り声に、沖島は2,3度頭を振ると、またあの爬虫類に目が蘇った。
「うるせえんだ!この淫乱女があ!!・・・
おい!大杉!聞こえてるんだろ?今、そっちに行ってやるよ。
これから、このお嬢ちゃんと夜のドライブだ~~!!
へへへ・・・手出しするなよ~。
俺に歯向かったら、このお嬢ちゃんの喉を切り裂くからなあ~~~!!」
その声も立ち振る舞いも先ほどと違い、元の沖島そのものだった。
ドアを開け、通路にでると卓也が今にも飛びかかろうとしたが、
美智子の喉もとのナイフに気付くと2,3歩後ずさった。
その脇を通り抜け、裸の男女はエレベーターホールへと向かった。
卓也たちは、その後ろを付かず離れず一定の距離を保ち着いてゆく。
「やめろ沖島!なぜこんな事をする!俺が何をしたって言うんだ!!」
その声に、エレベーターの呼びボタンを押した沖島が再び2,3度頭を振った。
「何をした?あなた覚えてないの?あなたは私を捨てたのよ!」
まただ、また女の声色で話しはじめた。
美智子は確信した。
そう沖島は2重人格者なのだと。
「捨てた?なにを・・・なにを言ってるんだ沖島・・・俺にはなんの事だか・・・」
卓也も混乱していた。
沖島は狂ってしまったのか?
「おきしま?ああ、私の中の男の事?
卓也、ほんとに私を覚えていないの?私よ・・・JUNよ!!」
何?沖島がJUN?
いったい何がどうしたっていうんだ?!・・・
「ほら、私たち仲良くメール交換してたじゃない。
一年後にお互い社会人になって
同期入社のメンバーにあなたの名前を見つけたときは目を疑ったわ。
でも、同姓同名かもしれない、私は、あなたにメールアドレスの交換を求めた。
そして、やはりあなただったと確信したわ。
私は、天にも登る嬉しさだった。神さまがくれた最高のプレゼントだと思ったわ。」
つまりは、沖島はJUNであり、
二人は同一人物でありながら、別人の人格を持つ二重人格者ということか。
「いや、でも。交換したアドレスはJUNのものじゃなかったじゃないか」
「当然よ。あのアドレスは沖島のものだもの」
携帯電話を二台持っていたということか‥‥
「それが突然、あなたからメル友解消の通知が来たわ・・・」
あの夜、美智子が不愉快だからメル友なんかとメール交換しないでくれと言った時だ・・・
「私は泣く泣く了承したわ。
でも、さほどショックじゃなかった。
だって会社に行けば実物のあなたに会えたんだもの・・・・
沖島の体を借りて、あなたの体にタッチもしたわ。
夢のような時間がいつも流れていた・・・
それが・・・それが・・・この女が!!!」
ナイフを持つ手に力が入り、
白い肌に真っ赤な血が滲み美智子を傷つけた。
「待て!待て!!!
頼む、ナイフを下げてくれ!!
美智子は何も関係ないんだろ?!!!」
「関係?大有りよ!!!
今年の夏、同僚同士でキャンプに行ったときのことよ・・・
私は密かに沖島と入れ替わっていた。
そうとも知らずにあなたは私にこう言ったわ『俺、たぶん来年あたりに結婚しようと思う』って・・・
そして、この女とのツーショット写真を私に見せつけたわ!!!」
そんな・・・そんな・・・俺は親友の沖島だからこそ打ち明けたというのに・・・
「私は嫉妬に狂った!!!
そんなとき・・・私の中の沖島が復讐に手を貸すと言ってくれたわ」
そこまで話すと再び頭を2,3度ブルブルと振ると沖島に戻った。
「JUNと話をしたか?わかったろ?お前はひどい男だ!!
純情な女の気持ちを踏みにじったんだからな!!!」
踏みにじるもなにも、JUNはお前じゃないか!
俺に好きな女も持たずに一生独身でいろとでもいうのか・・・
ポ~ンという電子音と共にエレベーターが到着した。
中に乗っていた年輩のご婦人が
素っ裸の男女に気付き、きゃあ~~と悲鳴をあげ走り去った。
エレベーターに乗り込んだ2人を追い詰めて共に乗り込もうとしたが、
「来るな!来ればこの女の首を切る!!」と威嚇した。
閉まりゆく扉の隙間から
「この女は頂く!お前は一生孤独に生きろ!!!」と捨て台詞を残し、下っていった。
「追いかけるわよ!!」
純子が再びエレベーターの呼びボタンを押した。
「待ってられない!!」俺は隣接の階段を走り降りた。
「あ!待って!!」純子も慌てて後に続いた。
ドアが荒々しく開かれた、いや、正確には開けられようとした。
開こうとしたドアがチェーンロックにより、開かれることを拒絶した。
純子が外出したあと、沖島が施錠していたのだ。
「くそっ!くそっ!!」
卓也が力まかせに何度も開こうとしたが、
まるで嘲笑うかのようにガチャガチャと鈍い金属音を発するだけだった。
「やれやれ、もう突き止めやがったか‥‥純子の奴、裏切りやがったな。」
そう言いながらも、まるで何事もなかったように注送を続けた。
美智子は頂点に達しかけていたが、
卓也の呼び声に「女」から里中美智子へと覚醒した。
『助けて!卓也、助けて~!!』
心の中で美智子は助けを叫んだ。だが声にして発することができなかった。
卓也に救いだされることは、
沖島と繋がっているこの姿を見られてしまうということに他ならなかったからだ。
『ああ‥‥今すぐにでも助け出して欲しい‥‥でも、この姿は見られたくない‥‥』
「沖島ー!そこにいるんだろ?頼む!開けてくれ!‥‥
俺が過去にお前に何かしたのなら謝る!お願いだ、もう俺たちを許してくれ!!」
いつしか卓也の声は涙声になっていた。
「卓也‥‥」
卓也の名を呼んだのは美智子ではなかった。
それは、美智子と体を重ねている沖島が発したのだった。
だが、沖島が発した声であるにも関わらず、その声は‥‥女性の声だった。
美智子を貫いていたベニスがみるみる萎んでゆく。
やがて芯のなくなったソレは、ツルンと美智子の中から抜けて行った。
ポツ・・・・
美智子の胸に雫が落ちる・・・
涙だ。沖島が涙を流していた。
爬虫類の顔が柔和になり、阿弥陀如来の如くやさしい顔立ちに・・・
「卓也・・・どうして・・・どうして私を捨てたの?・・・」
ベッドから降りて沖島が
持参したバッグの中からサバイバルナイフと車のキーを手にした。
「あなた・・・・・あなたは一体・・・?」
しなやかな体の動き・・・それはどこから見ても女だった。
ただ股間にぶら下がっているモノがその人物が男だと認識できた。
「さあ!!こっちへいらっしゃい!!」
美智子の腕を取り、立たせると後ろから羽交い絞めにした。
そして喉元にナイフを突きつけた。
「きゃあー!!沖島さん!やめてください!!」
その金切り声に、沖島は2,3度頭を振ると、またあの爬虫類に目が蘇った。
「うるせえんだ!この淫乱女があ!!・・・
おい!大杉!聞こえてるんだろ?今、そっちに行ってやるよ。
これから、このお嬢ちゃんと夜のドライブだ~~!!
へへへ・・・手出しするなよ~。
俺に歯向かったら、このお嬢ちゃんの喉を切り裂くからなあ~~~!!」
その声も立ち振る舞いも先ほどと違い、元の沖島そのものだった。
ドアを開け、通路にでると卓也が今にも飛びかかろうとしたが、
美智子の喉もとのナイフに気付くと2,3歩後ずさった。
その脇を通り抜け、裸の男女はエレベーターホールへと向かった。
卓也たちは、その後ろを付かず離れず一定の距離を保ち着いてゆく。
「やめろ沖島!なぜこんな事をする!俺が何をしたって言うんだ!!」
その声に、エレベーターの呼びボタンを押した沖島が再び2,3度頭を振った。
「何をした?あなた覚えてないの?あなたは私を捨てたのよ!」
まただ、また女の声色で話しはじめた。
美智子は確信した。
そう沖島は2重人格者なのだと。
「捨てた?なにを・・・なにを言ってるんだ沖島・・・俺にはなんの事だか・・・」
卓也も混乱していた。
沖島は狂ってしまったのか?
「おきしま?ああ、私の中の男の事?
卓也、ほんとに私を覚えていないの?私よ・・・JUNよ!!」
何?沖島がJUN?
いったい何がどうしたっていうんだ?!・・・
「ほら、私たち仲良くメール交換してたじゃない。
一年後にお互い社会人になって
同期入社のメンバーにあなたの名前を見つけたときは目を疑ったわ。
でも、同姓同名かもしれない、私は、あなたにメールアドレスの交換を求めた。
そして、やはりあなただったと確信したわ。
私は、天にも登る嬉しさだった。神さまがくれた最高のプレゼントだと思ったわ。」
つまりは、沖島はJUNであり、
二人は同一人物でありながら、別人の人格を持つ二重人格者ということか。
「いや、でも。交換したアドレスはJUNのものじゃなかったじゃないか」
「当然よ。あのアドレスは沖島のものだもの」
携帯電話を二台持っていたということか‥‥
「それが突然、あなたからメル友解消の通知が来たわ・・・」
あの夜、美智子が不愉快だからメル友なんかとメール交換しないでくれと言った時だ・・・
「私は泣く泣く了承したわ。
でも、さほどショックじゃなかった。
だって会社に行けば実物のあなたに会えたんだもの・・・・
沖島の体を借りて、あなたの体にタッチもしたわ。
夢のような時間がいつも流れていた・・・
それが・・・それが・・・この女が!!!」
ナイフを持つ手に力が入り、
白い肌に真っ赤な血が滲み美智子を傷つけた。
「待て!待て!!!
頼む、ナイフを下げてくれ!!
美智子は何も関係ないんだろ?!!!」
「関係?大有りよ!!!
今年の夏、同僚同士でキャンプに行ったときのことよ・・・
私は密かに沖島と入れ替わっていた。
そうとも知らずにあなたは私にこう言ったわ『俺、たぶん来年あたりに結婚しようと思う』って・・・
そして、この女とのツーショット写真を私に見せつけたわ!!!」
そんな・・・そんな・・・俺は親友の沖島だからこそ打ち明けたというのに・・・
「私は嫉妬に狂った!!!
そんなとき・・・私の中の沖島が復讐に手を貸すと言ってくれたわ」
そこまで話すと再び頭を2,3度ブルブルと振ると沖島に戻った。
「JUNと話をしたか?わかったろ?お前はひどい男だ!!
純情な女の気持ちを踏みにじったんだからな!!!」
踏みにじるもなにも、JUNはお前じゃないか!
俺に好きな女も持たずに一生独身でいろとでもいうのか・・・
ポ~ンという電子音と共にエレベーターが到着した。
中に乗っていた年輩のご婦人が
素っ裸の男女に気付き、きゃあ~~と悲鳴をあげ走り去った。
エレベーターに乗り込んだ2人を追い詰めて共に乗り込もうとしたが、
「来るな!来ればこの女の首を切る!!」と威嚇した。
閉まりゆく扉の隙間から
「この女は頂く!お前は一生孤独に生きろ!!!」と捨て台詞を残し、下っていった。
「追いかけるわよ!!」
純子が再びエレベーターの呼びボタンを押した。
「待ってられない!!」俺は隣接の階段を走り降りた。
「あ!待って!!」純子も慌てて後に続いた。