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2016.06.11 (Sat)

蒼い月光 14(原案あすか)


「うむ‥‥わかった‥‥」
首領が重々しく了承した。

「疾風‥‥面(おもて)をあげぃ」
疾風が命令どおりに、おずおずと顔をあげた。

「疾風よ‥‥よいのだな?」
それが朱里の乙女を散らすことを意味していることを朱里自身も理解した。

疾風が答えるよりも先に
「お願いします。私のくの一出世の為に初枕をしていただきとうございます」
朱里は鬼気迫る勢いで声を発した。

「わかった‥‥疾風、お前は下がってよい」
これは、引き受けたからお前はもう帰れということを意味していた。

「何とぞ、朱里をよろしくお願いします」
では、これにて御免‥‥
そう言って疾風は立ち去った。
立ち去るほんの一瞬だけ、親子は目と目で言葉を交わした。

『さらばじゃ』

『ありがとうございました』

もっと見つめていたかったが、首領の言葉が二人を引き裂いた。

「朱里と申したな?ついて参れ」
首領の後ろについて行くと、湯殿に案内された。

「脱げ‥‥湯に浸かり、垢を落とすがよい」
命じられて帯を解き始めると、男もまた、帯を解き裸になった。

恥ずかしさのあまり顔を伏せ戸惑っていると、手を引かれて湯船に浸からされた。

「恥ずかしがることはない。これから互いに体の全てを見せ合い交じり合うのだから‥‥」
朱里は体の火照りを感じた。
それが湯の熱さのせいなのか男に抱かれる期待と不安からなのかはわからなかった。
img016_20140310162340a78.jpg

「どれ、体を擦って垢を落としてやろう」
男はそう言うと手ぬぐいを手にとって朱里の体を触り始めた。

最初のうちは手ぬぐいを使っていたが、
やがて手ぬぐいを手放して直に手で体を弄り始めた。

水中に漂う手ぬぐいが、ゆっくりと底へ沈んで行く‥‥
それに合わせるように男の手もゆっくりと朱里の股間へと降りて行く‥‥

やがて男の手は朱里の股間の草むらを撫で始めた。
「まだ淡い翳りだな‥‥朱理、歳はいくつだ」

「はい‥‥15にございます。」

「15?やや生娘い(おぼこい)顔立ちをしておるの」

男の股間のモノがムクムクと勃起し始めていた。
朱理は母と父の交じり合いを何度も覗き見していたので、
屹立した怒張を見ても驚きはしなかった。

ただ、「へのこ」を飲み込んでいた母のように
自分も上手に飲めるかどうかという不安だけが頭をよぎった。

「握ってみるか?」
そう言われて手を取られ、男の股間に導かれた。
怒張は湯の中でも、その熱さをハッキリと朱理の手のひらに伝えた。

「恐がることはない。やがてはへのこが恋しくて恋しくて堪らんようになるのだ」
そう言いながら男は人差し指を朱理の陰戸に潜りこませた。

「あああ‥‥」
ビリビリと陰戸が痺れた。
母が父に弄られて甘美な声を漏らしていた理由(わけ)がわかった。

「狭いのぉ、まこと男知らずの証拠だ」
男の親指がぐりぐりと淫核をいたぶった。

「ああん!」
朱理はたまらずに男の体にしがみついた。
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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

08:33  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

儀式のような初褥。。。
好きな相手とでは無く・・・

でも、レイプとは違う
恐怖があったとても、ソレは始めて味わうまぐ合いだから・・・
存分にカラダで感じで味わって欲しいと・・・(^o^♪


影依 |  2016.06.11(土) 10:57 | URL |  【編集】

Re: 影依さん、コメントありがとうございます

この時代、本当に好きあってる男女が初体験をするって滅多になかったかもですね
なにせ夜這いや親が許嫁を決める時代でしたもん
一番虐げられたのが女だった時代ですよね
ほーくん |  2016.06.13(月) 09:12 | URL |  【編集】

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