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2020.04.03 (Fri)

一区間だけのラブストーリー 10

第10話 

「ごめんください」
格子戸をくぐり抜け、昔ながらのガラスの引き戸を開けると
いつもならば玄関には所狭しと並べられている草履が一足もなかった。
「どうぞ、お上がりやすぅ」
ほんのりとした京言葉が奥の間から聞こえてくる。
京の町屋は鰻の寝床とよく言ったもので
細い廊下がかなり先まで続いていた。
声は突き当たりの小部屋から聞こえてくる。

「お邪魔します」
若月翔太は靴を脱ぐと、勝手知ったる廊下をどんどんと脚を運んだ。
「失礼します」
目的の部屋の前で正座をして静かに襖を開けた。
講師の鈴木明日香が部屋の奥で待ち構えていた。
翔太は明日香の姿を見てドキリとした。
いつもは茶色系統や紺色の着物なのだが
今日の明日香はレモン色の明るい着物を着用していた。
「なにぼーっとしてはるん?はよ、お入りやす」
雰囲気が変わると声色までなんとなく艶っぽく聞こえた。

翔太は京都の会社に勤務し始めて二年になろうかとしていた。
東京の都会育ちの翔太には古風な京都の風土になかなか馴染めなかったが、
せっかく京都に住んでいるのだからお茶の作法でも習おうとお茶会教室の門をくぐったのだ。
習い始めてはや一年にもなろうかというのに
お茶のお点前の腕はすこぶる遅かった。
いつもは8名ほどの女性陣に囲まれて四畳半の部屋で小さくかしこまっていたので緊張のあまり作法がなかなか身につかないでいた。

だが、降ってわいたような伝染病のせいで
多人数でのお稽古が難しくなった。
一時は解散しようかという雰囲気にもなったが
お弟子さんの一人が一対一のマンツーマンならよろしいのではないかと提案してくれて師匠の明日香とマンツーマンの習い事をすることとなった。
翔太にとっては今日が対面指導の初日となったわけだ。

「お師匠はん今日は明るいお召しものやさかいにビックリしましたわ」
京都に住んで少しずつ覚えた京ことばで翔太は言葉を返した。
「まあ…ビックリしたやなんて…それは歳に似合わんベベを着てるってことやろか?」
「いいえ!その逆ですがな…ほんまによう似合うっとる」
「おおきに…翔太さん…あんた無理して京ことばをつかわんかてええんどすえ…ちょっとイントネーションが可笑しいわ」
『あ…やっぱり?』
やっぱりまだまだか…そう思うと恥ずかしくて赤面してしまう。
「さあ…お座りやす…時間が勿体ないわ」

翔太は茶を点てる明日香の姿に見惚れていた。
年の頃はそろそろ四十路に差し掛かる頃だろうか
24歳の翔太にしてみれば一回り以上も年上の女性であったが
その所作は色っぽく色白の肌に調った小顔に心臓が早鐘のように鳴った。
「いややわ~、翔太さんさっきからうちの顔をジロジロと…」
「あ…!す、すいません!」
ジロジロと見ていたのは顔だけではなかった。
帯にのし掛かるような巨乳も、茶釜の方を向いた時に見えた正座の尻の丸みをおびた膨らみも目を皿のようにして凝視していた。
それに先ほどから明日香の色気にやられたように
股間のイチモツがカチカチになってテントを張っていたのだ。
それを咎められたような気がして小便でもして滾るモノを鎮めようと思った。
「少し失礼します」
立ち上がろうとする翔太の手を「どないしはったん?」と明日香がつなぎ止めた。
正座をしていて少し痺れていたものだから翔太の体はいとも簡単に崩れ落ちた。
いや、畳の上に崩れ落ちれば良かったのだが
事もあろうか師匠の明日香の体に覆い被さるように倒れ込んでしまった。
慌てて体を起こそうとした翔太の手のひらはムニュとした感触に驚いた。
なんと翔太の手はしっかりと明日香の胸を揉んでいた。
「す、すいません!」
言葉では謝ってみたものの下半身はますます滾ってしまって
太ももに硬いシンボルを感じた明日香は驚いた。
「ちょ…ちょっと翔太さん…」
明日香が体を起こそうと脚を崩したとき、着物の裾が割れ
股間が露わになった。
そして翔太は見てしまった。
明日香の股間の黒い翳りを…
明日香は古風な女だったので和装の時は下着を身に着けていなかった。
白い肌と黒い陰毛…
その淫らなコントラストに翔太の理性が飛んだ。
「明日香さん!!」
もう理性を制御できなかった。本能の趣くままに
明日香に覆い被さると翔太の手は明日香の陰毛を撫でまわし、ワレメの奥を求めて太ももに差し込もうとしていた。
「いや!翔太さん何するの!」
明日香は拒んで翔太の体を押し返そうとしたがビクともしない。
「お師匠はん…いや、明日香さん!俺、あんたが好きや!」
明日香の体に覆い被さり薄紅色の紅を引いた唇を奪った。
パン!明日香の平手が翔太の頬を打ち、乾いた音が四畳半の部屋に響いた。
「おとなしく抱かせてくれよ!」
翔太は明日香の帯絞め紐を解くと明日香の両手首に巻き付け拘束した。
和装ということで紐がいくつもあったので
帯揚げ紐で今度は明日香の両足首を括り自由を奪った。
「いまやめてくれたら冗談ですましてあげるさかいに
目を覚ましてぇな」
ギャアギャアうるさいなと思った翔太はスラックスを脱ぐと
トランクスも脱ぎ、その下着を丸めて明日香の口にねじ込んだ。
「うぐぐぅ!…」
惚れた男のパンツであろうと口に突っ込まれるのはイヤなものなのに、ましてや惚れてもいない男のパンツを突っ込まれたのだからかなりの屈辱だった。
「明日香さん!貴女みたいな熟女と一発するのが夢だったんだ」
翔太は、明日香を抱きしめ、綺麗に紅を引いた唇を舐め回した。
たちまち明日香の口元は紅でピンク色に染まった。
『めちゃくちゃ色っぽい…』
たまらず翔太は口に突っ込んだトランクスを抜き取り、代わりにカチカチになったペニスを明日香の口にねじ込んだ。
「咬むなよ、咬んだら痛い思いをしてもらうからな!」
明日香は洗ってもいない塩っぱいおちんちんを咥えさせられた嫌悪感でペニスを咬んで逆襲しようなどとはこれっぽっちも思わなかった。
ただ、悪い夢から早く醒めたい一心だった。
やがて翔太の手は明日香の着物の裾を割って黒い翳りを撫で始める。
そして閉じた股間の隙間に無理矢理指先を忍ばせた。
指先はクリトリスの膨らみを目ざとく見つける。
「明日香さん!あんた、感じてるんだろ?
クリトリスが膨らんでるよ!」
その通りだった。
こんなにも凌辱されているというのに、
明日香のクリトリスは痛いほど勃起していた。
「ほらほら、気持ちイイだろ?」
包皮の上からグリグリと膨らみを揉む。
「たまんねえ!いい匂いをさせてやがる」
股間から手を引き抜き指先をクンクンと嗅いだ。

「次はおまんこだ!おまんこを触ってやるよ!」
膝の内側に手を差し込むとグイっと脚を開かせた。
両足首が拘束されているので足首をくっつけたまま膝だけが開かれたので無様なO脚で無防備になったおまんこを翔太に見せることとなった。
「見ないで!」そう発したつもりがおちんちんを口に突っ込まれた状態だったので、その言葉はくぐもった声で明瞭にはきこえなかった。
「陰唇が黒いな…、旦那と毎晩おまんこをしてるんだろ?」
股ぐらを覗きこみながら翔太は明日香のおまんこをなじった。
「そ、そんなことあらしまへん…」
ペニスを吐き出して思わず否定の言葉を発した。

顔から火が出そうだった。
秘部をこんなにもまじまじと見られたのは
主人以外には産婦人科医だけだったから…
「おまけに感じてるのか濡れてるぜ」
翔太の指先が陰唇をつつーと撫でた。
「あうっ!…」
こんなにもいたぶられているのに何故だか触られると声が漏れてしまう。
「さて…どうして欲しい?」
屈辱な事をされているのにどうしてもおまんこを弄って欲しくなり、明日香は腰をくねらせた。
「素直ないい体じゃないか」
翔太の指がおもむろに亀裂の中に埋没する。
「あかん…それ以上されたら…」
されたらどうなるんだい?
そう言いながら翔太は指を抜き差しさせる。
次第に指の動きに合わせてクチュクチュといやらしい音がしてくる。
そのいやらしい音に翔太も興奮してペニスの先からは我慢汁がこぼれ出る。
目の前の屹立したペニスから流れ出る我慢汁…
気づけば明日香の舌は翔太のペニスに這わして流れ出る我慢汁を、ペロペロと舐めとっていた。
驚いたのは翔太の方だ。
憧れの女性が美味しそうに自分のペニスに舌を這わせている。
その光景に翔太の昂ぶりは最高点に達した。
堪えようもなく熱い精液を明日香の口に目がけて放出させていた。

射精を終えたことで、翔太の心に理性が甦ってくる。
「す、すいません!!俺、とんでもないことをしてしまいました!」
平謝りしながら、手と足の拘束を解いた。
「もうおしまいですか?」
明日香の言葉に翔太は耳を疑った。
口の中の精液をゴクリと音を立てて飲み干すと
「せっかくの個人授業やのにこれでおしまいなんてもったいないわ」
乱れた着物を整えようともせず、
明日香は翔太の手を取って寝室に連れて行く…
「今度はもっと激しくしておくれやす…
せやないと、うち、不完全燃焼やわ…」
翔太は股間のジュニアに向かって『がんはれよ』と呟いた。


。。。。。。。

久しぶりに短編を挟んでみました。
只今連載中の続編は今しばらくお待ちくださいね

お茶会の熟女の緊縛ものを…というリクエストをいただいたので書いてみました。
書き始めてから緊縛のためのロープがないことに気付きました(笑)
本格的な緊縛はまた後ほどということで…

それはそうと、
ここ大阪は緊急事態宣言の都市として指定されたので
通勤電車はガラガラでした。
テレワークや休業のところが多くなっているのでしょう。
一ヶ月ほど遊んで暮らせる財力があれば、
私も家に引きこもりたいです(笑)
何はともあれ、コロナ終息に向かって皆さん頑張りましょう!


テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:11  |  一区間だけのラブストーリー  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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