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2021.03.30 (Tue)

DOLL (ドール) 5

結局、俺はその夜に6発も彼女に抜いてもらった。
翌朝、俺はかろうじて寝坊することなく起きることが出来た。
それと言うのも、上手そうな匂いに起こされたと言っても過言ではない。
食卓にはハムエッグとトーストが並べられていた。
そして彼女は素っ裸でコーヒーを淹れている最中だった。
「これ…お前が作ったのか?」
そう尋ねると、彼女は少しだけ顔を赤らめて
「はい、お口に合うかどうかわかりませんけど」と言った。
『か、可愛い~!』
朝勃ちで元気なちんぽを今すぐにでもハメたくなった。
だけど、遅刻するわけにはいかないので
そこはグッと我慢した。
2014060122-001.jpg 

職場に行っても昨夜から今朝にかけての出来事に
自然と顔がにやけてしまう。
「昨夜はお人形を相手に楽しんだんだな」
彼女を持ち帰ったのを知ってる先輩は
昨日と同じように廃品回収の軽トラを走らせ、
ハンドルを握りながら、どうだっんだ?良かったか?などと
執拗に聞いてきた。
「彼女、最高っす!」
俺は昨夜から今朝の出来事を詳細に先輩に話した。
「はあ?人形が生きてる?
お前、頭は大丈夫か?」
あまりの気持ち良さに幻覚でも見たんだろうと
信じてはもらえない。
「信じてもらえないなら、今夜、うちに来てくださいよ
ちゃんと彼女を紹介しますから!」
そんなことを言い合っているうちに車は会社の倉庫へ着いた。
軽トラの停車する音を聞き付けて
倉庫業務の紅一点である柳沢季実子が軽トラの元へ駆け寄ってきた
「今日は回収品がなかったのね」
掃き溜めに鶴というか、
ガサツな野郎の吹き溜まりのような倉庫業務にあって
何故か美人の季実子さんが配属されていた。
「ああ、今日は空振りだ
あ、そうだ!季実ちゃん、今夜時間取れる?
こいつ、彼女が出来たそうだから紹介してくれるって言うから
こいつの家にお邪魔するんだけど、あんたも来ないか?」
先輩が季実子さんにそう言うと
「西嶋くん、彼女が出来たの?」と顔を曇らせた。
1-1.jpg


その後、季実子さんは終始機嫌が悪かった。
渋る季実子さんを車に押し込んで
俺は先輩と季実子さんを部屋に迎え入れることとなった。
部屋のドアを開けると彼女は穏やかな微笑みを浮かべてソファに座っていた。
「おい!起きろ!お客さまだぞ」
少しだけ部屋が散らかっているが今さらどうしようもない。
「さあ、どうぞ、俺の彼女を紹介します」
俺は先輩と季実子さんを招き入れた。

「おっ!洗ってやったんだな。
昨日より綺麗になってるじゃないか」
先輩はそう言って彼女の隣にドカッと腰を降ろした。
「西嶋くん、間違っていたらごめんなさい
もしかして、この人形があなたの言ってる彼女?」
状況を飲み込めないのか季実子さんは呆然と立ちすくんで彼女を眺めている。
「人形じゃないです!彼女は生きているんです!」
失礼なことを言う女だとばかりに
俺は季実子さんを睨んで言ってやった。
「そうそう、人形じゃないよな~♪
今夜も西嶋はこいつのおまんこにちんぽをぶちこんで腰を振るんだよな~♪」
人形じゃないと否定してくれたのか、それとも小バカにしているのか、
そんなことを言いながら先輩の顔は今にも吹き出しそうにヒクヒクしていた。
先輩は彼女の口元に鼻を近づけてクンクンと匂いを嗅いだ。
「臭え~っ!お前、こいつの口でフェラチオさせて射精しただろ?ザーメン臭いぞ!」
そう言って彼女の口を開いて
「おっ!生意気にも舌まであるじゃん。そうか、そりゃあ気持ちよかったろ」と
指で彼女の舌を引っ張った。
images_20210328090248f49.jpg

「やめてください!彼女、いやがってるじゃないですか!」
俺は慌てて先輩から彼女を引き剥がした。
「悪い、悪い。しかしなんだなあ、こいつに名前をつけてやらないとな…。
そうだ!季実子って名付けようぜ!」
そう言って先輩は俺の手から再び彼女を引き寄せ、
おっぱいを揉みながら「デカイなあ~♪こりゃあ本物の季実子もタジタジだな」と笑った。
「勝手に人の名をつけて遊ぶのはやめてください!」
季実子さんは顔を真っ赤にして怒った。
そんなことはどこ吹く風と言った具合で、さらに先輩は
「今夜も西嶋に可愛がってもらいなよ~♪
季実子、愛してるよ~なんて言われながら腰を振ってもらうんだよ~♪」と悪のりした。
「不潔!あんたたち二人とも変態だわ!」
季実子さんはカンカンに怒って部屋を飛び出して帰っていった。
「冗談のわからねえ女だ」
先輩は、そうポツリと呟いて「じゃあ、俺も帰るわ」とドアを出ていった。

二人が帰った後、俺は彼女を叱りつけた。
「なぜ喋らない!なぜ動かない!
おかげで俺は変態扱いされたじゃないか!」
たちまち彼女の瞳が潤んで涙が頬を伝い落ちた。
「私はご主人様のものよ。
他の誰にも私の正体は明かさないわ!
ご主人様と二人だけの時しかこうして話さないし
こうして動かない!」
そう言って俺に抱きつき股間をまさぐってきた。

120.jpg





テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

09:13  |  DOLL(ドール)  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

Comment

こんにちは(^-^)

こんにちは(^-^)
小説を読んでる内にだんだん
人形の女の子に感情移入してきちゃいました!(笑)

真奈 |  2021.03.30(火) 15:02 | URL |  【編集】

Re: こんにちは(^-^)

真奈さん、コメントありがとうございます
感情移入ありがとう♪
私は逆に書いているうちに彼氏の気分になって
ラブドールが欲しくなってきました(笑)
ほーくん |  2021.04.01(木) 07:40 | URL |  【編集】

こんなドール、欲しくなります。
まるで現実世界。
良いですよね。
蒼魔紫鬼 |  2021.04.02(金) 05:59 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

蒼魔紫鬼さん、コメントありがとうございます
ラブドールが欲しくてたまらないんですよ
聞くところによると、お口もアソコも精巧でかなり満足させてくれるそうです
ほーくん |  2021.04.02(金) 07:13 | URL |  【編集】

ちょっと、可哀そう

う~ん、複雑ですね。
季実子さんが怒るのは無理ないけど、お人形も可哀そうです。
風花(かざはな) |  2021.04.03(土) 21:29 | URL |  【編集】

Re: ちょっと、可哀そう

風花さん、コメントありがとうございます
お話がややこしくなってしまいました
実は結末さえ決まってないんです
さて、どうしましょうかね
ほーくん |  2021.04.05(月) 08:36 | URL |  【編集】

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