2018.06.28 (Thu)
白い雫(あすか原案) 16
一方、日本の順也というと・・・
最近、香織との交際がマンネリだ・・・
夏の海、ホテルの一室でロストバージン&ロストチェリーしてから
僕たちの恋は一気に燃えあがった。
デートの最後のシメは必ずHをした。
お互いの体の相性のよさもあったと思うが何度も同時に昇天した。
でも、いくらカレーライスが好きだからといって、
毎日カレーライスというのはちょっとつらい。
それと同じようにちょっと僕らはHしすぎたのかもしれない。
近頃、Hの手順もワンパターン化してきているし、
この辺で少し冷却期間をつくり、
お互いになくてはならないパートナーなのだと気付くことが必要だと思う。
もうすぐ、付き合って2年・・・
2周年を記念して、小旅行でもするか。
そういった企みを心に秘め、バイトに精を出すことにした。
バイトは以前と同じく、里中先輩がバイトしているコンビニにお世話になることにした。
たまたまバイトの初日が里中先輩とのシフトだった。
里中先輩は僕の顔を見るなり「あれえ~、またまたH旅行の資金稼ぎなの~?」と茶化してきた。
図星だったが、はい、そうです。というのもマヌケなので
「違いますよ。今回はちょっと気合を入れて社会勉強です」と答えた。
「そんな見栄張らなくていいんだから。H関係なら、なんでも相談に乗るからね」
そう言ってニコッと笑ってくれた。
いつもながら里中先輩の勘ってするどい。
バイトに明け暮れて2週間。順調に資金が膨らんでいく。
この分なら来週あたりに香織を誘って出かけられそうだ。
ある日、「ねえ帰り、お茶しない?」と里中さんが声をかけてきた。
ちょうどよかった。里中さんに女の子が好きそうな旅行先とかを聞いてみよう。
僕は二つ返事で誘いに乗った。
2018.06.29 (Fri)
白い雫(あすか原案) 17
僕と里中先輩は駅前の喫茶店でお茶をすることにした。
「で、旅行先は決まった?」
まただ、こちらから問いかける前に先制攻撃された。
「どこか、女の子が好きそうなとこ知りませんか?」
「うーん、倉敷あたりはどう?」
「おしゃれなホテルとかありますかね?」
「あのねえ、女の子は好きな男と一緒にいられるのなら、
しょぼいホテルでもかまわないの。
あんまりそういうとこから攻めなくてもいいんじゃない?」
「でも、ムードって必要ですよね?」
「室内の力を借りずに君がムードを演出してあげればいいんじゃないのかな?」
僕が演出?なんか邪魔くさいなあ。
「・・・・・今、邪魔くさいって思ったでしょ」
「えっ?なんでわかるんですか?」
「順也くん、すぐ顔に出るから」
「そうかなあ」
「ひょっとしてHのときもいろいろ顔に出してんじゃないの?」
「えっ?」
これまた図星かもしれない。
最近は香織の体の隅々まで知ってしまってからは
付き合い始めたころの新鮮さがなくなってきていた。
単調なSEXに飽き飽きしていた。
「SEXって頭を使うじゃないですか。
こう攻めて、次はこうしてとか・・・・・
邪魔くさいからどうしてもワンパターンになっちゃうんですよねえ」
「それはね・・・倦怠期よ。」
「倦怠期?」
「きっとそうよ。ずーと同じパートナーだから新鮮味がなくなっているのよ」
「それは言えてるかも・・・」
その答えを待ってたかのように、
里中さんの目が妖しく輝いた。
「ねえ、私としない?気分転換で」
「またまた、冗談を」
またいつものようにからかわれていると思った。
「ううん、本気で。君のSEX度をチェックしてあげる」
「そんな・・・いいですよ」
「OK!じゃあ、ラブホに行こう」
えっ?えっ?なんでそうなるの?
お断りしてるのに・・・・
あっ!そうか。いらないですよの意味をこめて「いいですよ」
って言ったのがOKの「いいですよ」に取っちゃった訳だね。
日本語って難しい・・・
違うんです!いらないの「いいですよ」だったんですってば、
そうちゃんと言えないのが僕の悪い癖。
すぐ流されてしまう。
そして僕は里中さんとラブホの扉をくぐった。
ちゃんと断りきれなかったのは、
ひょっとして里中さんを抱きたい気持ちが少なからずあったってことかもしれない。
僕たちはメルヘンチックな部屋を選択した。
僕はそんな趣味はないのだけれど、
里中さんはルーム写真を見るなり「あっ、ここがいい!ここにしよ!ね」
と、有無を言わさず選択ボタンを押した。
実際の部屋に入ってみると、予想以上のメルヘンの世界!!!
部屋中ピンク、ピンク、ピンク、オールピンクだ。
そんな部屋の片隅に不釣合いな大きなX型の十字架が・・・
手かせ足かせがついているところをみると、これはSMチックなオブジェなのだろう。
「順也くん・・・」
里中さんが振り向くなり僕に抱きついてきた。
巨乳の弾力を胸に感じながら、里中さんを抱きしめる。
「ずっと前から、あなたのこと大好きだったんだよぉ~」
そう言うなり僕の唇を奪った。
『ちょ、ちょっと待ってよ』そう思うまもなく里中さんは僕の唇を貪った。
ええい、こうなりゃ、成り行きまかせだ。
僕は里中さんの舌を迎え入れた。
お互いの唾液をすすりあう。
舌を絡ませながら、里中さんの口中を楽しむ。
上前歯のツルっとした感触や上あごのなめらかな感触・・・
欲情が次第に高まり、大きな胸を揉む。
「はああ~~ん」甘い吐息が漏れる。
僕のジーンズのベルトに里中さんの手がかかる。
慣れた手つきでベルトを外し、ホックが外され、ジッパーが下ろされる。
ジーンズとトランクスを同時に脱がされ、
僕の下半身は靴下だけの無防備な姿となる。
僕も負けじと彼女のジーンズを脱がしに取り掛かる。
・・・・・だが、思った以上に手間取る。
そうか、正対してるから左右が逆なんだ。
考えてみれば、香織とはこうして脱がしっこしていないんだっけ。
お互いの服を脱がしっこするのって興奮する。
今度、香織としてみよう。
「慣れていないとけっこう難しいでしょ?」
そう言って彼女は、手間取る僕の手を押しやり、自らの手で着衣を脱ぎ始めた。
「お風呂、入ろっか?」
彼女に催促され僕はバスルームへ行き、お湯の蛇口をひねった。
部屋に戻ると全裸の彼女はソファに腰掛けテレビを見ていた。
アダルトビデオが流れているようで、
画面ではヤングアダルトという年齢ぐらいの男女が体を重ねあっていた。
「順也くん、こういったアダルトビデオって見たことある?」
「ううん。ないです」
こんなもの見なくても、身近に香織という生身の彼女がいるんだから見る必要もなかった。
「あのね、SEXの勉強だと思ってたまには見なさい。
体位とか、オッパイの舐め方とか・・・いろいろ参考になるから」
こっちへおいでと手招きされ、彼女の横に腰を下ろす。
僕の下半身を見つめ、「まだ包茎なんだ」と驚いた。
「勃起すれば、ちゃんと亀頭はでるんですけど・・・」
恥ずかしさのあまり言い訳した。
「いいのよ別に。好きになっちゃたらそんなの関係ないんだから。
お風呂できれいに洗えばいいんだし」
彼女の手が僕の股間をまさぐる。
たちまち勃起した僕のモノは亀頭が顔を覗かす。
洗ってからしゃぶってあげるね。その言葉にさらに激しく勃起し、血管が浮き出る。
このままだと彼女の手でいかされそうだと感じた僕は
「あっ、お風呂もういいいんじゃないかな?」と立ち上がり
彼女の手から逃れバスルームへ急いだ。
「まだ少し湯量が少ないけど2人で入れば丁度いいぐらいじゃない?」
僕を追ってバスルームを覗きにきた彼女が言った。
ねえ、入ろ。彼女に催促され、あわててTシャツとソックスを脱いだ。
バスタブに浸かる前にシャワーを使って洗いっこした。
「ねえねえ、こんなのどう?」
彼女は自分の陰毛にボディシャンプーをつけ、
イスの腰掛けてる僕の腕を取り、股に挟み腰をスライドし始めた。
うわっ。なんて気持ちいいんだ。僕の腕に彼女の陰唇がまとわりつく。
そのあと里中さんは手のひらいっぱいのシャボンを使って
僕のモノを丁寧に洗ってくれた。
皮をむき、亀頭を露出させ、
先端から根元に向かってしごくように何度も何度も洗ってくれた。
それだけで僕は熱い迸りを噴出させてしまいそうだった。
歯を食いしばり、必死に耐える僕を見て、
彼女は楽しそうにクククって笑っていた。
お返しだ!と言わんばかりに今度は僕が彼女の体を洗う。
丁寧に、丁寧に・・・まるで貴重な美術品を扱うように、
手に力を入れず、撫でるように、そっと洗う。
そんな感じで、わき腹を洗うと、こそばいのかイヤイヤしながら体をくねらす。
そうかと思うと、胸を洗うときは、荒い息を吐きながら僕にしがみつく。
シャボンを流し、2人でバスタブに浸かる。
「あっ、そうだ、洗い残しがあったね」
そう言って彼女をバスタブの縁に座らす。
彼女の足をM字に開き、僕はバスタブの中から彼女の股間の中心に顔を寄せる。
「ここだけ、洗っていなかったね。僕の舌で洗わせてくださいね」
そう言いながら僕は舌をチロチロと彼女の秘所に走らせる。
「ダメ!恥ずかしい」
彼女は足を閉じようと抵抗を試みるが、
やがて僕の舌の誘惑に負けて、抵抗するどころか秘所を僕に押し付ける。
彼女の秘所からは、淫靡な芳香が漂う。
僕はマタタビに酔った猫のように、
舌をできるだけ伸ばし、隅々を味わいつくす。
「もう・・・ダメ・・・・入れて・・・お願い」
コンドームを取りにベッドへ戻るのがもどかしかった僕は生で彼女に挿入した。
さほど大きくはない僕のモノだが、
舌で充分に刺激を受けていた彼女は髪を振り乱して悶えた。
僕が腰を振る度に、お湯がピチャピチャと跳ね上がった。
バスルームに彼女の喘ぎ声がこだまする。
だめ・・・ああ・・いいの・・・そう、そこよ・・・そこが感じる・・・
彼女の喘ぎ声は僕を絶頂に導く。
ああ・・・もう・・・だめだ!
僕は咄嗟にペニスを引き抜き何度も何度も射精した。
彼女の太ももに飛び散った精液は、静かに垂れ落ち、
バスタブの湯の中に白い花を咲かせた。
よかったよ・・・とても・・・
彼女がご褒美だと言って、
自分自身の愛液とスペルマに汚れた僕のペニスを口できれいにしてくれた。
バスルームから出た2人はベッドの上で再び絡み合った。
今度は私が攻める番よ。そう言って彼女は僕に馬乗りになった。
幾分、堅さが弱まった僕のモノであったが
濡れた秘所に難なくハメることができた。
彼女の秘所がクイクイと僕を締め付ける。
そのたびにイチモツは再び強度を増していく。
騎上位とはよく言ったもので、
彼女は馬の背に揺られるように何度も何度も上下運動を繰り返した。
暴れ馬だぞ!そう言って下からズンズン突き上げてあげると、
すごい!すごいよぉ!と言いながら涎を流しながら彼女は乱れた。
ちょっと、待って。今度は彼女の中で果てたいと思った僕は
彼女を鞍上から降ろし、コンドームを装着した。
ピンク色のゴムの鎧を纏ったペニスは誇らしげに天井を見上げている。
これで、おもいっきり中で出せるね。
彼女がウットリした目でペニスを見つめながら呟く。
再び騎上位で攻める彼女。
僕は上体を起こし、座位に移行させる。
やや動きに制約があるが、その分、両手をフル稼動させた。
胸をまさぐり、尻の割れ目を撫で上げ、背中に爪を立てたりしてやった。
彼女は喜び悶え、ペニスが千切れるかと思うほどの膣圧で僕を締め上げた。
「好きよ・・・順也・・・ずっと前からあなたが好きだった!」
たまらなくなった僕は彼女を押し倒し、
正常位でフィニッシュを迎えることを選択した。
激しく腰を振りすぎ、何度か繋がりが解けることもあるほど無我夢中で彼女を攻めた。
大きな胸がブルンブルンと揺れる。
揺れすぎて千切れるかと思えるほどに精力的に突きまくった。
涙を流し、涎を流し、愛液を垂れ流しながら何度も彼女はイッた。
彼女が再び絶頂を迎えるころ、
僕にもついに終焉の時間が訪れようとしていた。
歯を食いしばり耐えようとしたが、もはや限界だった。
ゴムを頼りに精液を彼女の中へ飛ばした。
「ああ・・・・熱い。順也の精子をいっぱい感じるわ!」
あまりに激しいSEXにしばらく2人はベッドから動けなかった。
どう?たまには違う女性とするのもいいもんでしょ?
帰り支度の化粧をしながら彼女が問いかける。
「そうですね。あんなに激しく射精したの久しぶりです」
「どう?私と付き合っていかない?」
「ごめんなさい、僕には香織がいるんで・・・」
「そっか・・・でもたまにはこうして私を抱いてよね」
「ええ、僕でよければ」
「うれしい。・・・じゃあ、これからもよろしくのキス」
里中さんが紅をひいた唇で僕の頬にキスした。
手の甲で頬に付いた紅を取ろうとすると、
ダメダメ、ここを出るまでそのままにしておいて。と茶目っ気たっぷりに笑った。
精算を済ませ(もちろん里中さんの奢り、ラッキー)腕を組みながら部屋をでた。
ちょうど、同じタイミングで隣の部屋のドアが開いた。
どんなカップルなんだろう?好奇心で横目でチラッと確かめる。
「えっ?」
僕はその場で凍りついた・・・・
かなり年輩の男性と親しそうに腕を組んで隣の部屋から出てきたのは、
なんと香織だった・・・・
「香織?・・・」
僕の声に香織は顔をあげた。
「えっ?・・・なんで順也が・・・・」
行こう・・・と年輩の男性に促され、
2人は一足先にエレベーターの中に消えていった。
「今の・・・・彼女?」
里中さんの問いかけが、遠い場所から発せられた声のように僕の耳に入ってくる。
僕は答える事ができずに、いつまでもその場で立ちすくんでいた。
数日後・・・僕たちは恋愛に終止符をうった。
2018.07.01 (Sun)
白い雫(あすか原案) 18
順也は香織との恋愛を精算して勉学に励み、
某有名私大に現役合格した。
香織と別れてからは、何度か里中さんと肉体関係を持ったが、
昨年、里中さんが地方の大学に合格し
1年間の浪人生活に終止符を打ち、僕の前から去っていった。
香織も里中さんも去り、もっぱら右手が順也の恋人だった。
ある日、久しぶりに直樹から連絡があった。
『よっ、久しぶり!』
受話器の向こう側から懐かしい友の声を聞いた。
直樹も3流大学へなんとか現役合格し、
学生生活を満喫しているようだった。
『お前、今週の金曜の夜、暇だろ?』
いきなり、何なんだよ。人を閑人扱いしやがって・・・
でもまあ、予定などない。確かに暇だったが。
『なあなあ、うちの演劇部の女子とコンパしない?』
コンパ?そういえば小耳に挟んだが
コンパというのは見知らぬ男女が飲食を共にし、友好を深め合うんだとか・・・
それって・・・なんだか集団見合いみたいだな。
少し興味があったので参加してみようかな。
『そうか。来るか。よしよし、いいぞ。
実は女性陣の参加メンバーが急遽1名増えたんだよ。
これで5対5の釣り合いがとれるよ』
なんだい、単なる頭数あわせのために僕を誘ったのか。
当日、待ち合わせ場所に少し早めに行って、直樹を待つことにした。
文庫本を読みながら、JRに揺られている時のこと、
ふと、顔を上げると、向かいの座席の女性と目が合った。
『うわぁ~、きれいな女(ひと)・・・』
サラサラしたロングの髪が小顔によく似合っていた。
大きくはないがきれいなラインの胸の膨らみ。
ミニスカートからのぞくすらっとした長い足。
彼女の魅力にしばらく見とれてしまった。
彼女は僕と同じ駅で下車し、雑踏の中へ消えていった。
待ち合わせ場所には、まだ直樹の姿は見えなかった。
『それにしても、さっきの娘(こ)、可愛かったなあ。
あんなかわいい子が今日のコンパに参加してくれたらいいのに』
これって・・・俗に言う一目ぼれってやつかな?
しばらくボーッと待っていると、
「よっ!お待たせ」
ふいに後ろから肩を叩かれた。
振り向くと、大人びた直樹の顔があった。
すこし大人びたが、やはりどこかお互いにヤンチャしてた頃の懐かしい面影も残っていた。
「直樹、パーマかけたんだ?」
「ああ、どうだい。似合うだろ?」
他の直樹の友人3名も髪を染めたり、パーマをかけていた。
なんだかすごくおしゃれ・・・
それに比べて僕はジーンズにトレーナーといったごく普段着・・・
こんな服装で来ちゃったけど。
そう言う僕に直樹は「いいのいいの、その方が俺が目立つから」
そう言ってケラケラ笑った。
あいかわらず失礼な奴。
「さあ、もう時間だ。店に行こうぜ」
僕たちは直樹を先頭にゾロゾロと歩き始めた。
「女性陣はまだ着てないようだな」
小洒落た居酒屋の小さなパーティールームだ。
おい、待てよ。僕たち未成人だよ?
そう問いかけると
「なに堅いこと言ってんだよ。なにも酒を飲もうって訳じゃないんだ。
こういった店のほうが和気あいあいと盛り上がるんだよ」
と直樹が笑った。
まあ、いいか。ジュースなどのソフトドリンクも充実している店のようだし・・・
さあ、とりあえず座ろうぜ。と、言われて僕は直樹の横に腰を落とした。
「お前さあ、なに俺にくっついてんの?
男同士並んで座っても仕方ないだろ?」
えっ?集団見合いみたいなもんなんだから
男性側と女性側に分かれたほうがいいんじゃないの?
そういう座り方をする奴らもいるけど、
俺たちはもっとこう親近感をアップさせたいんだよなあ。
そう言って、バラバラに座った。
しばらくすると、「お待たせ~」と可愛い声で女の子たちがやってきた。
最後に入ってきた女の子を見て、僕は「あっ!」と声をあげた。
なんと、あの電車で向かい側に座っていた女の子だったからだ。
先方も僕に気付いたらしく「あら?」といった表情を返してくれた。
幸運なことに、彼女は僕の隣に座ってくれた。
「とりあえず、乾杯しようぜ!」
直樹の音頭でコップに注がれたビールで乾杯した。
初めて飲んだビールは決しておいしくはなかった。
さあさあ、自己紹介しようぜ。
誰かが楽しそうに仕切り始める。
みんな、こういった場に慣れているのか、面白おかしく自己紹介を始める。
そして、僕の順番がやってきた。
「え~・・・W大文学部1回生の江本順也です。
将来は作家になりたいと思っています」
ちょこんとお辞儀をして着席する。
えっ?それだけかよ~っとヤジが飛ぶ。
でも他に何を言えばいいのさ。
専ら右手が恋人ですとでも言えばいいっての?
まあまあ、彼はコンパデビューでありましてえ、少々堅くなってるようであります。
と、直樹がフォローしてくれる。
「はじめまして、緑川志保といいます。A学院大学1回生です。
演劇部で小道具担当しています。
私も今回が初めてですのでよろしくお願いします」
お願いされちゃうよぉ~。
彼氏に立候補していいっすかぁ~。
あちらこちらから声が飛ぶ。
どうやら、彼女がこの中で1番人気のようだ。
志保さんかあ・・・いい名前だなあ。
明るい香織や淫乱で姉御肌の里中さんにはない、おしとやかで清楚はタイプ・・・
「江本さん・・・」
彼女から話しかけてきてくれた。
「ずいぶん無口な方なんですね?」
「はあ・・・・ちょっとみんなに圧倒されてまして・・・」
「私もなんです。さっきから矢継ぎ早に質問攻めにあってしまって・・・・
江本さん、作家志望なんですって?」
えっ?自己紹介のときのこと覚えてくれてたの?
「どういったジャンルなんですか?」
「えっ?・・・あまり大きな声でいえないんですけど・・・官能小説を・・・」
「まあ!・・・つまりその・・・Hなお話なんですよね?」
そう、いつもこの時点で相手に退かれてしまう。
官能小説のどこがいけないっていうんだ。
「卑猥だとか思われがちですけど・・・・
でも、男女の営みって本能ですよね。
男女が愛し合うことって一番大切な部分だと思うんです。
その描写無くして恋愛小説は成り立たない。
僕はそう感じているんです」
少し力説してしまった。
「そうですね・・・私も官能小説ってただ卑猥なだけだと思っていましたわ。
これからは偏見の目で見るのやめます」
そう言ってクスッっと笑ってくれた。
なんて笑顔のきれいな子なんだろう。
お互い、あまり飲めないお酒に少し酔ってしまったかもしれない。
トイレに立つタイミングまで同じだった。
トイレの前で彼女が僕に囁く。
「ねえ、このコンパそろそろ抜け出しません?
みなさん、お酒がかなり入って言動が少し乱暴になってきましたもの・・・」
もとよりあまり気乗りしなかった僕だったのでおおいに賛成した。
トイレからもどり、直樹に囁いた。
「直樹・・・僕と緑川さんはそろそろ引き上げるよ。
これ以上ここにいても座を盛り下げてしまうから」
直樹は、そういうことかといわんばかりにニッと笑った。
「お持ち帰り1号って訳だ。うまくやったなあ」
そんなんじゃないよと言い訳しながらあたふたと居酒屋を後にした。
江本さん、帰りの方向、同じですよね?
志保さんが問いかける。
来るときも同じ電車だったの覚えてくれてたんですね?一緒に帰りましょうか。
電車に揺られ、2駅ほど通過した時点で志保が気分が悪いといいだした。
見ると顔色が青い。
「次の駅で降りましょう」
駅のベンチで少し休ませたら、志保の顔色に少し赤みが戻ってきた。
「大丈夫?」
問いかけると、幾分、気分はよくなったが、少し横になって休みたいと言う。
順也の目に駅前のラブホテルのネオンが飛び込む。
『別にH目的じゃないんだし。彼女を休ませるのが先決だ』
「あのぉ~、誤解しないんでほしんだけど・・・
横になりたいんなら、そこにホテルがあるんだけど・・・かまわない?」
「ええ、お願い。ホテルに連れて行って・・・江本さんを信用してますし・・・」
そうやって2人はラブホテルの1室に入っていった。
2018.07.02 (Mon)
白い雫(あすか原案) 19
ホテルの1室に入るなり、志保はトイレに直行した。
かなり辛かったんだろう。
しばらくして志保はトイレから戻ってきた。
「大丈夫?」
「うん。だいじょうブイ」
そう言って志保は指でVサインをした。
少しアルコールが残っているせいか?
清楚な志保のユーモアに口をあんぐり開けて驚いてしまった。
「びっくりしたあ~。緑川さんの口からそんなジョークが飛び出すなんて」
「まあ、失礼ね。こうみえてもヤングレディなのよ。」
ヤングレディって・・・その古めかしい言い方に耐えられず大笑いしてしまった。
えっ?そんなに可笑しいことを言いました?そう言って志保はキョトンとした。
「そんなことより、こういったホテルは初めてですか?」
「ええ、初体験は当時お付き合いしていた彼の部屋でしたので・・・。
思っていたよりきれいなんですね」
志保はバージンではなかったのか・・・
そりゃそうだよね、こんなきれいな子を放っておく訳ないか。
「ベッドもあるし、少し横になって休めばいいですよ」
「そうね・・・洋服が皺になっちゃうから、脱いじゃおうかな?」
えっ?そ、そうだね。皺になっちゃうよね。
どうぞ、脱いじゃってください。そういって志保に背中を向けた。
でもこの鏡張りの部屋・・・
志保に背を向けても丸見えだ・・・。
志保は背を向けた僕に安心したのか、大胆に脱衣をはじめた。
「む、胸が、く、苦しいのなら、ブ、ブラも外しちゃったほうがいいですよ」
生唾を飲み込みながら提案すると、そうですねと言ってブラも外した。
小ぶりな胸を露にした志保を
鏡を通してたっぷり堪能させていただいた。
ベッドに潜り込んだ志保が、もうこっちを振り向いても大丈夫ですよと言った。
いや、先ほどから丸見えですけど・・・・その言葉はグッと呑み込んだ。
「江本さんは大丈夫ですか?よければ一緒に横になりませんか?」
「そ、そうだね・・・じゃあ、お言葉に甘えて・・・
あっ、そうそう、服が皺くちゃになったらまずいから僕も脱いじゃおうかな?」
トレーナーとジーンズに皺が寄ろうが関係ないが、
とりあえず志保の体のぬくもりを直に味わいたくて服を脱ぎ捨てた。
あの・・・汗もかいちゃったし、シャワーを使わせてもらうね。
さりげなく理由づけをして、バスルームに飛び込んだ。
実はさきほどからペニスを勃起させちゃっていたのだ。
シャワーで汗を流し、さきほど堪能した志保の胸を思い出し、オナニーした。
白い液体が排水口に流れ落ちてゆく・・・
これで少しは愚息も大人しくなるだろう。
いくらなんでも、今日出合ったばかりの彼女とナニするわけにもいかないし・・・
バスルームから出ると、志保は軽い寝息をたてて眠っていた。
「失礼しま~す」
聞いてるはずもないだろうけど、
一応、断りをいれて志保の隣に体を滑り込ませた。
志保の寝顔をたっぷりと鑑賞させてもらったあと、
そっと彼女の唇に自分の唇を重ねてみた。
久しぶりの感触・・・
さきほど放出させて大人しくさせた愚息がムクムクと首を持ち上げはじめた。
「・・・江本さん・・・・志保を抱きたい?」
うわっ!びっくりしたあ~!!
眠っていると思っていた緑川さんが実は起きていたなんて・・・
じゃあ、じゃあ口づけしたのもバレている?
ええい!こうなりゃヤケだ。
抱きたいです。本音を白状した。
「志保・・・まだ2回目なの・・・。
初めてのとき、痛くて痛くて・・・だからあれ以来SEXはしていないの・・・
志保・・・たぶんヘタだよ。それでもいい?」
自分のことを志保と名前で呼ぶ。
先ほどまで私と言っていたのに。でもこれが素の彼女なのだろう。
大人びた外観と違って、意外と子供っぽいのかもしれない。
僕がリードします。痛かったら言って・・・無理強いはしないから。
そういって再び、志保にキスをした。
「江本さんは官能小説をお書きになられるぐらいなのですから、
きっと経験豊富なのでしょう?志保を感じさせてください」
えっ?それって・・・不感症ってやつ?
「志保、オナニーしても、あまり気持ちいいって思わないの・・・
友人たちは気絶するほど気持ちいいって言ってるけど・・・
志保もそんなふうに感じてみたいの・・・
江本さん、志保を感じる女にしてください」
おそらく、初体験で緊張しすぎて感じることができなかったのだろう。
貫通された今ならばきっと感じることができるのではないだろうか。
一生懸命がんばるからね。安心して僕に身を委ねればいいよ。
耳元で囁いて、手を小振りの胸に這わした。志保は体を固くしていた。
こんなんじゃあ、感じる筈ないよなあ。
「ほら、もっと力を抜いてごらん。そう、そうだよ。僕に任せればいいから」
少しずつ志保の力みが薄れていく。
と、同時に胸の蕾も固く尖ってゆく。
その尖った蕾を口に含む。
舌でゆっくり、ものすごくゆっくり転がしてやる。
香織や里中さんのように舌を超高速で動かさず、
スローモーションのように動かす。
しかも舌の裏側を主に使った。
舌は表側は少しザラザラしているが、
裏側はツルッとした感触なのでそちらの方が気持ちいいだろうと思ったからだ。
「あんっ・・・うそ!少し気持ちいいよぉ」
よしよし。感じ始めている。
やはり完全な不感症という訳ではなさそうだ。
ここも舐めてあげるね。脇のくぼみに唇を這わせ
舌全体を使ってゆっくりと舐めあげた。
「やんっ・・・」
こそばいのと気持ちいいの中間ぐらいの快感が彼女を襲っているはずだ。
二の腕まで舌を這わせたのち、リバースで脇に戻る。
手は決して疎かにしない。
舌が脇を攻めている間じゅう、胸をやさしく揉みしだく。
固くなった乳首を手のひらで転がす。
そして、思い出したかのようなタイミングで、指で乳首をいじくる。
どうだい?すこしずつアソコが熱くなってきているだろう?
「う、うん・・・」
アソコってどこだい?言ってごらん。
耳元で言葉責めをしてやる。
「い、いや・・・恥ずかしい・・・」
ここだろう?そういって手のひらを股間にピタッっと押し付ける。
「あああっ・・・」
うんうん。潤っている。すごく熱い。
きっとすごい芳香を発していることだろう。
充分に潤っているようだが、まだまだ秘所は攻めない。
志保のきれいな足を攻めてゆく。
太もも、脛、足首を丁寧にキスを交えてしゃぶっていく。
「はあ、はあ、はあ・・・」志保の息づかいが荒くなってゆく。
足を抱え、小さなかわいい足の指を舐る。
「いや・・・だめ・・・そんなところ・・・恥ずかしい・・・」
指の股に舌を這わす。口に指を含みチュアパチュパ音をたてて啜る。
志保はシャワーを使っていないので、汗を含んだ足裏特有の芳香をたっぷり堪能する。
もはや志保は頭を振り乱し、感じまくっている。
初めて・・・初めてよ・・・こんなに感じるの・・・・。
志保が歓喜に震える。
さあ、次はどこを攻めてあげようかな?
そう言うと、志保は腰をくねらせる。
ショーツの股間はおもらしをしたかのようにシミを広がせている。
腰のゴム部分に指をかけ、ショーツを一気に剥ぎ取る。
「あああ・・・・お願い・・・アソコを・・・アソコをいじってぇ・・・」
志保が哀願するけど、まだまだ焦らす。
太ももの付け根まで舌を這わせ
秘所の潤いを目で確認しただけで、志保の体を反転させる。
「いやん、いじわるぅ・・・」
志保は秘所をいじってほしくて尻を浮かす。
四つんばいにさせて尻の谷間を舐めてゆく。
はあん・・・志保の腰がカクカクと揺れる。
背中に軽く爪を立てて肩甲骨のあたりから腰、
そして脇腹へと擦っていくとシーツを握りしめ快楽の渦に身悶える。
そろそろ頃合か・・・
いよいよ、志保の秘所を味わうことにしよう。
舐めるよ・・・いいかい?
志保がうんうんと首を振る。
志保の体を再び反転させ、足を開かせ、
股間の中心部の秘所の割れ目に沿って指を滑らす。
あああ~っ!いいよぉ!それ、すごくいい!!
清楚な志保が、はしたなく喘ぎ声をあげる。
指でVサインをつくり、志保の女性自身を開く。
ヌチャと音がするほどの潤い・・・
微かに恥垢が付着している。
僕はチーズクリームのようなそれを舌で舐め取る。
くうぅ~っ!・・・
志保の腰が激しくベッド上でバウンドする。
その度に、僕の鼻先が女性自身に埋没する。
もはや僕の口元は志保の愛液まみれだ。
パイパンに近い薄い翳り・・・
ほとんど色素沈着のない桃色の陰唇・・・
もう耐えられない。早く志保の中へ入りたい。
さきほど、バスルームで射精させたというのに、
ペニスは痛いほど勃起している。
耐えられなくなった僕は志保の体に被さった。
ペニスに指を沿え、狙い定めて志保を貫く。
あああ~!すごくいい!!
志保が歓喜の声をあげる。
せ、狭い!なんという狭さだ。亀頭が子宮に挨拶する。
ゆっくり、ゆっくり注送を繰り返す。
ペニスによって押しやられた空気が
ヴァギナからプス、プスという音を立てて漏れていく。
志保が小柄なせいか、香織が初めてのときよりもキツイ。
どうだい?気持ちいいだろ?
いいよぉ・・すごく・・・
もっと、もっと突きまくってえ!
ゆっくりした注送から高速ピストンに切り替える。
いやよ!だめ!・・・あん!やめないで・・・
たちまち僕にも絶頂がやってきた。
ペニスを引き抜き、おもいっきり射精した。
精液は腹から胸、一番飛距離がでた飛沫は志保の頬にまで達した。
2018.07.03 (Tue)
白い雫(あすか原案) 20
順也がコンパのお持ち帰りで青春を謳歌している頃、
アメリカの理恵はというと…
深夜のレイクサイドのパーキングエリアに、
1台の黒いワゴン車が滑り込んできて、
月明かりの届かない一層深い闇の場所に静かに停車した。
車内には助手席に理恵、運転しているのはジェフ・・・
「Rie・・・・」
サイドブレーキを引き、エンジンを止めたジェフが理恵にキスをする。
そして、目で語り合うと、シートをフルフラットにして、抱き合った。
ジェフ抱いて・・・今すぐここで・・・
理恵の言葉に、わかっているよとジェフが答え、
理恵のTシャツをたくし上げ、胸の谷間にキスをした。
「あん・・・」
片手で器用にブラのホックが外される。
たわわな胸が自由になり、ピンクの突起を尖らせる。
ジェフが口いっぱいに理恵の乳房を頬張る。
すでに理恵の女性自身は潤んでいる。
ショーツに恥ずかしいシミを広げてゆく。
ショーツの上からジェフの大きな手が理恵の中心部をまさぐる。
もう、こんなに濡らしているよ。ジェフの甘い囁きに更に潤みが激しくなる。
理恵はジェフの股間に手を伸ばし、
ダーリン、あなたのいたずらっ子もトランクスの檻から自由の身にしてくれと暴れているわ。
と、ジェフの耳たぶを甘噛みしながら囁く。
いたずらっ子よ、お前は晴れて自由の身だ。ジェフが大げさな身振りでそう言うと、
ジーンズとトランクスを一緒にずり下げた。
ピヨーンという感じで、いたずらっ子が天に向かってそびえ立つ。
自由になったのもつかの間よ、と理恵がパクッと口に咥える。
ツーンと口中にアンモニア臭が広がる。
舌を巧みに使いこなし、いたずらっ子を攻め立てると、
たちまちジェフのモノに血管が浮き出るほど強度が増す。
「オウ・・・Rie・・・」
体を反転させ、ジェフがショーツの上から理恵の女性をしゃぶり始める。
ショーツの薄い生地を緩衝材にしてジェフの愛撫が脳天に軽い衝撃を与える。
「いやよジェフ、ショーツの上からなんて・・・・」
布地を通しての愛撫も心地よかったが、
やはり直接ジェフの舌の感触を味わいたい。
腰をくねらせ、哀願する。
もっと、ディープスロートしておくれよ、そうすれば僕の長い舌で愛してあげる。
ジェフの意地悪・・・理恵は喉下深くジェフのモノを飲み込んだ。
付き合い始めた頃は亀頭を口に含むのがやっとだったが、
少しずつコツを覚え、今ではかなり深くまで咥えられるようになった。
咥えて、抜き出すときに、頭を軽く振る。そして再び深く咥え込む。
ただ単に頭を前後にスライドさせるだけでなく、
少し捻りを加えてあげるとジェフは声をあげて喜ぶのだった。
そうだ、それがたまらなくいいんだ。ジェフが身悶える。
さあ、深く咥えてあげたわよ。ちゃんとお返しをしてね。
そう言わんばかりに股間をジェフの顔に押し付ける。
ジェフの手がショーツの腰ゴムにかかる。
彼が脱がせやすいように、お尻を少し浮かせてやると、一気にショーツがずり降ろされた。
ほら、こんなに濡れている。
彼が目の前に脱がしたショーツをかざす。
股間部分の二重になった布地が愛液とジェフの唾液で濡れそぼり、色が濃くなっていた。
いやだ、恥ずかしい・・・羞恥心で顔が火照る。
匂ってごらん。そう言って鼻先にショーツを押し付けられた。
理恵の恥ずかしい匂いとジェフの唾液の芳香が鼻腔をくすぐる。
さあ、望みどおり、たっぷりと舐めてあげようね。
ジェフの囁きに歓喜のあまり、また再び泉を噴出させる。
大陰唇から小陰唇にかけて、ジェフの舌が這いずり回る。
「あうっ・・・」
強い電気ショックに似た衝撃が全身を貫いた。
欲しい・・・たまらなくジェフが欲しい・・・・
早く、その白人特有の太く長いペニスで私を串刺しにして・・・
理恵の股間がジェフに訴えかける。
Rie、何が欲しいの?言ってごらん。
口元を私のラブジュースでべっとり濡らしたジェフが囁く。
あなたのペニスで私のオマンコをかき混ぜて・・・
日本語では恥ずかしくてとても口にできない言葉も英語ならスラスラ言える。
「Fuck Me・・・・」
その言葉を聞いて興奮したジェフが私にのしかかってくる。
車のスプリングがほどよいクッションとなり2人のゆりかごとなる。
ジェフのモノが私の陰唇を掻き分けて侵入してくる。
太いにもかかわらず、圧迫感を感じさせないソフトな固さ・・・
日本人の固さで、この太さで挿入されれば
女性自身が張り裂けそうな痛みに襲われるかもしれない。
その点、白人のモノは女性にやさしい固さといっていいかもしれない。
子宮に押し当てられる亀頭もソフトな固さでビンビン感じる。
Rieのプッシーは最高だ。
ジェフあなたのペニスも最高よ。
2人は体をバウンドさせながら、お互いのボディを誉め称えあう。
車のシートがギシギシと軋む。
さあ、ドッグのように四つんばいになってごらん。
言われたままに四つんばいになり、尻を高く突き出す。
バックでジェフに串刺しにされる。
オウ・・・イエス・・・カモーン・・・
白人になりきり、はしたなく声をあげる。
Rie、ここはどうだい?そう言うなりジェフの指が菊の蕾に侵入してきた。
「だめ!ジェフそこは・・・」
愛液の雫にまみれた菊の蕾は難なくジェフの指を呑み込んでしまった。
「くっ・・・」
なんだろう、この快感・・・
今まで味わったことのない快感。
でも恥ずかしい。
69の体位の愛撫でお互いの体の細部にわたり知り尽くしているとはいえ、
そこはやはり触れて欲しくない場所。
「ほんとにだめよジェフ・・・そこは許して。」
「君のすべてが愛しいんだよ。君のすべてを知り尽くしたいんだ。」
穴という穴に入れたがるのが白人の悪いクセだ。
心ではイヤだと思いながらも、ジェフの愛撫により、
次第に快感の波に飲み込まれて行く。
指がリズミカルに蠢く。
トントンと叩く指が肉壁を隔てた子宮にビンビン感じる。
「ほら、どうだい?気持ちいいだろ?」
ジェフの問いかけに思わずうなづく。
前の穴はジェフのペニスに埋め尽くされ、後ろの穴は太い指に犯され、
まるで2人がかりで愛されているかのような錯覚に陥る。
たちまち理恵は昇りつめてゆく。
いつもより早い・・・
アブノーマルな甘美な刺激がそうさせるのか・・・
ジェフも興奮して、絶頂を迎えつつあるようだ。
ペニスがグーっと膨張してくるのでフィニッシュが近いことがわかった。
「オウ!イエス!イエス!!」
ペニスが奥深く差し込まれ、とたんに膣内の温度が急上昇した。
『ジェフ・・・イッタのね。』
愛の余韻に浸り、2人はしばらく放心状態のまま抱き合った。
Rie・・・君に話しておきたいことがあるんだ。
ジェフがいつになく真顔で話しかける。
「話って?」
少し話しづらそうにポツリポツリとしゃべり始める。
「実は・・・僕、オーストラリアに帰るんだ」
ウソ!そんなの信じられない。
ユウに続いてジェフまで私の前から去ってしまうの?
言葉が出てこない・・・
言葉の変わりに涙が大きな目からポロポロと零れ落ちた。
「いやよ!そんなのいや!あなたと離れたくない!」
ジェフの分厚い胸元に顔を埋め、駄々っ子のように首をフリフリした。
「僕もだよ・・・」
ジェフがやさしく理恵の髪を撫でる。
「いつ?いつ、あなたは帰ってしまうの?」
聞きたくない答えを聞かねばならない。
ほんとはジョークだよと言って欲しい。
「来週の月曜日・・・父が経営しているレストランを継ぐんだ。
これはこっちへ来るときに交わした約束・・・守らなければならないんだよ」
私もついて行きたい・・・なにもかも捨ててジェフと一緒に・・・
「これがチケット・・・」
ダッシュボードから航空券を取り出す。
「2枚あるんだ・・・」
「2枚?」
「僕は・・・君と離れるのがつらい・・・・僕は、君を連れて行きたい」
連れて行きたい?確かにそう聞こえた。
「ジェフ、何?もう一度言って」
「Rie、君をオーストラリアに連れて行きたい。
何もかも捨てて、僕と来てくれないか?」
「バカンスに?」
「いいや・・・・これから先、ずっと・・・・。
僕のそばにいてほしい。・・・Rie・・・僕と結婚しよう!」