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2016.06.13 (Mon)

蒼い月光 18(原案あすか)

くの一となった朱里は今成(いまなり)家に仕えるようにとの命令が下された。
城主の貞虎(さざとら)は朱里を一目で気に入り、常にそばに置いた。

「よいか朱里、そなたと儂(わし)は一蓮托生だ。
命がけで儂(わし)の命を守り抜け。よいな?」

「は!この朱里、命を賭けて殿をお守りいたします」

当初こそ、主従関係であったが、
やはり、そこは男と女。
そんな二人に恋慕が芽生え始めるのは時間の問題だった。

ある日、貞虎はウサギ狩りに行くと言い出した。
朱里の為に馬を用意すると言ってくれたが、朱里は馬に乗れなかった。
「なんと!お前は馬に乗れないのか?」
忍びとしての唯一の欠点であった。
貧しい家庭には馬を飼う余裕などなかった、
父の疾風もその事を危惧して、朱里の脚力を徹底的に鍛えた。
その脚力は馬よりも速く、遠くまで走れた。
20120407_2444406.jpg

その事を貞虎に伝えたが
「いやいや、馬に乗れた方が戦術が広がると言うものだ」と
馬術訓練を実施すると言い出した。

貞虎の愛馬に二人乗りして城をでた。
鞍に朱里を座らせ、貞虎は馬の背に直接跨がった。
「よいか、しっかりと馬の首に抱きついておれ」
貞虎は朱里の脇の下から手を伸ばして手綱を握った。
付き人として三人の家臣がそれぞれの馬に乗り、後を追いかけた。
main.jpg

「はいやー!!」
貞虎の馬は城内一の名馬であったので、みるみると家臣たちを引き離した。
やがて、家臣たちの馬は影も形も消え去った。

「ははは‥‥見事に撒いてやったわ!」
後ろを振り返ったときにバランスを崩した。
「おわっ!」

「きゃあー!」

二人は抱き合いながら草むらに落下した。
「いたたた‥‥朱里、無事か?」

「はい。殿に抱いていただいたおかげで、どこも痛くはございません」

安堵すると、一気に可笑しさが込み上げてきた。
二人は抱き合いながら思いっきり笑った。

笑いが途切れると、静寂が二人を包んだ。

「朱里‥‥お前は儂(わし)のものだ」
貞虎の唇が朱里の唇を塞いだ。
『いけません、殿には奥方様が‥‥』
そう言って拒みたいのに、意に反して貞虎の体をしっかりと抱きしめていた。

貞虎の股間がみるみると隆起しはじめ、朱里の下腹部を押した。
「と、殿‥‥」

「儂(わし)は、お前と一つになりたい。」
着物の懐を鷲掴み、左右に大きく開かれた。
二つの乳房が露わになり、乳房の頂点の突起が陽を浴びて薄桃色に輝いた。

「綺麗だ‥‥朱里‥‥」
貞虎は、柔らかい乳房に顔を埋めた。
そして、まだ小さい乳首を口に含んだ。
thumb300.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

08:30  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

なるようにしてなる。。。
この先は、男女としての思いが湧くのか
若いただの下女としての都合の良さか。。。

奥方の存在もチェックしたくなしますね(*'艸`)ウフフ
影依 |  2016.06.13(月) 09:51 | URL |  【編集】

影依さん、コメントありがとうございます

下忍ゆえ、側室として迎え入れることの出来ないもどかしさ
それゆえ人目を忍んでの通じあい
身分というものにがんじがらめにの時代を生きた二人・・・
でも今の時代ならゲス呼ばわりですよね(笑)
ほーくん |  2016.06.13(月) 09:58 | URL |  【編集】

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