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2016.07.18 (Mon)

蒼い月光 32(原案 あすか)

やがて八重の指先が千代の乳首をつまみ始めた。
「千代さま、可憐でございます‥‥食べてしまいとうございます」
そんな言葉に千代の顔が上気してしまう。
それは、決して湯の温もりだけでなく、
身体の中から沸き起こる淫らな熱によるものだった。

「八重‥気持ちいいわ‥‥今度は私が‥‥体を拭ってあげる」

「お言葉に甘えても宜しいのでしょうか?」

「私、八重の体が好きよ‥‥ぜひ拭わせてほしいの」
千代の目がトロンとなっていた。
男を知った身体はすごく感じやすくなっていた。

「で、では‥‥この八重の下(しも)の毛を拭ってくださいませ‥」
千代の手を取って自分の下腹部に導いた。
そこにはフサフサとした豊かな陰毛が湯の中で揺らめいていた。
furo082001.jpg

そっと千代の手が触れる‥‥
「八重のお毛け‥サワサワしていて気持ちいいわ」

「あああ‥‥や、八重も気持ちようございます」
湯の中でもワカメの奥に潜むアワビが潤っていくのがわかる。
二人の女の口から甘い吐息が漏れ始めた。

八重はたまらずに千代のうなじに吸い付いた。
「ひぃ~!!」
千代の体に電流が流れたのだろう、
たまらずに八重の陰毛に手のひらを押し付けた。

「千代さま、可愛い‥‥」
いつしか小ぶりの乳房を揉みまくっていた。
殿方が乳房を鷲掴み、
口に含んで乳首をしゃぶる気持ちがわかる気がした。

「や、八重‥‥」
淫気が高まった千代は後ろを振り向くようにして八重の唇を求めた。
『わかっておりまする』
八重もそのおねだりに応えるかのように
体を前方に乗り出して千代の可憐な唇を奪った。
images (21)

うぐっ‥‥じゅば‥じゅば
女同士という気持ちなど二人にはなかった。
官能を求める二人には、相手が男だろうが女であろうと問題ではなかった。
本能のおもむくままに舌を絡ませあいながら唾液の交換を重ねた。
『ああ‥‥殿、お許しくださいませ。
八重は奥方様の唇を奪ってしまいました』

八重は心の中で剣山殿に詫びた。
だが、詫びる思いとは裏腹に千代を抱きたい思いが膨らんでいた。
男に愛されるのもよいが、
受け身でなく責める側になって千代を喘ぎさせてみたいと思った。

このまま千代の膣(なか)に指を入れてかき混ぜたい。
千代もそう思っているのか股が少しずつ開きはじめ、
ぐいぐいと体を八重に押し付けてきた。

だが、淫気が高まった二人の体に
刻(とき)を知らせる鐘の音が甘い時間の終わりを告げた。

「千代さま‥‥お時間にございます」
断腸の思いでそう告げた。

湯船から上がり、互いの体を手ぬぐいで濡れた体を拭いた。
股間は、互いにゆっくりと時間をかけて拭いた。
千代を押し倒し、その体に覆い被さりたい衝動を必死に押し殺し、
真っ白な絹の寝間着に袖を通すと素肌に触れる絹の肌触りが
これから殿の寵愛を受けるのだと教えてくれた。

二人仲良く寝間に向かう廊下で千代が八重の手を求めてきた。
細く白い指を八重のふくよかな手で包み込むと千代は不意に立ち止まり、
目を瞑って八重の接吻をねだった。

「千代さま、お気持ちを切り替えなさいまし、
今からは殿が千代さまをめくるめく官能の世界にいざなっていただけまする」
そう言ったものの八重も接吻したくてたまらなかったので、
周りに人影が見えないのを確認して、チュッと軽く唇を重ねた。
images (22)

二人の女が手をつなぎ、仲良く寝間に入ると
昨夜は一組だった布団が今夜は二組並べて敷いてあった。

上手の布団に千代を座らせ、八重は下手の布団にかしこまった。

「八重‥‥」
同じ布団の上にきて欲しいと、か細い腕を伸ばして八重を手招いた。

「千代さま、それはなりませぬ。
正室と側室が同じ布団に入るなど、あってはならぬことでございます」
そう言って誘いを拒むと、唇を尖らせて幼子が拗ねるような顔をした。

嫁いできたとはいえ、
まだまだ振り袖の似合う年齢の子供なのだと
あらためて感じずにはいられなかった。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

10:14  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

ただいまっ( ^o^)ノ

お久しぶり~♪
殿に仕返しするのかと思いきや・・・
違ってきたね。。。( ̄~ ̄;)ウーン 

今は覚えたての快楽を楽しんでいる様子だけどぉ・・・
どうなるんやろo(^ー^)oワクワク
影依 |  2016.07.18(月) 15:22 | URL |  【編集】

Re:影依さん、コメントありがとうございます

> お久しぶり~♪

おかえりなさい
温泉でリフレッシュして元気100%といったところでしょうか


> どうなるんやろo(^ー^)oワクワク

この3連休で最終話までの原稿をいただきました
お話は急展開しますよ ^^
ほーくん |  2016.07.18(月) 20:27 | URL |  【編集】

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