2ntブログ
04月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫06月

2016.12.24 (Sat)

聖夜を性夜に・・・ 前編

男は滅入っていた。

さきほど、出会い系サイトで落とした女を
助手席に乗せてラブホテルを目指していた。

電話の声は可愛かった。
こりゃ上玉を手にしたと期待していた。
だが、現れた女はひどい醜女(しこめ)だった。
『こりゃサギだぜ‥‥』
出張ヘルスなら間違いなくチェンジを申し出るほどのブスだった。
けれども挿入したくてウズウズしている息子を黙らせるわけにはいかなかった。

『まあ、いいか‥‥プロポーションは良さそうだし、
バックからハメたら顔は見なくてもすむしな』
そうと決まればサッサと挿入して、出すものを出したくて仕方なかった。

走行先にラブホテルの看板が見えた。

「ここでいいか?」

「ホテルですか?」

女はイヤそうな声を出した。

『おいおい、それが目的の出会い系だろうが!
ランチでも食べて、はいサヨナラでもする気だったのかよ』
若干、イラッとしたが次の女の言葉で俄然と興味がわいた。

「あの‥‥私、見られてないと燃えないんです‥‥
なんならカーSEXでもいいんです、してるとこを見られたいんです」

それは大いに興味があった。
だが、カーSEXは困る。
シートにシミを作りたくなかったし、
ナンバーを見た誰かに強請られないとも限らない。

「他人に見られるんならどこでもいいんだね?
じゃあ、そこのホテルにしよう。大丈夫、ちょっとした考えがあるんだ」

こりゃ、面白くなるぞ~
男も期待にワクワクしたが息子はそれ以上に喜んでピクピクしていた。
03.jpg


男は部屋に入るとすぐにフロントに電話をかけた。

『はい、フロントでございます』

「あのさあ、お湯がでないんだけど」
憤った口調で受話器に語りかけた。
『誠に申し訳ございません』
フロントは部屋の交換を申し出たが、
すでに服を脱いでくつろいでいるから部屋を移りたくないと断った。

「とにかくさあ、ちょっと来てよ!」
すぐに伺いますと言う言葉を確認すると、
急いでくれよと言って荒々しく受話器を置いた。
きっと相手にガチャンという音がしたことだろう。

「すぐ来るってさ」
女にそう告げると男は女をベッドに押し倒した。
女の感度はすこぶる良好だった。
陰唇に舌先が触れただけで
体をくねらせ「ああん、だめえ~」と鼻にかかった甘い声をだした。

シャワーを使わずとも小便臭さはなく、女特有の芳香がした。
陰唇の薄さに比べて肉芽の大きさは目を見張るものがあった。

その巨大な肉芽の円周を舌先が散歩すると、
もっと刺激が欲しいのか腰を男の顔に押し付けてきた。

「舐められるのは好きかい?」
問うと頭をガクン、ガクンと大きくうなづき
「大好きなの、舐められるのもハメられるのも‥‥」

膣(なか)はどうだろうか?
小ぶりの秘貝だが中はガバガバなんてことはないだろうか‥‥
試しに指を一本挿し入れてみた。
chapter_l_0088.jpg

男は驚いた。
細かな襞が指に絡みつく‥‥
挿し入れた指はさながらイソギンチャクの食指の中で泳ぐクマノミのように感じられた。
『こりゃ、上玉じゃねえか』
指を曲げて淫核の下あたりを引っ掻いてやると、
たちまち潤いが増して淫水が指を伝いピュッとこぼれた。

「お前、潮を噴くんだね」

「そうよ、誰かに見られながらセックスをすれば、
それこそシャワーのように激しく噴きこぼれるわ」

それは楽しみだ。
チョロチョロとこぼれる潮噴きは経験しているが、
AVのように激しい潮噴きにはまだお目にかかったことがなかった。

「早く誰か来ないかしら‥‥ねえ、来たら激しいのを見せつけましょうね」

誰かに見られながらするセックス‥‥
おまけにこれだけの名器‥‥
興奮がいやがうえにも高まる。
ひょっとしたらいつもより早く吐精してしまうかもしれない。

少しでも吐精を遅らせようと男は備え付けのコンドームに手を伸ばした。

「やめて!私、ピルを飲んでるの。中だししてくれていいから生で挿入して‥‥」
病気が怖かったがそれ以上に快楽を求める気持ちが勝った。

はやる気持ちを抑えられずに二人は一糸まとわぬ全裸になった。
シックスナインで互いの性器をしゃぶっていると「ピンポーン」とチャイムが鳴った。

「来たわ!」
女は満面の笑みを浮かべた。

「どうぞ、入って来てください」
男はドアに向かって叫んだ。

「失礼します」
従業員の女は顔を伏せて室内に入った。

「お客さま、ほんとうに申し訳ござ‥」
ベッドルームに足を踏み入れた途端、従業員の女は固まってしまった。

男女がシックスナインで舐めあっていた。
夫婦で舐めあう事はあっても、
他人が舐めあう姿を目の当たりにするのは初めてだった。

その姿は妖艶で、従業員の女は自分の官能の炎が一気に燃え上がるのを感じた。
男はお構いなしに女の股ぐらから顔をのぞかせて
「お湯がでないんですよ、確認していただけますか?」と
口元をテカらせながら平然と話しかけた。
48c8527404970709257a137228a782f7.jpg



テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

11:42  |  短編集  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

Comment

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://hawks5810.blog.2nt.com/tb.php/294-d472a572

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |