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2014.07.13 (Sun)

キャンバスの華

次郎は風呂敷袋を背負い、駅に降り立った。
家を捨てて上京したのだ
もう後には退けないという思いからか
ブルっと武者震いをした。

。。。。。。。。。。。。。。。

大正時代、尋常小学校すら行ったり行けなかったりの時代に
次郎は次男坊でありながら、両親は彼を溺愛してくれて
高等学校まで通わせてくれた
成績は校内では群を抜いていた。
師範教師たちは帝国大学への進学を勧めた。
両親もまた家系から大学へ進学する人材を輩出できるのならと
学費の心配などするなと大事な田畑をも売り払うつもりでいてくれた。

だが次郎には夢があった。
それは長途遠足(修学旅行)で訪れた東京で、学友と行った銭湯だった。
田舎の銭湯では寂れた建物であったのだが
やはり首都の東京の銭湯はハイカラだった。
湯殿の扉を開いたとたん、目に飛び込んできたのが大きな富士の絵だった。
『なんとも豪気ではないか・・・・』
元来、絵を書くのが好きな次郎は
学問よりも絵を書く芸術の道に進んでみたいと思っていた。

そのことを両親に打ち明けると烈火のごとく反対された
しかし、次郎は自分の夢を追い求めたいと訴えた。

「絵で飯が食って行けると思うのか!
そこまで意固地になるのであれば
お前など、もう息子でもなんでもない!!」
そう言って父は次郎を勘当にしたのだったのだった。

部屋で風呂敷に当面の下着や上着を包んでいると
長兄が部屋へ入ってきて銭の入った袋を次郎に握らせた。
「ある意味、自分の思いを押し通せるお前が羨ましい」
長男であるがゆえに家長である父に口ごたえなどできず
父が決めた人生のレールをしずしずと歩むしかなかった。

「そんなに高額の金銭は用意できなかったが、
それぐらいあれば2,3日は飯を食えるだろう・・・
その2,3日で頭を冷やし、父上に頭を下げに帰ってこい」
長兄もまた絵かきで飯を食っていけるほど容易い道ではないと思っていた。

次郎は頭を下げ、黙って銭を握り締めて家を飛び出した。
兄の進言を踏みにじるようで心が痛んだが、
次郎は二度と家に戻るつもりはなかった。

ただひとつ心残りなのは幼馴染の千代のことだった・・・
次郎は家を飛び出したその足で千代の家に寄った。

「いったい何があったのでございますか?」
旅仕度の次郎の姿に驚きながらも、いつもの逢瀬の畑の納屋に腰を下ろした。
「実は・・・・」
次郎は家を飛び出して上京し、絵の修行に出ると語った。

「嫌でございます!どうか、どうか千代も連れて行ってほしいです」
次郎の胸に顔を埋めて千代は泣いた。

絶対に成功して迎えに来てやるから・・・・
そう言ってこぼれ落ちる涙を舌で拭ってやった。
「後生でございます、千代を女にしてくださいませ・・・・」
貫通されることで千代は次郎のものだということを体に記しておきたかった。

「いいのか?」
そう聞くと千代は小さくうなづいた。
必ず迎えに帰ってくるという誓いをこめて千代を抱くことにした。
袴を脱いで褌を解いた。
千代は次郎の姿を目に焼き付けておこうと
目を逸らさずに次郎の「へのこ」(ペニス)を見つめた。

若い男の体はすぐに反応した。
「大きい・・・・これが私の陰戸(おまんこ)に収まるのでしょうか?・・・」

大丈夫、男女というものはちゃんと凹凸が収まるようになっておるのだ。
そう言ってみたが
次郎とて童貞であったのでちゃんと性交ができる自信もなかった。

着物の裾を割り、千代の脚を開いた。
千代の陰戸は陰毛が生えかけでかわいいものだった。
『どこに収まるべき穴があるのだ?』
陰戸のワレメにがむしゃらに腰を打ち付けた。
痛い・・・痛い・・・・
突き刺す度に千代は小さな声を漏らした。
『これが破瓜の痛さというものか・・・』
従兄弟の家に嫁いでいった長姉が
破瓜の時はとてつもなく痛いと千代にこっそり教えてくれた。
その痛みは処女膜を破るものではなく、
まったく見当はずれのところを突かれているための小さな痛みだということを
若い二人は分かっていなかった。

膣に挿入しなくても
陰戸あたりを突きまわっているうちに亀頭が刺激され、
次郎はあっけなく吐精した。

それでも二人は初めての性交を終えたつもりになっていた。

絶対に迎えに帰ってくるから待っていろ
懐紙で「へのこ」と「陰戸」を拭いながら次郎は千代に囁き、
風呂敷包みを握ると汽車の駅に向かって走り出した。

wahuku01s_048.jpg

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

15:29  |  キャンバスの華  |  Trackback(0)  |  Comment(6)

Comment

こういう大正?ロマンも好いですね。v-218
グレース |  2014.07.13(日) 22:18 | URL |  【編集】

Re: グレース さん

わあ~~
コメントありがとうございます
はい、大正エロロマンです
初の試みです (^_^;)
いろんな資料とにらめっこしながら書き進めていきたいと思います
ほーくん |  2014.07.13(日) 22:29 | URL |  【編集】

なんだか、初々しくてイイですねv-10

『ルナを女にしてくださいませ』なんて言ってみたーい!(笑)
v-130
ルナ |  2014.07.14(月) 00:27 | URL |  【編集】

Re: ルナさん

> 『ルナを女にしてくださいませ』なんて言ってみたーい!(笑)

おお!
是非とも処女膜再生手術を (笑)
そして2度目の貫通式のお相手には
どうか俺をご指名くださいませ m(_ _)m
ほーくん |  2014.07.14(月) 10:15 | URL |  【編集】

こんにちは

ほーくん 様

こんにちは^^
千代さんが

>「大きい・・・・これが私の陰戸(おまんこ)に収まるのでしょうか?・・・」

という所、とても初々しさを感じ可愛く思えました。

初めて同士っていいですね
もう2度と経験できないんだなぁと少し残念(笑
なほこ |  2014.07.14(月) 16:00 | URL |  【編集】

Re: なほこさん

なほこさんの初めての相手は
やはり童貞くんでしたか?
俺の場合、初めてどうしで
なかなかうまくいかなくて
やはり1回目は未遂に終わってしまいました ・゜・(ノД`)・゜・

緊張して球のような汗が
女性の胸の上にポタポタ落ちていたのを
今でもはっきりと覚えています
ほーくん |  2014.07.14(月) 16:29 | URL |  【編集】

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