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2014.07.14 (Mon)

キャンバスの華 2

さて・・・・
上京してみたのはいいけれど
どこへ行けばいいものやら・・・・

どなたかの画家に弟子入りするのが良いのだろうけど
急遽、上京したものだから、どんな画家がどこに住んでいるのやらも
何ひとつ下調べせずに来てしまった。

『そうだ!俺が感銘を受けたあの銭湯の壁画!!
あそこへ行けばあの画(え)を描いた人がわかるかも!』
その人に弟子入りしよう!
次郎の心は霧が晴れたように澄み渡った。

。。。。。。。。。。。。。。。

この家にあの絵を描いた画家が・・・・

銭湯で絵を描いた人を尋ねると案外とすんなりと教えてくれた。
土地勘がない次郎にとって教えてくれた住所を訪れるのは
けっこう骨を折る仕事だった。

玄関から声をかけてみたけれど返事は返ってこない・・・
留守なのか?
そう思いながらも念の為に引き戸に手をかけてみると
鍵がかかっておらず、すんなりと戸が開いた。

「ごめんください」
声をかけると「今、手が離せないから勝手にあがってきて」と返事が返ってきた。
女性の声だったから画家先生の奥方かもしくは女中さんかもしれない

次郎は声がした奥の間に足を進めた。
「お邪魔します」
声をかけて襖を開いて次郎は絶句した。
年若き乙女が一糸まとわぬ裸体でポーズをとりこちらに正面を向いて静態していた。
「す、すいません!!」顔から火が出る思いだった。
非を詫びて襖を閉めた。

「誰?なんの御用かしら?」

「あ、あの・・・・こちらに画家先生がお住まいだとお聞きしたので
先生を訪ねてやってまいりました」

「私に?・・・・どうぞ、遠慮せずに入ってらっしゃい」

次郎の予想に反して画家は女性だった
しかも次郎とは年齢も近い若い女性だった。

ありがとう、今日はもういいわ
そうモデルの女性に声をかけて、次郎に居間でお話しましょうかと
先に立って歩き出した

「で・・・・話を聞こうじゃないの」
居間で向かい合って絵の具にまみれた割烹着を脱いだ画家に見つめられると
妙にドギマギした。
こうやって洋服姿だと先ほど感じた年齢が近い女性というよりは
幾分年齢が上のお姉さんだと実感できた。

次郎は素直に弟子にしてほしいと直訴した。

「ふ~ん・・・弟子ねえ・・・じゃあ、あなたの作品を見せて」
作品もなにも次郎は学校の授業で何度かスケッチをしただけというのを
白状した

「はあ?・・・・あんた、それでよく上京したわね・・・・」
よくよく考えれば画家の言うとおりだった。
勢いだけで、上京さえすればなんとかなると考えてた自分が滑稽に思えてきた。

「絵は先生の弟子になって一から勉強します!どうか、弟子にしてください」
次郎にとっては彼女だけが唯一の支えなのだ。
ここで断られて放り出されたら尻尾を巻いて田舎に戻らなければならない。
なによりも今夜の宿が問題だった。
兄にもらったお金と自分の小遣いは汽車賃となってあっという間に消えた。
無理を承知で住み込みで弟子にしてほしいと床に頭を擦りつけて頼み込んだ。

「なかなかいい度胸してるじゃない・・・わかったわ・・・
じゃあ、試験しましょう・・・脱いで」

「はい?」

「そんなに広い家じゃないの、アトリエとここ食卓兼居間のこの部屋と
あとは寝室だけなのよ・・・・
住み込みってことは・・・あんたと同じ部屋で寝るということよ
布団だって一組よ、男と女が同じ布団に寝たら自然となるようになるものだわ
だから・・・あなたとの相性を試験させてほしいの・・・・」
そう言って彼女は舌なめずりした。

「わかりました・・・・
ぜひ、試験してください」
次郎は未遂に終わったのだと知らずに故郷での千代との件で
すっかり筆おろしをした気分になり、妙な自信に満ち溢れていた。

二人は向き合って黙々と脱衣した。
彼女は裸など見飽きてるのよと言わんばかりに次郎の裸体を眺めた。
「なかなかいい道具を持ってるじゃない・・・・」
そう言うなり彼女は次郎の「へのこ」を握った。

女性のか細い指で握られるなんて初体験だった。
その感触の気持ちよさにみるみると次郎は反応してギンギンに勃起させた。
それどころか鈴口からはおもらししたかのようにガマン汁さえ滲ませた

「やっぱり若いっていいわよねえ~」
そう言うと彼女はイチモツに顔を近づけて亀頭をペロリと舐めた。

「あひぃ・・・・」
次郎は情けない声を出して腰をビクンとさせた。
まさか「へのこ」を舐めるなんて・・・・
思いがけない行為だった。
でも・・・なんという甘美な感触なのだろう・・・・

「味見しちゃうわね」
言い終わらなぬうちに彼女は次郎のイチモツを口に含んだ
「あああ・・・・ダメですぅ・・・・」
次郎は女のように喘いでしまった。
夜行汽車に飛び乗ったものだから風呂にさえ入っていない。
しかも、昨夜は千代を抱いて吐精したのだ。きっと臭いにきまっている。
羞恥心で倒れてしまいそうだった。

「この匂い・・・・好きよ・・・・」
そう言いながら「へのこ」をチュウチュウ吸い、舌を絡ませながら
彼女は気が狂ったように頭を前後に振った。

「あああ・・・出る!!出ちゃいます!!!!」
無意識のうちに彼女の頭を鷲掴み、腰をグッと前に突き出したとたん
脳天に電撃が走り、おもいっきり彼女の口の中へ射精した。

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