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2019.09.18 (Wed)

女優 第三章 ~湯けむり編~ 16

『近藤真一? あの撮影担当の近藤さん?』
愛子は吸い込まれるようにギャラリーに入っていった。
画廊の作品は植物や風景写真がいっぱいだった。

『近藤さん違いかしら…』
安岡が近藤にヌードを撮らせれば天下一品だと
ベタ誉めしていた記憶があった。
なので、あの近藤であれば所狭しと
ヌード写真のオンパレードになっていたに違いない。

あの温泉での撮影を最後に
安岡と近藤がAV業界を去ったという噂を耳にしていた。
浮き沈みが激しいこの業界では珍しい事ではない。
安岡が辞めた事にはもとより気にも止めなかったが、
近藤とは求愛までしてくれた男だったし、
あの撮影旅行の帰りで
お互いにギクシャクして会話もせずに別れた事が
ずっと愛子の心の中で悔いとなって燻っていた。

ギャラリーを一通り見てから帰ろう…
そう思って奥へ脚を運んで我が目を疑った。
ひときわ大きな写真…
その写真の中で温泉の湯に浸かり微笑みを浮かべる女…
それは紛れもなく愛子自身だった。
『やっぱり近藤さんだ!』
こんな写真、いつ撮ったのかしら…
カメラ目線でない事から隠し撮りに違いないけど、
とても美しく撮影されていた。

zenra_kawaii-28016.jpg


「その写真、気に入ったのならお譲りしますよ」
いきなり背後から声をかけられた。
聞き覚えのある声に驚いて振り向くと、
そこには懐かしい近藤の笑顔があった。
「後ろ姿が似てるなあと思ったらやっぱり君だったか」
近藤は人目をはばからずに
愛子を抱き寄せて優しくハグしてくれた。

数時間後、二人はラブホテルの一室にいた。
小さなソファに体をくっつけるように座り、
あの撮影旅行の後のことを近藤は話してくれた。
「いろいろ悩んだけど、俺、
やっぱりあの業界には向いていないと思ったから、
思い切って写真家としてやっていくことにしたんだ…
幸いにも大きなコンクールで金賞を取らせてもらって
それからはうなぎ登りさ」
君とセックスしてから運が向いてきたのかな…
だとしたら君は俺にとってあげまんの女なんだと思うよ
近藤はそう言って愛子にキスをした。

kiss7_87.jpg

お互いにシャワーも済ませていなかったが、
どちらもこのムードの流れを切るのがイヤで
行為を遮る台詞を口にすることはなかった。
近藤の手が自然と愛子の胸を弄る。
キスで近藤に唇を塞がれながらも
愛子は「ああん…」と甘い声を漏らした。
唇を塞がれているがゆえに、
その甘い声はくぐもり、妙に淫靡な喘ぎ声となった。
近藤の手が胸の膨らみを求めてくる。
左手は膨らみを揉みながら
右手は愛子の背に回してブラのホックを外し始める。
愛子はホックを外しやすいように体を近藤に預けて
ソファの背もたれから体を離して
近藤の右手が自由になるスペースを作って上げる。
ほどなくすると、
胸の膨らみを縛り付けていたブラのカップが緩まり、
乳房は近藤の手を待ち侘びて震えた。
近藤の手は待ってましたとばかりに
乳房とブラのカップの境目に出来た空間に忍び込んでくる。
何度か乳房を揉んでおっぱいの柔らかさを楽しむと
乳首を見つけた手のひらが優しく転がすように愛撫する。
ブラのカップに押し込まれ、
やや陥没気味の乳首があっという間に勃起する。
コロコロと乳首を手のひらで転がした後、
近藤の指がやや強めに愛子の乳首を摘まみ上げる。
痛いほど捻り上げられたにも関わらず、
愛子の口から発せられた声は甘く切なく
近藤の耳奥を刺激した。
「だめ…気持ちイイ…力が抜けちゃうわ」
AVの仕事でもこれほど甘い声を出したことがない。
心底惚れている男にだけ聴かせる
愛子の天使のさえずりだった。

0021gifer014_27.gif

ブラのホックを外し、役目を終えた近藤の右手が
ベルトを弛めてホックを外してファスナーを下げる。
『何をして欲しいかわかっているんだろ?』
そう言わんとするかのように
右手を愛子の後頭部に這わせて
屈めよとばかりに愛子を股間に導く。

前開きトランクスを着用していたので、
愛子は布地がクロスしている部分から手を差し入れて
近藤のペニスを引っ張り出す。
やや勃起仕掛けのペニスは外気に触れて自由になると
愛子の手の中で
みるみるうちに強靱な硬さと大きさを保ち始めた。
AV男優のようにDVD視聴者に『見てみろ!』と
勝ち誇るような大きさではないが、
それは愛子だけのために勃起して
尿道口からは嬉し涙さえ浮かべていた。
「私だけのおちんぽ…」
愛しさがどんどんましてゆく。
亀頭の先に口づけをして尿道口をチュ~と吸い上げ、
近藤の嬉し涙を啜りとる。
本番前に何度も洗い、
準備万端のAV男優のペニスと違って
それなりに臭さと塩っぱさを感じたけど、
それを味わうことが出来るのが
愛した者の特権だとばかりに愛子は美味しくいただいた。
熱い強張りを口に含むと「おおっ!」と、
近藤は背を反らして身悶えた。
『もっと気持ちよくさせてあげるわ』
愛子は、その肉茎に舌を絡ませ、
タップリの唾液で上下に擦り上げる。
ハアハア…近藤の荒い息が聞こえる。
近藤の手が待ちきれないとばかりに愛子の股間に伸びる。
DVD視聴者を意識して「どこを触って欲しいんだい?」とか
「君も触ってもらいたいんだろ?」などと
野暮な台詞など吐かずに
愛する二人に言葉は無用だった。
ショーツを脱がす時間さえ待ちきれないとばかりに
近藤はショーツのクロッチ部分を横にズラすと、
わずかな隙間から顔を覗かせた割れ目に顔を埋めた。

2016020818000005.gif

舌先で陰唇を丁寧に舐めあげていく。
まるでそれはドアを開く前に
ノックするかのように静かにじっくりと舐める。
きっと陰唇の裏側には
白い恥垢がこびりついているに違いない。
近藤の舌はそんなものなどお構いなしに
モッティレラチーズを味わうかのように
陰唇の裏側を綺麗にしてゆく。
決してAV男優には見せることも
味あわせることのない愛子の恥ずかしいモノ…
愛する男だからこそ全てを見せることが出来た。

「我慢できないんだ。このまま挿入したい」
近藤の腰が引かれて愛子の口からペニスが逃げてゆく。
そのまま体勢を入れ換えて愛子は脚を大きく開かされた。
「えっ?着衣のままで?」
「欲しくてたまらないんだ」
そう言ってショーツの脇からペニスを突っ込んできた。
二三度、陰唇のドアに侵入を拒まれたが、
愛子も感じていたせいで陰唇の扉の中は大洪水だったので
ノックされればいとも簡単に近藤のペニスを迎え入れた。
濡れているのはわかっていたが、
挿入された瞬間ヌチャッっと音を立ててしまったので
愛子は赤面した。
おまけにぐぐぐっと奥まで挿入されると
愛液が逃げ場を失って
ジュポジュポッと
おまんことペニスのミクロンの隙間をぬって
おびただしくショーツの脇を濡らした。
「こんなにも濡れていたんだね」
感激のあまり近藤が口走った。
「恥ずかしい…」
愛子は両手で顔を覆った。

panzura_0.jpg

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

16:30  |  女優  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

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