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2020.10.23 (Fri)

蒼い春 19

愛し合った余韻が体も心も暖かくさせる。 
奈央は沢口に腕枕をしてもらい
体を半身にして沢口の乳首を弄っていた。 
若い2人は愛の終焉という言葉を知らなかった。 
1戦を交え終わった今も
奈央の局部は新たな潤いが湧き上がり、 
沢口の股間の息子が
ムクムクと首を上げはじめていた。 
奈央は沢口の乳首で遊ばせていた指を
腹筋で割れている腹のダンダン畑を滑らせ 
今まさに起き上がろうとしているモノを掴んだ。 
「颯太のココ・・・すごい・・・
さっき出したのに・・・もうこんなに・・・」 
「きっと奈央が相手だからだよ。
いつもはすぐにおとなしくなるんだぜ。」 

2020102311223593e.gif

まあ、ほんとかしら・・・ 
奈央の愛液にまみれた颯太のペニスを
口できれいにしてあげようと
体を起こして 股間に顔を近付けたそのとき・・・・ 
けたたましい電子音が部屋中に鳴り響いた。 
枕もとに備えつけられている電話からの着信音だった。 
なんだよ一体・・・
小声でブツブツ言いながら
腕を伸ばして沢口は受話器を取った。 
「はい・・・」 
『お客様、当ホテルは夜11時を過ぎますと、
宿泊料金を追加させていただきますが、
ご宿泊でよろしいでしょうか?』 
枕もとのデジタル時計に目をやると
時刻は10時45分だった。 
「やば!!!」 
そう叫ぶと、受話器に向かって
「えっと・・チェックアウトします。」
そう言って受話器を元に戻した。 
「奈央ちゃん、帰らなきゃ。
思ってたより時間が経過していたみたいだ。
月島先生は食事だけと思っているだろうから
あまり遅くなると心配させてしまうよ。」 
そのとおりだわ。 
まさか2人が愛し合う関係になってしまってるなんて
思ってもいないはずだわ。 
慌てて身支度を整え、
ホテルを飛び出し大通りでタクシーを捕まえると
帰宅の途についた。 

20201023114724337.jpeg

月島邸は明かりが煌々と灯っていた。 
腕時計を確認すると12時近くになっていた。 
就寝の早い夫妻がまだ起きてる? 
「今夜は、遅いからこれで失礼するよ」
タクシーの中の沢口としばらく見つめ合った。 
タクシーの運転手が苛立って
「出していいですか?」と発車を促した。 

小さくなるテールランプを見届け 
玄関の鍵をバッグから取り出し、
静かに解錠して中の様子を窺った。 
明かりはついているものの物音ひとつしなかった。 
帰宅のために明かりだけを灯してくれてたのだろうか。 
「ずいぶん遅かったね?」 
いつの間にか月島が玄関に現れていた。 
「こんなに遅くまで出歩くことを
許可した覚えはないんだがね!
奈央ちゃんは私たちにとって娘同然なんだ。
遅くなるなら遅くなるで
電話一本ぐらいかけてきたらどうだね。」 
この家に世話になってから初めての叱責だった。 
ごめんなさい・・・・ そう言うのがやっとだった。 
目に涙を浮かべ、
部屋でうな垂れていると弓子が部屋に入ってきて 
「怒られたわね」そう言ってクスッと笑った。 
「一度ね、父親気分になって叱ってみたかったんだって。
でも心配したのはホントよ
これからは遅くなるときは連絡しなさいね。」 
そう言ってやさしく抱きしめてくれた。 
「あらっ?」 弓子が奈央の体の匂いに気づいた。 
「そっか~、そういうことか~」 
嬉しそうに笑って今度はギュウッと強く抱きしめた。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

00:00  |  蒼い春  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

愛に溢れて・・・

暖かいお話ですね。
心まで温まります。😊
風花(かざはな) |  2020.10.24(土) 08:44 | URL |  【編集】

Re: 愛に溢れて・・・

風花さん、コメントありがとうございます
いつだって親は子供の事を思って叱ります
それは愛情なんですが、そうとは受け取らずに
それを根にもって逆恨みした事件が後を経ちません。
セックスや遊興の時間が欲しくて子供を虐待する世の中の根絶を望みます。
ほーくん |  2020.10.24(土) 09:23 | URL |  【編集】

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