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2020.12.24 (Thu)

聖夜の縁結び

都心から離れた山里の無人駅で電車を降りて
里見俊太郎は目的の神社行きのバスに揺られていた。

人里離れた神社とはよく言ったもので
車窓の景色からは民家とおぼしき家屋が全く見えなくなった。
『クリスマスイブだというのに
俺はいったい何をしてるんだか…』
友人の山岡がこの夏、
京都の有名な縁結びの神社にお参りしたら
すぐさま彼女ができた。
ご利益ってほんとにあるんだな…
迷信や宗教などあまり信じない俊太郎だったが
内心、彼女が出来た友人を羨ましく思っていた。
あれ以来、数々の縁結びの神社仏閣に脚を運んだが
これといった霊験は授かっていない。

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今回向かう先は有名な神社ではなかったが
山奥の神社だけにご利益がありそうだった。
『ここでダメなら神頼みなんて終わりにしよう』
目的地に降り立った俊太郎はいよいよ神社に足を踏み入れた。
山奥だから寂れた神社を想像していたが
本殿はなかなか立派な建物だった。
俊太郎は五円玉を賽銭箱に入れかけて
もう少し奮発しようと思った。
十円玉2枚と五円玉ひとつ。
重々ご縁がありますようにと語呂合わせのつもりだった。
参拝を終えて恋愛成就のお守りを買うために
社務所に立ち寄った。
そこでふと「山里駅行きのバスは何時発ですか」と尋ねた。
「えっと…たぶんこの時間だともう無いですよ」と
巫女さんが教えてくれた。
「えっ?そんなに早いんですか?」
僕は愕然とした。
まさか山道を徒歩で降りていくわけにはいかない。
だって、バスでさえゆうに1時間もの道のりだったんだから…
「あの…良ければうちに泊まりますか?」
巫女さんの言葉は渡りに船だった。
図々しいとは思いながらも
僕は彼女の好意に甘えることにした。

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とはいえ、彼女の家まで山を登り20分は歩かされた。
たどり着いたのはかなり広い古民家だった。
「あの…ご家族様に挨拶を…」
急にこんな若造が来たんだから驚くに違いない。
ちゃんと理由を説明しないと…
「うふふ…大丈夫ですよ。この家には私一人だから」
こんな大きな家に独り暮らしだなんて、
きっと訳ありなのだろうが
あえて僕はその理由を聞かないことにした。
夕食をご馳走になり、
ちゃっかりとお風呂までいただいてしまいました。
「ここでお休みになってください。
今夜は冷えるので寒かったら遠慮なく申し出て下さいね」
確かに彼女の言う通り深夜になって底冷えしてきた。
こりゃ寒くて眠れそうもないなと思っていたら
襖が開いて彼女が部屋へ入ってきた。
「やっぱり今夜はすごく冷えますね」
そう言うと静かに僕の布団に潜り込んできた。
「えっ?」
驚く僕に
「知ってます?こうやって添い寝すると温かいんですよ」
布団に潜り込んだだけじゃなく
僕の体にピッタリとくっついてきた。
「いや、あの、ちょっと」
何がなんだかわからずに僕は彼女の体から離れようとした。
だが、しっかりと僕に抱きついた彼女は離れない。
おまけにパジャマを着ているものの
当然のことながらノーブラなので
彼女の柔らかい胸の膨らみが僕の肘に…
男の生理現象であっという間に僕は勃起していた。
襲いかかりたい衝動に駆られたけど
一宿一飯の恩義に背くようなことはできないと
勃起しているのを悟られないように
両手でちんぽを押さえつけた。
二人は無言で数分間の時間が流れた。
「私、魅力がないですか?」
先に言葉を投げかけてきたのは彼女の方だった。
「いえ…そんなことは…」
彼女に抱きつかれ、
暖かいどころか僕はドキドキしちゃって汗ばんできた。
「ねっ…お願い…」
彼女の華奢な手が僕の下半身に伸びて
僕の手を掴んで引っ剥がした。
そして無防備になったちんぽを握ってきた。

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「あへっ!」
コメディアンのギャグのように僕は情けない悲鳴を上げた。
これってどう考えても
彼女が誘ってきてるってことなんだろうけど、
童貞の僕はどうしていいのかわからなかった。
「もしかして初めて?」
童貞です、どうしていいのかわかりませんと
言うのも恥ずかしくて僕は黙ってコクりとうなづいた。
「私に任せてくれたらいいからね」
彼女は布団に潜り込んでちんぽを引きずり出しました。
そして生暖かい感触に僕のちんぽは包まれた。
『こ、これってフェラチオされてるんだよな?
うわ~っ!見てみたい!
俺のちんぽが彼女の口の中に呑み込まれているところを…!』
僕の願いが通じたのか、彼女はおもむろに布団を跳ねのかた。
「うふっ、酸欠になっちゃうから…」
たちまち体が冷気に包まれたが不思議と寒さは感じない。
いや、それどころか心臓が早鐘を打って熱いぐらいだ。
僕はそっと自分の股間を見てみた。
彼女は垂れてくる髪の毛を手で押さえながら
ちんぽを咥えていた。
そして上目使いで僕を見つめるものだから
自然と彼女と目があってしまった。
「あなたのおちんぽ美味しいわ」
そう言うとズズズっといやらしい音を立てて
頭を前後に振り始めた。

20201224172808317.jpeg

「あああ!」
僕は情けない声を上げてしまった。
手でシコシコするよりも何倍も、
いや、何百倍も気持ちよかった。
だが、その気持ちよさはいきなりの高潮に呑みこまれる。
「あっ!で、出る!出ちゃいます!!」
言葉が言い終わらないうちに
ドクドクっと自分ではコントロールできないほどの射精を
彼女の口の中に放出してしまった。
彼女はそれをゴクリと呑み込んだ!

「うふふ…美味しかったわ」
僕のモノが残る香りがする唇で彼女はキスをしてくれた。
ファーストキスはレモンの味なんて言う奴がいるけど
僕のファーストキスはちょっぴり塩辛かった。
「まだ出来るよね?」
エキスを放出して萎れかけているちんぽを
彼女はか細い指でシコシコしてくれた。
あっという間に放出前の硬さが甦った。
「じっとしてて…」
彼女はパジャマのズボンとショーツをまとめて脱ぎ去ると
僕に股がってきた。
「出したくなったら出していいからね
私、安全日だから気兼ねなく出しちゃってね」
そう言って彼女は僕のちんぽに指を添えて導き始めました。
クチュ…
亀頭の先に唇で包まれた時とはまた別の
柔らかいものに包まれた。

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「気持ちいい…」
セックスってこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった。
「でしょ?まだまだ気持ちよくなるわよ」
彼女も気持ちいいのかハアハアと呼吸が荒くなっていた。
次の瞬間、彼女が腰を落としてきた。
「うわぁ~っ!」
なんと表現したらいいのだろう。
お湯の壺にちんぽを浸したような…
温かいスポンジの塊の中にちんぽを突っ込んだような…
それでいて肉茎の全体をいろんな角度で締め付けてくる。
彼女に「じっとしてていいからね」と言われていたものの
生まれついての男の本能というのか
僕は彼女を突き上げるように腰を
下からバコンバコンと跳ね上げていた。
「凄い!あなた凄いわ!!」
彼女は自分でおっぱいを揉みはじめ、
ちんぽへの締め付けが強くなって痛いほどだった。
「気持ちいい!気持ちいいわ!!」
彼女の体が崩れ落ちるように僕にしがみついてきた。
「抱いて!強く抱きしめてぇ~っ!」
僕は腰をヘコヘコさせながら彼女の体をまさぐるように
手を這わした。
ぷりぷりの尻を撫で、たわわな乳房を揉みまくった。
彼女は素敵な女だった。
僕の動きに合わせて「あん!あん!ああん!いやん!」と
男が喜ぶ声を可憐に発した。
時間が止まればいいと思ったが
残念なことに童貞男の初体験なんてあっという間だ。
中に出してもかまわないと彼女が言っていたので
「あああ!逝くよ!!」と宣言して腰を競り上げて
彼女の最深部にまでちんぽを突き刺して
ありったけの精液を彼女に注ぎ込んだ。
彼女も「ああ~っ!出てる!出てるわ!!」と悶えて
僕の体の上でグッタリとなった
情けなくも僕のちんぽは萎れてしまい、
おまんこからヌルリと抜けた。
彼女がそのまま布団を被ったので
彼女の体の暖かさが一気に僕を包み込み、
彼女を抱き抱えたまま僕は眠りに落ちた。

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翌朝、
僕たち二人は仲良く手を繋いで山道をおりていた。
彼女は神社の社務所で今日も仕事だ。
神社前のバス停で僕らは別れた。
鳥居をくぐって歩き出す彼女の背中に向かって僕は叫んだ。
「また来るから!きっと来るから!
その時はまた泊まらせてくれるかい?」
声が届いたのだろう、彼女は歩みを止めた。
そして振り向き様に
「きっと会いに来てね~っ!大好きよ~っ!」と
大きな声でそう言ってにっこりと笑った。

20201224224545a23.jpeg
。。。。。。。。。

連載中のピンクの扉 第三章をお休みさせていただいて
毎年クリスマス恒例の短編をお送りしました。
(過去作品はカテゴリー「短編集」でお楽しみ下さいね)

今年はコロナで外出&会席禁止ということで
素敵な出会いをする男女が少ないかもしれませんね
かくいう我が家も
ケーキとチキンを食べるだけのクリスマスになりそうですけど…
唯一の楽しみはFC2ブロガーさんの「クリスマスだから特別よ」という際どい画像を見て目の保養をするぐらいでしょうか。
来年こそは笑顔でワイワイ賑やかなパーティーが出来ることを祈りつつ聖夜を向かえたいと思います。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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Comment

メリークリスマス(^^♪

おはようございます(*'▽')

本当に来年こそは
気兼ねすることなく
クリスマスを楽しみたいですね(;^ω^)
遊誠会 |  2020.12.25(金) 06:11 | URL |  【編集】

Re: メリークリスマス(^^♪

旦那さん、コメントありがとうございます
メリークリスマス♪
ほんとはgo to を利用して
どこかの温泉でクリスマスを迎えるのもいいねなんて計画してたんですよ
予約する前にgo to が停止になったので計画は無しになりましたが…
2月はパートナーさんの誕生日月なので城崎温泉を予約してあります
それまでに往来が解禁になることを期待して
今はおとなしく自粛を続けようと思います
ほーくん |  2020.12.25(金) 09:00 | URL |  【編集】

性なる夜に・・・

クリスマスイブに神社の巫女さんと性夜を迎えるなんて・・・
むむむ、キリスト様もサンタ様もビックリです(◎_◎;)❕

まあ、気持ち良ければなんでもアリですよね😅
メリークリスマス🎄🎅
風花(かざはな) |  2020.12.26(土) 19:22 | URL |  【編集】

Re: 性なる夜に・・・

風花さん、メリークリスマスでした
巫女さんって、どうしてあんなにセクシーなんだろ…
もちろんバイトするときに容姿が基準の一つなんだろうけど、あの衣装のまま犯してやりたくなるのは私だけでしょうか…
ほーくん |  2020.12.28(月) 07:52 | URL |  【編集】

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