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2014.10.06 (Mon)

キャンバスの華 25

「おお、そうかそうか挿(さ)して欲しいかい」

風呂屋の旦那は相好を崩して喜んだ
片足立ちでつらそうにしている華の脚を降ろして、
さあさ、こっちへ来いと簀子(すのこ)の洗い場へと手招いた。

この男が好きなのではない
私は、ただ、もやもやする陰戸に、へのこ(陰茎)で掻き混ぜて欲しいだけなのだと
自分に言い聞かせて簀子(すのこ)の床に体を横たえた。

「ほらほら、男を知らぬ身体でもあるまいし、
そんなに脚を閉じてちゃ挿せるものも刺さらんわい」
旦那が華の両足首を掴むと、これでもかとばかりに開脚させた。

「ああ・・・・そんな・・・・」

「おお!!きれいだ、
淫らな雫(しずく)に濡れそぼってキラキラと光り輝いておるではないか」
湯気逃しの小窓から差し込む柔らかな陽光が
華の身体を包み込んでいた。

おもいっきり開脚させられた脚の間に旦那はひざまずいた。
そして己の皮かぶりのへのこに手を添えて、根元に向かって皮をむいた。
「ほれ、こうすれば普通のへのこ(陰茎)と
なんら変わりはないんだからね。
すっごく気持ちよくさせてやるからね」

桃色のきれいな亀頭が華の陰戸をこじ開けようと
少しずつ近づいてきつつあった。
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「若い殿方は子種の汁もたっぷりなんだねえ・・・・」
千代紙で陰戸から流れ出る精液を慣れた手つきで拭うと
女将は千代紙に染みついた子種の汁を見つめて妖しげに微笑んだ

次郎の興奮しきった体は子種をぶちまけてからも
大量の汗が噴き出していた。
女将は次郎の額に浮かんだ汗の玉を柔らかな舌で舐めとり、
「若い男の汗はいい味がするよぉ」と耳元で囁いた。
その吐息交じりの聞き取れぬほどの小声が妙に淫靡で
ゾクゾクと体が震えた。

それを女将は汗で体が冷えかけていると勘違いした。
「やだ、あんた震えてるじゃないのさ」
湯で絞った手拭いで体を拭いてあげるよと
次郎の手を取って浴場へと連れ出した。

「湯は張ってないけど、うちの旦那が『ぼいらあ』の試運転だと言って
釜に湯を焚いてたから蛇口を開ければ湯が出るはずだからね」
だが、すっぽんぽんの丸裸で行くというのは・・・・
こんな姿を華と旦那さんに見られたら・・・・

次郎がためらうと
「大丈夫、女湯の絵を描いてるんだもん、
こっそり男湯に入ればいいのよ」と次郎の心配をよそにどんどんと歩みを進めた。

男湯の脱衣場にに入ったところで、女将は「あら?」と歩みを止めた
『なぜ、うちの旦那の服が・・・』
脱衣場の隅に旦那があわてて脱いだ服が散乱していた。

『え?・・・・・まさか・・・』
その横の脱衣籠(かご)の中に女物の衣服が・・・・

女将の視線を追って次郎も脱衣籠(かご)の中身を確認した。
「お、女将さん・・・これって・・・」

「あ・・・いえ、なんでもないの、
あ!そうだ、やっぱり母屋の浴室に行きましょ。
狭いけどそのほうがあんたと密着できるし・・・・」
女将が次郎の手を取って「さあ、いきましょ」と言ったその時・・・!!!

「ああん・・・・いやん・・・やっぱりダメぇ!!」
華の甘えたような声が耳に飛び込んできた

『華!?』
ま、まさか・・・・・
次の瞬間、次郎は女将の手を振り切って湯殿に走り出した。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

15:08  |  キャンバスの華  |  Trackback(0)  |  Comment(8)

Comment

大正ロマン

復活ですね、やはりこちらの方が風情があって好いです。v-9
グレース |  2014.10.06(月) 22:34 | URL |  【編集】

ばんわ♪

(*゚∀゚)ワォ
次郎さん、華さんの声聞こえちゃったのねぇ~。
どうなるんやろ~o(^O^*=*^O^)oワクワク

華さんが他人棒に犯されてるのを見て(/o\)
ジェラって逆上ならぬ、逆欲かなぁ~~(*'艸`)
影依 |  2014.10.06(月) 23:33 | URL |  【編集】

次郎…
自分は女将とやっておいてっと言う気持ちもありますが、
次郎の気持ちも分かります。
自分は色々な人と楽しみたいけど、
相手にはそうして欲しくない。

華が風呂屋の旦那にやられるのを阻止できるのか?
Horney Honey |  2014.10.07(火) 08:26 | URL |  【編集】

前に女将さんから旦那さんが華さんの事狙っているみたいな事言われてたはずだけど、
どこかで華さんは大丈夫という気持ちがあったから女将さん
と楽しんでしまったのかなぁ…
それなのに華さんの甘い声を聞いて焦っている感じでしょうか?
やっぱり次郎さんは華さんが気になるんですね(≧▽≦)
リズ |  2014.10.07(火) 10:03 | URL |  【編集】

Re: グレースさん

えへへ・・・・
軌道修正に必死ですわ (笑)
風情ですか?
そうですね、そのお話が持っているカラーを大事にせねばですね
いやほんと、ご指摘ありがとうございました
ほーくん |  2014.10.07(火) 10:18 | URL |  【編集】

Re: 影依さん

ほかの男に貫かれてるかもしれないという疑惑は
女将さんに吹き込まれていたけれど
実際に現場に遭遇してしまうと・・・

自分は他の女を抱けるのに
自分の女だと思っていたのに他の男には抱かれてほしくない・・・
男の身勝手さですね

ほーくん |  2014.10.07(火) 10:23 | URL |  【編集】

Re: Horney Honeyさん

男の身勝手さが色濃く出た章ではないかと思います
ただ当時は断然に男尊女卑の世界ですからね
男は他の女と密通しても女が罰せられるという時代・・・

さてさて、そろそろ最終章に入らねばならぬのに
どうしましょ・・・ wwww
ほーくん |  2014.10.07(火) 10:27 | URL |  【編集】

Re:リズさん

> どこかで華さんは大丈夫という気持ちがあったから女将さん
> と楽しんでしまったのかなぁ…

そうですね
自分は誘惑に弱いくせに華であれば芯のしっかりした女だからという
安心感は持っていたと思います
所詮、男って独占欲の強い生き物なんです
ほーくん |  2014.10.07(火) 10:29 | URL |  【編集】

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