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2017.08.13 (Sun)

バツイチと呼ばないで 6

いつしか太陽は少し西に傾きはじめていた。
それに抗うように気温はその日の最高気温に達しようとしている。
希美子の家を後にした康介を紫外線の波状攻撃が襲いかかる。
エアコンのよく効いたアトリエでしっかりと冷えた躯があっという間に溶けはじめる。
だが、康介の心はお花畑の真ん中にいるように爽やかだった。
「康介!」
不意に背後から呼び止められた。
声のする方を振り返ると水泳部OBの桑山蒼太であった。
「蒼太先輩、こんにちは」
縦社会の運動部は先輩を敬うということを徹底的に体に染みこまされる。
部活以外でもこうして街角で出会ったりしたら90度に体を折って深々と一礼をする習わしだ。
「部活はどうした?」
康介は答えに窮して上手い言葉を見つけられずに口ごもった。
「辞めたのか?」そういう蒼太先輩も大学に入学してすぐに水泳を辞めたと聞いていた。
「まあ、色々あるからな。話を聞いてやるから俺の家に来い」
今は早く家に帰ってフェラチオの余韻に浸りかったのだが先輩に来いと言われれば従うしかなかった。

「康介、麦茶でいいだろ?」
蒼太は康介が炭酸飲料が飲めないというのを知っていったので
冷蔵庫の中にコーラーがあるのを見つけたが麦茶をコップに注いだ。

「で、なんで辞めるんだ?」
「タイムが伸びなくなって、もう限界かなあと…」
「勿体ない。お前、素質があるのに」
そう言ったあとに俺と違ってなと小声でボソッと言った。
「でもお前、好きな水泳を辞めるというのにさっき声をかけたら何だか顔がニヤけてたな」
「そ、そうですか?」
フェラチオをしてもらって感激のあまり心が弾むのと同時に表情に表れていたようだ。
「そりゃ嬉しいよな。あんな美熟女にあんなことをされたら」
えっ?
「俺の家は彼女の裏なんだぜ」
見てみなと窓から外を見せられた。
2階の先輩の部屋からは希美子のアトリエが丸見えだった。
「ショックだったよ…お前があんなに嬉しそうに腰を振っていたんだから…」
ヌードモデルを頼まれたのだが勃起してしまったので
フェラチオで抜いてもらって萎ませてもらっていたのだと弁明したが取り合ってくれなかった。
「嘘つけ!そんな美味い話があるもんか!」
どうしよう…このことを両親に告げ口されたら…
「心配すんな、チクったりしねえよ…」
その言葉にホッとした。
「その代わり…」
先輩の目が豹変した。
「脱げ!」
「えっ?」
「脱いで裸になれ」
何がなにやらわからずに康介はTシャツを脱いだ。
「下もだよ!素っ裸になれよ」
先輩が在学中は更衣室やシャワー室でお互いに裸を見られあった間柄なので抵抗もなくオールヌードになった。
気づけば先輩も衣服を脱いで裸になっていた。
男同士、羞恥心はなかったが、先輩の股間を見て目を丸くした。
ペニスが隆々と勃起していたのだ。
「せ、先輩…」
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驚く康介に追い打ちをかけるように蒼太が抱きついてきた。
「ずっと前からお前の事が好きだったんだ!」
小柄な康介なので躯の大きい蒼太に組みしだかれては逃げようがなかった。
脚を絡められ、腕をガッチリとホールドされて康介は蒼太の下で大の字にされた。
「好きだ!康介、お前が大好きだ!」
あっという間に唇を奪われた。
これが康介のファーストキス…
甘い恋愛感情もなく、しかも男に唇を奪われた。
「いいだろ?なっ、いいだろ?」
一度でいいんだ。俺の夢を叶えさせてくれ!
そう言って康介のペニスにしゃぶりついてきた。
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「うわッ?!ダメ!先輩やめてください!!」
抵抗を試みた康介だったが蒼太のフェラチオもなかなか上手でみるみるうちにペニスは勃起した。
「おまえ、あの女の口の中で射精したな?すごく精液の味がする」
その味を愉しむようにチュウチュウと吸い上げる。
「やめて…ほんと、ヤダよこんなの…」
康介の目から涙がこぼれた。
「すぐだから、すぐ終わるから」
康介の躰を押さえつけながら、
腕を伸ばしフロアに無造作に置かれていたコールドクリームの瓶を手にした。
康介のペニスを吸いながら器用に片手で蓋を開けると
指を瓶の中に突っ込みクリームをすくい上げると康介のアヌスに塗りたくった。
冷たい感触がお尻の穴を襲う…
「じっとしてろよ…すぐだからよォ!」
クリームまみれの指がアヌスに侵入してくる。
子供の頃、便秘だと母親に相談したときにイチジクの形をした浣腸をされた経験はあるが、
男のゴツい指はその比ではなかった。
「痛いィ~!お願いだからやめて…」
大声で助けを呼ぼうか…でもこの姿は誰にも見られたくなかった。
女のようにか細い声でやめてほしいと哀願するしかなかった。
その声がかえって蒼太を興奮させた。
力任せに康介を四つん這いにさせると、
自分のペニスにもクリームを塗りたくり亀頭の先を康介のアヌスにキスさせた。
冷たいクリームを押しのけて灼熱のペニスがアヌスを襲う。
指でほぐされていたアヌスはクリームの滑りの助けを得て蒼太のペニスを受け入れてしまった。
「ああァ!俺は康介と一つになったんだ…夢のようだ!」
ググッと蒼太のペニスが奥まで侵入してくる。
根元まで突っ込むと入ってきた倍の速度でペニスを引いた。
「アアァ!いやだア!!ッ」男にアヌスを犯されているというのに
腰を引かれる感覚は硬い便を排便するときの気持ちよさに通ずるものがあった。
「気持ちいいだろ!?ほら、もっとよがれよ!」
先ほどまで希美子の口にピストンしていたように康介のアヌスをピストン運動で攻め続けた。
蒼太は腕をまわして康介の乳首を捻る。
「だめッ!い、痛くしないで…」
痛みの中に快感を見つけた康介の乳首はビンビンに勃起した。
「うおッ!おおッ!」
蒼太は夢中になってがむしゃらに腰を振った。
「逝くからな!お前の尻の穴に思いっきり出すからな!」 
そう叫ぶと根元までギッチリと埋めると腰をビクンビクンと跳ねさせて大量のスペルマを康介の直腸の中に噴出させた。
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家までの道すがら、ずっとお尻に異物が入っているようだった。
先輩の部屋を後にするとき
「また、溜まったらお願いするからな」と言われた。
多分断れば希美子との事をバラされるだろう…
どうしようもなく涙が溢れて止まらなかった。

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13:10  |  バツイチと呼ばないで  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2017.08.15 (Tue)

バツイチと呼ばないで 7

翌日の午後も康介は希美子の家を訪問していた。
午前中に内装業者に来てもらい各窓にブラインドカーテンを取り付けたようだった。
「ほら、これでかなり涼しくなるわよ」
そう言う通りエアコンの効きが昨日までとうって変わってよく効いていた。
このカーテンが前日に着いていれば
先輩に希美子との事を見られずにすんだのにと思うと康介の心は沈んだ。
そんな元気のない康介の表情を読み取った希美子はおそらく昨日のことを後悔しているのであろうと思った。
「康介君…もし昨日のことがイヤだったのならお互いに昨日の出来事はきれいさっぱり忘れましょう。
そして、お互いに単なるご近所さんという関係に戻りましょうね」

希美子は康介が先輩に犯された事を知らない。
もし、康介が男に犯されたのが自分との行為を覗き見されたことが原因だと知ったら狂乱してしまうだろう。

大好きな彼女にそんなことを思わせてはいけない。
「昨日の出来事は僕にとって夢のようなひとときでした。
今日もどんな出来事が待ち受けてるのかと思うとソワソワしていただけです」努めて明るくそう言った。
だが、昨日の出来事と言う度に
希美子との夢のようなひとときと地獄のような時間があったことを思い出さずにはいられなかった。
「よかった…こんなおばさんとの関係で落ち込んでいるのかと思っちゃった」
「だから、自分のことをおばさんと言うのはやめてよ!
僕にとっては希美子はこの世で一番大事な女性なんだから!」
そう、希美子はこの世で一番大事な女性。
この人を絶対に悲しませる事があってはいけない。
先輩とのことは口が裂けても希美子には言えない。
「じゃあ、私、康介を好きになってもいいのね?」
「もちろんさ。愛してるよ希美子」
「嬉しい…」
希美子は康介に抱きついた。
タンクトップの中の豊かなおっぱいが康介の胸の中でときめいていた。
今日は昨日以上に求め合おうとタンクトップの下はノーブラにしておいた。
そのノーブラの胸の乳首が感激してフルに勃起していた。
そのおっぱいを求めて康介の手はタンクトップの裾から侵入しようとしていた。
「いいよ…おっぱいを触っても…」
その一言に押されて康介の手は大胆にタンクトップの中に潜り込んだ。
手に希美子の柔肌を感じた。
「とてもスベスベしていて気持ちいい…」
「ああ…嬉しい…」
お世辞にも40手前の自分の肌を褒めてもらって希美子は感激した。
この男と一つになりたい。
希美子のおま×こは恥かしいほど濡れていた。
やがて康介の指先が希美子の豊乳の下乳に触れた。
『柔らかい…』
この世でこれほどまでに柔らかいものがあるだろうかと思った。
「ねえ…揉んでちょうだい…」
希美子に催促されて康介は豊かなおっぱいを揉んだ。
はじめてのおっぱい…
興奮した手はおっぱいを鷲づかみした。
「痛~ィ…もっと優しく揉んで」
不快な痛さではなかった。
若い男の荒々しさが気持ちよくもあったが
希美子はセックスの手ほどきをしてあげようと康介にデリケートさを求めた。
「こう?」
阿吽の呼吸というのだろうか。康介の手は希美子の望む強さでおっぱいを揉んだ。
「こういうのは気持ちいい?」
康介は手のひらで希美子の乳首を転がした。
「いい~ッ!それすごく気持ちいいわ」
希美子の股間は大洪水だった。
ショーツがぐしょぐしょに濡れ、ピンク色のショーツはそこだけ濃い色になっているに違いなかった。
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希美子の目がトロ~ンとなっていた。
感じて興奮するときのクセだった。
淫らな女になっている自覚はあった。
理性よりも本能が勝ってしまう。
どうして息子のような年齢の男の子を好きになったのか…
おそらく心の断片を片っ端から調べても理解不能だろう。
理屈抜きに康介が好きという結論だけで十分だった。
艶めかしい表情の希美子の顔がすぐそこにある。
トロ~ンした瞳がしずかに閉じられた
ぷっくりとした唇がやや半開きになり、そこからチロリと舌がのぞいている。
「キスして…」
言われるままに康介も同じように目を瞑りそろりと希美子の唇に己の唇を重ねた。
先輩の蒼太に無理矢理奪われたファーストキスだったが、
今こうして自分の意思で交わすキスがファーストキスだと思うように記憶を塗り替えることにした。

チュッと音がして一旦希美子の唇が離れた。
「今のが挨拶のキス…そしてこれが男と女のキス…」
そう言って音で表現するならばブチュ~ッと康介の唇に吸いついた。
唇を重ねたまま希美子が「ああ…」と喘いだ。
なんとも香しい吐息が康介の鼻腔を責めた。
そして間髪入れずにヌルリと希美子の舌が康介の口中に忍び込んできた。
完全に受け身の康介は希美子の舌が自分の口の中で暴れるのをどうしていいか戸惑っていた。
「あなたも舌を私に頂戴…」
希美子の舌かから逃れるように奥に引っ込ませていた舌を前に押し出した。
舌と舌が絡み合う…
それは康介の口中だったり希美子の口中だったりとお互いの舌が行ったり来たりした。
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キスしながら希美子の手が康介の躰を撫でまわす。発達した胸筋…きれいに割れたシックスパックの腹筋…
希美子が追い求めていた理想の男の躰がそこにあった。
やがてがまんできないとばかりに短パンの股間の膨らみをしっかりと捉えると、
その形状を愛しむように何度も撫でた。

康介も負けじと右手でおっぱいを揉みながら
左手を希美子の後ろに回して桃のようなヒップを撫で上げた。
康介の指を求めて希美子の脚が自然の成り行きで静かに開く…
それに応えるように康介の左手は希美子のスカートをめくり、ショーツの腰から手を差し込んだ。
希美子の生尻をこれでもかと撫でまわすと「ああン…もっと…もっと下に…お願い」と催促する。
それでは望みを叶えてやろうとばかりに尻の谷閒に沿うように峡谷を下ってゆく。
指が皺だらけの小さな窪みにうっかり触れた時は
昨日の先輩に陵辱された悔しさを思い出さずにはいられなかったが
希美子の「そこは…だめン」という鼻にかかった甘い声で何とか暗黒の記憶に陥ることなく耐えることができた。

秘密の花園はその皺だらけの窪みからほんの数センチ先にあった。
指先が急にヌルヌルの湿地帯に潜りこんだ。
たちまち「そこッ!そこよッ!!」希美子の躰が仰け反り、招き入れやすいように片脚を上げた。
そこは康介が生まれてはじめての触感だった。
ただ、今己の指先が侵入した湿地帯は
指先を奥へ奥へと誘うようにキユッ、キユッと伸縮運動を繰り返していた。
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09:15  |  バツイチと呼ばないで  |  Trackback(0)  |  Comment(0)

2017.08.18 (Fri)

バツイチと呼ばないで 8

康介の指が希美子の秘所をかき混ぜる。
指を抜き差しする度にグチュグチュとイヤラシい音がする。
そのイヤラシい音に合わせてハモるように希美子のあえぎ声がセクシーだった。
「前から責めて…」
たしかに後ろからだと腕をまわしている体勢がきつく、指の侵入も浅かった。
だが童貞の康介には今指を埋めている部分がすべてだと思っていた。
前から責めるのを機に康介は腕を差し替えた。
右利きなので右手の指を挿入する方が指の動きを多才にアレンジできると思ったからだ。

康介に指遊びさせやすいように希美子は片脚立ちした。
フラフラとふらつくので康介の首に腕をまわして抱きつく。
康介も左手を希美子の腰に添えてしっかりとホールドしてあげた。
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ショーツのヘソ下から手を差し込むと陰毛の草原が広がっていた。
ネットのアダルト画像ではパイパンや処理してほんのわずかに残っている陰毛が印象的だったので
未処理で広範囲に生い茂っている陰毛に驚いた。
ベッドのオナニーで希美子の陰毛の多さはわかっていたが
遠目で見るのとこうやって直に触るのとでは別の衝撃があった。
同じ陰毛でも康介の陰毛はストレート気味で柔らかかったが
希美子の陰毛はきれいにパーマをかけたように見事な縮れ毛だった。
ダウンロード (5)

「希美子ってここのお毛けがフサフサなんだね」
「そういうのきらいかしら?」
「嫌いじゃないけどさ…」
そう言ってから康介はしまったと思った。
もし剛毛が希美子にとってコンプレックスだったとしたらさっきのセリフはまずかったと思った。
「ほんとはね処理したいの…できればない方がビキニショーツも捌けるし…」
そう言えば希美子のショーツは股深で俗に言うババアパンツだった。
「剃っちゃえばいいのに」
希美子のプロポーションならばマイクロビキニやTバックが似合うに決まってる。
「う~ん…剃りたいんだけどね…ほんとのことを言うとソコにカミソリを沿わすのが怖いの。
間違って切っちゃったらと思うとできないのよ」
「僕が剃ってあげようか?」
水泳大会のときはレース前にみんなで剃毛しまくる。
もちろん少しでも水の抵抗を減らすためだ。
背中など自分で剃れない箇所は仲間同士お互いに剃り合うこととなる。
だから水泳をやっている人たちはカミソリの扱いには慣れている。
「ほんとに?お願いしてもいいかしら?」
「ああ、任せといてよ、ツルツルにしてあげる」
「ツルツルは勘弁してほしいこど…万が一温泉とかに行くことがあったら恥ずかしいじゃない。
でも康介がツルツルの股間が好きならきれいさっぱりにしてくれてもいいわ」
少しだけ残して剃るという芸当は康介には無理なので剃るのならツルツルにしようと康介は思った。
「今から剃る?」
「カミソリを用意してないもの…フェイスケアのシェーバーはあるけど
多分私のような剛毛のアンダーヘアだときれいに剃れないと思うわ」
「そっか…じゃあ明日、僕がカミソリを家から持ってくるよ」
「ええ…明日ね」
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剃ってほしいのはやまやまだったのだが、今夜は笹崎が引越祝を持って訪ねてくるという。
希美子は彼にお別れを告げるつもりだが、別れるのなら最後に抱かせろと言い出しかねない。
もしその時パイパンにしてあると他に男を作ったのだなと嫉妬されて別れ話がこじれるのが怖かった。
自分でもつまらぬ男に引っかかったなと思う。
だが現にこうして今まで生活できていたのは笹崎という後ろ盾があったからだ。
笹崎と別れるということは生活の後ろ盾を失うこととなるのだが、
あの男に今後一生付きまとわれることよりは貧しい生活になってもいいから自由を得たいと思った。

希美子の頭は今夜の笹崎とのことで埋められていく。
いつしか欲情は萎え、アソコが渇いていくのを感じていた。
そんな希美子の心情などお構いなしに康介の興奮は上昇していく。
昨日はフェラチオをしてくれたのだから今日はクンニをさせて欲しいとお願いしよう。
いや、上手くいけば挿入させてもらえるかなと期待に胸は膨らんだ。
だがそんな時に限って邪魔は入るもので、尻ポケットに突っ込んでいたスマホが着信音を鳴らし出した。
「電話…出なくていいの?」
「うん…」全くタイミングの悪い電話だ。
いったい誰からだろうと尻のポケットからスマホを取り出して画面を確認した。
画面には『蒼太先輩』という文字が浮かんでいた。
着信音はやむことなく鳴り続ける。
「電話…でた方がいいんじゃない?」
希美子に催促されて「じゃあ、ちょっとごめんね」と断りをいれて部屋の片隅に行ってスマホ画面をタップした。
たちまち『おい!康介!』と蒼太の怒鳴り声が聞こえた。
慌ててスマホを耳に押し当てた。
もしかしたら怒鳴り声が希美子の耳に届いていたかもしれないと彼女の方に目を向けたが
希美子はこちらに関心などないかのように乱れた衣服を整えていた。
『康介!今すぐ俺の部屋へ来い!』
「今からですか?」
『ああ、今すぐだ』
「今、ちょっと都合が悪くて…」
『そんな事を言っていいのか?年増女との関係をお前のお袋さんに告げ口してもいいんだな?』
「わ、わかりました。行きます!すぐ行きます!」
通話の終わったスマホを尻ポケットに納めながら「ごめん…」と希美子に詫びた。
「急用?」
「まあね…ちょっとした野暮用で…」
「なら仕方ないわね」
康介としては引き止めてくれるものだと思ってただけにやけにあっさりとしてる希美子に少しガッカリした。
「明日…また来てくれるのよね?」
「うん、絶対に」
「カミソリ、忘れないでね」
明日の約束を交わし、康介は希美子の家を後にした。
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2017.08.21 (Mon)

バツイチと呼ばないで 9

蒼太先輩の家に着くまでの道のりがとても長かった。
いや、長く感じた。
希美子の家の裏なのでブロック塀を乗り越えれば1分もかからずに行けるのだが
気分はそんなに早く行きたい気分じゃなかった。
道なりにぐるりと回っても3分もかからない距離だったが
康介の足取りは重く先輩の顔を思い浮かべると昨日の尻の痛みが甦った。
『今日もアナルセックスを強要されるのだろうか…』
インターホンを押す指が微かに震えている。
(はぁ~い)
インターホンからハスキーボイスな女性の声がした。
『おばさんだ…』よかった。おばさんが在宅中なら先輩も淫らな事をしないだろう。
「あ、こんにちは康介です」
(あら?康ちゃん、いらっしゃい。今ドアを開けるわね)
しばらく待つ間とポッチャリとした愛嬌のある顔立ちの蒼太の母親美穂子がドアから顔をのぞかせた。
「おばさん、お久しぶりです」
「ほんと、久しぶり。あ、蒼太なら部屋にいるわよ」
そう言って康介を招き入れてくれた。
おばさんは今でこそポッチャリとしていつもニコニコしていてチャーミングだが
若い頃はヤンキーで警察の厄介になったこともあったとかなかったとか…
今ではすっかり体型も心も丸くなっちゃってるが以前に若いときの写真を見せてもらってびっくりした記憶がある。
確か高校生の時に蒼太先輩を懐妊したと言っていたのでよくよく考えれば希美子とほぼ同じ年齢なのだと思った。
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2階の蒼太先輩の部屋へ入ると蒼太先輩は笑顔で迎え入れてくれた。
先ほどの電話での怒声はなんだったんだ?
「まあ、そこら辺に座れよ」促されるまま康介は雑誌が散乱しているのを少し整理してスペースを作って腰を下ろした。
「昼間っからイチャイチャしてただろう?」
「な、何のことですか?」
「裏の熟女といいことしてたんだろって言ってるんだよ」
えっ?見られていた?そんなはずない。ちゃんとブラインドカーテンを降ろしていたし。
「はははっ!どうやらその顔は図星だな?」
しまった!嵌められた!
「すいません…」
謝る必要などないのに熟女とスケベな事をしていたという罪悪感がちょっぴりあったので思わず口からそんな言葉が出た。
「別に謝らなくていい…でも、俺はお前の事が好きだということを忘れないでほしいな」
康介も蒼太の事は嫌いではない。
ただそれは、昨日のような行為をする蒼太ではなく、先輩として康介の面倒を見てくれる蒼太を頼っていた。
「お前があの女とセックスしてると思うと嫉妬で狂いそうになるんだよ」
「セックスなんかまだしてません!」
「まだ?ほほう…いつかはヤル気なんだな」
そう、希美子とセックスしたいという願望がつい口を滑らせた。
「許せねえな」
蒼太は立ち上がるとベルトを外してズボンと下着を同時に降ろして下半身を露出させた。
「しゃぶれよ」
「えっ?」
「もうあの女にしてもらって経験済みだろ?同じようにあの女がしてくれたことを今度は俺に奉仕しろと言ってるんだよ!」
興奮し始めた蒼太のペニスが勃起しかけていた。
「さあ、しゃぶれよ」
ペニスを鼻先に押し当てた。同時にイカ臭いにおいが鼻腔内を襲った。
「しゃぶれば希美子との事は口外しないと約束してくれますか」
「ああ、約束する」
その言葉を信じて康介は蒼太のペニスを口に含む。
だが耐えられるのはそこまでで、どうしてもペニスに舌を這わすことに抵抗があった。
「あの女にしてもらったようにしてくれと言ってるんだよ。あの女はそんなに下手だったか?」
希美子のフェラチオをバカにされるのは許せなかった。
海鼠(なまこ)だと思えばいい。
勃起して硬くなったらソーセージだと思えばいい。
短時間で済むんだ。ほんのちょっと我慢すればいいんだ。
恐る恐る舌をペニスに這わす。
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「おおうッ!!」
蒼太が歓喜の声を上げる。
頼むから勃起しても昨日の自分のように頭をホールドして腰を振ることだけはしないでほしいと心の中で祈った。
ペニスの強度が増していく。
それとともに太さも増して口の中がペニスで満たされていく。
「もっと、もっと舐めて!」
蒼太の口調が軟らかくなっていく。
思い切って目を開いて蒼太の顔を見上げると恍惚の表情を浮かべ半開きの口元からは涎が垂れはじめていた。
康介は慌てて目を閉じた。時間差でポトリと涎が康介の顔面を襲った。
「口でしっかりと扱いついてくれよ」
このままだといつ頭をホールドされるかわからなかったので
康介はええいもうどうにでもなれとばかりに頭を振りながら舌で蒼太のペニスを舐めまくった。
「あっ…あっ…たまんない…」
早くイってしまえ!
あごの疲れも気にせず康介は一心不乱に頭を振った。
もう間もなくは射精するだろうかと思ったとき、ドアが開き、麦茶とお茶菓子をお盆に載せた蒼太の母が現れた。
「あんた達!何やってんの?!」
お盆を落としたので麦茶とお茶菓子が床に散乱した。
蒼太は慌てて康介からペニスを引き抜くと「黙って入ってくるなといつも言ってるだろ!」と
母親に罵声を浴びせズボンだけを身に着けると脱兎のごとく家を飛び出した。
美穂子は蒼太を追いかける事もできずに立ち尽くしていた。

「どちらからなの?」
やがて美穂子はポツリと言った。
「どちらから関係を求めたの?」
言うまでもなく蒼太先輩が求めてきたのだが、正直に告げるべきかどうか康介は悩んだ。
後で蒼太から『よくもチクったな』と逆恨みされて希美子との関係を洗いざらいぶちまけられても困る…
答えに窮して黙っていると、美穂子は「なぜそんな事をするの!」と康介を罵倒した。
「男同士で戯れなきゃいけないほどセックスしたくて堪らないの?」
もうこうなりゃ何を言われても黙秘だ…
ひたすら貝になろうと心に決めた。
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2017.08.26 (Sat)

バツイチと呼ばないで 10

「康ちゃんは男が好きなの?」
とんでもない。自分は女が好きなノーマルなのだ。その意思表示に頸が千切れるほど横に振った。
「若いからかな…性欲の捌け口に男同士というのはおばさんは感心しないな」
その言葉をあなたの息子さんにかけてあげて下さい。康介は心の中でそう叫んだ。
「女の子が好きなのにどうして蒼太の…アレを…口に…入れてたの?」
美穂子は言葉を選ぶためか一語一句を区切って話しかけた。
「違うんです…」
「えっ?」
まるで蚊の羽音のような小さい声で康介は弁明した。
「言いたい事があるならはっきり言いなさい。おばさんは決して悪いようにはしないから」
『おばさん!先輩はゲイなんです!!』
喉元までその言葉が出そうになったがかろうじて飲み込んだ。
「康ちゃん、あんた…もしかしてゲイなの?」
はあ?どうしてそうなるんだ?
「恥ずかしい事じゃないわ。恋愛対象は人それぞれだから…
でも…うちの蒼太だけは勘弁してちょうだい。ねっ!お願いだから」
勘弁してほしいのはこっちだ。
もう話がぐちゃぐちゃじゃないか!
「男より女の方が何十倍も何百倍も素敵なのよ」
そうやって康介を諭してるうちに美穂子の目が妖しくなってきた。
「康ちゃん…あんた童貞でしょう?」
正しい問いかけにはちゃんと意思表示することが出来たので『うん』と首を縦に振った。
「いいわ…おばさんが女ってどんなに素敵か康ちゃんに教えてあげる…
ううん、大丈夫、おばさんに任せておけばいいんだから」
そう言いながら立ち上がるとスカートのホックを外した。
ストンとスカートが床に落ちた。
『えっ?な、何?』
康介は訳がわからずに美穂子の顔とその下半身を交互に見つめた。
「女の体の素晴らしさを知ったら男に興味なんてなくなるから…
おばさんに任せていればいいの…だから、息子の事は忘れてちょうだい!
ムラムラとしたら、いつでもおばさんが康ちゃんの玩具になってあげるから…」
ち、ちょっと待ってよ~!どうしてそうなる訳?!
逃げ出したいのにあまりの展開の不可解さと驚いて腰を抜かして康介は呆然となった。
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そんな康介にお構いなしに美穂子はどんどんと衣服を脱いでゆく。
ブラを取るとポッチャリとした体型に似つかわしくない小ぶりのおっぱいが現れた。
小ぶりのおっぱいなのに大きくて茶色い乳首がエロかった。
「おばさんの体、色っぽくないかもしれないけど…でもね、若い子に負けないテクニックがあるわ。おばさんに筆おろししてもらってよかったってそう言ってもらえるようにがんばるから…」
最後の砦のショーツを艶っぽく脱ぐと美穂子は康介を押し倒すなり馬乗りになった。
「ちょ、ちょっとタンマ!!」
筆おろしは希美子にしてもらおうと思ってるので何が何でも回避したかった。

だが、男に飢えた熟女パワーは凄まじかった。
康介の顔に跨がり、柔道の縦四方固めのようにして康介の自由を奪い、器用に康介の短パンとブリーフを脱がした。
「康ちゃんのって…凄いわ!!」
ペニスの大きさに美穂子は目を見張った。
『おばさんの方こそ凄いです…』
希美子とペッティングをやり合う仲とはいえ、こうして生身のおま×こをこんなに間近で見るのは初めてだった。
男の性というべきか、美穂子とセックスなどしたくないと思っていながらも秘所を見せつけられたペニスは正直に屹立した。
『勃起したらますます凄くなったわ!』
5年前に夫を不慮の事故で亡くして依頼、異性には脇目も振らず必死に蒼太を育ててきた。
これは天の夫が私にくれたプレゼントだわとこのようになった展開を良いように解釈した。
『いただきます…』
美穂子は口を大きくあけて康介のペニスを口に含んだ。

「おばさん!こんなことダメだ!勘弁して下さい!」
ペニスを一旦吐き出して亀頭の尿道口をチロチロと舐めながら
「康ちゃんもおばさんのを舐めていいのよ」と大きなヒップを康介の顔に降ろした。
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「うぷッ!!」グニュとした感触が康介の口を襲った。
「はウッ!!」若い男の唇が陰唇に触れた途端美穂子は軽くイッた。
イキながらも康介にセックスの手ほどきをしなければという義務もしっかりと覚えていた。
「し、下唇に…膨れている突起が当たってるのがわかる?そ、それが…クリトリスよ…」
美穂子の腰がのの字を描いた。
「あアアアア…気持ちイイイイ…」美穂子は腰をグリグリしながら康介のペニスを無我夢中で扱いた。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

06:40  |  バツイチと呼ばないで  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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