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2016.03.01 (Tue)

黒い瞳 7

~淳子10歳~

また、日曜の夜が来た。
淳子にとって憂鬱な夜がやってきた。

母は4年前の詐欺事件で変わってしまった。
夜のお勤めで目をつけた男をお店の定休日である日曜の夜に、
男を自宅に連れ込み肉体関係を持つようになった。

それも、お金を頂き、肉体関係を結んだ。
いわゆる春を売るというやつである。

母はお金を持っている男であれば、自分の好みでない男とも平気で寝た。
事が済むまで淳子は暗い押入れの中で息を潜め、
母の喘ぎ声に耳を塞ぎジッと耐えた。


今夜もまた、母を目当てに男がやってきた。
淳子は、素早く押入れに身を隠し息を潜めた。

「本当に、2万でいいんだね」
男が言った。

淳子は胸がドキッとした。
なんとも耳に心地よいバリトンの声の持ち主だったからだ。

どんな人なんだろう。
淳子はそっと襖をすべらせ、わずかな隙間をつくって盗み見た。

体躯の逞しい2枚目だった。
男と母はそそくさと服を脱ぎ、寝床に横たわった。
会話も惜しんで二人は事をやりはじめた。

男のイチモツはあの詐欺男のように猛々しくはなかったが、
淳子はその男のモノがきれいだと感じた。
色ツヤといい、反り具合といい、
淳子の感性が好みのイチモツだと知らせていた。

いつもは押し入れの中で耳を手で覆い、しっかりと目をとじていたのだが、
なぜか覗き見るのをやめることができなかった。
男は布団の上に大の字に寝転がり、
母は男が大きく開いた脚の間にしゃがみこんで屹立した男のイチモツを咥えこんでいた。
bimajyo_025_24.jpg


二人の交わりを見ているうちに淳子は異様に興奮した。
誰にも教わっていないのに自然と自慰に目覚めた。

股間がムズムズするので手のひらをワレメに押し当てた。
たちまち電撃が脳天を貫いた。
『ああ・・・なんて気持ちいいんだろう・・・』
母が男に挿されて喘ぎ声を発する気持ちが理解できた。

こんなに気持ちいいことをしてもらいながらお金を頂けるなんて
ちょっぴり母が羨ましかった。

陰核を刺激したり指を挿入するということは知らなかったが
それでも手のひらを使ってワレメを撫でれば
気持ちいいということがわかった。
そしてその気持ちよさがどんどんと加速して
頭の中が真っ白になっていくのを覚えた。
男と母が達すると同時に、淳子も昇りつめた。


その夜、男が帰ってから、
淳子は母にさっきの男はお父さんになってくれないだろうかと聞いてみた。
母は大きな声で笑い出し
「やっぱり、親子だねえ、男の好みまでそっくりだよ」といった。

でもね淳子、あの人には奥さんがいるんだよ。残念だったネエ。と言って
また大声で笑い出した。

奥さんがいるのに、他の女の人とするの?と尋ねると、
男ってそういうもんなんだよ。覚えておきな。と話してくれた。

次の日曜日にも、先週と同じ男がやってきた。

2万円を母に手渡すと、事を始める前に男が話し出した。
「どうだろう、真剣に僕と交際してもらえないだろうか?」

「ちょっと、急になにバカなことを言い出すのさ」
母はあんたなんか真剣に相手できないよ。と言いながらも、
実に嬉しそうな顔をした。

「いや、僕は本当にあんたに惚れてしまったんだ」

「あんたにゃ、奥さんがいるじゃないの」
ほら、さっさとわたしを抱いておくれよと言って、
母は布団の上に寝転んで脚を開いた。

「あいつとは別れるつもりだ。この話、真剣に考えてはもらえないだろうか?」

「奥さんと別れてからの話だねえ」
きっと別れるからさと言いながら男は母の股間に顔を埋めた。


やった!
淳子は喜びのあまり押入れから飛び出したくなった。

奥さんと別れたら、あの男は私のお父さんになるんだ!
お父さんになったら、銭湯で体を洗ってもらおう。
淳子もお父さんの体を洗ってあげよう。
あの、きれいな男性自身もちゃんと洗ってあげよう。

襖の向こうでは母と男が営みに励んでいた。
母は男がイキそうになるのを感じ取ると、さりげなく体を反転させて
男に馬乗りになった。
「ねえ・・・イキそう?イキたくなったらイっていいんだからね」
そう言いながら、なんとも妖しげな腰の動かし方をした。
bimajyo_025_05.jpg

「おお!!たまらん!・・・イ、イク!!!」
男がそう口走る前に、母は腰をあげた。
肉壺を失ったイチモツは、情けなくビクンビクンと跳ねながら
白い液を己の腹にぶちまけた。

男と女の営みを終え、
男が身支度を済ませ帰るやいなや、淳子は押入れから飛び出し母に言った。

「お願いだから、あの人を淳子のお父さんにしてよ」

「あんたもなにバカな事を言ってるの」
湯で絞った手ぬぐいで体を拭きながら母は呆れていた。

「だって、あの人、奥さんと別れるって言ってたよ」

「いいかい?よくお聞き、
妻と別れるから付き合ってくれってのは男の常套手段なんだよ。
ああいう事を言う男に限って女房とは別れないもんさ」

「そうなの?」
淳子は心底がっかりした。

「それじゃあ、あの男の人がちゃんと奥さんと別れたら、お父さんにしてもらえる?」
諦めきれずに、淳子は懇願した。

「別れたらの話だけどね」
そんな話をしながら、母は寂しそうな顔をした。


 
しかし、男は2度と家にはやって来なかった。

母に聞いたところ、
母が夜のお勤めをしているお店にもプツンと姿を見せなくなったそうだ。
どうやら夜遊びが奥さんにバレて出歩かせてもらえなくなったらしいのだ。

男の甘い誘いには軽はずみで乗ってはいけなのだと淳子は一つ学習した。
22:30  |  黒い瞳  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

10歳の子供に
男の何たるかを教え込む(^^;
ソレなりに理解しちゃってる淳子に脱帽。。。(笑)
影依 |  2016.03.02(水) 23:49 | URL |  【編集】

影依さん コメントありがとうございます

> 10歳の子供に

はい (^_^;)
ちょっと設定に無理があったかもですね

けっして裕福ではない生活で塾通いとかも行かせてあげれないけど
女としての色気や男女の営みなど性教育的なものは
しっかり教え込んでいるという設定で・・・ (^_^;)
ほーくん |  2016.03.05(土) 06:24 | URL |  【編集】

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