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2019.02.18 (Mon)

ピンクの扉 第二章 14

空港に到着すると
「レンタカーは私が返しておきます
智一は時間がないから一人で先に帰って!」
亜里砂くん、すまん!
そう言って智一は搭乗口へ急いだ。

。。。。。。

『あなた…どうか早く来て…』
だが、その前に寒空の下、
このままでは凍え死にそうだった。
そんなところに前方からヘッドライトの灯りが見えた。
一瞬、男が目を覚まして桃子を追いかけて来たのかと思ったが、
それならば後ろから来るはずなので
男とは違うとわかった。
ヒッチハイクでもして
近くの街に連れて行ってもらわなければ…
桃子は必死で両手を振って
近づいてくる車に合図をおくった。
車が近づいてくるにつれて
それが大型のトラックなのだと認識できた。
トラックは桃子を見つけると静かに停車した。

20151024bytBGWR2.jpg 

「あんた、こんなところで何やってんの?死ぬよ!」
運転手はそう言って、
早く乗りなとトラックに乗せてくれた。
車内はヒーターがよく効いていて快適だった。
凍り付きそうだった桃子の体がゆっくりと暖まってゆく。
「で…どこまで乗せればいい?」
そう聞かれたので「近くの駅でもいいのでお願いします」と答えた。
「近くの駅っていったって、ここらは無人駅だしよぉ。
そんなところに行っても凍え死ぬだけだぜ」
仕方ねえ、ホテルのある街まで送ってやるよ
運転手はそう言ってトラックを発車させた。

運転手は津田圭一と名乗った。
年の頃は20代半ばだろうか。

「あんた、訳ありみたいだな」
いや、話したくなければ話さなくてもいいぜと言ってくれる運転手に経緯を話した。
こうして車で送り届けようとしてくれているし、
ずっと黙り込んでいるわけにはいかなかったからだ。

「ふ~ん…そりゃ災難だったな。
旦那さんが浮気してるかどうかは抜きにして、
まずは落ち着いて話し合うことだな」
年若いのに達観した意見を男は言った。

そうこうしているうちに前方に駅の灯りが見えた。
その駅でいいわと告げると
「あそこはダメだ。
なにせさっきも言ったように無人駅だしよぉ。
もう少し先に旅館があった記憶があるんだ。
そこにした方がいいって」
少し回り道だけど、
あんたみたいな美人をほっぽり出す訳にもいかねえしなと
男はケラケラと笑った。

しかし、目的とする旅館に着いてみると
廃屋のような感じだった。
「ありゃ、潰れちまったか…」
こりや、もう少し足を延ばして
登別まで行くかと男が提案した。
「随分と回り道になってしまうんではないですか?」
桃子は親切な運転手の仕事のことを気にかけた。
「まあ、回り道っちゃ回り道だけどよ…
大丈夫、時間はタップリとあるしさ。
それよりもちょいとばかり距離があるんで
仮眠させてもらってもいいかな?」
あんたは後ろの仮眠席を使えばいい。
俺は座席でいいからよ。と男は言ってくれた。
「そんな…申し訳ないわ…
あなたが後ろを使って下さい。
私は座席でかまわないんで…」
どうせ眠れないに決まっているのだから
ここでいいわと桃子はおもった。
「じゃあ…少し狭いけど一緒に寝るかい?」
その提案で了解しないと
男は意地でも運転席から動こうとはしないようすだった。

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思ったよりも仮眠席は狭かった。
イヤでも二人は接触してしまう。
「ちょっと汗臭いかもしれないけど簡便してくれよな」
確かに若い男特有の匂いがした。
でも、決して不快な匂いではなかった。
「それに比べ、あんたはいい匂いがするなあ」
男は紳士らしく桃子の体に手を伸ばそうとはしなかったが、
密着した下半身は立派に勃起していた。
「こりゃムラムラして仮眠どころじゃないかもな~」
男はそう言ってクスクスとわらった。

「じゃあ…抜いてあげるからしっかり寝て下さい…」
自分が原因で居眠り運転で事故でもされ思えば桃子とては目覚めが悪い。
「えっ?いいんですか?」
男はイソイソとズボンとパンツを下ろした。
桃子が起き上がって顔を股間に近づけようとすると
男はビックリしたように
「えっ?まさかフェラ?」と驚いた。
そうだけど…と、告げると
「実は俺…童貞なんで…」と白状した。
その告白に桃子は胸がキュンとなった。
思えば桃子と智一も初めて結ばれたとき、
童貞と処女だった。
あの時のときめきが甦る…
「卒業させてあげようか?」
男は顔を真っ赤にして黙り込んでしまった。
桃子も黙って下半身を丸出しにした。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

00:00  |  ピンクの扉  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

桃子さん、やりすぎだよー

筆おろし、、、
したことありますよ。
変態夫が連れてきた美少年と
オチンチンは大きかったな~!(^^)!
なつみ |  2020.10.13(火) 17:31 | URL |  【編集】

Re: 桃子さん、やりすぎだよー

なつみさん、コメントありがとうございます
なつみさんに筆下ろししてもらえるとは
幸運な童貞くんやな~
男って、けっこう受け身のセックスが好きなんですよね
(えっ?俺だけかな(笑))
ほーくん |  2020.10.13(火) 18:02 | URL |  【編集】

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