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2019.05.01 (Wed)

一区間だけのラブストーリー特別編(平成ラスト記念記事)

令子は嬉しいような寂しいような複雑な気持ちだった。

平成元年生まれの令子が新入社員として今の会社に入社したとき
社員たちからは「おお、ついに平成生まれの子が入社してきたか」と
かなり皆にチヤホヤされたものだった。

昭和で流行ったギャグや歌謡曲を「知らない」と告げると
「あ、今、何気なく昭和生まれの俺たちをバカにしたろ?」などと言う会話が
つい昨日の事のように思い出される。

そんな平成の時代が幕を閉じる…

あと20年もすれば平成生まれの自分がチヤホヤされたように
令和生まれの子達がチヤホヤされる時代が来るのだろう…

平成31年4月30日をもって平成が終わる。
平成元年生まれの令子は今年で31歳を迎える。
まさか未婚のまま、ひとつの元号を過ごしてしまうだなんて思いもよらなかった。

浮いた話がひとつもなかったかというと、
一人の女としてそれなりのお付き合いをした男性もいたし
結婚を意識した男性もいた。
だが、お互いのタイミングが合わずに今日に至っている。



「もうすぐ平成も終わるな」
枕元のデジタル時計を見つめながら部長の桜井がポツリと呟いた。
昨年の忘年会で酔いつぶれてしまった私を介抱すると言ってホテルに連れ込まれてから
あってはならない関係が続いている。

あの日…泥酔して意識が朦朧としているのをいいことに
ラブホテルで散々に令子の体を弄んだ男。
翌朝、目が覚めて、二日酔いの頭痛の中で自分が見たこともない部屋で
素っ裸でベッドに横たわっていることに気づいた令子は何が何やらわからなかった。
とにかく家へ帰ろうとベッドから起きだそうとすると、
バスルームのドアが開いて桜井が全裸で濡れた体のまま令子の前に現れた。

『私は…この男に抱かれた?』
まったく記憶がなかったが、
起きだした令子の姿を見ると桜井がニヤっと笑ったことで全てを理解した。
「ようやくお目覚めかい?いやぁ~、昨夜の君は激しかったねえ」
「部長!私を…」
立ち上がった令子の肩を押して再びベッドに寝転された。
「まさか君があんなに好き者とは思わなかったよ。
帰りのタクシーの中で俺のちんこを握って離さないんだから…
まったく難儀したよ。おまけにラブホに連れて行けってわめくしさ」
『酔って記憶がないことをいいことにデタラメを言っているんだわ』
桜井のような中年太りの頭髪の薄い男は令子が一番嫌いなタイプだった。
いくら泥酔していたとはいえ、こんな男に言い寄るはずはなかった。

「わめき続けるから仕方なくここへ連れ込んだら
部屋へ入ったとたんいきなりズボンのファスナーを下ろして
ちんこにしゃぶりつんだもんなあ
そこまでされちゃあ、男としてヤルしかないでしょ」
キッと桜井を睨みつけると、
「怒った顔もなかなかキュートじゃないか」
そう言いながら令子にキスをしてきた。
「やめてください!訴えます!!」
力の限り桜井を突き飛ばし、シーツでキスされた唇を拭っていると
「いいのかなあ…昨夜の痴態はバッチリ録画させてもらってあるんだ
これがネットに出回ってもしらないぞ」
桜井はテーブルの上に置いてあったスマホの録画再生をタップした。
令子の顔がアップで映し出され、そのまま画像は下半身に向かってゆき
大股開きの股間をクローズアップした。
自分でも見たことがないおまんこが映し出され、
次の瞬間、桜井の顔が近づきおまんこを舐め始めた。

令子は脱力してしまい、呆然としてしまった。
「悪いようにはしないよ。これからも月に2,3度でいいんだ
こうしていい事をしてくれりゃあ、この画像が世に出回ることがないんだからさ」
桜井は力が抜けてグッタリしている令子の体の上に乗ってきて脚を開かせた。
勃起してもさほど大きくないペニスを濡れてもいないおまんこに突き立てた。
アソコがヒリヒリする。思わず顔をしかめた令子の表情を見て桜井はニヤリとしながら
「そうかい、そうかい、そんなに気持ちいいのかい」と喜んでがむしゃらに腰を振り始めた

頭髪の薄い男は絶倫と言われているが
どうやら桜井は当てはまらないようで数分で「逝くぞ」と宣言した。
桜井はペニスを抜かずにそのまま射精した。
「部長!中に出したんですか!?」
「ああ、昨夜から何発も中に出してるんだ。今さら別にいいだろう?
なあに、妊娠したら堕ろせばいい。費用は出してやる」
孕んだにしても、こんなゲス野郎の子など産むつもりなど毛頭もなかった。



あの日以来、令子はピルを服用している。
平成から令和になったところでなにも変わりはしないのだろうか…
これからも私はこうやってこの男に甘い汁を吸わせ続けるのだろうか…

デジタル時計が0:00を示した。
令子の心の中で何かが壊れた。

「よし令和の一発目をしようじゃないか」
桜井が令子の顔の上に跨った。
いつものようにフェラチオを求めているのだ。
『さようなら平成…さようならゲス野郎…』
令子は口に含んだペニスにおもいっきり歯を立てた。
噛み切ってやろうかと思ったが流石にそこまではできなかった。
だが、傷はかなり深かったのかペニスからはものすごい流血があった。
獣の吠えるような声を発して桜井はのたうち回った。

『よろしく令和…新たな元号とともに私は生まれ変わるわ』
令子はスマホを手に取ると110番に電話をかけた。


。。。。。。。。。。。。。

あとがき

令和の時代が
あなたにとって良き時代となりますことをお祈りいたします

元号が変わろうとも
今後共、ブログ「愛ラブYOU」をよろしくお願いいたします。








テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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