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2021.03.05 (Fri)

カクテル好きな女たち 1

俺は仕事一筋の男です。
名前は太田秀一、41歳です。
家庭をかえりみず会社のために身を粉にして働いてきたのに
不況の煽りを食らって呆気なくリストラされました。

妻はとっくに家を出ていきました。
仕事ばかりの私に嫌気をさしたようです。
思えば結婚してからセックスをしたのは数えるほどです
妻は子供を欲しがったのですが
することをしなければ妊娠など望めるはずはありません。
元来、人付き合いの苦手な妻だったのですが
私が家にいるのは数時間なので
ほとんど家庭で一人っきりだったので
半分は鬱のような状態だったので家を飛び出すのも
わからなくはありませんでした。

妻を失い、仕事も失い、
茫然自失だった私はフラフラと街をさまよいました。
そんなとき、小さなバーが目に飛び込んできました。
『こんなところにバーがあったんだ…』
通勤にいつも通っていたのに、
仕事しか頭になかった私は街の風景など目に入ってなかった。

勇気をもって飛び込むと、
かなり年輩の男がグラスを拭いていた。
「ギムレットを頼む」
カウンターに腰かけて私は注文をした。
「男性客とは珍しい…
ここは女性客しか来ないんでね」
マスターはよほど嬉しかったのか
ニコニコしながら用意し始めたが
ものの数分で「痛たた…」と腰を押さえて座り込んでしまった。
「大丈夫ですか?」
学生時代、柔道で指圧の心得があった私は
応急処置で腰をマッサージしてあげた。
ついでに「自分のモノは自分で作ります」と
カウンターに入ってギムレットをこしらえた。
「あんた、手際がいいね」
私の作業にマスターは驚いた。
「学生時代にバーで働いていたんです
ほとんどのカクテルなら作れますよ」
そう言うとマスターは目を輝かせて
「どうだね?この店を仕切ってみるかい?」と
俺をスカウトし始めた。
どうせリストラされて仕事もないことだし
俺は快くご厄介になることにした。

20210304221604135.jpeg

。。。。。。。。。

店を任されて最初の金曜日。
まったく客は来ない…
グラスを拭いてばかりの作業にもいささか飽きてきた。
『もうクローズドするかな?』
そう思った矢先、ドアが開いて一人の女がやって来た。
「あら?マスターは?」
カウンターに見知らぬ男がいるので
女は怪訝そうな顔をした。
「雇われマスターの秀一と言います」
俺は店の主人が
パソコンで作ってくれた即席の名刺を差し出した。
「ふーん…じゃあ、カシスオレンジをお願い」
俺は丹精込めてカクテルを作り上げた。
「あら!美味しいわ!」
気に入ってくれたようで
女は次々とアルコール度数の高いカクテルを注文した。
しばらくすると案の定、彼女は酔いつぶれた。
『さて、どうしたものか…』
看板をしまって閉店させてから俺は途方にくれた。
男の客なら叩き起こすのだが
相手は女だ。
俺は彼女を抱き抱えてソファに寝かしつけた。
女が目覚めるまで付き合ってやるか…
俺は女の寝顔を見ながら一人でビールを飲み始めた。

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「何もしてくれないわけ?」
不意に女がそう言ったので
危うくビールを吹いてしまうところだった。 
「目が覚めたのならお帰りくださいな」
やれやれ、ようやく俺も帰れる…
そう思ったのだが、
女は俺の手を握って帰る素振りも見せない。
「いつものマスターのように抱いてよ」
えっ?聞き間違いか?
今、抱いてくれと言ったのか?
そう戸惑っていると、
酔っぱらい特有のバカちからで俺をぐいっと引き寄せた。
驚く俺を尻目に女はキスをした。
「ちょ、ちょっとお客さま!」
俺は抱きつく女をなんとか引き剥がした。
「マスターは最近勃起しなくなってきたし
ついにリタイアしたんでしょ?
じゃあ、マスター代理の貴方が
客の要望に応えてくれるのよね?」
こんなサービスをする店とは聞いてないぞ!
「ほんとにマスターは貴方を…
その…抱いていたのですか?」
さっきからそう言ってるじゃないと言いながら
女は俺の股間を揉みはじめた。
「あら!大きいわ!
これは楽しみね」
何がなんだか訳がわからなかったが、
綺麗な女にペニスを揉まれては
あっという間に勃起してしまった。
「ここで、するんですか?」
もうすっかり俺は女を抱くつもりになっていた。
「マスターはいつもここでしてくれるわ」
女はそう言うと俺に尻を向けてスカートをたくしあげて
ショーツを横にずらして花弁を見せた。

20210304005347a4d.jpeg

『据え膳食わぬは男の恥!』
俺は慌ててズボンとパンツを膝まで降ろすと
滾る肉棒を彼女に突き刺した。
「そうよ!激しく!私を体の芯から酔わせて!」
締まりの良いおまんこだった。
欲情していたのだろう、
クンニで唾液まみれにしなくても
ほどよく女は濡れていて俺をすんなりと迎え入れた。
いつものクセなのだろう。
腰が弱いマスターに負担をかけぬように
女は自ら腰を前後に揺らした。
『老いぼれマスターと一緒にしないでもらいたいな』
俺は女の尻を抱いて子宮をゴンゴンと突いてやった。
「ああ!凄い!さすがにマスターが見込んだ男ね
久しぶりに逝けそうだわ!」
蛸壺名器というやつだろうか、
おまんこがちんぽに吸い付いてくる。
子宮口が、開いたり閉じたりして
俺の亀頭にチュウチュウとキスをしてくる。
「お客さま!あまりにも具合が良すぎて…
逝ってしまいそうです!」
まだ挿入して数分だというのに射精感が訪れようとしていた。
「まだ我慢しなさい!
私が逝くまで我慢しなさい!」
俺は歯を食い縛って耐えた。
だが、こんな名器には生まれて初めてだったので
「だめだ!イクッ!」と
情けない声を漏らして女の中におもいっきり射精してしまった。
「あああ!!出てるわ!男のエキスが子宮に浴びせかけられてるぅぅぅ~~」
激しい射精で、どうやら女も逝ったようだ。

202103040057221b7.jpeg

「あなた、これからもここで働くのよね?
前のマスターには悪いけど、
あなたの方が素敵よ」
中出しされたまま、
おまんこも拭かずに彼女は身支度をはじめた。
「今夜は汚れたショーツの匂いを嗅いでオナニーするわ」
そう言ってかなりの大金をカウンターに置くと
そそくさと帰っていった。

翌日、昨夜の事をオーナーに報告すると
「そうかいそうかい。
彼女が来たかい。
言いそびれたが、そこは寂しい女の吹きだまりさ
そういった女がわんさかとやって来るから
たっぷりとサービスしてやってくれよ」
儂はもう勃起もままならぬゆえに
このまま隠居させてもらうよと
受話器の向こうで自嘲気味に笑った。
そう言うわけなら、お客さまを失望させないように
トレーニングしなければと
早朝の街をジョギングすることを日課にした。

202103042219135e9.jpeg


。。。。。。。。。

新しい作品です
できるだけ一話完結で物語を進めていきます
主人公が男だったり女だったり
そんなオムニバス小説です
拍手・コメントをどしどしお寄せくださいね





テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

00:00  |  カクテル好きな女たち  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

Comment

もしかして?

シネマパラダイスは、この新作の伏線だったのかな?
一見、バラバラに見えるオムニバス作品が、実は、繋がってるとか・・・
😊
いずれにしても、楽しみです。
風花(かざはな) |  2021.03.05(金) 17:44 | URL |  【編集】

Re: もしかして?

風花さん、コメントありがとうございます
それは考えすぎ(笑)
そこまで技量がございません
かっこよく書き終えればいいんだけどね~
ほーくん |  2021.03.05(金) 18:05 | URL |  【編集】

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