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2021.05.29 (Sat)

紺屋の女房 1

「おまえさん…あたいはもうダメかもしんない…」
布団に臥せった女房のお玉が弱々しい声を漏らす。
「何を弱気なことを…
お前のためならどんな高貴な医者でも
連れてきてやるから今しばらく辛抱しな」
亭主の吉兵衛はそう言ってお玉の手を握った。

今朝まで元気に店の帳場を切り盛りしていた女房のお玉が
昼時になって急に差し込みが来たと言って床に伏せた。
町医者に診てもらったがさっぱり原因はわからないという。

「おまえさん、ひとつ頼みがあるのだけれども…」
弱々しい声でお玉が吉兵衛に頼みごとを言い出した。
「なんだい?何なりと言っておくれ」
吉兵衛は心底お玉に惚れていたので
どんな願い事もきいてやろうと思った。
「昼前に女中のお加代に聞いたんだけど、
名医の草庵先生がこの町に遊びに来てるそうな…
ぜひ、草庵先生に診てもらいたいんだよ」
草庵という男の事なら吉兵衛も小耳にはさんでいた。
腕は確かかどうかは知らぬが、
なにせ歌舞伎役者になってもよいような色男だとか…
あまり気乗りはしなかったが、
他ならぬお玉の願い事なのだから聞かぬわけにもいかない。
女中のお加代を呼び出し
「これ、お加代、
おまえは草庵先生の居所を知っているのかい?」と訪ねると、
知っているというので
「では、ひとっ走りしてお連れしなさい」と命じた。

2021052117035042c.jpeg

やって来た草庵という男。
誠に医者と言うよりは
歌舞伎役者というほどの美男子であった。
「では、診察をしてみましょう
気が散るので人払いをお願いします。
それと少々、荒療治になるので
お声が漏れるやもしれませんが
どうぞ、お気になさらずに」
名医と誉れの高い草庵がそういうのならば
従うしかあるまい

寝間に二人きりになると、
草庵先生はお玉の掛け布団を引っ剥がし
寝間着の帯を解いた。
顕(あらわ)になったお玉のおっぱいに
ソッと手を添えた。
「心の臓が早鐘を打っておる
これは治療棒にて荒療治しなければなるまい」
草庵はそう言うと己の帯を解いた。
「これ、お新造(おしんぞう=奥さん)、
拙者の治療棒のことは人伝に聞いておるか?」
いえ、存じませんと首を振ると
「これが治療棒じゃ」と褌(ふんどし)の脇から
それはそれは見事な珍宝(ちんぽ)を見せつけた。
ゴクリと喉を鳴らしながら
「まあ、見事な…、
それでどのような治療をしていただけるのでしょうか?」
おぼこ(処女)ではないのだから
男が珍宝(ちんぽ)を露出させれば、
咥えさせるかハメさせるか、
あるいは手でシゴかせるかだとわかっていたお玉であったが、
草庵の口からどのようにするのか聞いてみたくて
初心(うぶ)なふりをしてたずねた。

202105211717284cb.jpeg

「女陰(おまんこ)に病魔が巣くっておる
そいつを拙者の治療棒で叩いて懲らしめるのだ」
ほれ、股を開くのだと
草庵がお玉の膝の内側に手を差し込み
外側へとグッと押し開いた。
陰毛を処理するということがない時代であったので
ソコは自然の生え方に任せて黒々と密林を思わせた。
その黒い陰毛に包まれて
一際(ひときわ)艶かしい艶々とした陰唇が濡れて光っていた。
「なんと!この病魔は腹が減っておるのか
だらだらと涎を垂らしておる!」
草庵は、お玉の脚をこれでもかと拡げると、
治療棒なる珍宝(ちんぽ)を深々とおまんこに挿しこんだ。
亭主の吉兵衛の魔羅(まら=ペニス)よりも
一回りもふた回りも太い珍宝(ちんぽ)だったので、
お玉は「ああ~!凄い!凄く気持ちようございます」と
喘ぎ声を漏らした。
「ほれ、ほれ、悪霊退散!病魔消滅!!」
草庵は、そのようなことを叫びながら
腰をこれでもかとお玉の股間に叩きつけるものだから
部屋の襖と障子がカタカタと激しく揺れた。
「ああ!ああ~!」
草庵の治療棒という名の珍宝(ちんぽ)が
お玉のおまんこを行ったり来たりする度に
お玉の喘ぎ声も大きくなって行く。

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そこへ廁(かわや=トイレ)から
丁稚見習いの久蔵が用を足して出てきた。
誰びとも覗いてはならんという言葉を
ちょうど腹を下して廁(かわや)に行っていた久蔵は
聞いていなかった。
それゆえ、女将さんの喘ぎ声が何事かと
思わず襖を開いた。
見知らぬ男が女将さんを裸にしてのし掛かり
激しく腰を振っているので驚いた!
「あんた!うちの女将さんに何をしとるんじゃ!」
一喝された草庵は素早く珍宝(ちんぽ)を引き抜き
乱れた着物の裾を直してイチモツを褌(ふんどし)に収めた。
「ご新造(奥さん)、治療の続きはまた今度だ!」
そう言うと身支度を整えて
そそくさと飛び出して帰っていった。

女将のお玉は素早く布団を被って裸体を隠した。
草庵が飛び出して帰ったので治療が終わったのだろうと
店の主人である吉兵衛が様子を伺いに部屋へやってきた。
「すっかり良くなったかい?」
何も知らぬ吉兵衛はお玉に優しく声をかけた。
「ずいぶん良くなりましたが、
あともう少しというところで
この馬鹿が襖を開けたものだから
治療効果が薄れてしまいました。
明日もう一度、草庵先生に診てもらいたいの」
と、吉兵衛に甘えた声を出した。
「なに?もう少しのところを?」
この馬鹿野郎と、吉兵衛は久蔵の頭を叩いた。
「よし、明日もう一度、
お加代に先生を連れてきてもらおう
お前は安静にしておくんだよ」と告げて
吉兵衛は店の方に戻っていった。

ほんとに、お前は馬鹿なんだから。
馬鹿は馬鹿なりに、先ほど見たことは他言無用だよと
女将さんに睨まれたので
久蔵は「へえ…」と返事をして項垂(うなだ)れた。

20210522060222cc1.jpeg



。。。。。。。。。。。

新作となります。
久々の時代劇ポルノです。
話し方が古風なので、
少しばかり読みにくいかと思いますが
どうぞ宜しくお願いいたします。

以前にブロともの風花さんから
「人身売買」をテーマに
お話を書けないものでしょうか?と
ご提案を頂いたので、口減らしのために
子を売るといった風習のあった江戸時代に
スポットを当ててみました。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

17:50  |  紺屋の女房  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

凄い治療法があるものですね。
女将さんは、結構気に入っているみたいですね(*^。^*)
ロベール.S |  2021.05.30(日) 11:08 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

ロベールさん、コメントありがとうございます
江戸時代は眉唾ものの治療がまかりとおってましたしね
まさかこんな治療法はないでしょうけどね(笑)
ほーくん |  2021.05.30(日) 13:33 | URL |  【編集】

新作、応援します。

遂に時代劇ですね。
私のリクエストとなれば、真剣に読まなければ、失礼に当たりますね。
愉しませていただきます。😉💕
風花(かざはな) |  2021.05.31(月) 00:06 | URL |  【編集】

Re: 新作、応援します。

風花さん、コメントありがとうございます
古典の原作があるだけに
大まかなストーリーはなるべく崩さずに
エロを散りばめて書いて行きます
応援よろしくです♪
ほーくん |  2021.05.31(月) 06:34 | URL |  【編集】

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