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2021.06.01 (Tue)

紺屋の女房 3

翌日、草庵先生を呼びに行った女中のお加代が
血相を変えて帰ってきた。
「おらんのです!
草庵先生が昨夜のうちに荷物をまとめて
また旅に出られたんです!」
そりゃあ、仕方ないねえと
店の旦那の吉兵衛はあきらめ顔だったが
腹の虫が収まらないのは妻のお玉であった。
「もう少しだったのよ、
もう少しで腹の差し込みが全快する筈だったのに…」
お玉は立腹していたけど、
朝餉(あさげ=朝食)をペロリと平らげていたことから
回りの皆は、もう医者に治療を施してもらわなくても
大丈夫ではないかと思っていた。
「あー!むしゃくしゃする!朝風呂に入るよ!
久蔵、風呂を沸かしておくれ!!」
商いをするものにとって、
朝寝、朝酒、朝湯は
身上(しんしょう=財産)を潰すと言われて
忌み嫌っていた。
「朝湯はやめなさい」と
亭主の吉兵衛がたしなめても言うことをきかない。
お玉に惚れぬいている吉兵衛は女房に睨まれると
それ以上は何も言えなかった。

202105220737245b6.jpeg

「湯が沸いて用意ができました」
久蔵がそう告げると昨日と同じように三助を命じた。
「三助ならば私が…」
お加代が申し出たが
「女のお前に
背中を流してもらっても気持ちよくない。
男の手で力強く擦ってもらいたいんだよ
お加代、お前は店先を掃除しな!」
店先の掃除は久蔵の仕事だっただけに
お加代は不服そうに頬を膨らましながらも
竹箒を手に取ると表(おもて)に出ていった。
「さあ、久蔵いらっしゃい」
お玉は我れ関せずと風呂場に向かった。
「やれやれ、困ったものだ」と
亭主の吉兵衛は店の開店時間が迫っていたので
慌てて店に出ていった。
「女将さんの言い付けだもん、
仕方ないですよね」と
困ったような表情をしながらも
心をときめかせて久蔵は
褌一丁の姿になると風呂場へと足早に向かった。

風呂場では昨日と同じくお玉が全裸で待ち構えていた。
「久蔵、お前も褌(ふんどし)を解いて裸になるんだよ」と
素っ裸になることを命じた。
久蔵は昨日の尺八(フェラチオ)を思いだし、
すでに股間の珍宝(ちんぽ)は仁王立ちであった。
「うふふ…やはり若いってのは素晴らしいわね」
お玉は激しく勃起している久蔵の珍宝(ちんぽ)に
頬擦りしてうっとりとした表情をした。
「久蔵、お前は女(おなご)を知ってるのかえ?」
そう聞かれて久蔵は激しく首を振った。
5歳の時にこの店に売られてから13歳になる今日まで
女(おなご)の手さえ握ったことがなかった。
「私が男にしてやろうかね」
そう言って久蔵を洗い場に優しく寝かせた。
「女陰(ほと=おまんこ)を見せてあげようかね」
お玉は久蔵の顔の上にしゃがみこんだ。
昨日、草庵先生のイチモツが抜けた時に、
ほんの一瞬だけ見た黒い陰唇の奥で
男を狂わせるような匂いを醸し出す女陰(ほと)が、
すぐ目の前に迫っていた。
久蔵はたまらずに
その匂いを嗅ぎながら自分で手すさび(手コキ)をした。
「だめだよ~、自分でするもんじゃないんだよ」
お玉は久蔵の手を払いのけて
珍宝(ちんぽ)を舐め始めた。
「ほら、お前も私の女陰(ほと)を舐めてごらん」
口元に女陰(ほと)を押し付けられた。
目の前には、おいど(アナル)がきゅっきゅっと
萎んだり広がったりしていた。

20210522091421e3d.jpeg

口元が女陰(ほと)の汁でびしょびしょになって行く。
まるで小水でも漏らしたかのような
おびただしいほどの量だ。
それを恐る恐る舌先で掬(すく)ってみた。
たちまた脳天にズドンと衝撃波がやってくる。
『旨い!なんて甘露なんだ!』
さらに舌先を伸ばすと
スルリと女陰(ほと)の膣(あな)に
舌先が吸い込まれた。
お玉は尺八(フェラチオ)を施しながら
「ううぅ…!あぐぅ~~!」と呻いた。
珍宝(ちんぽ)を咥えていてよかった。
それでなければ大きな喘ぎ声を発して
何事かと皆の衆が覗きに来るところだった。
「久蔵、お前、岩清水(いわしみず=クンニ)が上手だねえ
ほんとに女の体を知らないのかい?」
久蔵の舌が疲れて動きが鈍くなってきたので
お玉は誉めて久蔵を発奮させた。
男という生き物は誉めてやると精を出すことを
お玉は知っていた。
案の定、再び久蔵の舌が蠢き始める。
「そう!そうだよ!舐めながら
おさね(クリトリス)も指で弄っておくれ」
「おさね?」
初心な久蔵は、おさね(クリトリス)と言われても
何のことやらわからなかった。
「ここよ、ここを指の腹でグリグリして欲しいの」
お玉は自らの手を股間にもってゆき
中指の腹でぷっくら膨れた陰核を捏(こ)ねた。
「わかりました」
久蔵はお玉の脇腹から手を差し込んで、
おさね(クリトリス)なるものを
ぐりんぐりんと捏(こ)ね回した。
たちまちお玉の体がぶるぶると震え出す。
「おお!いきなりそんなに強くやられたら
私、狂ってしまうわ」
もう辛抱できないと、お玉は尻を離して立ち上がり
久蔵の手を取って湯船に浸かるように催促した。
湯船に浸かって久蔵を正座させると
「いいかい?私がお前を男にしてやるよ
絶対に声を漏らすんじゃないよ」
そう言いながら、
お玉は自分が喘いでしまうのを恐れて手拭いを口に咥えた。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

00:00  |  紺屋の女房  |  Trackback(0)  |  Comment(4)

Comment

江戸時代の風情

なかなか素敵です。
当時は、クリトリスを「おさね」。
クンニのことを「岩清水(いわしみず)」と言ったのですね。
風情があって良いですわ。😊
風花(かざはな) |  2021.06.01(火) 13:53 | URL |  【編集】

Re: 江戸時代の風情

風花さん、コメントありがとうございます
「おさね」は京都方面の年配者はそのように呼ぶ人もいるとか…
「さね」は種子のことらしいです
果実の「実」は「さね」と読みますからね
そこに「おちんちん」などのように「お」がついて
おさねになったと解釈していいと思います
それ以上に「岩清水」は風情がありますよね
山の岩の割れ目から湧き水が垂れてきて山歩きの男たちの喉を潤すという光景がまさにクンニを想像させます

ほーくん |  2021.06.01(火) 15:40 | URL |  【編集】

13歳である久蔵には、かなり早いですねぇ~
昔の呼び方も勉強になります。
ありがとうございます。
ロベール.S |  2021.06.01(火) 20:54 | URL |  【編集】

Re: タイトルなし

ロベールさん、コメントありがとうございます
昔の日本人は早熟というか成長の度合いのスピードが早かったかたと思います
なにせ15歳前後で大人とみなされてましたし
人生は40~50歳で終わりでしたから
ほーくん |  2021.06.01(火) 23:22 | URL |  【編集】

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