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2015.01.27 (Tue)

禁断の自由形13

深夜遅くに育美は自分の部屋へ帰っていった。

ベッドには育美の残り香があった。
吉本はその香りを楽しみながら眠りにおちた。


翌朝、さすがに足腰がふらついた。
でも吉本の息子は、もっと快楽が欲しいとばかりに
下着の中で元気に起立していた。
『もし今夜も育美が愛し合いたいと訪ねてきたら
今度は育美に上になってもらって俺は下で楽をさせてもらおう』
そんなことを思っていると体はクタクタなのに、自然と顔がニヤついてしまう。

食堂に行くと選手たちはすでに朝食の最中だった。
チラッと育美と目が合った・・・・
みんなにわからないように育美の唇が『チュッ』と投げキッスをした。
思わず心が暖かくなる・・・
頬が紅潮してるのではないかとヒヤヒヤしながらテーブルについた。

そんな二人を樋口陽子と井上佳奈が
睨みつけるような痛い眼差しを注いでいることに
育美も吉本も気付かなかった。

これからも育美との愛を育むために体力をつけなければ・・・
吉本は食欲はなかったが無理やり胃袋に朝食を詰め込んだ。
だが体は正直で、満腹になると睡魔が襲ってきた。
育美は楽しげに部員たちと談笑している。
わずかに10歳ほどの年齢差なのに、
やはり若さのエネルギーとはすごいものだと感心した。

育美と目があったのを機に、育美を手招きして呼びつけた。
「なんでしょうか?」
いつもと変わらぬ接し方だが、
吉本の目には水泳部の部員ではなく一人の女に見えてしまう・・・

「悪いんだが、先生はこれから
学校に残っている顧問の桜川先生と今後のトレーニングについて
メールで連絡しなきゃなんないんだ・・・・
だから、俺が決めた練習メニューをお前がみんなを引っ張っててくれないか?」

愛する男が自分を頼りにしてくれてる・・・
育美はそう感じた。
だから、とびっきりの笑顔で「わかりました」と了承した。

『すまん育美・・・・悪いが午前中だけでも休ませてもらうよ・・・』
とにかく1時間でも2時間でも、あともう少し眠りたかった。

「さあ、朝練するよぉ~」
相川育美の号令に全員が「はあ~い」と元気よくプールに向かって駆け出した。
一人、食堂に残った吉本は大きなあくびを連発した。

「ずいぶんお疲れなんですねえ・・・」
背後からの声に振り向くと、
センター職員の婦人がテーブルを拭きながら笑顔を投げかけた。
「慣れないコーチを引き受けたものですから・・・」
さりげない会話のはずだった。
だが、吉本の言葉に対して婦人が返えしてきた言葉に思わず凍りついた。
「夜の練習も手とり足とり教えてるんですよね?」

「な、なんのことでしょうか?・・・」
心拍数が一気に跳ね上がった。
平静を装ったつもりなのだが、言葉が震えてしまっていた。

「先生・・・・就寝するときは窓のカーテンを閉めなきゃねえ・・・」
み、見られていたのか!!?
「な、なんのことでしょうか・・・」
ここは知らぬ存ぜぬを決め込まなければ・・・・

「見ちゃったんですよ、私・・・
背中に白いモノをタップリと・・・激しかったですよねえ」
やはり見られていたのか・・・
言い訳をしなければ・・・そう思うのだが、言葉が見つからなかった。

「やっぱりピチピチの高校生の体は格別でしたか?
背中になんて射精せずに
若いオマ○コに突っ込んだまま射精したいんじゃないですか?」
だったら、いいものあげましょうか?と、婦人はエプロンのポケットから
コンドームを取り出した。
「これさえあれば挿入したまま・・・・」
そう言ってウフフと微笑んだ。

『欲しい!!コンドームがあれば育美に挿入したまま射精できる!!』
その思いが表情に出てしまったのだろうか、婦人は「差し上げますわ」と言った。
そして続けてこう言った。
「でも・・・タダというわけにはいかないわ・・・
魚心あれば水心ありってね・・・・」
婦人は微笑みながら吉本の手を取って、自分の胸に導いた。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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