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2018.08.21 (Tue)

愛の隠れ家 1

いくら計算しても家計は火の車だった。
中山愛子は家計簿を見つめてため息をついた。

景気のいいときにマイホームを購入したツケがまわってきたのだ。

主人のサラリーは年々減少してゆく‥‥
ローンでボーナス月の支払いを大きくしすぎたのだ。

まさかこんなに不景気が続き、
ボーナスが半減するとは思ってもみなかった。

『このままではいけないわ』
スーパーのパートよりも歩合のよい仕事を探さなければ‥‥

夫の誠司は中間管理職として神経をすり減らしていた。
最近はやつれてきて夜の営みもさっぱりだった。

愛子はパソコンを立ち上げて、求人情報を覗いてみた。
どれもこれも似たような時給だった。
いっそ風俗に身を委ねようかしら‥‥
ふとそんな考えが頭をよぎった。
ご無沙汰の夜の営みからくるストレスも解消されて
一石二鳥かもしれないわ

いや、ダメだわ。
こんなに狭い街だもの、
知り合いが客として来ないとも限らない‥‥

ぼんやりと画面をスクロールさせていると、
時給1500円という文字が目に飛び込んできた。

「あら、なんて魅力的なんでしょ」
詳細を見てみるとホテルの客室清掃とベッドメイキングということだった。

これだわ!
ここを受けてみよう‥‥

善は急げとばかりに愛子はスマホを手にして連絡を取った。
ホテル側はお時間があれば今からでも面接したいということだった。

面接場所の現地に行ってみて愛子は驚いた。
ホテルの名前こそ「プリンセスホテル」というネーミングだったが
外観のネオンの華やかさはどこからどう見てもラブホテルだった。

だが、客室清掃なんてものはビジネスホテルもラブホテルも変わらないだろう。

面接官は、ラブホテルの女性オーナーの重盛和美と名乗った。

「じゃあ、早速明日からでも来ていただけるかしら?」
面接もそこそこに採用が決定した。



「仕事は基本的に二人一組で行うの、私があなたのパートナーよ、よろしくね」
横山聡美、年齢はおそらく五十代半ばといったところだろうか。
豊満な体は典型的な日本のお母さんといった風貌だった。

「ここがあなたのロッカーよ」
そう言って緑色の上下のジャージを手渡された。
作業着に着替えろということね‥‥
着ていた服を脱いでブラとショーツだけの姿を聡美は舐めるような目つきで見つめた。
「やっぱり若いっていいわね~」
屈伸運動しながら聡美はそう言った。

「いえ、もうすぐ40ですからそんなに若くないです」
謙遜のつもりで答えたのだが「50のおばさんに比べれば十分若いって意味よ」と叱られた。

♪ピンポーン
呼び出しのチャイムがロッカールームに流れた。
聡美はすぐさま備え付けの内線電話の受話器を取り、フロントにダイヤルした。

「はい‥‥わかりました、305号室ですね。‥‥はい、すぐいきます」
受話器を置くと、仕事よついてらっしゃいと有無を言わせない態度で部屋を出て行った。

『初日から気まずい雰囲気になっちゃった‥‥』
とにかく今は仕事に集中しよう。

指定された部屋に行くと乱れた形跡をそのままにしてあるベッドに目を奪われた。

「あらあら、激しかったのね」
どこから手をつけていいのかわからないほどの乱雑なのに、何故か聡美は嬉しそうだった。

「じゃあ、とりあえずタオル類をまとめて、このバスケットに入れてくれる?」
口調は優しかった。
機嫌が直ったのかしら・・・

愛子はここぞとばかりに謝った。
イヤな気分のまま1日を過ごすのがイヤだったからだ。
「あの・・・・さきほどはすいませんでした」

神妙に頭を下げると
「え?ああ・・・気にしないで~~。
私、なんとも思ってないからさあ~」

すこぶる上機嫌であった。

聡美は慣れた手つきでベッドからシーツを剥がしていく。
中央部には激しいシミができておもらしをしたようだった。

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「あら~、ほんとに気持ちよかったのね~ これ、お漏らしじゃないわよ
わかる?潮を噴いたのよ」

そんなことは愛子にもわかっていた。
愛子も感じやすい体質でポイントをうまく責められたら
まるでおもらしのように激しく潮を噴いてしまうのだった。

「じゃあ、スペアのシーツを敷いちゃうからバスルームの方をお願いできるかしら」

「は、はい・・・」
あの・・・どうやって・・・・

「あんた、おうちで風呂掃除ぐらいするんでしょ?
おうちの風呂掃除の要領でやればいいのよ」

そう言って聡美はカーゴから洗剤とスポンジを愛子に手渡した。

実はバスルームなどサッとシャワーで洗い流すだけなのだ。

だが聡美は一人になる時間が欲しくて、
わざと愛子が手間取るようにしっかり洗うように命じたのだった。

「それじゃあバスルームをやらせていただきます」

「ええ、お願いね。
少しでも汚れていると次のお客様から苦情がくるからね」

愛子がバスルームに消えるやいなや聡美はゴミ箱をかき混ぜて
目的のものを探し出した。

『あ、あったわ・・・・』
ダラリと伸びきったゴムの袋の先にタップリのザーメンが溜まっていた。

よかった・・・・口を縛っていないわ・・・

中には使い終わったあと、律儀に口をしばってしまう客もいた。

聡美は、まるで香水でも嗅ぐかのようにクンクンと鼻を鳴らして
匂いを吸い込んだ。

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『若い男だわ・・・匂いが強いもの・・・』
匂いを嗅ぎながら聡美はシーツを剥がし、
下地のビニールシーツがむき出しになったベッドの上に体を横たえた。



愛子の方は聡美の言いつけ通りに洗剤を
バスタブにスプレーしてスポンジで擦り始めた。

しばらくすると微かな声が聞こえてきた。

『はあ・・・はあ・・・・ああああ・・・・』
え?まさかこの声は・・・
どうやら階下のバスルームで愛し合っているようだった。

排水口を通じて女の喘ぎ声が聞こえているのだった。

『ううう・・・あ!!そこ!!そこが気持ちいい!!!』

『わかってるってアユミは尻の穴が感じるんだろ?』

『いや・・・だめ・・・舐めないで・・・・』

いつしか愛子はバスルームに寝そべって聞き耳を立てていた。

images (2) 

すごい・・・
しちゃってるんだわ・・・

女の喘ぎ声が少しずつ大きくなってゆく

『ああん・・・いや、だめぇ・・・・』

『だめと言いながらこのビチャビチャはなんだ?』

『そ・・・それは・・・お風呂のお湯が膣(なか)に入っただけだもん』

『そうかあ?このおツユ、なんだかいい匂いがするし、美味しいんだけど』

ピチャピチャと舐める音まで明瞭に聞こえてくる・・・


す、すごい・・・・
これがライブの醍醐味だわ
AVのようなやらせの音じゃないわ・・・

愛子の乳首はいつしか硬く尖り、ブラの内側に擦れて痛いほどだった。
股間は久しぶりの刺激にみるみるうちに潤っていった。

『あああ・・・すごい・・・いっぱい舐めてぇ~~』

ああ・・・私も舐められたい・・・
クリトリスを舌先で転がしてほしい・・・

知らず知らずのうちに左手は豊満な乳房を揉み、
右手は股間に伸びてジャージの上から肉芽を探し出してコネコネし始めた。



そのころ聡美はザーメンが入ったコンドームをウットリした眼差しで見ていた。
『あなた・・・すごく大きいわ・・・・』
コンドームを装着したカチカチに勃起したペニスを想像した。

聡美・・・ほら、しゃぶってごらん・・・
渋い声の男性を妄想しながらジャージのファスナーを下ろして
肌を露出させた。
コンドームを胸に乗せると、ひんやりした感触が乳房に伝わる・・・

「ああん‥‥ブラも外したい‥」
愛子が来るまでの数週間、部屋の清掃は独りでこなしてきた。
ハードだったけど楽しかった。

お客さまの乱れた後のベッドに潜り込み、
残り香を味わいながらオナニーに明け暮れた。

さすがに使用済みのコンドームを舐めたり、
放出されたザーメンを味わうという行為はしなかったが、
匂いフェチの聡美にとって残り香は最高のオナニーのおかずだったのだ。

聡美は湿ったベッドに顔を埋めた。
大量の潮を噴いたのだろう、女の香りがプンプンしていた。
その匂いを胸いっぱいに吸い込むと、
自分自身がクンニされて愛液を垂れ流す姿を妄想した。

「ああ‥‥裸になって思いっきり指を突っ込んでかき混ぜたい‥‥」
天井に目をやると豊満な自分の姿が映っていた。
上着の前をはだけさせている自分。
『私だってまだまだ女よ‥‥』
女は灰になるまで女‥‥誰かが言っていたっけ‥‥
ほんとにその通りだと聡美は思った。

脚を開いて股間を触ると、ジャージパンツの上からでも湿り気が感じられた。
直に触ったなら、きっと大洪水に違いなかった。

『ああ‥‥ここで思いっきり組みし抱かれたいわ』
男の体の重みを聡美の体は忘れずに、まだはっきりと覚えていた。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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