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2018.08.23 (Thu)

愛の隠れ家 2

大島康弘は滅入っていた。

さきほど、出会い系サイトで落とした女を
助手席に乗せてラブホテルを目指していた。

電話の声は可愛かった。
こりゃ上玉を手にしたと期待していた。
だが、現れた女はひどい醜女(しこめ)だった。
『こりゃサギだぜ‥‥』
出張ヘルスなら間違いなくチェンジを申し出るほどのブスだった。
けれども挿入したくてウズウズしている息子を黙らせるわけにはいかなかった。

『まあ、いいか‥‥プロポーションは良さそうだし、
バックからハメたら顔は見なくてもすむしな』
そうと決まればサッサと挿入して、出すものを出したくて仕方なかった。

走行先に『プリンセスホテル』という看板が見えた。

「ここでいいか?」

「ホテルですか?」

女はイヤそうな声を出した。

『おいおい、それが目的の出会い系だろうが!
ランチでも食べて、はいサヨナラでもする気だったのかよ』
若干、イラッとしたが次の女の言葉で俄然と興味がわいた。

「あの‥‥私、見られてないと燃えないんです‥‥
なんならカーSEXでもいいんです、してるとこを見られたいんです」

それは大いに興味があった。
だが、カーSEXは困る。
シートにシミを作りたくなかったし、
ナンバーを見た誰かに強請られないとも限らない。

「他人に見られるんならどこでもいいんだね?
じゃあ、そこのホテルにしよう。大丈夫、ちょっとした考えがあるんだ」

こりゃ、面白くなるぞ~
大島自身も期待にワクワクしたが息子はそれ以上に喜んでピクピクしていた。



ロビーのタッチパネルの前で、大島は女の耳元に口を寄せて囁いた。
「ショータイムの始まりだぜ」
フロントの呼び鈴を鳴らすと奥から「は~い」と若い女の声がした。

「すいませ~ん、部屋の選び方がわからないんですけど」

「お好きな部屋のボタンを押していただければいいですよ~」
と、声だけの対応で済まそうとした。
すかさずに大島は「ちょっとこっちに来て教えてくださいよ」と怒鳴った。

フロント係の綾瀬光子はヤレヤレと言う表情でロビーに足を運んだ。
『たまに年配のお客さまでトロい方がいるのよねえ‥‥』
フロントの奥から覗いていると、
どうみても70歳ぐらいのカップルがたまに訪れることがある。
勃起するのかしら、ちゃんと濡れるのかしらと他人ごとながら心配してしまうことがある。
それこそ、変な薬を使って腹上死はしないだろうかと、
そのカップルがチェックアウトするまでハラハラするものだ。

だが、目の前のカップルは3、40代のさせ頃し頃の二人だった。
「どういったお部屋がご希望でしょうか?‥‥」

返事がないので振り返ると、男女はディープキスを始めていた。
舌と舌を絡ませあい、お互いの口元は唾液まみれだった。

「ち、ちょっと、お客さま‥‥」
こんなところで困ります!
その一言が出なかった。
さきほどまで、暇つぶしにパソコンでエロサイトを見ていた体が疼いた。
目の前で繰り広げられる男女の痴態に股間のクレバスが熱く潤った。

男女は見られている事などお構いなしに、体を弄り始めた。
男は女のスカートをめくりあげて、股間に手を突っ込んだ。
「ああおおお~!」
女が獣のように吠えた。

ダウンロード (3) 

女の顔が官能を与えられて歪んだ。
腰をピクピク動かして男を誘っていた。
女も負けじと男の股間に手を伸ばして屹立しているシンボルを握った。

スラックスから勃起したシンボルのシルエットがクッキリと浮かんだ。

光子のワレメはトロトロ状態だった。
『ああん‥‥私のも触って欲しい‥‥』
今ならばクリトリスにキスされるだけで達してしまうに違いなかった。
自然と脚をモジモジさせてしまっていた。

「しゃぶりたいの‥‥ねえ、しゃぶらせて‥‥」
女の指がスラックスのジッパーを下げはじめた。
トランクスに包まれたちんぽが姿を現わす。
どうやら前開きではないようで勃起したモノは
トランクスの生地をめいっぱい伸ばして屹立していた。
その先端は激しく濡れて、そこだけが色濃くなっていた。

これ以上見せつけられたらおかしくなりそうだった。
光子は適当にルームパネルのボタンを押して、
出てきたカードキーを男の手に無理やり握らすと
「ごゆっくりとおくつろぎ下さいませ」と早口で喋ってフロントへ逃げこんだ。

「いやん‥‥もっと見られたい‥‥」
女は大島に甘えた。
不思議なもので、
股間を触り合う関係ができるとブスだと思っていた女が妙に可愛く見えた。

「まだまだ序の口さ、第2ラウンドはベッドで楽しもうぜ‥‥」
感じまくっている女は、一歩足を踏み出す度に
ワレメへの刺激があるのか「あん!」と喘いだ。


光子はフロントのデスクに座るやいなや、
先ほどまで見ていたなじみのエロサイトを開いた。
動画をクリックして映像が流れはじめると、
スカートをたくしあげてパンストとショーツを同時に膝元までズリ下げた。

指を股間に沈めた。
指を舐めて濡らす必要などなかった。
土砂降りのあとの沼地のようにクチュっと音を立てて指が沈み込んだ。

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「ちきしょう‥‥ちきしょう‥‥あんなブスにさえ男がいるというのに、
なぜ私は誰にも相手にされないんだろう?」
ワレメ同様、その目も潤んでいた。

ワレメに埋めた指を抜き差しすると、ジュポジュポといやらしい音がした。
お豆は痛いほどに尖っている。
おそらく包皮を脱ぎ捨てて顔をのぞかしているにちがいなかった。
指をワレメに沈めたまま、手のひらでその呼び鈴を押し込んでやる。
いつもフロントに響く「チーン」という音でなく、
その呼び鈴は光子の喘ぎ声となってフロント内に響き渡った。


エレベーター内で女はすねていた。
「あそこで立ちバックでハメてくれたらよかったのに‥‥」
ちんぽを弄って離そうともしない。
『この女、よっぽどの好きモノだぜ』
わき腹を抱き寄せ、胸をまさぐった。
こうして立たせておかないと、今にもしゃがみ込んでフェラチオを始めそうな勢いだった。
くわえてくれるのはありがたいが、この女なら唾液を垂れ流してしゃぶりそうな気がした。
そんなことをされたらスーツのパンツが台無しになってしまう。

「ねえ、この中でしよっか?誰かが乗ってきて見てくれるかもしれないわ」
ほっておくとパンツを脱ぎそうな勢いだ。
仕方なく、さきほど頭に浮かんだ計画を話してやった。

「それ、面白そう!行こ、早く部屋に行こ!」
女は目を輝かせて無邪気に笑った。

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愛子は排水口から漏れ聞こえる階下からの音声に釘付けになっていた。

『ここで挿入してもいいかな?』

『あん‥‥ダメよ、ゴムを付けてくんなきゃ入れちゃダメ‥‥』

『そんなこと言うなよ‥‥ちゃんと外で出すからさ』

『ダメ、ダメ!やだ、ほんとにやめてよ‥‥あ!いや!あああ~!!』
女の声が一段と高くなった。

挿入されたんだわ!
ダメだとか、イヤだとか言いながら女の声は甘ったるく、確実に男を誘っていたわ‥‥

ああん‥‥私もセックスしたいわ
せめて指だけでもいい
今すぐ挿入(い)れたいわ

はっ!!ダメ、ダメ今はお仕事中じゃない!
ダメよ愛子、はしたない事を考えちゃ‥‥

疼く体にムチ打って、愛子は体を起こして風呂掃除を始めた。



一生懸命に風呂掃除をする愛子とは対照的に聡美はどんどん自分の世界に入って行った。
ブラをたくしあげて、巨乳を外気に晒すと、ボルテージは一気に加速し始めた。
使用済みコンドームを乳首に乗せると体中にビリビリと電流が流れた。
「くっ!」大きな声で喘ぎたかった。
だが、すぐ近くの浴室には愛子がいる。
下唇をきつく噛んで、聡美は声を出すのを
必死で耐えた。

『欲しい!熱くて硬い逞しいモノが欲しい‥‥』
知らず知らずのうちに右手がパンツの腰ゴムをくぐり抜けて指先が沼地に到達しようとしていた。

沼地の手前にある呼び鈴に触れた途端、腰が勝手にバウンドし始めた。

ベッドがギシギシと音を立てた。
逞しい男に抱かれている妄想が聡美を支配した。
『キスを‥‥頂戴』
口を半開きにして舌先をのぞかすと妄想の中の男は体を聡美に体を預けてきて唇を重ねてくれた。

激しいキス‥‥
舌と舌を絡ませ、唾液を交換しあう。
『ねえ‥触って‥‥』
脚を大きく開くと溢れ出た愛液が尻の谷間に流れた。
自分の指を男の指に見立てて秘壺に潜らせようとした。

その時だった。
ベッドサイドの電話からコール音が響いた。

たくしあげたブラをそのままにして慌ててジャージの前を閉じて受話器を取った。

『ねえ、メイキングまだ終わらないの?』
フロントの綾瀬光子がいつものヒステリックな声で吠えた。

「あ、すいません、もうすぐで終わります」
ったく、自分はフロントの席に座り込んで動きもしないで
はるかに年上の私に命令口調でいつも噛みつく女。

「ほんとにいつもノロいんだから‥
いいわ、二名体制になったんだから1人回ってほしいの」

「チェックアウトの部屋ができたんですか?」

「違うのよ、苦情よ!お湯が出ないそうなの」

またか‥‥
このホテルのボイラーはそんなに大きくない。
あっちこっちでお湯を出されると、途端に温度が低くなる‥‥

「至急お部屋に行って確認してほしいの。211号室よ!」

どうせ行ったってボイラー云々の説明をして平謝りするしかないのに‥‥
それぐらい電話対応したときに説明してくれたら済むものを‥‥

だが、それを言ったら、また噛みつかれる。
大卒で事務の資格を持っているというだけでお高くとまるブス女が!

了解しましたと受話器を元に戻すと、浴室に向かって叫んだ。

「愛子さ~ん、終わった?」
苦情を聞いて叱られる役目は新入りに任そう‥‥
そして邪魔者がいなくなった部屋で思いっきり声を出して乱れよう。

愛子を呼ぶ声は、年甲斐もなく妙に甘く鼻にかかった声だった。



・この後、それぞれの視点からお話を書いて行くので
時系列がややこしくなるかもしれませんがご容赦下さいね

・台風20号…我が家は暴風圏内に当たるようでので
気をつけたいと思います
また進路直撃の地域の方はくれぐれもご注意下さいね
危機管理は個人の判断でなるべく早めに行動してください

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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