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2019.03.07 (Thu)

いろはにほへと 11

策ノ進とお民が初おめこをしようとしている頃…
城内のお吉はというと…

庄屋の娘とはいえ、農民上がりのお吉は腰元連中から浮いた存在であった。
村では一番の器量良しでも、ここに来れば人並みの器量であった。
腰元連中はそれぞれの村から一番の器量良しが選ばれ
連れて来られた者達ばかりなので当然であった。
おまけにお吉は幼い頃に母親を亡くしていたので
針仕事も掃除も基本がなっていなかった。
料理だけは自信があったが、城内には料理番というお役目の武士がいたので
お吉の出番はなかった。
おまけに女としての作法も不勉強ゆえ皆の足手まといとなっていた。

なので当番を組む者達はお吉を毛嫌いした。
当然の事ながらそこには新入り虐めという構図が出来上がりつつあった。
しかし、お吉を虐める腰元は、さらに上級の腰元から虐めを受けてたりもした。
一見華やかな腰元の世界も
女のぎすぎすした性根が入り交じり合う複雑な世界なのだった。

村で殿に見初められたお吉ではあったが、
殿はお貞という腰元にご執心てあった。
来る日も来る日も夜のお供にお貞を指名した。
お貞が側室に上がるのも時間の問題であった。

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殿に呼ばれない腰元達は男日照りの我が身を己の指で慰めていた。
中には気の合う者同志で乳繰り合う者もいた。
そして腰元二年目のお京が己の慰めの相手として密かにお吉を狙っていた。

ある夜、お吉は枕元に立つ人の気配で目が覚めた。
「お吉…私よ…お願い、静かに私の後についてきて…」
いつもは嫌がらせをするお京が猫撫で声で、しかも『お願い』だなんて…
訝しがりながらもお吉は静かにお京の後について行くと
今は使われることのない物置部屋に連れ込まれた。
「なんのご用でしょうか?」
腰元連中の部屋から遠く離れたこの部屋では多少の声を出しても聞こえるまい。
お吉の脳裏には私刑(リンチ)の文字が浮かんでいた。
お京は一言も発さずに、振り向きざまお吉に接吻した。

「お京さん?!な、何を…」
「お吉、あんた、男を知ってるんやろ?
隠さんかてええで、うちもすでに男を知ってるねん…
男を知ってる女は腰つきでわかるもんや」
「それが何か?」
「かまととぶる必要もあらへん。男を知った体の者同士、
ええ思いをしよかっていう話や」
お京は懐から棒状のモノを取り出した。
「握ってみ」
言われたとおりに握り、お吉は飛び上がるほど驚いた。
「ええ感じの反り具合の枝を見つけたんや…
それに随喜の蔦をギッシリ巻き付けたら…どや?即席の男根の出来上がりや」
お京の言うとおり、男の持ち物のような熱さはないが
手触りといい太さといい男根そのものであった。
「な、これでうちを慰めて欲しいねん…
うち、体が疼いて辛抱堪らんねん
両端を同じように丸めてあるからお吉も挿してええんよ
なあ、お呼びのかからない者同士仲良くやろうや…」
そう言って張り子型の枝をお吉に手渡すとお京は腰巻きを捲りあげて尻を突き出した。
途端に女のむせ返るような匂いがした。
お吉は策ノ進が忘れられずに厠でこっそり指遊びをするのだが、その時に匂う香りだ。
『どのおなごも同じような匂いをさせるんやわ』
そんな発見に驚いていると「何してるんや、早よ挿してえな」とお京が尻を揺さぶり催促した。

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「わかった…ほな、挿すでえ」
月明かりだけでよく見えなかったので、お吉は手を伸ばしておめこを確かめようとした。
割れ目に触れた瞬間「ひぃ~っ!!」と悶えてお京は崩れ落ちた。

『わかる、その気持ちわかるで…』
おそらくおめこに触れた瞬間、ビリビリと震えが来たんやろ?
ものすごく気持ちよかったんやろ?
お吉は片手に張り子型を持ちながら一方の手で己の股間を弄りはじめていた。
「お京さん、そないにベタッと寝られたら挿しにくいわ…
尻を高く掲げてえな」
こ、こうか?
お京は猫が背伸びをするように尻だけをせり上げた。
お吉は尻穴と間違えないように尻の谷閒を覗きこんだ。
月明かりに照らし出されてヌラヌラと光り輝く秘穴が息づいていた。

『まあ、なんてエグい…』
男衆はこんな不気味な穴を愛しそうに舐めるのか…
そうしてる間も早く挿入しろとお京は尻を揺らす。
「揺らさんといて。尻穴に挿してしまうで!」
お吉はお京の催促を制すると狙い定めて張り子型をブスリと挿し入れた。
「あああ~っ!!」
一際大きくお京はよがった。
「気持ちイイ!すっごく気持ちイイわ!これよ!この感触を待ってたの!」
お京は自ら腰を振って張り子型をグイグイと呑み込んだ。
淫水が止めどもなく溢れ、張り子型を持つお吉の手をびしょびしょに濡らした。
『まあ…なんて気持ち良さそうな…』

「おさねも…おさねも弄ってよ~」
お京は脚をこれでもかと開き、さらに尻を高々と持ち上げた。
おなごのおめこなど触りとうもなかったが、言うことを聞かぬと後の仕返しが怖い…
お吉は自分の股間を弄っていた手を差しだしてお京のおさねをグリグリしてあげた。
「おおお…!お吉…上手やでえ、あんた上手やでえ~!」
そう叫びながらお京は淫水をピユっと小便のように漏らした。
生暖かい淫水が張り子型を持つ手を濡らす。
『うちも…うちも挿して欲しい…』
お吉は鏡に映し出された姿のようにお京と同じ姿勢を取ると
張り子型の片側を自ら挿していた。
「くう~っ!」
忘れかけていた感触にお吉も身悶えた。
腰を振り合う二人の女の尻肉がぶつかり、ペタンといやらしい音がした。
「気、気持ちええわ~!」
策ノ進のへのこにも負けず劣らずズイキはおめこに喜びを与えてくれた。

先に気を遣ったのはお京であった。
グッタリと寝そべったものだから張り子型がズルリと抜けた。
「いやや~!うちも逝かせて欲しい!」
今度はお吉がおねだりをした。
「わかってる。あんたも逝かせたる!」
お京は張り子型をしっかりと握りしめてお吉を責め立てた。
「い、逝きそうや…」
いつの間にか全裸になったお京の乳をお吉は揉みまくった。
「逝ってええんよ」
お京がお吉の体中に接吻の嵐を降り注ぐ。
「あああ~っ!逝っくう~~!!」
お吉もお京の手によって極楽へ導かれた。

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2019.03.08 (Fri)

いろはにほへと 12

お吉は策ノ進を忘れられず
張り子型で女同士で慰め合う日々を過ごしていた。

だが当の策ノ進はお民を嫁に娶らんとして
新たな色恋の生活に生きようとしていた。

「先生様…早よ、うちを女にして…」
へのこを舐めることに没頭しながらも
挿入される期待感を持ち続けていた。
「まて、その前にお前のおま〇この味見じゃ」
策ノ進はお民の帯を解いて全裸にさせると
布団の上に寝るように促した。
さすがにお民はこれから破瓜される期待感と不安感で
体が固くなっていた。
「案ずるな…優しく挿してやる。
だがその前におま〇こがしっかり濡れておらぬと
こちらとしても挿しにくい。
だから味見を兼ねてじっくり舐めて濡らしてやるのだ」
お民はしっかりと脚を閉じて開脚を躊躇った。
「夫婦(めおと)になれば毎晩でも挿すのじゃ。
今から恥ずかしがってどうする」
まだ何も知らなかった時期は
おま〇こを与作に堂々と見せたくせに、
嫁入り前に母親から
おま〇この事をしっかりと教えられたのだろう。
お民は顔を紅潮させわずかにぶるぶると震えていた。

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「ほんまに優しく挿してくれる?
お母ちゃんから聞いたんやけど、
最初はものすごく痛いっていうやん」

「案ずるな、おなごであれば誰しも通る道じゃ
最初の痛みだけ辛抱すればよいのじゃ」

まずは緊張をほぐすのが先だと感じた策ノ進は
腕枕しながら他愛ない話をしながら
少しずつ胸を揉んだり下腹を撫でたりした。
甲斐あってお民の鼻息が荒くなってゆく。
会話の受け答えも調子がずれて
「うん」としか言わなくなった。

『頃合いかのぉ』
策ノ進はお民の陰毛を掻き分け、
奥に潜むタテスジを指でさすった。
おさねの手前まで指先が潜りかけると
「ああん…」と甘い声を出し始めた。
閉じた太ももに手を差し込み、両側に押し開くと、
お民は素直に脚を開いた。

太ももの内側を撫でながらおっぱいを吸った。
あっという間に乳首は勃起し、
甘噛みしてやると跳ね返すような弾力が歯につたわった。
固く閉ざされていた唇が開き、
「あっ…あっ…」という喘ぎ声も漏れ始めた。
策ノ進は素早く体を起こしてお民の股間に顔を埋めた。
「さ、策ノ進さま…!」
手で股間を隠そうとするので、その手を払いのけるや否や
策ノ進はお民のおま〇こに吸いついた。

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「あああ~っ!」
初めて訪れた男の舌がアソコを這う感触に
お民は凄まじい喘ぎ声で応えた。
恥ずかしい、怖いと言いながらも
お民はぐっしょりと濡れていた。
指でタテスジを浅く潜り込ませ、指先に雫をすくい上げ
「ほれ、こんなに濡れておるぞ」と指先を見せてやった。

「策ノ進さまの意地悪…」
そう言いながらもおま〇こはさらに潤いを増した。
おさねに吸いつくと「あかん…あかん…」と言いながら
脚を思いっきり開きはじめた。
腰が微妙にピクピクと上下に動く。
策ノ進は優しくお民の体の上に覆い被さり、
へのこをおま〇こにあてがった。
「いよいよなんやね…」
不安と期待の入り混じった声でお民は覚悟を決めたかのようにそう言いながら目を閉じた。
『お吉とお民…ここへ来てわずかな期間に二人のおぼこを女にさせることが出来るなんて…
男冥利に尽きるわい』
しかもこの度は女にしてやるお民を嫁にして食わせて行かねばならぬ。
破瓜させる喜びと共に男としての責任感も生まれる。
「お民…これから二人して幸せになろうな」
思いがけない策ノ進の言葉にお民はハッとして目を開いた。
その瞬間、一気に策ノ進のへのこがお民を貫いた。

うっとりとしていたお民の表情が驚愕にかわる。
そして甘い吐息を漏らしていた口からは
「痛い!痛い!!やめて!!!」
と挿入を拒む声に変わった。
お吉に負けず劣らぬ挿し具合の心地良さに
優しく挿すという約束を忘れて、策ノ進は一気に根元まで埋没させた。
祝言をあげて夫婦(めおと)になれば毎晩こうして楽しむことが出来る。
何よりも子種を吐精する頃合いを気にせず
最後まで挿したまま果てる事が出来るということが楽しみであった。
策ノ進はハメあいながら乳を揉んだり接吻したり、
体を撫でる事も忘れてひたすら腰振りに没頭した。
策ノ進の代わりに下からお民が策ノ進の背に腕を回して優しく撫でた。
破瓜の傷みが薄らぎ、少しずつ快感の波が押し寄せていたのだ。
「策ノ進さまはうちのもんや…もう誰ともおめこしたらあかんよ」
嬉し涙でお民の顔はぐしゃぐしゃであった。

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2019.03.10 (Sun)

いろはにほへと 13

策ノ進との祝言が明日に迫っていた。
祝言の席に飾る花を摘みにお民は山を歩いていた。
峠の端に早咲きの桜があったのを思い出して祝宴を彩りたいと思ったからだ。
険しい道のりであったが、お民の足取りは軽かった。
明日になれば晴れて策ノ進と夫婦(めおと)になれる…
そう思うと心が弾んだ。

桜の木に辿り着き、お民は桜の木に向かって合掌した。
『せっかく咲かせた花やけど、うちらの祝言のために少しだけ分けて下さい』
そうしてから女の非力でも折れそうな小枝を見繕っていくつか手折った。
桜に没頭していると、背後から「お民ちゃん…」と呼びかけられた。
誰かと振り向くとそこに与作が立っていた。

「どうしたん?こんなところに来るなんて」
男の与作がわざわざ花見に興じる訳でもないだろうから
お民は素直に与作がここへ来た理由を聞いた。

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「お民ちゃん…ほんまに先生様と夫婦(めおと)になるんか?」
与作は畑小屋の件から仄かにお民に恋心を抱いていたのだった。
「うん。先生様にはお吉ちゃんがいたよって、
うちには出る幕はあらへんと思ってたけど…
こんなことを言ったら罰が当たるかもしれんけど
お吉ちゃんがお城に召しかかえられてほんまに良かったわ。
おかげでうちにこうしておはちが回ってきたんやから」
嬉しそうに話すお民に対して与作は浮かぬ表情をした。

「わしな…」

「どないしたん?」

「わし、お民ちゃんに畑小屋で子種を出してもらってから
お民ちゃんのおめこが忘れられんようになって…
あれから毎晩お民ちゃんのおめこを思い浮かべて
自分でちんちんを擦って子種を出してるんや」
そう白状されてもありがとうと言えるはずもなく、
今度はお民が浮かぬ表情になった。

「お民ちゃんはもう先生様とおめこしたんか?女にしてもろたんか?」

「そんなんあんたに言うことやないわ」
否定しなかったことですでに通じ合ったのだと与作は確信した。

「そしたら誰とおめこしても先生様に黙ってたらバレへんやろ?…
なあ、俺を男にしてくれへんか?」

「な、何を言い出すのん!…ちょ、ちょっと与作何してるんや!」
与作は帯を解き、前をはだけさせてふんどしも解きはじめていた。

「一回でええ!一回だけでええんや」
へのこは包茎であったが少しの間にかなり成長していた。
そのへのこがふんどしを解いた瞬間、これ見よがしに勃起していた。

「あほ!何を考えてるねん!早よ、その粗末なちんちんをふんどしの中に納め!!」
そう詰ってからお民は与作の血走った眼を見て背筋が寒くなった。
与作が思いつめたような後、俊敏な動きでお民に抱きつきに来た。

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「いやや!与作、ふざけんといて!!」
年下とはいえ、やはり与作は男なので、
がっしりと抱きかかえられると振りほどく事が出来なかった。

「おめこしたからって減るもんやあらへんやろ?」
与作がお民の唇を舐め回す…
策ノ進との接吻は体を蕩けさすが、
与作との接吻は悪寒がした。

与作はお民の背に手を回して器用に帯を解いた。
あっという間にお民は丸裸にされてしまった。

「わし、お民ちゃんの柔らかいおっぱいが大好きや」
与作は力任せにお民の胸を弄った。

「痛い!下手くそ!やめてって言うてるやろ!!」

「うるさい!お前はつべこべ言わんと
わしのちんちんをおめこに嵌めたらええんや!」

股を開けと与作が内ももを引っ搔く。
爪で引っ搔かれた内ももにミミズ腫れが幾筋も出来てゆく。

やらせてくれ! 
いやや!
そんな押し問答をしながらも与作はグイグイと押してくる。
まるでがぶり寄りで押し出そうとする力士のようだった。

「言うことを聞けや!」
与作はお民を地べたに這いつくばらそうとドンッとお民の胸を押した。
興奮しているせいでその力は半端なく強く、
押されたお民は予想以上に吹っ飛んだ。

だが、転がる先は崖なのだった。
足をよろけさせたお民はどうすることも出来ず
「あっ…」と短い声を発して谷底へ落下した。

「お民ちゃん!!」
与作はおそるおそる谷底を覗いてみた。

手足があらぬ方向に曲がり、
踏みつぶされた虫けらのような姿でお民は血だらけになっていた。
「えらいこっちゃ!人殺しは首縊りの刑や…
わし、首を吊られて死にとうない!」
与作は谷底のお民の死体に向かって崖を跳躍した。


お民と与作の骸が見つかったのは祝言当日の事であった。
早朝に鮎釣りに訪れた漁夫が河原で寄り添うように倒れている二つの死体を見つけた。

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祝言用の料理が手直しされ、通夜の膳と早替わりした。
お民が死んだ一報を聞いてから策ノ進は起きることができずに床に伏せていた。
お民の両親がお堂に訪れ、
「申し訳ない」と土下座を繰り返した。
与作と二つ並んだ死体から村では二人は恋仲で
策ノ進との婚姻を悲観しての心中だと噂された。
「お民をあんなふしだらな娘に育てたつもりはなかったのですが…
先生様にはなんと詫びて良いやら…」
そんな言葉を聞きながら、お民の死は事故に違いないと策ノ進は心の中で呟いた。
つい二日前まで祝言が待ち遠しいと
一組の布団の中で体を温め合いながら愛を確かめ合ったのだ。
心中などするわけがない…

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2019.03.11 (Mon)

いろはにほへと 14

お民を失ってからの策ノ進の落胆はひどいものであった。
寺子屋を開講していても子供達に手本の文字をなぞらえさせるだけで
本人は一日中ぼーっとしていた。

子供達もそんな策ノ進を気づかい
お民と与作の事はあえて口に出すことはなかった。

そんな折、庄屋が一枚の御触書を携えて寺子屋へやって来た。
「落ち込む気持ちもわかるが、
いつまでもしょげていたってお民が帰ってくるわけでもないのだよ…」
たまには体を動かしたらどうだと御触書を策ノ進の前に滑らせた。
策ノ進はそれを手にすることもなく、
だだほんやりとその御触書を眺めていた。

「毎年恒例の事なんじゃが…この藩では武道大会が開かれる。
村ごとに予備選が行われてそこで頂点を極めたものだけが
城に招かれて城内の藩士達と試合が出来る…
まあ、うちの村からはまだ一人も城に招かれた者はおらんがの…
どうじゃ、決戦まで登り詰めて城に行ってみては…
上手くすれば城内のお吉の顔を拝めるかもしれんぞ」
庄屋が発した『お吉』という名に策ノ進はピクリと反応した。

『お吉か…逢いたいのぉ…』

翌日から策ノ進は自堕落な生活を改め、
早朝より木刀を振った。
いささか空白期間があったとはいえ、
その太刀さばきは短期間で全盛期の腕を取り戻した。

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当然の事ながら村の予選では赤子の腕を捻るよりも簡単に勝ち抜いた。
鍬や鎌しか持ったことのない百姓相手なのだから至極当然の結果だった。
村の代表として他所の村の一番手ともやり合ったが
策ノ進を一歩たりとも後ろに引かす事が出来る猛者などいなかった。
かくして策ノ進は城下の代表として晴れて城内に足を踏み入れたのだった。


浪人の身ゆえに城内では見窄らしい姿に皆から嘲笑されたが
そんなものは苦にならなかった。
笑う者を見据える事もなく、策ノ進の眼(まなこ)はお吉の姿を探し求めた。

お吉を見つけられぬまま試合開始の触れ太鼓が打ち鳴らされた。
策ノ進の元に『当番』と書かれた襷(たすき)を付けた下級武士が
「こちらへ」と控え室に案内してくれた。
控え室と言っても、馬小屋の隣の馬番の休憩室で馬の臭いが立ちこめていた。
「こちらが本日の取り組み表にござる」
あまりの臭さに当番役は顔をしかめながら櫓表(トーナメント表)を差し出した。
その表を見る限り五回勝ち抜けば頂点に立つことになる。
「それから…」
これは殿からの書状でござる。と、懐から手紙を差し出した。
内容は大会に勝ち抜いて頂点に立てば
只今空席となっている武芸道場の師範に推すと書いてあった。
ここへ来るまでに内容を先に盗み読みでもしたのか
「あんた、勝ち抜いたら目出度く武士に返り咲くことが出来るかもな」と言った。
だが、言葉とは裏腹に、その目は『お前なんぞは一回戦で負けるわい』と言っていた。

「それから…」と当番役は言葉を続け、
何かと準備が必要でござろう。
世話役の腰元を遣わすので何なりと申しつけよと言って足早に立ち去った。
『このような見窄らしい浪人の世話をさせられる腰元もさぞイヤがるであろうな…』

しばらく待っておると「お世話をさせていただきます」と女がやって来た。

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策ノ進は女に背を向けて座っていたが、
その声を聞いて慌てて振り向いた。
「お吉!やはりお吉であったか…」
「策ノ進さま?!」
城内のどこかで姿を拝見できれば運が良いと思っていたが
まさかの再会とあいなった。

「元気にしておったか?」
「はい…懐かしゅうございます」
城に召しかかえられて方言が消えたお吉は
目にまばゆいほどのいい女に変貌していた。
二人はそれ以上の言葉を交わさずに熱い抱擁をした。
そんな二人を引きはがすかのように二度目の触れ太鼓が鳴り響いた。
「お時間がございません…さあ、この道着にお着替え下さいませ」
お吉が策ノ進の帯を解き、よれよれの着物を脱がせてくれた。
薄汚れたふんどしを見るなり「私が嫁いでいたら洗ってあげれるのに…」と涙声で言う。
道着を着せてもらいながら
『毎朝、寝間着から着替えるのを手伝ってもらいたかったのう…』などと考えてしまう。

いよいよ試合が始まり、真っ先に敗退すると思われていた策ノ進が快進撃を続ける。
いつしか策ノ進を蔑んでいた侍たちの見る目が変わってゆく。
そしてついに策ノ進は決勝に駒をすすめた。
決勝の相手は長太刀の使い手であった。
策ノ進はもはやこれまでかと腹をくくった。
なにせ長い…
おそらく己の間合いではその長い切っ先ならば
自分の懐に届いてしまうだろう。
「いざ、参られよ」
攻めて来いと言われても己の間合いにする事が出来ず、
膠着状態が続いた。
互いに一歩も動いていないのにまるで何十里も走ったかのように汗が噴き出してくる。
「仕掛けよ!」
焦れた殿が試合を動かそうと叱咤する。
「参るぞ!」
攻めてこぬならこちらから仕掛けるとばかりに
相手は長太刀を駆使してどんどんと袈裟懸けに切りつけてくる。
その攻撃を受ける度に木刀を持つ手がジンジンと痺れた。
このまま受け続ければ木刀が折れるか、手がダメになってしまう。
幸いなことに相手は上段からの攻撃が得意なのだろう。
長い木刀で突かれればひとたまりもないと感じていたが、
突きの攻撃は一度もなかった。

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『勝機があるやもしれん…』
次の一手で決めてやる…策ノ進は木刀を腰に納めると目を瞑った。
居合抜きの奥義である。
全神経を耳に集中させる。
そうとも知らずに相手は「隙あり!」と叫んで打ち込んできた。
上段が得意ならばおそらくこの攻撃も上から振り下ろし
脳天を叩いて綺麗な一本を取りに来るであろう。
いや、そうあらねばならない。
それ以外の攻撃ならば自分の負けだ…
長木刀の風を切る音がする。
『来た!』
策ノ進は水が渦を巻くようにクルリと身を反転させた。
相手の長木刀が地面を叩く。
「おのれ!」
長い木刀を切り返えそうとするよりも早く
策ノ進の居合いが相手のわき腹を叩いていた。
「一本!!それまで!」
静まりかえった城内に審判の声が響き渡った。

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2019.03.12 (Tue)

いろはにほへと 15

「天晴れ(あっぱれ)見事である!」
殿は褒め称えたが藩士達は静まりかえったままだった。
確かに策ノ進の腕前は見事であったが、
よもや城下の浪人ごときが武道の頂点に立ったのだから面白くはなかった。

「そなたの素性がどうあれ、勝者には武芸道場の師範として雇い入れる」
この上ない殿からのお達しであるが、
策ノ進は丁重に断った。
「何故じゃ?晴れて藩士と反りさけるのだぞ?」

「殿様のお言葉、身に余る光栄にござる…
しかし、拙者のような身分では誰も道場に来てはいただけまい…
ましてや師範としての求道心も芽ばえることはござらん」

策ノ進の言葉ももっともであった。
現に藩士達には恨みと妬みの表情が浮かんでいたのだ。
「わしとしてはそなたの腕前が欲しいのだが…
わかった。代わりの褒美をつかわそう…何なりと申してみよ」
この言葉を策ノ進は待っていた。

「では…お恐れながら…お吉と申す腰元を嫁に頂戴しとうございます」
たちまち藩士達の顔色が変わった。
召し抱えた腰元を奪うというのだから当然であった。
いい気になりおって!と、藩士達は腰の真剣に手をかけた。

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「静まれい!わしが何でも良いと申したのじゃ!
武士に二言はござらん!お吉と申す者、ここに!」
大海の水が割れるがごとく、人垣が左右に分かれ、
お吉が静々と策ノ進の元に歩み寄った。

「例外ではあるが、わしが宣言したのだからこれもまた致し方あるまい。
お吉、そなたに腰元としての暇(いとま)を申しつける
策ノ進とやら…とっととその女を連れて城から出て行かれよ!」
策ノ進とお吉は共に土下座して殿様の心の広さに感謝した。



策ノ進がお吉を連れて帰った事に庄屋は我が目を疑った。
事の経緯を申すと庄屋は涙を流して喜んだ。
「庄屋殿…親子の再会に水を差すようですまんが…
お吉を嫁に戴きとうございます」
かまわん、かまわん
城に召し取られて二度と会うこともないと思っておった娘と
こうして再開出来たのも先生様のおかげ…
そう言って二つ返事で祝言をあげることに賛成した。

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「やっぱりここが一番落ち着くわ」
お吉は寺子屋のあるお堂の寝間に入るなり小躍りした。

「このようなむさ苦しい所がか?」
そう言いながらも、お前がおればここも花畑じゃと策ノ進はお吉を抱きしめた。
「うちのお股の花も今が満開やで」
そう言ってお吉は着物の裾をたくし上げた。
途端にほこり臭い寝間に女の香りが広がった。
策ノ進はたまらずにその桃のような尻にしゃぶりついた。
何試合も勝ち抜いたのだから体はクタクタであったが、
驚いたことにへのこはこの世の春とばかりにギンギンに芽吹いていた。
「策ノ進さまったらせっかちなんやから…」
そう言いながらも策ノ進が舐めやすいように脚を開いた。
そして急いで帯を解いて素っ裸になった。
「うち、殿様の寵愛を受けてへんさかいに策ノ進さまが抱いたあのときのままやで…」
そう言って今度は策ノ進の帯を解き、ふんどしをほどいた。
「うち…このへのこやないと我慢でけへん体になってしもたわ」
汗にまみれたへのこを愛しそうにしゃぶる。

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いつしか二人は万年床に寝転がり、互いの性器を舐め合っていた。
このままでは口の中で暴発してしまう…
我慢限界のところで「挿してほしいわ…」と挿入をねだってきた。
「おう、挿してやる。いくらでも挿してやるとも!」
挿入すると待っていたとばかりに
おめこの柔肉が策ノ進のへのこを包み込む。
『極楽じゃ…こんな一文無しの浪人がこんなべっぴんを嫁にめとり
毎晩のように助平を出来るのだから…』
腰を激しく振りながら己の体の下で喘ぐお吉の顔を見つめた。
その視線を感じたのか、お吉もまた策ノ進を見つめた。
「うち、策ノ進さまとのややこが欲しい…」
「わかっておる。これから毎晩、お前のおま〇こに子種を流し込んでやる」

嬉しい…
歓喜に打ち震えながら、お吉のおま〇こはこれでもかと策ノ進のへのこを締めつけた。
「よい子を孕め!」
策ノ進はありったけの子種を流しこんだ。

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時代劇官能小説「いろはにほへと」いかがでしたでしょうか
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました

最後のおまけとして
熟パートナーのバイブを咥えこんだ股間をおたのしみくださいませ
(ピンクの半透明バイブなのでわかりにくいけどしっかりとハメております)

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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