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2019.09.05 (Thu)

女優 第三章 ~湯けむり編~ 12

愛子が大浴場に到着すると
スタッフの野郎三人は湯桶に張った湯に
ドライアイスを放り混んで模造の湯気を仕掛けていた。
「冬場なら自然な湯気で情緒が溢れるんだけどね~」
湿度が高いのだろう、一糸まとわぬ三人の野郎の背中には
玉のような汗が噴き出していた。

「おっ?今から撮影かい?」
昨日から泊まりがけの常連客達が撮影を見学しようと
我先にと浴室に飛び込んできた。
「皆さん、お静かにお願いしますね」
マネージャーがA4ノートにマジックで『お静かに』と書き込んで
即席のフリップを作って頭上に掲げた。
たちまち訪れる静寂…
同録でなく、画に合わせて後からBGMを流すので
雑音など気にしなくてもいいのだが、
マネージャーが臨場感を盛り上げるために
わざとらしく雰囲気を作り始めたのだった。
気のいい常連客達は皆、口をつぐんで
撮影の邪魔にならぬように浴室の片隅に陣取った。

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「愛子ちゃん、入りま~す」
マネージャーに促されて脱衣所で色気たっぷりに浴衣を脱ぐ…
あまりの艶っぽさにそこが脱衣所であることを忘れ、
ストリップを見に来ているのかと錯覚した客の中には
ペニスを勃起させてマスターベーションする男もいた。
静寂の中にペニスを擦るシコシコという音さえ愛子の耳に飛び込んでくる。

カメラマンの近藤は
自分が惚れた女の裸体でマスターベーションをする客を睨みつけた。
なるほど…AV嬢を彼女にすると言うことは
このように嫉妬に駆られるものなのかと
愛子が自分を受け入れてくれなかった理由がちょっぴりわかった気がした。
「カメラ!手ブレしてるぞ!」
監督からダメ出しが出る。
『くそっ…集中しろ』
近藤は自分に向かって叱咤した。
たちまち画像に魂が込められてゆく。

モニターを見ていた監督の安岡とマネージャーが共に肯く。
「あいつ、いい画を撮りやがる…」
単なる女の入浴シーンなのにとてつもなく色っぽい…
愛子のヌードを見慣れているマネージャーさえもフル勃起させてしまっていた。

onsen2_0.jpg

マネージャーから本番なのでお静かにと告げられたギャラリーは大人しいものだった。
スケベだが、皆、根は生真面目な男たちなのだ。
若女将の手コキを楽しみにせっせと通い詰める男たち…
誰一人として抜け駆けして若女将に夜這いさえかけない。
『悪いな…あんたたちのマドンナを昨夜一晩たっぷりと抱かせてもらったよ』
今日はいくら待っても若女将はビキニ姿で大浴場に来ない事は安岡が一番知っていた。
来たくても来られないのだ。
なぜなら、安岡が若女将の体中にキスマークを残したのだから…
若女将が俺に抱かれたと知ったら常連客は、この宿を見捨てるだろう…
それはそれで申し訳ないことをしたなと安岡は悔やんだ。

「監督…尺は充分足りたかと…」
近藤がカメラの録画時間をチェックして安岡に告げた。
「よし、愛子ちゃん、湯舟から出ていいぞ。
長湯をするとのぼせちまうからな」
安岡の「カット!OK!」の声と共に愛子は洗い場に飛び出した。
冗談抜きで、のぼせてしまいそうだったからだ。

「さあさ、ギャラリーの皆さん、愛子の近くにどうぞ。
今日は、どうやら若女将は体調が思わしくなくて来られないようだ」
え~っ…!安岡の一言で皆一様に落胆の声を上げる。
「そのかわりと言ってはなんだが、
愛子ちゃんが皆さんのためにオナニーショーを繰り広げてくれるそうだ」

「監督!そんなの聞いてません!」
「別撮り作品をもう一本撮るんだよ!
なあ、マネージャーさん、いいだろ?ギャラは弾むぜ」
これでどうかな?と
スマホの電卓アプリで金額を打ち込んでマネージャーに見せた。
数字を見た途端、マネージャーはニヤリと笑い、
「愛子ちゃん、申し分ない金額だ!がんばりたまえ」と愛子に命じた。

事務者的にOKが出たということは
それなりの金額提示があったのだろう。
仕事となれば話は早い。
愛子はギャラリーに向かって開脚して秘部をあらわにさせた。
「ほお~…」
皆が愛子のおまんこを見てペニスを扱く右手の動きのスピードを速めた。
やがて、彼らと愛子の距離がどんどん近くなる。
もっと近くで見たいという彼らの心情はわからなくもない。
そのうちの一人が見るだけではなく、匂いを嗅いでみたいとばかりに愛子の股間に顔を近づけた。
そうなると群集心理が生まれ、愛子に対して何をしても許されると思い込んでしまう。
誰からともなく一本の手が愛子のおっぱいを揉み始めた。
「あっ…ちょ、ちょっと!」マネージャーがストップをかける。
オナニーを見せつけるのはかまわない。
だが、愛子は商品なのだ。
むやみやたらと商品に手をつけられては困る。
制止させようとしたマネージャーを全員の目がキッと睨みつける。
『だめた…止められない…』
変に抑制させると興奮しはじめた彼らの怒りが一気に噴出しかねない。
たじろいでマネージャーが一歩下がったのを確認すると、
彼らの行動はより一層だいたんになった。
愛子の手と足を掴むと身動きが取れないように左右に大きく開かれた。
まるで生身の人間の手による拘束具のようだった。
「やめて!乱暴にしないで!」
たまらずに愛子も拒絶の声を荒げる。
だがそんな声が聞こえないとばかりに
彼らの手はおっぱいを揉み、太ももを撫で、
ついにはおまんこに指を突っ込みはじめた。
「やだ!痛い!濡れてもいないのに指を入れないで!」
じゃあ、濡れていればいいんだなと
一人がそう言って愛子のおまんこを舐めはじめた。

「監督…さすがにこれは…」
あまりの無法にカメラマンの近藤が制止させたほうがいいと提言したが、
「これこそが俺が求めていたリアリティだよ!」
そう言って文句を言わずにお前は撮っていればいいんだと語気を荒げた。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

20:54  |  女優  |  Trackback(0)  |  Comment(2)
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