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2019.09.17 (Tue)

女優 第三章 ~湯けむり編~ 15

ペニスの大きさなんて関係ない。
そう言った愛子だったが、本音は自分の好きなサイズがある。
デカければ良いという訳でもなく、
愛子とすれば日本人の標準サイズが一番好きだ。
と言うよりも、カメラマンの近藤に抱かれた時が
今までSEXしてきた中で一番感じた。
あの形…あの大きさ…あの硬さ…
どれを取っても近藤のペニスが今までで一番ジャストフィットした。
『私に借金がなければ今すぐにでも彼の妻になりたい…』
アイドル時代の奔放な生活が愛子の金銭感覚を狂わせた。
その時の交友関係は最悪だった。
それぞれが人より良いものを…そんな見栄と虚飾の交友だった。
ファッション…美容…家財道具…
どれを取ってもセレブ並みに自分を飾った。
気がつけばクレジットカードはパンクし、
アイドルとして失格の烙印を押される頃には数千万の借金にまみれていた。
売れなくなったアイドルを当時の事務所はいとも容易く愛子をAV業界に売った。
最初の数本こそ高額なギャラだったが、
次から次へとニューフェイスが現れるこの業界では
すぐに愛子のネームバリューは薄れてしまい、
今では数人が出演する企画モノの仕事が増え、ギャラは一気に下落した。

そんな憂鬱な気持ちが去来し始めたのをお粗末なペニスが掻き消した。
気持ち良いのである。
おまんこの愛子が一番感じる部分に亀頭がなんとも言えない微妙なタッチで当たる。
人並みのサイズであれば肉茎に擦られるだけなのが
小さいサイズゆえに亀頭がピンポイントで感じる部分をコツンコツンと打ってくる。
「あ…あん…イヤん…だめ、気持ちイイ…」
今回、抱かれた男たちの中で一番の甘い声が漏れてしまう。
あろう事か愛子はお粗末なペニスにイヤと言うほど感じさせられ、
自分から腰を振っていた。

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『くそっ!俺も愛子ちゃんといろんな体位でSEXがしたい』
昨夜一晩の恋愛ごっこなんてこりごりだ。
気付けば近藤は片手でカメラを持ち、もう片方の手でペニスを扱いていた。

「あっ…!だめだ、今度こそ出ちまう~!!」
フェラチオで昇天しかけたお粗末なペニスがついに愛子の膣の中で爆発をした。
小さなペニスは放出するザーメンも少ないのか
他の男たちのように膣がカーッと熱くなることはなかった。
ほんのりとした温かさが愛子に与えられただけだった。
「すごく気持ち良かったわ。ペニスの大きさなんてどうでもいいのよ。
これからは自信を持って女の子を抱いてね」
短時間だったが、どの男よりも気持ちよくしてくれたので
愛子は感謝の気持ちを込めてペニスにお掃除フェラを施した。
小さく萎み、グニャグニャになったお粗末なペニスは口にすると、
ペニスを舐めているというよりは
大きめのわらび餅をしゃぶっているような感覚だった。

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「監督…カメラ、お願いできませんか?
最後に俺にも愛子ちゃんを抱かせて欲しいんです」
近藤が意を決したように安岡に申し出た。
「だめだ。悪いが帰りの電車の時間が近づいている。
尺も充分取れたし、これ以上の長居は無用だ」
安岡は近藤と愛子がデキているのを薄々気づいていた。
抱かせてやりたいが
自分だって若女将とヤリたいのを我慢しているのだ。
ここはプロ根性を見せて我慢しろと心を鬼にした。

撤収!
安岡のその言葉に愛子のボディを堪能した男たちが
蜘蛛の子を散らしたように去っていく。
一人残された愛子は慌ただしく温泉で
ザーメンだらけの体を清めた。

帰りの電車の車内では誰もが無口だった。
それぞれが自分の胸に去来する想いを咀嚼するのに必死だったのだ。

数日後、某ローカル放送局から愛子が出演した回が放送された。
毎度の事ながら深夜枠ということで、
愛子が出演したからといって視聴率が跳ね上がるわけでもなく、
過激なエロシーンもないことから話題にもならずひっそりと放送された。

数週間後には例の乱交プレイのAVが
これまたひっそりとリリースされた。
事務所的には新人AV女優のデビューが目白押しで
古株で落ち目の愛子の出演作など鼻にもかけず
宣伝も乏しく売上は散々たるものだった。

表版がリリースされてから数ヵ月後、
安岡の狙い通りに裏モノが海外サイトを通じて配信された。
再生回数はこれまた乏しかった。
熟女という年齢でもなく、ピチピチの若い体でもない愛子は
世間からは飽きられていたのだ。

ある日、愛子は事務所に呼び出された。
事務所からは愛子の借金の回収のために
デリヘルのバイトを斡旋された。
借金まみれの愛子にしてみれば断れるハズもなく渋々了解した。
社長室から出たところでマネージャーと出くわした。
彼は例の温泉での乱交プレイの裏モノが流出したことで
愛子に手を出したのが案の定、事務所にバレて降格させられ、
今や雑用係として身を落としていた。
「愛子ちゃん、お互いにつらいけど頑張ろうな」
愛子に語りかけていたが、
まるで自分に言い聞かせるような口調だった。
『あんたの降格は自業自得じゃない』
もうあなたの顔など見たくもないとばかりに
愛子は足早に事務所を後にした。

気晴らしに以前のアイドル時代のように
いろんなものを爆買いしたかったが
財布の中身はわずかな生活費しか残っていなかった。
アテもなく街をふらついていると、ひとつのギャラリーが目にとまった。
『近藤真一 個展』
看板にはそう記されてあった。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

06:19  |  女優  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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