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2020.10.25 (Sun)

蒼い春 20

翌朝 弓子はすこぶる機嫌がよく、
幸久はすこぶる機嫌が悪かった。 
困ったことに、同じ職場であるがゆえに 
学校に到着するまで、
不機嫌な幸久と肩を並べて歩かねばならなかった。 
出勤の途中で幸久がへの字口にした膨れっ面から
小さな声で奈央に尋ねた。 
「あの男でいいのか?・・・」 
あまりの小さな声でよく聞き取れなかった奈央は
「え?」と言いながら小首をかしげた。 
「あの・・・新任の体育の先生でいいのかい?」 
今度は、はっきりと聞き取れる声量で奈央に問いかけた。 

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昨夜のこと・・・バレちゃってる? 
颯太の顔、身体を思い出し、
顔から火が出るほど赤面した。 
「奈央ちゃんがあいつでいいと思うのなら私は反対はしない。
だが将来なんて誰にもわからないんだから
避妊だけはきっちりとやりなさい。いいね?」 
幸久の言葉は父親からのメッセージのような気がした。 
奈央は神妙な面持ちで「はい。」そう短く答えた。 
「実はね・・・・
ちょっとだけ父親気分に浸りたかったんだよ・・・
私たちは血は繋がってないけれど
奈央ちゃんを実の娘のように思っているんだ。
これからも何かあったら相談してほしいな。
私に打ち明けにくいことは弓子に話してくれてもいい。
私たちは奈央ちゃんに幸せになってもらいたいんだよ。」 
そう言ってウィンクすると照れくさそうに笑った。 
「・・・ありがとうございます・・・・」 
知らず知らずの内に奈央の頬を一筋の涙が流れた。 

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校舎の1階の片隅・・・ 白い壁に白いカーテン。 
白一色で閉ざされた小さな部屋。 
そんな保健室が奈央の職場だった。 
新任早々、やるべきことはたくさんあった。 
絆創膏、包帯、消毒薬・・・ 
必需品の在庫確認と
来月に実施される身体検査のカルテ作り・・・ 
さあ、気合いれてがんばらないと・・・・ 
意気込んでいると、
保健室のドアが開き一人の男子生徒が入室してきた。 
「あ、おはよう」明るく声をかけたが、
男子生徒は何も言わず黙って奥のベッドに潜り込むと
カーテンを閉めて奈央の存在を無視した。 

『彼ね・・・・』 
前任者が書きしたためてくれた引継ぎノートに目をやった。 
3年C組 赤羽隆一・・・・
保健室での引きこもり生徒・・・ 
おとなしく自習をするので黙認してよし。
ノートには赤字でそう書かれていた。 
『無視なんてできないわ・・・』 
もうしばらくしてから声をかけてみましょう・・・・ 
まずは、やるべきことをしなくては。 
奈央は再び在庫確認の作業にとりかかった。 
2時限目の終了を告げるチャイムが鳴った。 
『さて、赤羽くんはちゃんと自習しているかしら・・・』 
奥のベッドに近づくと静かだと思っていたが
ハアハアと荒い呼吸をしているのがわかった。 
『まさか・・・・ほんとに体調が悪いの?・・・』 
気が動転した奈央は
「赤羽くん?」と
生徒の名を呼びながらカーテンを開けた。 
「うわっ!!!!」
隆一は慌てながら毛布を下半身にかけた。 
だが、一瞬早く、奈央は見てしまった。 
スマホのアダルトサイトを見ながら
激しく勃起した陰茎をシコシコと擦っていたのを・・・・

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二人はしばらく見つめ合って固まっていた。 
先に声をあげたのは赤羽くんだった。 
「な、なんだよ!いきなり!!」 
顔を真っ赤にしていた。
怒りからなのか恥ずかしさからなのかは推測できなかった。 
「ご、ごめんなさい。でも苦しそうな呼吸だったし‥‥」 
マスターベーションを目撃したことは伏せた。 
あなた、オナニーしてたでしょ。なんて言ったら思春期の心が傷つくと思ったからだ。 
「なんでもねえよ!もうちょっとで逝くとこだったのによぉ~」 
見られた事を自覚していた彼は開き直って
毛布を捲りあげて怒張を奈央に見せつけた。 
赤黒くつやつやとした亀頭からタラタラと透明な雫がこぼれた。 
「なに見てんだよ!俺のチンポが見事すぎて堪らなくなっちまったか?」 
ここで負けたらいけないわ。 
奈央は毅然した態度で指導の言葉を発した。 
「ここは、そういう淫らなことをする場所じゃないの。
こきたいんなら家に帰ってからゆっくりとやりなさい。」 
「家でもやってるさ!
でも、したくて、したくて堪らないんだ!!」 

若いエネルギーってすごいのね・・・・ 
はっ!いけない、いけない。 
変なことに感心してる場合じゃないわ。 
「と、とにかく学校では慎みなさい。
ここは体の具合の悪い人が休む場所なんです。」 
「だから具合が悪いんじゃないか!
したくてしたくて堪らない病さ!
あんた保健室の先生なら応急処置してくれよ。」 
お、応急処置?・・・・ 
そ、そんなことをいったって・・・・ 
わかったわ。やってやろうじゃないの。
 
「もし・・・もし応急処置してスッキリしたら
教室に戻ってくれる?」 
はっ!私ったらなんてことを言っちゃたのかしら。 
その言葉で赤羽くんの目が爛々と輝き出した。 
「ああ、約束する。
ちゃんと教室に帰るからさ・・・頼むよ~」 
そう言って腰をグイっと突き出した。 
「わかったわ・・・約束よ・・・」 
奈央はベッドに腰掛けて
右手を伸ばして赤羽くんのイチモツを握った。 
少し包茎の亀頭は肉茎と違ってきれいなピンク色をしていた。 
先走り液を指で掬い取り、
それを肉茎と亀頭に塗りたくった。 
潤滑油を得ると滑りがいい感じとなり、
シコシコと手をスライドさせてあげた。 

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「先生・・・・あんた下手だね。」 
図星だった・・・・・ 
マスターベーションの手伝いはおろか、
肉茎を握ったのも昨夜が始めてだったのだから。   
「あんまり気持ちよくないな・・・」 
赤羽くんは相手が傷つくとかそんなことはお構いなしに
ズバズバと本音で喋った。 
悔しかった・・・ 
こんなに心をこめてシコシコしてあげてるのに・・・・ 
「じゃあ、これはどう?」 
昨夜、覚えたばかりのフェラチオを赤羽くんのペニスに施してあげた。 
沢口にしてあげたように舌でチロチロと亀頭を責め、
フルートを吹くように 肉茎をチュバチュバと舐めた。 
それは沢口のモノよりも若い男の香りが強烈だった。

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