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2016.07.15 (Fri)

蒼い月光 31(原案 あすか)

「みな、心優しき方たちばかりですね」
正室の間に帰った千代がポツリとつぶやいた。
「それは千代さまの人徳にございます、千代さまがお通りになられた後は、
まるで荒れ地に花が咲き乱れたようでした」

そのように褒めちぎられても困る‥‥
私は、殿様暗殺を企てている女なのだ。

暗殺を実行したその日から、みなの者は私を罵倒し、
石つぶてを投げ、拷問のあと斬首刑にするだろう。

親元もお家断絶は免れまい‥
自分が朱里とひとつになったばかりに、
多くの者たちを嘆き悲しませてしまう‥‥

「八重、少し疲れた。一人になりたいので下がってよいぞ」
そう告げると昼寝間を用意しましょうかと気づかってくれたが、
ただ考え事をしたいだけだから案ずるなと命じた。
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「それでは、何かありましたら鈴をお鳴らしくださいませ」
と千代に告げて侍女の間に戻っていった。

千代は、一人になると目を閉じて心の中に語りかけた。
『朱里‥答えておくれ‥‥いつ決行するのですか?』

『千代‥初枕は、感じたか?それとも痛いばかりだったか?』
心の中の朱里は、そう言ってウフフと笑った。

『そなた、昨夜は現れ出てたであろう?
私があのような大胆になれるはずがない』

『何のことかさっぱりわかりませぬ、昨夜はぐっすりと眠っておりましたゆえ‥』
え?それでは昨夜の出来事は自然の成り行きだと言うのか‥‥
私自身が考え、行動を起こしたというのか・・・


『私は、てっきり八重を巻き込んだのは朱里の策だと思っておりました。』
八重と三人で絡み合うということは懐刀を枕元に置くであろう。
隙を見計らって、私が刀を抜き、血迷い事を実行するのかと思っていたが‥

『剣山殿を討つと?』

『それが朱里の本望なのでしょう?』

『私がいつそのような事を話しましたか?』

え?え?
だって、朱里の命を奪ったのは剣山ではなかったか。
この世に恨みつらみがあるから成仏できないのではなかったのか?

『千代さまに見せたのは、私の一生にございます。
私が成仏できないのは、私が骸になってからに起因しているのです』
では、まだ続きがあったと言うのか‥‥

『では、剣山殿を討たなくてもよいのですね?』
なぜかホッとした。

『千代さま‥剣山殿を愛してしまったのですね?』
そうかもしれない‥
私にとって初めての男‥
私に女の喜びを与えてくれた男‥

『案ずるな、明日、すべてを話します。今宵は三人で乱れに乱れてくださいませ』
そしてまたウフフと悪戯っぽく笑うと心の奥へ消えていった。



夕餉を済ますと八重と二人で仲良く湯に浸かった。
八重は、あくまでも千代の侍女だからと共に湯に浸かるのを躊躇った。
「あなたは私の侍女であると同時に殿の側女ではないですか。
正室と側室が仲良く湯を使ってもなんらおかしくないではないですか」
そう言って八重の手を取り、湯殿に連れ込んだ。

「八重の胸‥大きい‥‥」
湯船に浸かると、大きな二つの瓜が湯に浮かんだ。
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「垂れていて恥ずかしゅうございます」
千代の目を汚してはいきないと大きな胸を手拭いで覆った。

「八重、昨夜のように体を拭っていただけますか?」

「はい。それはもちろん‥‥」

八重が手ぬぐいを手にして湯船の中で背中を撫で始めた。
初めて出会って体を拭かれたときは力任せに擦られて痛かったけど
今回は愛撫するようにやさしく拭ってくれた。

八重の手が動く度に湯がチャポン、チャポンと跳ねた。
それは規則正しいリズムで千代の心を妖しくさせてゆく・・・

「や、八重・・・・前も・・・前も拭って・・・」

「まあ・・・千代様ったら・・・小さな子供みたいに甘えん坊なんだから・・・・」
うふふ・・・と笑いながら八重は後ろから手を伸ばして千代の可愛い胸を撫で始めた。

「八重・・・手ぬぐいが・・・痛いわ」
そう言うと、一瞬、八重の手が止まった。

そして八重は指の力を抜いた。
手から手ぬぐいが離れて、湯船の中を天女の羽衣のように手ぬぐいが漂いはじめた。

八重の柔らかい指が羽二重餅のような千代の乳房を揉んだ。
ゆっくりとやさしく、まるで壊れ物を扱うように・・・
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乳輪の中心が硬くなってゆく。
そう、まるで桜の蕾のようだった。

千代の背に八重の大きな乳房が触れていた。
同じように乳房の先端が硬くなっていた。

それは千代の乳首と比べればかなり大きくてドングリのようだった。

桜の蕾と、ドングリの実・・・
湯船の中で春と秋が競演していた。

テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

13:00  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(0)
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