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2016.07.18 (Mon)

蒼い月光 33(原案 あすか)

しばらくすると「殿様のおなり~」という参(まい)り声と共に、
襖が音もなく開いて剣山が寝間に現れた。

二人の女は三つ指をついて殿を迎えた。

剣山は、ひれ伏す二人の女を見比べた。
『さて、どちらから味わってやるとするか‥‥』
剣山の目が
千代の後ろ襟の白いうなじに目が
とまった。

『まだ、開いたばかりの花びら‥‥
こやつは乙女を散らしたばかりだと言うのに男を
虜にする可憐な声で鳴きよる‥‥』

そして、今度は八重の白い寝間着に包まれた双丘の尻に目がとまる。

『年増女だとバカにしていたが、男をとろけさせる技は捨てがたい‥‥』

よし、決めた。
今宵はお前から食ってやる!

女の後ろ襟を掴んで引き上げて面(おもて)をあげさせた。

「八重、今宵は いの一番にお前と交わる」
そう告げられて八重は驚いた。
てっきり正室の千代に寵愛を授けると思っていたからだった。

剣山は八重を押し倒すと上にのしかかり、首筋に接吻の雨を降らせた。
「よ、よいのでしょうか?正室を差し置いて側室が先に寵愛をうけるなど‥‥」
千代の方を振り向くと、千代は三つ指をついてひれ伏したままの姿でじっとしていた。

「かまわん‥‥お前は昨夜、儂(わし)たちの交わりを盗み見して悶々としたのであろう?
あの、興奮を今夜は千代に与える‥‥」

ああ‥‥なんということだ
あの蛇の生殺しを千代に味あわせると言うのか‥‥
千代は湯殿で八重にいたずらをされて淫気が高ぶっているはず。
恐らく、体が火照って火照って仕方ないに違いない。
昨夜の八重のように体を隠す衝立(ついたて)がないから、
ひっそりと自分で慰める事もできまいに‥‥

八重と交わり、剣山が吐精するまで、
まんじりともせずにひれ伏したまま時間の流れを堪え忍ばねばならぬと言うのか‥‥

「と、殿‥‥一計がございます」
大きな乳房を揉まれ、官能の渦に巻き込まれる前に、とっさに浮かんだ考えを剣山に提案した。
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「一計とな?申してみよ」
前襟を押し開き、こぼれでた乳房に顔を埋め、黒く大きな乳首を舐りながら男は言った。

「殿は女同士の戯れをご覧になったことがありますでしょうか?
年増女と、うら若き女の‥‥つまり、私と千代さまの戯れをご覧いただきとうございます‥‥」

「それは、面白い‥‥だが二人が楽しんでいる間、儂(わし)に傍観していろと言うのか?」

「いえ、女というものは、淫気が高ぶってまいれば、
へのこが欲しくて欲しくてたまらなくなるものでございます。
頃合いを見計らって殿の股間の名刀を
ぬかるんだ女二人の陰戸に交互に貫いていただければと‥‥」

交互に貫く‥‥
なんと贅沢な交わいじゃ‥‥

考えただけで興奮し、男は亀頭の先から甘い雫を垂らした。

「よし、わかった。女同士の余興とやらを儂(わし)に見せてみよ」
剣山は八重の体から身を起こして、大股で上座の布団に控える千代のそばに近寄った。

「千代、八重が呼んでおる。行ってやれ」
そう言って千代の脇にどっかりと腰を下ろし、戸惑う千代の尻を平手で打って追い立てた。

「ささ、千代さま、早ようこちらへ‥‥」
先ほどとは逆に、八重が手招きして千代を呼んだ。
千代は四つんばいで赤子のようにハイハイしながら、八重のそばに近づいた。

小さな桃尻を揺らしながら這ってゆく千代の後ろ姿を見ていると、
思わず寝間着の裾をめくり上げて犬の格好で交じりたい衝動に襲われたが
女同士の交わりを見てみたいのでグッとこらえた。

「八重‥‥一体どういうことなの?」
状況を読みこめない千代は不安そうに尋ねた。

「湯殿の続きを楽しんでもよいとお許しをいただいたのでございます」
そう言って八重は妖しく微笑んだ。

「まあ!‥‥」
絶句したのち、千代の頬が赤らんだ。

「千代さま、一人ぼっちで待つ身は辛いものでございます。
殿の許しをいただいて、貫きたくまで余興で女同士で愛し合ってもよいと言っていただけました」

じゃあ、さっきの続きを楽しんでもいいのね?

幼子が母に甘えるように、千代は八重に抱きついた。

「殿が我慢できなくなって貫きにまいるまで、たっぷりと可愛がってあげる」
千代の顎の下に指を潜らせて、恥じらいうつむいている顔を正面に向けさせた。

「八重‥‥」
小さく声を漏らした唇が八重の唇で塞がれた。
「千代さま、舌を‥‥」
殿に禁断の行為を見られているという恥じらいが興奮に変わってゆく。
千代は可愛い舌を口元から覗かせて、八重のポッタリした唇をチロチロと舐めた。
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男に見られているということに最初は抵抗があったのか、
舌をチロチロとしか出さなかったが、
八重が唇にむしゃぶりついて千代の口の中に舌を忍び込ませ、
ぐちゅぐちゅにかき混ぜたものだから興奮がピークに達した。
千代も舌を思いっきりだして八重の口中の歯の裏や歯茎に舌を這わせて八重の唾液の味を堪能した。

二人の女は崩れるように布団に身を横たえた。
主導権を握ったのは八重であった。
千代の体の上に覆い被さり、接吻をしながら、帯ひもを解いた。
たちまち現れる真っ白な体‥‥
小高い丘のてっぺんに桜の蕾が花を咲かせたいと望むように思いっきり膨らんでいた。
その蕾を花開くのを遮るように、手のひらで押しつぶし丸餅をこねる要領でコロコロと転がした。

「あああ~‥‥」
千代は八重の接吻から逃れて、か細くもはっきりと喘いだ。

その開いた口に八重はトロトロと唾液を流し込む。
千代は眉間に皺を寄せて、舌を伸ばしてその上で唾液を受け止めた。
そして舌の上に溢れるほど溜まった唾液を口に納めてゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。

「甘い‥‥すごく甘いわ‥‥」

「千代さま、下の口からでる露はもっと甘いのですよ‥‥」

あああ‥‥味わいたい‥‥
でも味わうには陰戸に口づけしなければならないのでしょう?

躊躇う千代にお構いなしに八重は体を反転させて寝間着の裾をめくり上げ、千代の顔の上で跨がった。

ゆっくり、ゆっくりと八重がしゃがみこむ。
もじゃもじゃの陰毛に被われた陰戸が千代の口を目指して降りてくる。
パックリと口を開いた陰戸は妖しげにぴくぴく蠢いて活きのよいあわびのようだった。
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22:35  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)

2016.07.18 (Mon)

蒼い月光 32(原案 あすか)

やがて八重の指先が千代の乳首をつまみ始めた。
「千代さま、可憐でございます‥‥食べてしまいとうございます」
そんな言葉に千代の顔が上気してしまう。
それは、決して湯の温もりだけでなく、
身体の中から沸き起こる淫らな熱によるものだった。

「八重‥気持ちいいわ‥‥今度は私が‥‥体を拭ってあげる」

「お言葉に甘えても宜しいのでしょうか?」

「私、八重の体が好きよ‥‥ぜひ拭わせてほしいの」
千代の目がトロンとなっていた。
男を知った身体はすごく感じやすくなっていた。

「で、では‥‥この八重の下(しも)の毛を拭ってくださいませ‥」
千代の手を取って自分の下腹部に導いた。
そこにはフサフサとした豊かな陰毛が湯の中で揺らめいていた。
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そっと千代の手が触れる‥‥
「八重のお毛け‥サワサワしていて気持ちいいわ」

「あああ‥‥や、八重も気持ちようございます」
湯の中でもワカメの奥に潜むアワビが潤っていくのがわかる。
二人の女の口から甘い吐息が漏れ始めた。

八重はたまらずに千代のうなじに吸い付いた。
「ひぃ~!!」
千代の体に電流が流れたのだろう、
たまらずに八重の陰毛に手のひらを押し付けた。

「千代さま、可愛い‥‥」
いつしか小ぶりの乳房を揉みまくっていた。
殿方が乳房を鷲掴み、
口に含んで乳首をしゃぶる気持ちがわかる気がした。

「や、八重‥‥」
淫気が高まった千代は後ろを振り向くようにして八重の唇を求めた。
『わかっておりまする』
八重もそのおねだりに応えるかのように
体を前方に乗り出して千代の可憐な唇を奪った。
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うぐっ‥‥じゅば‥じゅば
女同士という気持ちなど二人にはなかった。
官能を求める二人には、相手が男だろうが女であろうと問題ではなかった。
本能のおもむくままに舌を絡ませあいながら唾液の交換を重ねた。
『ああ‥‥殿、お許しくださいませ。
八重は奥方様の唇を奪ってしまいました』

八重は心の中で剣山殿に詫びた。
だが、詫びる思いとは裏腹に千代を抱きたい思いが膨らんでいた。
男に愛されるのもよいが、
受け身でなく責める側になって千代を喘ぎさせてみたいと思った。

このまま千代の膣(なか)に指を入れてかき混ぜたい。
千代もそう思っているのか股が少しずつ開きはじめ、
ぐいぐいと体を八重に押し付けてきた。

だが、淫気が高まった二人の体に
刻(とき)を知らせる鐘の音が甘い時間の終わりを告げた。

「千代さま‥‥お時間にございます」
断腸の思いでそう告げた。

湯船から上がり、互いの体を手ぬぐいで濡れた体を拭いた。
股間は、互いにゆっくりと時間をかけて拭いた。
千代を押し倒し、その体に覆い被さりたい衝動を必死に押し殺し、
真っ白な絹の寝間着に袖を通すと素肌に触れる絹の肌触りが
これから殿の寵愛を受けるのだと教えてくれた。

二人仲良く寝間に向かう廊下で千代が八重の手を求めてきた。
細く白い指を八重のふくよかな手で包み込むと千代は不意に立ち止まり、
目を瞑って八重の接吻をねだった。

「千代さま、お気持ちを切り替えなさいまし、
今からは殿が千代さまをめくるめく官能の世界にいざなっていただけまする」
そう言ったものの八重も接吻したくてたまらなかったので、
周りに人影が見えないのを確認して、チュッと軽く唇を重ねた。
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二人の女が手をつなぎ、仲良く寝間に入ると
昨夜は一組だった布団が今夜は二組並べて敷いてあった。

上手の布団に千代を座らせ、八重は下手の布団にかしこまった。

「八重‥‥」
同じ布団の上にきて欲しいと、か細い腕を伸ばして八重を手招いた。

「千代さま、それはなりませぬ。
正室と側室が同じ布団に入るなど、あってはならぬことでございます」
そう言って誘いを拒むと、唇を尖らせて幼子が拗ねるような顔をした。

嫁いできたとはいえ、
まだまだ振り袖の似合う年齢の子供なのだと
あらためて感じずにはいられなかった。

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10:14  |  蒼い月光(コラボ作品)  |  Trackback(0)  |  Comment(2)
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