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2020.12.09 (Wed)

ピンクの扉 第三章 11

その夜、PTA会長から珍しく電話が掛かってきた。

ーー桃子、初めてのPTAはどうだった?
ご感想は?ーー

「どうもこうもないわ!
いきなり役員なんてひどすぎるわ!」
怒りが沸々と沸いてきたが
自分の事を桃子さんではなくて
桃子と呼び捨てにしてくれたことが
ちょっぴり嬉しかった。

ーーまあまあ、怒らないでよ
若い桃子が参加してくれて、
お陰で新規加入がグッと増えたのよ
それも今まで渋っていた男性教師が
我も我もと参加してくれたの
桃子にはなにかお礼をしなきゃねーー

お礼なんかいらない…
でも、あえて甘えさせてもらえるのなら
今すぐここへ来て抱いて欲しい。
そのように伝えると

ーー今すぐには無理ね…
今、校長先生と…
つまり男と女としてのミーティング中だから…ーー

そういうことね
やっぱり会長さんと校長先生ってデキてたんだわ…

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ーーそれはそうと、さっき豆田先生から連絡があったわ
なんでも桃子が乗り気じゃないから
一人で頑張ってますって半べそかいてたわよーー

「乗り気じゃないって、
私、打ち合わせをしたいからって先生が言うから
あの先生についていったのに
先生ったら私を抱こうとしたんですよ!」
脚色して嘘の報告するなんて信じられないわ

ーーまあまあ、豆田先生はお若いからお盛んなのよ
桃子もバージンじゃないんだから上手くやってくれないと…
PTAは保護者側と教師側が仲良くしないと
成り立たないんだからね。
私と校長先生を見習わないとーー

「わかりました!
おとなしく抱かれろと仰るんですね!」
なんだか理不尽な気持ちで
治まりかけていた怒りが
再びメラメラと燃えてくるのがわかりました。

ーーそんなことは言ってないけど…
とにかく何とか仲良くやって頂戴、
今度、ちゃんと埋め合わせするから…ーー

「また縛ってくれますか?」
埋め合わせをするという言葉に
あの日の緊縛を思い出してちょっぴり疼いちゃいました。

ーーいいわよ~、たっぷりと可愛がってあげるーー

そう言ってもらえて私はルンルンで電話を切りました。
通話を終えるとすぐにスマホが着信音を知らせました。
スマホ画面は見知らぬ電話番号でした。
誰かしら?と通話してみると、

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ーー桃子さんですよね?ーー

若い男の声…名乗らなくてもすぐにわかりました。
豆田先生です。
「どうして私の連絡先を?」

ーーいやだなあ、PTAの名簿に書いてありましたよーー

そうだったわ。緊急連絡網を作成したいからと
書記の方からお願いされて教えたんだったわ。
「で、何のご用かしら?」
私は冷たく言い放ちました。

ーー昼間の事は謝ります。すいませんでした。
そしてこれは冗談抜きで遠足まで日程がタイトなので
ほんとならちゃんと打ち合わせをしたいのですが
二人っきりになったら、僕はまたムラムラしちゃうので
申し訳ないんですけど遠足の行き先を勝手に決めさせてもらいました。ーー

それはちょっぴり申し訳ないことをしたわ…
でも、行き先とか決めてもらえてラッキー♪
「それで、どこへ行くんですか?」

ーーはい、○○寺へ行こうと思います。
観光バスのチャーターもすませました。ーー

○○寺?PTAの遠足って
そんなつまらないところへ行くものなのかしら?
そのように伝えると、

ーーいえ、いつもはビール工場とかワイナリーなんですけど
たまには趣向を変えてと思いましてね。
それに○○寺は今年30年ぶりのご本尊ご開帳なんです。
どうです、ワクワクするでしょう?ーー

「ええ…そうですね…
先生はそういったものに興味がおありなんですか?」
あまりにも嬉しそうに話す豆田先生に聞いてみました。

ーーいやだなあ。
僕はこう見えても歴史を教える教師ですよ
寺院に興味がないといったら嘘になりますーー

はあ…そうでしたか…
当日、お天気が良いといいですわねと
言葉を濁して電話を切りました。

。。。。。。

遠足の当日、
バスをチャーターしていたものの
参加者は座席の半分ぐらいしか埋まりませんでした。
しかもそのうちの半数がPTAのご家族の年配者です。

ほら、こうなるのは目に見えてたわ…
実は私も乗り気ではありませんでした。
おまけに実行委員ということで
私は豆田先生の隣に座らされたんです。
豆田先生はここぞとばかりに意気揚々と
寺院の説明などをしてくれますれますが
歴史に興味がない私にはそんな話は馬の耳に念仏です。
退屈でいつの間にかウトウトしてしまったんです。

私を現実に戻したのは
股間を何かがモソモソと這い回る感覚でした。
私が居眠りしたのをいいことに
スパッツの上からタテスジ辺りをナデナデしていたんです。
「何をしてるんですか!」
私はみんなに悟られないように小声で注意をしました。
「だって、あなたが魅力的だから…
つい、我慢できなくて…」
「みんなに気づかれたら大事ですわよ!」
「だから、おとなしくしてくれればいいんですよ」
やがてタテスジを見つけた人差し指が
奥の亀裂目掛けて滑り降りてきました。
「こんな服装で来るあなたが悪いんですよ」
そう言って指先をグリグリし始めました。

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