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2021.02.02 (Tue)

シネマパラダイス 14

コロナ禍のために
映画好きの私ですが
昨年から今日に至るまで
見た映画と言えば「鬼滅の刃」一本だけです
ついにはシネマイレージも失効してしまい
ほんとに踏んだり蹴ったりです

最近はもっぱらオンデマンドで映画鑑賞です

さて、今回ご紹介する映画は
昨年2019年度の日本アカデミー賞で
優秀作品賞を受賞した
「閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー」です
(残念ながら最優秀賞は松坂桃李主演の
「新聞記者」に持っていかれましたけど(笑))

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舞台は長野県のとある精神科病院。
死刑執行されたのだが
息を吹き返してしまった秀丸(鶴瓶)。
幻聴に悩まされるチュウさん(綾野剛)。
DVが原因で入院してくる由紀(小松菜奈)。
彼らは家族や世間から遠ざけられても、
明るく生きようとしていた。
そんな日常を一変させる殺人事件が
病院内で起こった。

彼らの日常に影を落とす衝撃的な事件は
なぜ起きてしまったのか…
それでも懸命に「今」を生きてゆく理由とは…


作品の舞台となる病棟は
実際の精神科病棟を借りて撮影されたそうです
それゆえに壁の汚れとか
塀の錆び具合とか実に生々しく撮影されています。
看護士、医者の大変さも身に摘まされる内容です。
私的には、
この作品に最優秀作品賞をあげたかったなあと
思わずにはいられない作品です。
出演者の方々の演技も秀悦です。
過去にも一度、
映画化されているようですが
そちらの作品は見逃してしまったので
機会があれば見比べてみようと思います。

緊急事態宣言で
夜な夜な飲みに出歩けなくて
暇で暇で仕方ないという方、
お時間はたっぷりとあると思うので
良ければレンタルやオンデマンドで
ご覧になってみて下さい。



テーマ : 日記 - ジャンル : アダルト

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2021.02.02 (Tue)

兄と妹 7

『うお~っ、俺、ついにおまんこを舐めた!!』
うめえ!なんて旨いんだ!
匂いは、ほんの少しだけ生臭いけど
全然苦にならない。
いや、むしろ、この匂いをビニール袋に入れて
ずっとスーハーしたいぐらいだ。
鼻先にコリコリと当たるクリトリスも最高だ!

伸二は無我夢中でペロペロ舐めた。
特にクリトリスをレロレロしてやると
面白いように美穂が感じた。
小休止だとばかりに舌の動きを止めると
もっとして欲しいとばかりに
美穂が伸二の後頭部に手を沿えて
ぐいぐいとおまんこに押し付けてきた。
特に小陰唇という奴だろうか
割れ目を飾るかのように
飛び出しているビラビラは
ツルリとした舐め心地で
わらび餅のように弾力があるので
甘噛みしてやると「やさしく、やさしくして~」と
腰をヘコヘコさせてきた。

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『おっぱいも揉みてえ!』
伸二は手を伸ばしてわき腹のスロープを駆け上がらせ
クラスの中でも巨乳だと評判の美穂の胸ヘ進ませた。
指先が乳房の弾力に触れると
このおっぱいも俺のものだとばかりに
むんずと鷲掴みした。

胸が荒々しく揉みまくられる。
『そう!そうよ!この揉まれ方…
ずっと夢見てきた揉まれ方だわ!』
女子グループでファミレスでおしゃべりをしていると
自然と話の内容は下ネタになるときがある
そんな時、決まって貧乳の友達から
「美穂はデカぱいだから、きっと感度が悪い」などと
揶揄されたが
あれはデタラメね
だってこんなにも感じるのだからと
美穂は感度が悪いと言われたことが
杞憂に終わったと安堵した。
ビンビンに感じている証拠に
美穂の乳首はこれでもかと言うほど勃起していた。
伸二はそんな飛び出た乳首を
柔らかな乳房に押し込む。
まるでゲームのコントローラーのボタンを
連打するかのようにグニグニと押し込む。
「いやん…そんな触り方しないで~」
美穂が拒むと「じゃあ、こういうのはどうだ?」と
今度はキリキリと痛いほど摘まみ
乳房から引き抜かんばかりに捻り上げた。
「それっ!それ、凄くいい!!」
体を痛めつけられているのに
なぜかそれが快感に変わる。
男の手で体を弄られていると実感できたからだ。

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やがて伸二が美穂の股間から体をずりあげて
乳首に吸い付く。
チュバチュバといやらしい音がする。
いやらしい音を立てられれば立てられるほど
美穂は感じて、
おまんこからはとめどもなく愛液が滴り落ちる。
「気持ちいいわ!凄く気持ちいいの!」
美穂は大きな声を上げてよがりまくった。

そんな様子をドアに耳を当てて
息を殺して明美は聞いていた。
腰が蕩けてきて
思わずジュースを乗せたトレイを落としそうになる。
音がしないようにそっとトレイを床に置くと
自由になった手で
左手は胸を、右手は股間を愛撫し始めた。
『若い子のセックスって新鮮だわ!』
明美は結婚前に啓司に
初めてホテルに誘われた時のことを思い出していた。
男性とのお付き合いの経験がなく
25歳になっても処女だった。
同じく妹の美穂のために稼がなければならなかった啓司も
女には目もくれず必死に働いてきたので
明美同様に女を知らずに童貞だった。
初めて女の脚を開いて
女性器に亀頭を触れさせただけで射精してしまった。
気を取り直して二人で入浴して
バスタブの中で明美が啓司に股がり
自ら腰を落として乙女を散らしたのだった。
あの時の興奮が甦り、
明美はショーツの中に手を入れて
童貞の男の子を想像して指をおまんこに挿入した。
『大丈夫よ。私が教えてあげるから…』
美穂を訪ねてきた男の子が挿入に失敗して
うなだれて部屋を出てきたら
自分が指南するために
寝室に引っ張りこんでやろうかしらとさえ
思い始めていた。

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2021.01.29 (Fri)

兄と妹 6

美穂の陰毛はお手入れなどしていなくて
黒々としていてフサフサだった。
それがヌードグラビアや
ネット画像のプロの女ではなく
素人の純粋な女子高生だということを認識させてくれた。
股間に顔を近付けると
美穂が「恥ずかしい…」と
蚊の鳴くようなか細い声を出した。
いつものあばずれ口調ではなく
やけに色っぽい口調に伸二はますます惚れた。
『これが本来の美穂の姿なんだ。
誰にも見せない真実の姿を俺だけに見せたんだ』
こうなるとますます『俺の女』という意識が強くなる。
「ほら、自分でおまんこを開いてみろよ」
そのように命じると
膝裏に回していた手を
おずおずと股間に持ってきて
伸二の目の前でたっぷりと見てくださいとばかりに
左右に押し開いた。

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至近距離でおまんこを凝視していたので
おまんこが押し開かれるときの『クチュ』という音さえ
生々しく聞こえた。
『たまんねえ!美穂のおまんこめちゃくちゃ綺麗じゃねえか』
思わず伸二の右手は己の股間に伸びて
ドクドクと脈打つペニスを握りしめていた。
このまま、おまんこを観賞しながら
せんずりをしたい衝動に駆られる。
『俺はバカか?生のおまんこが目の前にあるのに
せんずりで抜きたいなんて思うなよ!』
ペニスを握りしめた手でしこしこしたいのを我慢して
握りしめるのをやめた。
その手を美穂の内ももに触れさせた。
「あっ!!」
手が触れた瞬間、美穂があえいだ。
『感じているのか?俺に触られて気持ちいいのか?』
伸二は美穂の柔らかい体を楽しむように
内ももを膝の方から少しずつ鼠径部目指して滑らせてみた。
「ああ~ん…」先ほどとは違うあえぎ声で美穂がよろこんだ。
美穂が喜んでいるというのがおまんこにハッキリと現れた。
左右に押し開かれたおまんこの中心部のやや下側にある
魚を解剖した時の内蔵のようなヌメリ感のある洞窟のような部分が
くぱぁ、くぱぁと呼吸するかのように
閉じたり開いたりしていた。
『多分、ここにちんこを入れるんだな』
男の本能がそこを目指せと指示していた

おまけに挿入されやすいようにだろうか
その穴から透明な雫がトロ~リとこぼれ落ち始めた。
『おっと、もったいねえ』
会陰から溢れ出たラブジュースは
尻穴を経由して尻の谷間を伝い
シーツに落ちようかとしていた。
伸二は流れ落ちる雫をすくうように
尻の谷間に舌を潜り込ませてペロンと舐め取った。
自然と舌先は尻穴のすぼみさえ舐める事となる。
てっきりおまんこに吸い付いてくると思った美穂は
思いがけない部分を舐められて
「ああ~っ!!」と喚いた。

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その頃、義姉の明美は
せっかくお友だちが訪ねてきてくれたのに
接待もしないなんて失礼よねと
コップにオレンジジュースを注ぎ
食後のデザートにと思って買っておいたケーキを添えて
部屋に持っていこうとしていた。
美穂の部屋のドアをノックしようとして
部屋の中から甘ったるい声がしてるのに気付いて
ノックする寸前でストップさせた。
ーね、お願い、焦らさないで舐めてぇ~ー
『こ、これってもしかして…』
明美はトレイにジュースとケーキを載せたまま
そっとドアに耳を当てて中の様子を伺った。

そうとも知らずに二人の儀式は滞りなく進んでゆく。
初めて舌先で触れた美穂の尻の穴…
汚いとは思わなかった。
それどころかキュッと萎んでいる蕾が愛しくてたまらない。
尻の穴さえこんなにも美味しいのだから
おまんこの味は気絶するほど美味しいに違いないと
本格的に美穂のおまんこを舐めることにした。
尻穴からゆっくりとさかのぼり愛液をすすってゆく
愛液はほとんど味がしなかったが
男の本能が『美味しい』と感じていた。
「いいか?舐めるぞ」
そんな言葉などどうでもいいから
黙って舐めてくれたらいいのにと
燃え盛る心に冷や水を浴びせられた気がしたが
そんなわずかな冷や水では官能の炎は消えることはなかった。
「いいわよ、たっぷりと舐めて…」
舐めやすいようにおまんこをさらに押し開いた。
女の本能と言うか
クリトリスの愛撫も催促するかのように
肉芽を剥き出しにすることも忘れなかった。
『すげえ!おまんこってめちゃくちゃ綺麗じゃん!』
割れ目の中からぷっくりと飛び出しているのが
多分クリトリスだろうな。
伸二はその膨らみにチュッとキスをした。
途端に美穂が背を仰け反らせて悶えた。
「凄いわ!自分で弄るよりも何倍も気持ちいいわ」
同じ屋根の下に義姉が居るにも関わらず
感極まって大きな声で喘いだ。
「ねっ、お願い、もっといろんなところを舐めてぇ~」
お望みとあらば…
伸二は思いきっておまんこに吸い付いた。

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2021.01.27 (Wed)

兄と妹 5

「美穂ちゃん…お友だちが様子を見にきてくれたわよ」
不意にドアの向こうから義姉が声を掛けてきた。
「居ないと言っておいてよ!」
そのような返事をしたが、
「あら?どうしましょ…
上がってもらって、今ここにいるのよねえ」と
困惑した返事が返ってきた。
えっ?まったくどいつもこいつもバカなんだから!
それにしても誰が訪ねて来たというのだろうと考えていると
「美穂!昼間はごめんよ」
いきなりドアの向こう側で伸二が言い出した。
バカ伸二か…
美穂は思わず頭を抱え込んだ。
「昼間はホントに悪いことをしたと思っている」
義姉が傍に居るであろうにペラペラとよく喋る男だと思った。
放っておくと、
このまま何から何まで言い出しかねない。
美穂はドアを開け「早く入んなさいよ」と
伸二の腕を取って部屋に引きずり込んだ。
一緒になって義姉も入ってこようとするので
急いでドアを閉めた。
「まあ!」明美は憤慨したが気を取り直して
どうぞ、ごゆっくりと言い残してリビングに引き返した。

「あんた何しにきたのよ!
おまけにうっかり口を滑らせてくれちゃって!」
美穂は怒りを顕にしてベッドにドスンと腰かけた。
「いや…俺、昼間のああいうことに慣れていなくてさ…
美穂にイヤな思いをさせたかなと謝りに…」
伸二は心底申し訳ないと思っているのだろう。
うなだれて所在なくボーッと立ち尽くしていた。
「そんなとこに突っ立ってないで座んなさいよ」
美穂はここへ座れとばかりに
自分の隣のスペースをポンポンと叩いた。

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「失礼します」
おずおずと距離を開けて腰を静かに下ろす伸二が可笑しくて
「別に怒っていないわよ」とピタリと伸二に寄り添った。
「美穂!」
伸二は思いきったかのよう美穂を見つめてきた。
「俺、真剣にお前が…
お前のためなら何だってするから
俺を捨てないでくれ!」
そう言うと、いきなり抱きついてきた。
「ち、ちょっと!何するのよ!」
美穂は押し返そうとしたが
所詮女の力ではかなうわけなかった。
そのまま二人はベッドに倒れた。
「美穂!俺を捨てないでくれ!」
伸二が目をつむったかと思うと
そのまま唇を重ねてきた。
「やめて!大声をあげるわよ!」
そのように言葉を発するために開いた唇に
すかさず伸二の唇が侵入する。

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初めて迎え入れた男の舌…
不快どころか体がじんじんと痺れてボーッとなる。
美穂は堪えきれなくなり
伸二の背中に腕を回してしっかりと抱擁した。
抱きしめられて背中を撫で回す手に
自分が受け入れられたと勘違いした伸二は
急いでベルトを外して下半身を丸出しにしようとした。
カチャカチャとベルトを外す音に
遂に男を迎え入れる瞬間が近付いているのを
美穂も感じ取った。
だけど、伸二にバージンを捧げるというよりは
それが兄の啓司だと思い込んでいた。
そう。伸二に抱かれながら心は啓司に捧げていたのだ。
そうとも知らず、自分と美穂の愛がスタートを切ったと
伸二は有頂天だった。
おもむろに美穂の膝裏に手を差し込んで
ぐいっとM字に脚を開いた。
ミニスカートがハラリと捲れてショーツが丸見えになった。
股間の中心部の布地が色濃くなっていて
とんでもなく濡れているのが見てとれた。
男の本能で伸二は美穂の股間に顔を埋めた。
たちまち鼻腔に今まで嗅いだことのない発酵臭で
頭がクラクラした。
「自分で脚を抱えろよ」
恋い焦がれている女に初めて命令を口にした。
いよいよ、この女を自分のモノにできるという思いが
とんでもなく伸二を興奮させていた。
逆に美穂も、今まで手玉にとってきた
子分のような男から命令されたことで
こちらもまた興奮していた。
いや、正確には兄の啓司から命じられた気がして
早く貫いて欲しいとさえ感じていた。

美穂が自分で脚を抱えたことで伸二の両手は自由になる。
『早く美穂のおまんこが見たい!』
はやる気持ちで両手がプルプルと震えたが
なんとか指をショーツの腰ゴムに掛けて
一気にショーツを下ろした。
目に飛び込んでくる桃色の割れ目…
『これが美穂のおまんこ…』
ちんぽを握りしめ挿入したい気持ちをぐっと我慢して
まずは味見を楽しむことにした。

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2021.01.25 (Mon)

兄と妹 4

美穂は口の中に溜まった精液を
とろとろと吐き出して
手のひらに受け止めた。
「ほら、こんなにも出たよ」
そう言って手のひらに溜まった精液を
伸二に見せてあげた
「汚いから早くテイッシュで拭いちまいな」
本当に汚ならしいものでも見るように
自分が出した精液をしかめっ面で眺めた。
「そんなに汚いと思うのならテイッシュを頂戴よ」
男の子が持っているはずないだろうなあと
思いながらも一応聞いてみた。
案の定、伸二の答えは
「そんなもの持ってねえよ」と返ってきた。
「じゃあ、私のスカートのポケットに入ってるから出して」
そう言うと
「えっ?スカートにポケットってあるんだ?」と驚いた。
これだから同年代の男の子ってガキだから嫌いなのよ。

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「ほら、右の横にポケットがあるから早く出してよ」
急かすと「どこだ?ポケットだこだ?」と言いながら
ポケットを探す振りをして
美穂の鼠径部や股間を触ってきたので
美穂はカチンときて、
手のひらの精液を伸二の背中に擦り付けた。
「バカ!やめろよ」と慌てふためく伸二を尻目に
美穂はセーラー服を着ると
「部屋代の精算宜しくね」と
伸二を置き去りにして店を飛び出た。

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「あ~っ、気持ち悪いわ」
口の中が生臭いので、美穂はコンビニでコーラを買って
それで何度もうがいをした。
家に帰ると義姉が「あら?学校は?」と驚いていたが
「気分が悪くて早退した」と告げると
「まあ、そうなの?」と言ったきり、
どんな具合なの?とも
お医者さんに行かなくても大丈夫?とも
聞いてはこなかった。
美穂は部屋に閉じこもって古いアルバムを開いてみた。
美穂が小さい頃の写真には兄の啓司は写っていない。
啓司が写っている写真が登場するのは
美穂が12歳になってからだ。
美穂の母親は再婚で、
再婚相手の男の連れ子が啓司だった。
5歳年上の啓司はとても大人っぽく見えた。
勉強も良くできたので、
ずっと啓司が家庭教師代わりだった。
美穂が啓司に恋心を抱くのに時間はかからなかった。

親子4人の生活は長く続かなかった。
再婚して2年目の結婚記念日に両親は旅に出た。
しかし、旅先のバスが交通事故を起こして
両親はあっさりとこの世を去った。
悲観している美穂に啓司は
「生活の事は心配しなくていい。
お前はちゃんと高校を受験しろ」と言ってくれた。

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啓司にばかり負担を掛けてはいけないと
家事全般は高校に通いながら美穂が引き受けた。
ある夜、美穂はこっそりと啓司の部屋に押し入った。
爆睡している啓司の唇に、
そっと自分の唇を重ねた。
それでも起きないので
美穂は大胆にも
啓司のパジャマのスボンに手を差し込んで
ちんこを握ろうとした。
さすがに、この行為に啓司は目を覚ました。
「美穂!何をしてるんだ!」
啓司と出会って初めての叱責だった。
「私、お兄ちゃんが好きなの!
私の気持ち、薄々気づいていたんでしょ?」
無我夢中で啓司に抱きついた。
きっとお兄ちゃんは私を受け入れてくれる。
だって血の繋がっていないんだもん。
そう思っていたが、
パジャマのスボンに侵入しかけていた腕を
そっと引き剥がされた。

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「美穂!俺たちは兄妹なんだよ
こんなこと許される訳ないじゃないか」
この言葉に美穂はショックを受けた。
「どうしてもダメ?…
じゃあ、せめてキスして」そうおねだりすると、
仕方のない奴だなと苦笑して
チュッと軽く唇を重ねてくれた。
「はい、もう終わり!
お前も早く寝ないと明日の朝起きれないぞ」
そう言って布団を被った。
それはまるで美穂を拒絶するかのような行為だった。
『お兄ちゃんの意地悪!』
そう、拒絶されたあの日からずっと
美穂は啓司を思い続けている。

その日から暫くして兄の啓司が
明美という女を連れてきた。
「美穂、俺、彼女と結婚することにした」
聞けば彼女は同じ職場の後輩で
同じくご両親を早くに亡くされたということだった。
「俺たち、よく似た境遇だから
きっと上手くやっていけると思うんだ」
兄はそう言ったが美穂という女が身近に居たのに
別の女を選んだことが悔しかった。
それ以上に明美という女が
自分から兄を寝取った泥棒猫のように思った。


回想を終えるかのように
美穂はそっとアルバムを閉じた。
気づけば部屋は暗くなっていた。
夕刻が過ぎ、夜が始まろうとしていた。

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