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2019.03.23 (Sat)

ロビン 6

翌朝、弓矢の鍛錬にマリアも同行すると言いだした。
まあ、みんなにマリアを紹介するいい機会かと同行を許したが、
ほんとは連れていきたくなかった。
あまりの弓矢の下手くそをマリアに見られたくなかったからだ。

レスリーも同じようにマーガレットを同伴して鍛錬所に来ていた。
「きみ、もうすっかりいいのかい?」
マリアを見つけるとレスリーは気さくに話しかけた。
「あなたがレスリーね。よろしくね」
「ほんと元気になってよかったわ」
「あなたがマーガレットね。下着とお洋服、お借りしてます」
「ええ、気にしないで使ってね。、よかったわサイズがピッタリで」
実際はピッタリでもなく、胸が苦しいのでボタンを留められず、
胸の谷間をかなり露出させていた。

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「しかし、よく彼女を連れてくる気になったなあ…
俺ならあの下手くそなシーンを彼女に見せたくないけどな」
自分の彼女であるマーガレットよりも
美人をものにしたロビンを妬んでレスリーはロビンを貶した。
ロビンは一言も言い返せなかった。
なにせ本当の事なのだから仕方ない…

「ロビン、大丈夫よ。あなたなら出来るわ」
マリアにそう言われると不思議と自信が持てた。
だが、一時の自信も、いざ自分が弓を射る順番がくると
いつものように指が震えだした。
『ええい、くそ!』
ヤケクソで放った矢は的からかけ離れたとんでもない方向に放たれた。
その軌跡を目にしたマリアが目を閉じて祈ると
矢は大きく弧を描き、的の中心を射抜いた。
「すごい!すごいわロビン!」
マリアよりも先にマーガレットが歓喜の声を上げた。

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それからもロビンが放つ矢はスタートこそ的外れな方向に飛ぶものの、
最後はキッチリと的を射抜いた。
それ以上に良いところを見せようと焦ったレスリーは散々な結果だった。
「やめた、やめた!今日は調子が悪いや」
レスリーはふて腐れてさっさと帰ってしまった。


「あなたがあんなに弓矢が上手だとは思わなかったわ」
自宅に帰ってマリアが濡れタオルでロビンの身体を拭きながら褒め称えた。
「出来すぎだよ…いつもはとんでもない方へ飛んでいったきりなんだ」
そう言いながらも満更でもない顔をして笑った。
よもやマリアが念力で矢の軌道を変えたとは露ほどにもおもっていなかった。

「マリア…君はラッキーガールだ。
君が来てからなんだか全てのことが上手くいくような気がする」
「そんなことないわ、全てあなたの実力よ」

「そうよ!ロビン、実力よ」
その声に驚いてロビンとマリアは後ろを振り返った。
そこには大きな荷物を抱えたマーガレットが立っていた。

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「なんだいマーガレット、また喧嘩したのかい?」
マーガレットとレスリーは結婚こそしていなかったが同棲して暮らしていたのだ。
そしてことあるごとに喧嘩してはロビンの家にしばらく転がり込んでいた。
「あんな奴、見損なったわ。弓矢の調子が悪いと言ってはふて腐れてさ~
当分あのふて腐れた顔を見るのがイヤだから厄介になるわね」
「今回はダメだよ。客間はマリアが使っているんだから」
「なら、あなたの部屋でいいわ。
幼なじみだから同じベッドに寝ても気にならないし…
それにあんた…私を襲う度胸もないでしょ?」
「それは困るよ…そうだ!マーガレット、マリアと寝なよ」
「タメダメ!マリアはまだ一人でゆっくり寝ないとね。
なんと言ってもまだ病み上がりだしさあ」

はあ~…まただ…いつもマーガレットの気性の荒さに振り回される…
一緒に寝ようと言いながらも、きっと俺は床に寝させられるんだ…
こうなったらレスリーの気分が落ち着いて早く迎えに来てくれることを待つばかりだ…

マリアが小声で
「狭くて寝れなかったら夜中にこっそり私のベッドに潜り込んでいいわよ」と
言ってくれたのがせめてもの慰めだった。

寝室に行くとマーガレットがすでにベッドを占領して大の字になって寝転がっていた。
『ほら、やっぱり…』
仕方ないのでフロアに毛布を広げて寝場所を確保しようとしたら、
「ロビン、何してるの?こっちへおいでよ」と
マーガレットは体をずらしてスペースを作ってくれた。
「ほんとに?マジで一緒に寝るの?」
「小さい頃、よく一緒に寝たじゃない」
そう言って笑ったが、子供の頃と今では体格も違うし、
ましてや男と女なのに…
戸惑っていると「ほらっ」と強引に手を引っ張られてベッドに引きずり込まれた。
たちまちスベスベした肌と柔らかいボディの感触に包まれた。
おまけにすごくいい匂いがした。

「ねっ…あなたもうマリアとしちゃった?」
悪戯っぽい目つきでロビンの顔を覗きこむ。
あはは…そんな度胸があんたにあるわけないわよねと言って
ロビンの股間にタッチした。
「やだ…ロビン、あんたの…アレって…大きいのね…」
大きいのかどうか誰かと比べたことはないが
マーガレットが比較するとすればレスリー以外に考えられない。
あいつよりも大きいと言うことか…
そう言われれば満更でもない。
「ねっ…ちょっとしっかりと触ってもいい?」
有無を言わさずマーガレットは触るどころかペニスをしっかりと握ってきた。
女性にペニスを握られるというのは気持ちの良いものだ。
普段からマーガレットのことは気にも止めていなかったのだが、
たちまち異性として意識してしまい、
ペニスはマーガレットの手の中で見る見るうちに硬く勃起した。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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