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2014.07.22 (Tue)

キャンバスの華 10

いつもはガミガミ怒りっぽい華がしおらしく体を小さく丸めて怯えている・・・

眼下の華の姿を見やりながら
いやでも興奮している自分に気づいた。

「次郎ちゃん・・・ねえ、そこにいるの?」
次郎ちゃん、目隠しは取って・・・真っ暗でなにも見えない・・・
ねえ、そこにいるの?
怖いわ・・・・

おっと・・・・
ついつい見とれてしまって華を放置してしまった。
でも怖がる華が面白いので声を出さず
物音を立てず、しずかに華のそばにしゃがんだ。

目は見えず、物音を立てなかったとはいえ
そこにしゃがみこんだ気配はわかるらしく
「次郎ちゃん・・・そこにいるのね?」
と少し安心したかのようにか細い声をだした。
それでも次郎は返事をせずに、ただ黙って華の膝をスっと撫でた。

「きゃああ~~~!!!!次郎ちゃん?あなたほんとに次郎ちゃんなの?」
二人しかいないのだ。次郎に決まっているとわかりそうなものだが
視界を奪われ声が聞こえないと第三者がそこにいる錯覚に囚われるのかもしれない。
次郎の指先は膝をグルグル遊ばせた後、太ももを上がり始めた。

「やだ!次郎ちゃんふざけないで!!
それとも・・・あなた、ほんとに次郎ちゃん?」
なんだかいつもああしろ、こうしろと指図される華を少し虐めたくて
次郎は笑いを堪えながら華の体をまさぐることにした。

右手で太ももを撫でながら
不意にもう一方の手で華の乳房を鷲掴んだ。
見えない華にとってはいつどこからどんな責め方をされるか
まったく予想できないので、これには驚いて「きゃっ!!」と小さな悲鳴をあげた。

そう、例えれば真っ暗なお化け屋敷で急に幽霊が襲ってくる感覚にも似ていた。
驚いたのと、なにをされるかわからない怖さで
華はちょっぴり失禁した。
『おやおや・・・先生もやっぱり一人のかよわい女性なんですね・・・』
虐めてやろうというイタズラ心が薄らぎ、いま自分の眼下で体を丸めている女が
めちゃくちゃ愛おしくなった。
次に何をされるのかという不安感を『次は何をしてくれるのかしら』という
期待と喜びに変えてあげようと思った。
乳房を鷲掴んでいた手の力をスっと抜き、やさしく愛撫しはじめた。

「あああん・・・・この愛撫の仕方・・・やっぱりあなたは次郎ちゃんね」
安堵感の言葉の中には『なあ~んだ、荒々しい扱いはもう終わりなの?』という
ニュアンスの複雑さに気づくほど次郎は経験豊富ではなかった。

指先で堅くなった乳首を弄りながら
次郎は華の体に覆いかぶさり腹の真ん中で可愛く窪んでいるヘソに口づけた。
「あ・・・!!ダメ・・・そこは・・・・・」
華は驚いた。
次郎にはヘソの愛撫など教えていなかった。
華はヘソを責められると弱い。
ひとつの性感帯とも言うべき箇所だった。
だが刺激が強すぎて自分を忘れて快楽に溺れそうになるので次郎には
その箇所も愛撫するポイントのひとつなのだということを内緒にしていた。

次郎は、いつもきれいな華の裸体を見て、体の中心でひっそり窪んでいるヘソに
前々から興味があった。
窪みの穴を間近で見たい。舌を這わせて味わってみたいと思っていた。

毎夜、二人が愛し合って、次郎が腹部を撫でてその中心部に辿り着く前に
華の手が次郎の手を握り、そこへたどり着く事をやんわりと拒まれた。
だが、いま、この時間は次郎に与えられた唯一のなんでもできる時間なのだ
次郎は思う存分興味のある部分を責めようと思った。

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2014.07.22 (Tue)

キャンバスの華 9

風呂屋の仕事の帰り道
華は一言も言葉を発しなかった。

「今日は男湯が終わりましたから、明日は女湯ですね」と
明日の作業の確認をしても、うんともすんとも言わなかった。
どうしたのだろうと思いながらも、
もしかしたら仕事モードになると寡黙になるのだろうかなどと思っていた。

家にたどり着いて荷物を置くとフラフラ状態で
早く一風呂浴びてゴロンと横になりたい気分だった。

「次郎ちゃん・・・・」
家に帰ってからようやく華が言葉を発した。
「はい、なんでしょうか」

「ちょっと褌(ふんどし)を解いてごらん」

「は?」

「早く!!」
華の言葉に怒りが感じられたので、次郎はあわてて褌(ふんどし)を解いた。

華は次郎の前にひざまづいて、へのこ(ちんぽ)の匂いを嗅ぎだした。
「次郎ちゃん・・・・あんた・・・・ヤッたね?」

「は?」

「しらばっくれてもわかるのよ、
あんた、あの風呂屋の奥さんとヤったでしょ。
奥さんの艶っぽい声が聞こえてたのよ
股間の匂いがそれを物語ってるわ」
怒りをこめて次郎を睨むと、ちんぽを強く握り締めた。

「い、いえ・・・けっしてそんな・・・・」
風呂屋の女将さんに二人だけの秘密と念を押されたので
田舎モノでバカ正直な次郎は決して口外してはいけないと思った。

「ほんとの事をおっしゃい!!」
握り締めた手に力をこめられ、
おまけに引っこ抜かれるのではないかと思うほど引かれた。

これはたまらないと
「す、すいません・・・・風呂屋の奥さんと・・・しちゃいました・・・」
と、ついに白状してしまった。

「して・・・・」

「はい?」

「あの奥さんにしたように、私にもして・・・」

「え?・・・・は、はい、わかりました」
これ以上拒んで破門にでもされたら困るので
ここは華のいうとおりにしようと思った。

では、今夜・・・・
「今、して・・・」

「え?・・・い、今ですか?」
正直、ちょっと待ってくれと言いたかった。
体はクタクタでおまけにお互いにかなりの汗をかいていたのだから。

「あの奥さんには出来て私にはできないって言うの?」
華の目が真剣に怒っていた。

「わ、わかりました、ヤリますヤらせていただきます」
ええい、こうなりゃヤケだ!
次郎は華を押し倒した。

「ちょ、ちょっと・・・こんなに乱暴にしたの?」

「ええ、乱暴にしましたとも。おまけに両手を縛って自由を奪ったんです」
次郎は自分の兵児帯を解いて、華の手を拘束した。

やだ・・・乱暴なのは・・・いやなのよ・・・
華にしてはやけにしおらしいセリフを言って体をくねらせた。
そこで次郎はちょっぴりいたずら心をだした。
「手を拘束して、目隠しもしたんですよ」
近くの手ぬぐいに手を伸ばし、華の視界を奪った。

「ほんとに?・・・ほんとにこんなことを?・・・」
視界を奪われて、ああ、これからどんなことをされるの?と
怖がりながらスタイルのいい体を小さく丸めた。

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