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2021.03.09 (Tue)

カクテル好きな女たち 4

隣のデスクで酔っ払ったホステスが上司に絡んでいた。
「はいはい。お嬢さん、
ちょっと飲みすぎじゃないかな」
酔っぱらいのホステスを刺激しないように
上司の巡査長は柔らかい口調で宥めている。
ここは繁華街の派出所…
深夜ともなれば酔っぱらいの揉め事で
ひっきりなしに出動がかかる。

私は相川良美。
交番勤務の三十路の婦警。
彼氏は…残念ながらいません。
かといって男を知らぬ女ではありません。
警察学校の教官に一度だけ抱かれた事があります。
でも、その事が何故だかバレてしまって
交通課に配属される予定だったのが
減給処分と同時に派出所任務を命じられました。
私を抱いた教官ですか?
処分を受けずに今ものうのうと教官を務めています。
理不尽だと思いながらも
小さい頃からの夢だった警察官を
辞めるつもりはありませんでした。

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ぼんやりしていると
机上の電話がけたたましく鳴り響きました。
110番通報です。
電話を受けると、店の前で酔っ払いが騒いでいるので
すぐ来てくれということでした。
上司は「ご覧の通り、俺はこのホステスの姉ちゃんで手一杯なんだ。
相川巡査、悪いが行ってくれるか」
やれやれ…
私は交番に置いてある自転車に飛び乗り
夜の街へ漕ぎ出しました。

こんなところにお店があるの?というような路地に入っていくと
店の主人らしき男が酔っ払いを宥めていました。
酔っ払いも少しずつ酔いが覚めてきたようで
おとなしく店の主人の説得にウンウンと頷いてます。
「どうやら警察の出る幕はなさそうですね」
自転車を降りて二人に近づいて私は声をかけました。
「お騒がせしてすいませんでした
聞き分けのいい酔っ払いさんで助かりましたよ
お呼び立てしたお詫びに一杯呑んで行かれますか?」
アルコールが大好きな私ですが、
勤務中なのでとお断りさていただきました。
「じゃあ、非番の日に来てくださいよ
サービスさせてもらいます」
ちょうど夜勤明けで明日は非番だったので
必ず来ますと約束しました。

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次の夜、デートでもないのに
私はおめかしをして出掛けました。
バーに入ると
昨夜の男がカウンターの中でグラスを拭いていました。
「あら、マスターさんだったのね」
私が誰かわかります?と声をかけました。
「昨夜の婦警さんですよね?
制服じゃないから一瞬誰かと思いました」
こんな格好は似合いませんか?
そう尋ねると
「いえいえ、よくお似合いです。
よくナンパされずにここまでたどり着いたものですね」
またまた~、お上手なんだから~♪
私たちはすぐに打ち解けました。

「どうぞ、私からのサービスです」
彼が作ってくれたカクテルを一口呑みました。
「やだ…美味しいわ…」
爽やかな柑橘系のカクテルです。
「ビトウィーン・ザ・シーツと言います
夜を共に過ごしましょうという意味です
直訳すればシーツの隙間、
つまりベッドインしましょうという事かな」
「まあ!私を口説いてるの?
変なことをしたら逮捕しますよ」
私はドキドキしてきました。
拒む台詞を言いながら、
心の中でこの男とのベッドでの戯れを
シュミレーションしていました。
「綺麗な女は口説かれるものです」
カウンターを出たマスターが
「こっちへいらっしゃい」と
私をソファに導きました。
二人で並んで座ると
私からキスをしてしまいました。
「お仕事でストレスが溜まっているんですね」
男の手が、わき腹を撫で上げます。
「今夜、朝まで私が独占してもいいのよね?」
そう告げるとマスターは静かにうなづいて
ドアにロックをかけて店の照明を落としました。
「いつも逮捕する側だけど
逮捕される気分を味わうってのはどうかな?」
マスターったらいつの間に用意したのか
赤いロープを見せつけます。
縛られるんだわ…
そう思うとゾクゾクしてきて
「私を捕まえて…」と催促してしまいました。
男は私をあっという間に全裸にしてしまいました。
そして赤いロープを体に這わせたんです。

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少し痛いほどキリキリとロープに巻かれると
まるで拉致されている気分になって
私、感じ始めちゃったんです。
さほど大きくないおっぽいも上と下をロープに挟まれ
締め上げられると乳房だけポロリとこぼれ落ちて
とても卑猥な乳房になりました。
「感じているんですか?
スケベな女ですね」
男は私の乳首をぴんぴんと指で弾きます。
そうされると乳房にビリビリと電気が走って
私は「ごめんなさい、ごめんなさい」と言いながら
恍惚の表情を浮かべていたと思います。
「もっと変態にしてあげないとダメみたいですね」
彼は余ったロープで所々にコブが出来るように結び、
私を立たせるとそれを私の股間に潜らせたんです。
「このロープを前後に引けばどうなるか…想像できますよね」
私はイヤイヤと首を振りましたが
容赦なくロープが前へ後ろへと擦り付けてきます。
その度にロープのコブが私のクリトリスを刺激して…
「だめ!凄い!こんなの初めて!!」
無機質の単なるロープの結び目のコブに
私は逝かされてしまったんです。

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「今夜はここまでにしましょう」
ロープを解いて、後が残ってはいけないと
マスターさんが熱い蒸しタオルで体を丁寧に拭いてくれました。
正直、セックスをしてもらえると思っていただけに
消化不良です。
「私はずっとここにいます
いつガサ入れに来ていただいても構いませんよ
ただし、次回は強制淫行させていただきますので
覚悟してお越しください」
仕事に振り回される毎日ですが、

非番の楽しみが出来て嬉しく感じました。

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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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