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2016.03.30 (Wed)

女優 2

熱い湯の放射を体に浴びながら、
このまま溶けて消えてしまいたいと思った。
シャボンにまみれた乳房をそっと揉んでみた。
こんなふうにあのマッチョに胸をまさぐられるのだろうか・・・

恋愛禁止のアイドルグループに所属していたとはいえ、
愛子はバージンではなかった。
初体験は中2の冬だった。
当時、学年がひとつ上の先輩と付き合っていた。
早熟で大人びた愛子からしてみれば、
少年の面影を残す先輩とのお付き合いは
周りから見てみればしっかり者の姉と
だらしない弟がじゃれあっているかのようだったろう。

そんな彼が卒業を迎えるとともに
愛子にオーディション合格の通知が届いた。
そのアイドルグループは恋愛禁止という厳しいルールがあったので、
愛子は涙ながらに彼の部屋で別れを告げた。
「なんだよ!俺よりもアイドルの道を選ぶのかよ!」
彼は烈火のごとく怒った。
そして獣のように乱暴に愛子をベッドに押し倒した。
「お前の体に俺と付き合っていた痕跡を残してやる!」
乱暴に下着を剥ぎ取られた。
キスやペッティングはすでに経験済みだったが、
セックスはお互いに高校生になってからという約束だった。
でも、求められたら許そうと思っていた。
しかし、こんな乱暴な方法でロストバージンしたくなかった。
お願い、今はしたくないの。
哀願しても彼の心には届かなかった。

彼の指が、まだ淡い翳りの割れ目をまさぐる。
やがて指先は湿地帯を探り当てた。
「待ってろよ今すぐぶちこんでやるよ」
そう言いながら彼は愛子にのし掛かりながら器用にズボンを脱ぎ捨てた。
やめて!やめて!やめて!
泣きわめく愛子の口を彼の唇が塞いだ。
彼とは何度もキスを重ねてきたが、初めて彼の唇が汚いと感じた。

愛子の脚を開いて彼が態勢を整えた。
薄い翳りに灼熱のようなぺニスが当たるのを感じた。
彼はがむしゃらに腰を打ち付け始めた。
その硬い先端は陰核を擦り、尿道口を叩き、
そして何度目かにまだ受け入れたことのない扉を探り当てた。
まるで凹凸が合致するかのように硬いモノがメリメリと食い込んできた。
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愛子はその瞬間を屈辱的に迎えた。
痛いと泣きわめく代わりにじっと目を閉じて耐えた。
初潮を迎え始めた頃、
学校の視聴覚室で女児だけ集められて命の誕生の仕組みを教えられた。
あの時から、いつかは愛する人と結ばれることを楽しみにしていた。
そんな淡い夢をこんな形で奪った男の顔とその瞬間を一生引きずりたくはなかった。
これは初体験ではない。単なる事故だ。交通事故のようなものだ、そう必死に思い込んだ。
そして男はあっけなくスペルマを放出した。
膣がじんわりと温かくなったので中に出されたのだとわかった。


数日後、タレント事務所で愛子は正式に契約書に署名捺印した。
今日から面倒を見させていただく臼杵ですと、
蛇のような目をした男をマネージャーとして紹介された。
「まず確かめておきたいことがあります」
臼杵は愛子に現在付き合っている男はいませんねと念を押した。

愛子は彼と別れた事、別れ際にセックスを強要されたことを正直に話した。
その後の臼杵の行動は迅速だった。
まず愛子を産婦人科を受診させ、懐妊していない事を確かめると、
元カレのもとへ出向いた。
元カレに10万円を握らせて
愛子の事を週刊誌などに売らない事を誓約させた。
10万円では物足りないとゴネた男に対して
「あなたが無理やりしたことは犯罪に近いのですよ。
その金額で足りないのであれば、
こちらとしては出るところへ出て決着させてもいいのですよ」と凄んでみせた。

その後の愛子の活躍は順風満帆だったが、
卒業してみて背後に大物プロデューサーがいてこその活動だったと思い知らされた。

そして今回の仕事・・・
グラビアで水着の経験はあるものの
オールヌードだなんて初めてだった。
でも、必ずヒットさせて、もう一度華やかな舞台に戻ってやろうと心に決め、
過去の栄光はシャボンと共に流した。
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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

22:10  |  女優  |  Trackback(0)  |  Comment(2)
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