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2020.07.29 (Wed)

透明人間 1

フラスコからは妙な白煙が立ち上っていた。
ピペットを用いて試験管から少量の別の液体をフラスコに滴下を試みる。

「これで最終段階だ…」
村松幸太郎は期待と不安で胸が押しつぶされそうになる。
机上の計算ではA液にB液を適量混合すればよいだけだ。
だが、構造式はサリンなどの毒薬に近いことから
一つ間違えれば予想される効果を差し置いて
劇症を伴い死に至らしめる…

「ゴクリ…」
静寂の中、生唾を飲む音さえ大音響のように聞こえる。
さあ、いよいよ世紀の大発明の一瞬だ!
幸太郎は慎重に液剤を混合した。
たちまち白煙が黒い煙に変わりフラスコから立ち上る。
『やばい!!』
いそいでフラスコをシリコン栓で密封したが
少量のガスを吸い込んでしまった。
「ううううっ!!!」
息をするのが苦しい。
深呼吸すれば新鮮な空気を吸い込めるはずなのに
体が呼吸することを嫌がっている。
だが、それもほんの短時間のことで数十秒後には普通に呼吸ができるようになった。

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「ふう~…死ぬかと思った」
理論上、あのようなガスは発生するはずはなかったのだがなあ。
そんな事を考えていると実験室のドアが開いて
アシスタントの堀越聖子が
「先生!大きな音がしましたけど大丈夫ですか?」と入室してきた。
「大丈夫だ、何ともない」
そう告げた幸太郎の声のする方に聖子は目をやって
「キャ~~っ!」と悲鳴を上げて倒れてしまった。
「おい!どうした!!」
幸太郎は聖子のもとに駆け寄って抱き起そうとした。
そして聖子が悲鳴を上げて卒倒した理由を知った。
抱き起そうと差し伸べた右手がないのだ!
いや、白衣の腕の輪郭はある。
しかし、その先のあるべきはずの手首がない!
「どうしちまったんだ!?」
右手を確かめようと左手を添えようとしたが
どういうわけか左手さえ見当たらない。
『なんだこれは!俺はどうしちまったんだ!!!』
幸太郎は研究室の片隅に立てかけられている姿見で自分の姿を確認した。
「!!!???」
おもわず我が目を疑った。
そこには見慣れた己の姿はなく、ただ白衣とズボンだけがフワフワと漂っていた。

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なにがなんだか訳がわからなかった。
しかし姿は見えなくとも
幸太郎という個体は確かにそこにあるのを感じた。
幸太郎は眼を閉じてそっと自分の頬に触れてみた。
剃り残した髭のジョリとした肌さわり…
ややエラの張ったいつもの顔の輪郭。
何も変わらない…確かに俺は存在する。
呼吸を整えてもう一度静かに目を開けながら姿見を覗く。
愕然とした。そこにはむなしく白衣が漂っているだけだから。

「透明人間?」
導き出した答えが空想小説のような結論だった。
幸太郎は急いで実験ノートを見直してみた。
「間違いない。UV遮断内服液を調製したはずだ。
はっ!?もしかしたら偶発的に発生したガスが曲者だったか?」
理論上、ガスなど発生するはずがなかった。
偶発的に発生したガスが
製造するのが困難といわれている『モノケイン』と呼ばれる
物質を透明化してしまうモノに違いない。
「俺は世紀の大発明をしたんだ」
幸太郎は喜びに打ち震えた。
もしこれを学会に発表すればノーベル賞間違いなしだ。
だが、世間に発表する前に
せっかく透明人間になれたのだから少々悪ノリしてやろうと思った。

その前に卒倒してしまった聖子を介抱せねば…
衣服だけがユラユラしていると聖子が目を覚ましたとしても
恐怖で再び失神してしまうかもしれない。
幸太郎は思い切って全裸になった。
もしかしたらガスの掛かっていない部分が
透明化していないのではないかと危惧したが
全裸の幸太郎はすべて透明化していた。

「聖子君、聖子君。目を覚ましたまえ」
手で軽く頬を叩いてみた。
手が見えないものだから聖子の頬は強い風に打たれたように
まるで痙攣を起こしたようにプルプル震えるだけだった。
『こりゃ面白い』
悪ふざけで聖子の胸を揉んだ。
まるで低周波治療器を当てられているかのように
見た目は胸が勝手にムニュムニュと揺れ動く。
『やばっ…勃起してきた』
股間を手で覆い隠そうとして、見えない体になっていたんだと自嘲してしまう。
なかなか目を覚まさないものだから
幸太郎の行動はどんどん大胆になってゆく。
スカートを捲り上げて脚を開かせて無防備の股間に顔を埋めた。
スースーと匂いを嗅ぐとなんとも素敵な香りがした。
『たまんねえな』
自分だけオールヌードってのは不公平だよなと
小声でつぶやくと幸太郎は不慣れな手つきで聖子の衣服を剥ぎ取ってしまった。

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これが聖子君の裸体…
大学に在学中から幸太郎のゼミを受講し、
大学院に進み就職もせずにずっと幸太郎の助手として
苦楽を共にしてきた唯一の仲間…
彼女が彼に奉仕してきてくれた恩を仇で返すようで悪いが
欲情は停めることができない。
幸太郎は一糸まとわぬ彼女の脚を拡げて股間に吸いついた。
気絶しているにも関わらず、
おまんこに舌を這わすとあっという間に濡れはじめた。
『どれ、彼女はバージンなのかな?』
幸太郎は彼女の秘裂で指を遊ばせ、
たっぷりの愛液で指を濡らすと、
まずは一本だけ人差し指を秘裂の穴に射しこんだ。
指という可視物が見えないことで
おまんこは自然と広がり膣を覗かせていた。
『おほ~っ!こりゃ絶景だ!』
射しこんだ指に抵抗はない。
どうやらバージンではないようだ。
そうとわかれば遠慮なく…
幸太郎は指を二本まとめて射しこんだ。
おまんこの穴は先ほどよりも大きく広がり
膣を全開させ、はるか奥に子宮まで見届けることが出来た。
『たまんねえな…』
ペニスは早く挿入させろとビンビンになっている。
不思議と亀頭の先から滲み出る我慢汁は見ることが出来るのだ。
体の中から出たら透明ではなくなるんだな…
これも興味深い現象だった。
試しに唾を彼女のおっぱいに落としてみると、
何もないところから急に唾液の塊が表れて
その雫はぽとんと彼女のおっぱいを汚した。
つまりザーメンも見えるということに違いない。
セックスをすれば状況証拠は確実に残ると言う訳だ。

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都合上、可視化の画像をお届けします(笑)



テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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