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2016.06.02 (Thu)

女優 9

ああ・・・昇ってゆく・・・
女として最大の喜びが見え始めてくる。

そんな時だった。
監督の「カ~~ット!!OKィ」という声が室内に響く。
途端に男優はピタリと腰の動きをとめてスタンバイ状態になった。

そ、そんな・・・
あともう少しで、とんでもない幸せな気分になれるはずだったのに!

愛子は堪らずに下から腰をせり上げた。
「こらこら、勝手に逝こうとするなよ」
しばしの休憩とばかりに男優が脱力して愛子に覆いかぶさってきた。

「はい、ではアングルチェンジしま~す」
監督の号令とともに、カメラマンがベッドに上がり男優の肩ごしからレンズを覗かせた。

このアングルからだと男目線になるから
いかにもハメ撮りしてるようになるのさと男優がこっそり教えてくれた。
監督の「アクション!!」の声と共に再び男優が腰を振りはじめた。
ベッドがギシギシと軋む。
カメラマンも同じようにベッドに上がってるからベッドの揺れがそのままレンズを揺らす。
モニターには、その揺れ具合がまさしく男が女にピストンしているかのごとくの情景を写し出していた。


カメラアングルの切り替えのインターバルの間も、
ずっと強ばりをなくさずに待機しなければいけないのだから
男優という仕事もタフで精力絶倫を必要とされるので重労働なものだ。

それからの撮影は愛子が昇り始めるとカットが掛かり、
アングルチェンジの連続だった。
さすがに何度も行為をストップさせられると愛子としても気分が下がり
逞しい男根にピストンされても昇る雰囲気になれなかった。
おまけにアクロバットのような体位を要求され
気持ちよさよりも関節が悲鳴をあげて苦痛の方が勝った。

もっと喘いで!という監督の要望にもシラケた気持ちの方が大きく、
次第に女の秘部も乾き始め男が動く度に痛みに襲われた。
アソコがヒリヒリし始めた。
もう限界かも・・・
そう思ったときカメラマンが「監督、テープ残り10分です」と声を上げた。
「そうか・・・じゃあ、仕方ない。男優さん、そろそろフィニッシュということで・・・」
はいよ、と男優は気楽に返事して腰の動きを早めた。
「くぅぅ・・・逝きそうだ!このまま出すぞ!」と宣言した。
ウソ!?
「だ、ダメよ!中はだめ!」
男優の分厚い胸を押して必死に抵抗した。
しかし、男優は聞く耳などないようにピストンを続け、
やがて「うお~っ」と吠えて2度3度と激しく腰を打ち付けた。

愛子は愕然とした。
こんな見ず知らずの男に中だしフィニッシュされるとは・・・
だが、何かがおかしい・・・
ロストバージンのときも中だしされたが、
あのときのように膣内に白濁液の熱い迸りを感じなかった。

「OK~♪じゃあ、いつものようにこれを注ぎ込んじゃってね」
監督はそう言うと男優に白い液の入ったスポイトを手渡した。
「了解しました」と男優は己のイチモツを愛子のアソコから抜き、
ポッカリと口を開いた膣にスポイトを突っ込み白い液を注入した。
「心配すんな、これは卵白に練乳を混ぜたやつさ」
そう言って注入が終われば漏れてこないようにペニスで栓をするかのごとく突っ込んだ。

「ラスト、アソコのアップいくよ~」
監督の掛け声と共に男優は栓がわりに突っ込んだペニスをゆっくりと抜いた。
たちまち、あとを追うかのように白濁液がタラリと流れ出た。


「あんたが思っている以上に俺達は女優さんを大事にあつかうさ
もちろん、ピルを飲んでて本生OKという女優もいるがね」
愛子のアソコを濡れオシボリで丁寧に拭いながら男優はそう言った

だけど、これだと俺は発射できないから蛇の生殺しだけどねと笑った。
もう少しテープがあれば口の中か顔射で俺もスッキリできたんだがなと悔しがった。

「はい、それでは撤収!」
お二人さんはシャワーして身支度が済んだら帰ってくれていいよと
捨て台詞のように言い放つとさっさと部屋を出ていった。
マネージャーも「監督、どうぞ今後ともよろしく」と小判鮫のように後を追いかけて出ていった

「男優さんもつらい仕事ね」
まだカチカチのままのペニスを指でなぞりながら愛子は言った。
「そう思うんならちゃんとゴムをつけるからもう一度お相手してくれないかい?」
冗談まじりだったのだろうけど、
愛子は「優しく抱いてくれるならいいわよ」と応じた。

では遠慮なく。
そう言いながら男優は愛子に抱きついてきた。
抱かれながら愛子は次のお仕事はいつかしらと期待し始めていた。







テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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