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2016.06.12 (Sun)

蒼い月光 17(原案あすか)

男の熱い強張りではなく、冷たい刀の鞘が陰戸に触れた。
「よいか?参るぞ‥‥」

貫くのであれば、さっさと刺してほしかった。
萎れてしまった男と相反して陰戸は激しくぬかるんでいた。

「許せ!」
短い言葉の後に、激痛が股間を襲った。

「痛い!痛い!!」
痛みの元凶から逃れようと、自然と体が枕もとへずり上がろうとする。
だが、それを許すまいと男の手が肩をしっかりと掴み、
貫いた鞘に向かってグイグイと押し下げていく。
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あああ‥‥
初枕とは、こんなにも痛いものなのか‥‥
一度通り道ができると、気持ちよくなるのだろうか‥‥
母のように貫かれる度に歓喜の声をあげれるようになるのだろうか‥‥

「どうだ?少しは痛みが引いたか?」
痛みが引くと言うよりは、痛みに慣れてきたというのが正しかった。
コクリと頷くと「では、動かすぞ」と言って鞘を引いた。
「あうっ!」貫かれた痛みが蘇る。
敷布を裂かんばかりに握りしめて痛みに耐えた。

「へのこは、こうして注送するものなのだ」
鞘を激しく抜き差しされた。
陰戸からはおびただしいほどの淫水と処女を散らした証が溢れ、
敷布に真新しい花を咲かせた。
「い、痛い・・・・お願いです・・・貫いたのなら、もうおやめください・・・」
はあ、はあ、と荒い息を吐きながら懇願したが、男は手を緩めなかった。
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「これは、お前のためにしておるのだ。
お前は器量がよい。色仕掛けを早く覚えねばならん」
ワレメから流れ出る桜色の淫水を指に絡めると、その指を菊門に挿した。

「きゃあ~~~!!そ、そこは・・・お許しください!!」
突き刺した指を、中で「くの字」に曲げて内壁をグリグリと掻いた。

「おおお・・・・」前の痛みを忘れる程の快感が後ろに与えられた。

「ほれ、これが二穴責めじゃ。気持ちよかろう・・・」
確かに、排便のときに少しだけもたらされる快感に似た気持ちよさが襲ってきた。

「ほれ・・・ほれ・・・気持ちよいのであろう。・・・淫水がこんなに溢れておるぞ」

「あ・・あ・・・あああ~・・・す、すごく気持ち・・いい!!!」
不思議なことに痛みがどんどんと和らいでいった。
それに反するように、何とも言えぬ気持ちよさが湧き出てきた。

「もっと快楽を与えてやろう。」
そう言うと、親指をペロリと舐めて、その濡れた指先を陰核に押し付けた。

「あああん・・・そこがいい!!そこが気持ちいいの~!!」

「これが三ヶ所責めじゃ。気持ちよかろう。
よいか覚えておけ、男も同じように「へのこ」を吸われながら
金玉をやさしく転がされ、尻の穴に指を刺されると気持ちよいものなのだ」

男の声がグワン、グワンと鼓膜に響いて頭の中で渦巻いた。
いつしか鞘を自分で握り締め、ズボズボと何度も突き刺していた。

やがて、薄行灯の灯火の部屋が白く靄(もや)ってきた。
視界がどんどん悪くなる。
あっという間に視界が白い靄(もや)に包まれ、
体中が痙攣し始めて朱理は昇天した。
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テーマ : 18禁・官能小説 - ジャンル : アダルト

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2016.06.12 (Sun)

蒼い月光 16(原案あすか)


「さて、そろそろ花を散らせてもらうぞ」

え?
もう?‥‥

もっと体をしゃぶって欲しかった。
もっと体を触ってほしかった。

だが、それも仕方ない‥‥
これは、愛する二人の戯れではなく、儀式なのだから。

朱理の脚が更に大きく開かれた。
その姿はまるで地面に叩きつけられ、
のびてしまったカエルみたいだと思った。
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男が少しずつ、少しずつ体を股間にちかづけてくる。
間もなく重なり合うという距離で「しばし待て」と言って朱理に背を向けた。

どうしたのだろう?と上体を起こして男の姿を見ると、
背を向けたまま、右手だけがせわしなく動いていた。

何をしているのだと、そろりと起き上がり男の正面に回り込んでみた。

男は自分のイチモツを右手でしきりにしごいていた。
股間のへのこは、先ほどまでの猛々しさが嘘のように萎れて
無様なナマコのようにグニャリとしていた。

「すまぬ‥‥今しばらく待たれよ」
そう言いながらも男の手は休む間もなく動かし続けていた。

しかし、いくら待てども硬く大きくならなかった。

「す、すまぬ‥‥ご覧の通りだ‥‥
近頃はめっきり弱くなってしまって‥‥
お前の初枕だと言うのに申し訳ない」
男の顔が一気に老け込んでいた。
「そろそろ隠居を考えねばならんかな‥‥」
小声で呟くと、ははは‥と力なく笑った。

「首領さま、どうせ壁に耳あり障子に目ありで
事の成り行きを見てる方がおられるのでしょう?
どうか、その方を追い払いくださいませ」
朱里は男に抱きつき、甘える素振りをしながら耳元で囁いた。

「なにを企んでおる?」男は怪訝そうに朱里の顔をみた。

「わたくしに、勃起のお手伝いをさせてくださいませ。
おなごの手を借りて勃起するなど本意ではないでしょうが・・・・」

すまぬ‥‥小声でそう言うと天井を睨みつけて
「下がってよいぞ。今夜は二人だけで楽しませてもらう!」と叫んだ。

コトっと音がした後、静寂な時間が流れ始めた。

朱里は男の手から優しくイチモツを奪い取った。
母が父にしていたように、
さきほどまで男が自分でしていたように、
朱里はへのこを握って上下にしごきはじめた。
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だが、一向に勃起の兆しを見せなかった。
「皮肉なものよのう‥こんなときにインポの病がでるとは‥‥」
あきらめないでくださいませ、朱理を‥‥私を女にしてくださいませ。
朱里は夢中で男のグニャリとしたモノを口に含んだ。

しかし、いくらしゃぶっても勃起する気配がなかった。
「すまぬのぅ‥‥生娘のお前にここまでさせておきながら‥‥」

朱里は、枕元に飛び退き、そこに置いてあった忍刀を手にした。

「な、なにをする!」
血相を変えた男に向かって人差し指を立てて口元に近付けた。
『静かに‥‥』声にならぬ声で言うと男は読唇術でその言葉を聞き取った。

『忍刀は忍びにとって、自身の分身にてございます。
どうか、この鞘で私の乙女を散らしてくださいませ。』
朱里は刀を男に突きつけた。

「よいのか?それでよいのか?」
問いかけに朱里は力強く頷いた。
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